ノルウェー

ノルウェー・オスロの新公共図書館“Deichman Bjørvika”が2020年6月18日に開館

2020年6月11日、ノルウェー・オスロ市は、プレスリリース等配信サイト“Mynewsdesk”において、新公共図書館“Deichman Bjørvika”の開館準備が整ったことを発表しました。
 
Deichman Bjørvikaはオスロ市のオスロ中央駅とオスロ・オペラハウスの間に立地する6階建ての図書館です。45万冊の蔵書に加えて、映画の鑑賞・ポッドキャストの作成・ピアノの練習・ドレスの縫製・3Dプリンターの利用・フィヨルドの景色鑑賞など、様々なサービスや活動の場を提供する図書館として開館します。平日は午前8時から午後10時まで、週末は午前10時から午後6時まで開館します(開館初日のみ午後5時から深夜まで)。
 
当初は2020年3月28日の開館を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症と全国的なロックダウンの影響により、開館スケジュールが延期され2020年6月18日に開館することとなりました。
 
同館は感染症の影響がない状況では年間200万人の来館者を見込んでいますが、開館当初は感染症に対する安全対策として、一度に利用可能な入館者数を1,000人までとする制限を設けます。
 

SAGE社、ノルウェー・Unitが組織するコンソーシアムとの間で”Read & Publish”契約を締結

2020年5月18日、SAGE社は、ノルウェー国内の研究機関等の高等教育および研究におけるICTや共同サービスを担当するUnitが組織するコンソーシアムとの間で”Read & Publish”契約を締結したことを発表しました。契約期間は3年間で、2020年1月1日以降に投稿され受理された論文に対して適用されます。

契約に参加するノルウェーの研究機関に所属する研究者は、890タイトル以上のハイブリッドジャーナルで論文をオープンアクセス(OA)で公開することができ、また同社が出版するゴールドOA誌150タイトル以上でAPC(論文処理加工料)の20%割引を受けられる一方で、890タイトル以上の査読誌にアクセスして閲覧することができます。論文は原則、クリエイティブ・コモンズ(CC)のCC BYライセンスの下で出版されます。

同社は、OA出版のワークフローを支援するプラットフォームSAGE Open Access Portalを立ち上げていることも併せて発表しました。

E2228 - 研究データ同盟第14回総会<報告>

研究データ同盟(RDA;E2144ほか参照)第14回総会は,“Data Makes the Difference”(データが社会を変える)を全体テーマとして,2019年10月23日から25日にかけてフィンランドのヘルシンキで開催された。2019年10月時点で,RDAには137の国・地域から9,000人以上の個人会員が登録しており,本総会への参加者数は571人(うち日本からの参加者は15人)であった。参加者の属性は,主にデータ共有に関する研究者,データ管理者,図書館員,行政関係者等である。

ノルウェー・Unitが組織するコンソーシアム、Taylor & Francis社と“Read and Publish”契約で合意

2019年10月4日、ノルウェー国内の研究機関等の高等教育および研究におけるICTや共同サービスを担当するUnit(Direktoratet for IKT og fellestjenester i høyere utdanning og forskning:Norwegian Directorate for ICT and Joint Services in Higher Education and Research)は、ノルウェーの研究機関を代表して、Taylor & Francis社と“Read and Publish”契約で合意したことを発表しました。契約期間は2020年から2022年までの3年間です。

この契約にはノルウェー国内の23の研究機関が参加しています。契約参加機関の研究者は、理学・工学・医学・社会科学・人文科学にまたがるTaylor & Francis及びRoutledgeのジャーナルへアクセス可能になると同時に、それらのジャーナルで追加費用を支払うことなく研究成果をオープンアクセス(OA)化することができます。

デジタル時代における「場所としての図書館」の可能性:公共図書館と「公共圏」の関係(文献紹介)

ギリシャ・アテネで開催された第85回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会のサテライトミーティングとして、2019年8月21日から23日にかけて、同国サモス島のピタゴリオで開催されたサテライトミーティングの発表資料として、ノルウェーのオスロ・メトロポリタン大学アーカイブズ学・図書館情報学科のElin Golten氏による“Public Libraries as Place and Space - New Services, New Visibility”と題する文献が公開されています。

公共図書館は独立した空間(arena)として、市民の会話と討論の場となることを明記したノルウェーの2014年の図書館法改正に関連し、そのことが、場所としての図書館の正当性を再確認することになるか、また、デジタル時代の図書館を発展させる可能性をもたらすかを検討したものです。

【イベント】国際シンポジウム「博物館と多文化社会―いかに博物館は多文化社会における対話の場となりうるか」(10/26-27・佐倉)

2019年10月26日と27日に、国立歴史民俗博物館において、同館主催の国際シンポジウム「博物館と多文化社会―いかに博物館は多文化社会における対話の場となりうるか」が開催されます。

先住民族の歴史や文化に関連する博物館のとりくみに焦点をあて、カナダ、ノルウェー、台湾、そして日本の博物館における最先端の成果と経験に基づいて、多文化社会における博物館の役割について話し合うことを目的としています。

参加費は無料ですが、事前の申込必要です(先着順)。

内容は以下の通りです。

10月26日 
●セッション1:カナダ・ノルウェー
司会:アラン・エルダー氏(カナダ歴史博物館)

・ジョナタン・レネ氏(カナダ歴史博物館)
「新しいカナダ歴史ホールにおける先住民の声」

・ジスガング・ニカ・コリソン氏(ハイダ・グアイ博物館)
「Saahlinda Naay-モノをまもる家:Kay Llnagaayのハイダ・グアイ博物館」

・ジェレミー・マクゴーワン氏(北ノルウェー美術館)
「内からの脱植民地化? 北欧の博物館スペースのコロニアルな盲点をひらく」

ノルウェー・Unitが組織するコンソーシアム、Springer Nature社と“Read and Publish”契約で合意

2019年7月5日、ノルウェー国内の研究機関等の高等教育および研究におけるICTや共同サービスを担当するUnit(Direktoratet for IKT og fellestjenester i høyere utdanning og forskning:Norwegian Directorate for ICT and Joint Services in Higher Education and Research)は、ノルウェーの研究機関を代表して、Springer Nature社とオープンアクセス(OA)出版等に関する契約で合意したことを発表しました。契約期間は2020年から2022年までです。

2019年6月27日付のSpringer Nature社のプレスリリースによると、この契約は“Read and Publish”契約として締結されています。この契約によって、ノルウェーの研究者はSpringerLink掲載の論文へのアクセスと同社のハイブリッドジャーナルへの研究成果のOA出版が可能になります。また、2019年中の、Unit構成員によるSpringerのジャーナルへのアクセスも保証されています。

欧州研究図書館協会(LIBER)、研究データ管理支援のケーススタディー2件を公表

2019年5月15日、欧州研究図書館協会(LIBER)の研究データ管理(RDM)に関するワーキンググループが、RDM支援に関するケーススタディ2件を公表しました。

デザイン・工学・技術科学の分野に焦点を当てたオランダ・デルフト工科大学の事例と言語学の研究開発支援サービスに焦点を当てたUiTノルウェー北極大学の事例です。

事例研究では、研究者が期待する支援サービスの特徴、RDM支援への需要と課題、ポリシーの現状、2機関におけるデータ管理と支援サービスの実施内容を検討しています。

Two new LIBER Case Studies on Research Data Management Support released(LIBER,2019/5/15)
https://libereurope.eu/blog/2019/05/15/two-new-liber-case-studies-on-research-data-management-support-released/

ノルウェー・Unitが組織するコンソーシアム、Elsevier社と試験的なナショナルライセンス契約を締結

2019年4月23日、ノルウェー国内の研究機関等の高等教育および研究におけるICTや共同サービスを担当するUnit(Direktoratet for IKT og fellestjenester i høyere utdanning og forskning:Norwegian Directorate for ICT and Joint Services in Higher Education and Research)は、Unitが組織するノルウェーの高等教育・研究のためのコンソーシアムとElsevier社が試験的なナショナルライセンス契約を締結したことを発表しました。

契約期間は2年間で、ノルウェー国内の7つの大学と39の研究機関は、この契約により、Elsevier社や提携学会等が出版するジャーナルへアクセス可能な他、所属する研究者は自身の研究成果をOAで出版することができます。

また、Unitとエルゼビア社は、ノルウェー研究組織の需要に即して、さらにエルゼビア社のOA提供が改善されるように、共同してこの試験的なライセンス契約の監視等を行う、としています。

北欧におけるオープンアクセス(OA)誌の状況(文献紹介)

2019年3月19日付けで、フィンランド・Hanken School of EconomicsのBo-Christer Björk氏による“Open access journal publishing in the Nordic countries”と題したLearned Publishing誌の記事が公開されています。記事では、北欧5か国(デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン)におけるオープンアクセス(OA)誌の状況についての調査結果が紹介されています。

要点として下記の点が挙げられています。

・調査で存在が判明した北欧のOA誌は437誌あり、これは北欧の学術誌全体の約3分の1である。
・上記OA誌のうち、OA誌のディレクトリであるDOAJに収録されているのは42%のみであり、また、現地語で刊行されたものは少ない。
・上記OA誌の39%はボーンデジタルであり、残りはある時点でOAに移行したものである。
・非営利のポータルの提供や、政府からの経済的支援、OAの認知度の向上が、北欧におけるOA誌増加を促進している。

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