今回デジタル化されたのは、36タイトル、合計1万2,700ページ分のコンテンツであり、PDFとEPUBで公開されています。デジタル化されたのは、他の事業ではデジタル化されていない資料で、ニュージーランドの本、特にマオリ人や太平洋に関するもの等を取り上げるようにしたとのことです。もっとも古いものは、1857年に刊行された“The rise and progress of Australia, Tasmania and New Zealand”という本となっています。
ニュージーランドのHutt City Librariesが、新しい事業として、KoboBook.com及び書店のPaperPlusと提携し、2013年6月25日から図書館内でkonoのタブレット「kobo arc」や電子書籍リーダーの販売を開始したとのことです。また同館では、2013年内に、図書館内でのタブレット等のレンタルも開始するとのことです。
Scoopに掲載されたHutt City Councilのニュースリリースによると、購入時には、図書館員がリテラシーのためのアプリ等のセットアップをマンツーマンでサポートするサービスを受けることができるようです。なお、この提携は、2012年8月に図書館側から持ちかけられたもののようです。
2013年4月30日、ニュージーランド図書館情報協会(LIANZA)は、国際図書館連盟(IFLA)が2月8日に公表した図書館における電子書籍貸出のための原則“IFLA Principles for Library eLending”を採用すると発表しました。ただし、ニュージーランドにおける原則を策定するまでの間とされています。
ニュージーランドの公共図書館管理者協会(the Association of Public Library Managers Inc: APLM)のウェブサイト“Public Libraries of New Zealand ”において、ニュージーランドの公共図書館の2012年の利用統計が公表されています。