ニュージーランド

英国の機関リポジトリアグリゲーターCORE、1つのオンラインプラットフォーム上でのアラビア語の学術情報の共有・集約を目指すArabic Digital Reform Institute (ADRI)と連携

2021年8月19日、英国の機関リポジトリアグリゲーターCOREが、1つのオンラインプラットフォーム上でのアラビア語の学術情報の共有・集約を目指すArabic Digital Reform Institute (ADRI)との連携を発表しました。

ADRIでは、COREのAPIを用いてオープンアクセスコンテンツを集約し、アラビア語のコンテンツとして提供するとしています。

ADRIは、ニュージーランドとバーレーンに拠点を持つ社会的企業で、同サービスは、2022年1月からサブスクリプション方式により利用可能となります。

Partnership Announcement: ADRI and CORE(CORE,2021/8/19)
https://blog.core.ac.uk/2021/08/19/partnership-announcement-adri-and-core/

国際図書館連盟(IFLA)による図書館員を対象とした音楽コンテストで最高点を獲得した4作品が発表される

2021年8月17日、国際図書館連盟(IFLA)の、若手図書館員のための活動を行っている“New Professionals Special Interest Group”が、図書館員を対象とした音楽コンテスト“NPSIG Music Contest 2021”で最高点を獲得した4作品を発表しました。

図書館の価値や重要性を表現する音源・ミュージックビデオとして17か国から応募のあった70曲の中から、創造性・オリジナリティ・歌詞・メロディ・ユーモア・地域性・民族性を基準に審査員7人によって選ばれました。

4作品は以下の通りで、協賛企業からの賞品も授与されます。

1.Yellow Paper Bird 
セルビア・ポジャレバツの公共図書館Ilija M. Petrovic
※ポーランドの過去100年間の音楽を収録したBOXセット「100for100」

2.Book Junkies 
ポーランド・ブウォツワベクのZdzisław Arentowicz市立図書館
※電子資料のプラットフォームLegimiへの4人分のアクセス権

3.Reading Mojito
中国・広西師範大学図書館
※国際音楽資料情報協会(IAML)の会員資格

ニュージーランド国立図書館(NLNZ)、除籍予定の外国書籍をInternet Archiveに寄贈

2021年7月13日、ニュージーランド国立図書館(NLNZ)が、Internet Archiveと合意を締結し、同館のOverseas Published Collections(OPC)のうち、除籍を予定している外国書籍をInternet Archiveに寄贈すると発表しました。

発表によると、NLNZは、2018年半ばから所蔵する外国書籍の内、除籍するものの選定を開始しており、同館が除籍対象とし、他の図書館から譲渡の希望がない資料は、廃棄される可能性がありました。

寄贈された書籍は、デジタル化が行われ、2年以内にInternet Archiveが提供する電子書籍提供サイト“Open Library”において“Controlled Digital Lending(CDL)”のもと提供されます。書籍自体は、Internet Archiveがもつ米国内の保管施設で長期的に保存されるとあります。

その他、OPCの内、2015年に策定した蔵書構築方針や収集計画に合致する資料は保持され、一部は国内外の図書館で保管し相互貸借で利用可能とすること、権利者から申し出があった書籍については“Open Library”での提供が停止されること等が述べられています。

特別なニーズのある人々へのコロナ禍における図書館サービスに関する調査(記事紹介)

2021年6月20日、国際図書館連盟(IFLA)が、コロナ禍における特別なニーズのある人々に対する図書館サービスに関する調査結果の公開を発表しました。調査結果は、米国図書館協会(ALA)の国際関係小委員会(International Relations Roundtable)が刊行する“International Leads”に掲載されています。

同調査は、IFLAの特別なニーズのある人々に対する図書館サービス分科会(LSN)が2020年秋に実施したものであり、カナダ、ベルギー、米国、ニュージーランド等から49件の回答が寄せられました。

記事の中では、コロナ禍における取組の事例として、視覚障害やディスレクシアをはじめとしたプリントディスアビリティがある人、聴覚障害を持つ人、移民、高齢者、ホームレスを対象としたサービスや、刑務所におけるサービス、オンラインリソースやWi-Fiの提供等が紹介されています。

オーストラリア図書館協会(ALIA)とCivica社、Civica Libraries Indexをもとにした、2020年度のオーストラリア・ニュージーランドの図書館での貸出傾向を公表

2021年5月18日、オーストラリア図書館協会(ALIA)とCivica社が、2020年度のオーストラリア・ニュージーランドの図書館での貸出の傾向に関する調査の結果を発表しました。

今回で6年目となる調査で、クラウドベースの図書館システムSpydusを提供しているCivica社とALIAが共同で作成したCivica Libraries Indexをもとに分析されたものです。Civica Libraries Indexは、同システムを導入している両国の104の地方や都市の図書館の、2020年4月1日から2021年3月31日までの貸出データ3,400万件もとに作成されています。

コロナ禍においてよく読まれた分野は、ジェーン・ハーパー、マイケル・ロボサム等といった作家による推理小説やホラー小説であったこと、オーストラリア人の作家による小説・伝記・絵本の人気が年々高まっていること、コロナ禍で電子書籍などの電子資料の貸出が増加したことが指摘されています。

ニュージーランド国立図書館(NLNZ)、デジタル・オーディオ・ワークステーションを用いて作曲されたアルバムの音源の寄贈を受け、CC BY-NC-SAで公開:同音源を用いて作成されたリミックスアルバムも公開

2021年5月27日、ニュージーランド国立図書館(NLNZ)は、デジタル・オーディオ・ワークステーション(DAW)を用いてDisasteradio等の名義で音楽活動を行ってるミュージシャンLuke Rowell氏から寄贈を受けたボーンデジタルなファイルを“Luke Rowell Digital Music Collection”としてオンラインで公開したと発表しています。

現在は、評価の高い同氏のヴェイパーウェイヴのアルバム“Buy Now”(2015年)関連のファイルが公開されており、年内に、他のアルバム関連のファイルも追加予定です。

ファイルは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC BY-NC-SA(表示-非営利-継承)のもとで公開されています。自由にダウンロードして、リミックスなどにより再利用することが可能となっており、同コレクションのファイルをもとに、世界中のミュージシャンが参加して作成されたリミックスアルバム“Free: Buy Now Remixes”も公開されています。

オーストラリア図書館協会(ALIA)主催の“National Simultaneous Storytime”、2021年は国際宇宙ステーションから宇宙飛行士が読み聞かせ

2021年5月19日、オーストラリア図書館協会(ALIA)主催のイベント“National Simultaneous Storytime”(NSS)が行われます。NSSは、読書とリテラシーの価値を促進することを目的に、年齢に応じたテーマを探求するオーストラリアの児童書を用いて、国の教育カリキュラムのFoundationからYear 6までの主な学習内容に取り組むものです。

今年で21回目、ニュージランドにおいても4回目の開催となる今回は、スカラスティック社(出版社)・オーストラリア宇宙庁・Office of the Chief Scientistと連携し、宇宙飛行士のウォーカー(Shannon Walker)氏が国際宇宙ステーションから絵本“Give Me Some Space”の読み聞かせを行います。同書は、ALIAが今回のために絵本作家のPhilip Bunting氏に依頼して作成されたもので、作品の完成後、宇宙に送るための物理的な条件に沿った装丁で作成され、清掃と梱包の後、2020年後半に国際宇宙ステーションに送られました。

同イベントには誰でも参加できますが、参加には登録が必要です。

デジタルアーカイブの資料で作成するGIFアニメの国際的なコンペティション“GIF IT UP 2020”の優勝者及び各賞受賞者が発表される

Europeana Proのウェブサイト上に、2020年12月14日付けで記事“Looking back on GIF IT UP 2020”が掲載されています。デジタルアーカイブの資料で作成するGIFアニメの国際コンペティション“GIF IT UP 2020”の成果を振り返る内容であり、受賞者及び受賞作品の一覧が“GIF IT UP”のウェブサイト上で公開されたことを紹介しています。

“GIF IT UP”7回目の開催となる2020年は、従来のEuropeana、DPLA、ニュージーランド国立図書館のDigitalNZ、オーストラリア国立図書館のTroveに加えて、日本のジャパンサーチ、インド・コルカタのDAG Museumsもコンテンツ・パートナーとして協力しました。

“GIF IT UP 2020”の各賞のうち、“GIPHY Backdrop Category”では、ジャパンサーチと連携している「東京富士美術館収蔵品データベース」収録資料を用いた作品が受賞しています。

デジタル化された太平洋地域の文化遺産を集約するオンラインポータル“digitalpasifik.org”のベータ版が公開される

2020年11月18日、ニュージーランド国立図書館(NLNZ)は、デジタル化された太平洋地域の文化遺産を集約するオンラインポータル“digitalpasifik.org”の公開を発表しました。11月25日現在ではベータ版となっており、オーストラリア国立図書館の情報探索システム“Trove”など5つのコンテンツ・パートナーから提供を受けた49,464点の情報を収録しています。

“digitalpasifik.org”は、“Pacific Virtual Museum”パイロットプロジェクトにより構築されました。同プロジェクトは、世界の博物館・美術館・図書館・文書館・大学・その他機関が所蔵する太平洋の文化遺産への単一アクセスポイントとなるオンラインポータルの構築を目指しており、オーストラリア政府による支援の下、ニュージーランド国立図書館とオーストラリア国立図書館が協力して実施しています。

同プロジェクトは2022年2月まで実施され、今後もポータルの機能拡張、コンテンツ・パートナーの追加等が行われる予定となっています。また、2022年3月以降も同プロジェクトの目標に持続的に取組み、支援するための方法の検討も行われます。

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