デンマーク

E1251 - 欧州4か国の研究データ管理の現状と課題に関する報告書

E1251 - 欧州4か国の研究データ管理の現状と課題に関する報告書

2011年11月付けで,デンマークの電子研究図書館(DEFF)やドイツ研究財団(DFG)等の4機関が共同で運営しているKnowledge Exchange(KE)が,“A Surfboard for Riding the Wave - Towards a four country action programme on research data”と題するレポートを公開した。これは,2010年10月に公開された,欧州委員会(EC)情報社会・メディア総局の「科学データに関するハイレベルグループ」による最終報告書(E1112参照)を踏まえたもので,レポートではKEに参加しているドイツ,デンマーク,英国,オランダの4か国における研究データ管理に関する現状とその課題とともに,共同データインフラの構築に向けた行動計画がまとめられている。...

デンマークの公共図書館での電子書籍貸出サービス“eReolen”

Copenhagen post紙(英語版)で、デンマークの公共図書館での電子書籍貸出サービス“eReolen”についての記事が掲載されています。2011年11月から開始されたもので、記事では以下のような情報が掲載されています。
・デンマークの53の出版社の1,800タイトルが対象。
・開始からの約1か月間で、6,000人の利用者が9,600回利用した。
・貸出が行われる度、図書館から出版社に使用料が支払われる。(新刊の場合18.5クローネ、1年以上たった本は15クローネ)
・貸出期間や制限冊数は各図書館が決定する。
・eReolenの画面には、「試す」「借りる」「買う」というボタンがあり、この画面から利用者が購入した場合、利益は図書館と出版社に均等に分配される。
・図書館が販売を行うことに対して、出版社から反対の意見も出ている。

eReolenのサイトの情報によると、78の公共図書館が参加しているとのことです。

eReolen
https://ereolen.dk/

Libraries get into the digital book business(Copenhagen post 2011/11/28付けの記事)

Knowledge Exchange、加盟各国における研究データの現状と行動計画をまとめたレポートを公表

2011年11月15日に、デンマークの電子研究図書館(DEFF)やドイツ研究財団(DFG)等の4機関が共同で運営しているKnowledge Exchange(KE)が“A Surfboard for Riding the Wave - Towards a four country action programme on research data”と題するレポートを公開しています。このレポートは、KEの参加機関のあるデンマーク、ドイツ、オランダ、英国における研究データ領域に関する現状や課題、および共同データインフラの構築に向けた4か国における行動計画のアウトラインをまとめたものとのことです。そしてそれらを踏まえKEは、(1) データ共有が学術文化の一部となること、(2) データロジスティクスが研究職につくものにとって必須のものとなること、(3) データインフラが操作性と財政基盤の双方の点で安定したものとなること、の3点を長期戦略の目標に掲げているようです。

A Surfboard for Riding the Wave: Towards a four country action programme on research data (レポートダウンロードページ)

英国、オランダ、ドイツ、デンマークの4か国における研究データの法的位置付けについて調査したレポート

デンマークの電子研究図書館(DEFF)やドイツ研究財団(DFG)等の4機関が共同で運営しているKnowledge Exchange(KE)が、“Legal Status of Research Data in the four partner countries”と題するレポートを、2011年8月4日付けで公開しています。このレポートは、KEに参加している4か国、すなわち、英国、オランダ、ドイツ、デンマークにおける、研究データの法的な位置付けについてその現状をまとめたもので、研究データへのアクセスの阻害する原因を特定し、オープンに利用できるデータとするための前提条件を明らかにすることを目的としたもののようです。なお、9月9日にベルギーのブリュッセルで、このレポートをテーマにしたセミナーが開催されるようです。

Report on the Legal Status of Research Data in the four partner countries (レポートを公開しているKnowledge Exchangeのウェブサイト)
http://www.knowledge-exchange.info/Default.aspx?ID=461

WebUrbanist、今度は世界のユニークな図書館14館を紹介

2011年8月22日付けの記事で世界の美しい歴史的な図書館13館を紹介したWebUrbanistが、今度は20世紀後半以降に建てられたユニークな図書館14館を8月26日付けで紹介しています。記事では、メキシコ・シティのJose Vasconcelos Libraryや、米国イエール大学の貴重書図書館等が取り上げられています。また、日本からは多摩美術大学図書館が紹介されています。

Reading Revolution: 14 Marvelous Modern Libraries (WebUrbanist 2011/8/26付けの記事)
http://weburbanist.com/2011/08/26/reading-revolution-14-marvelous-modern-libraries/

デンマーク王立図書館、FlickrのCommonsで写真を公開

デンマーク王立図書館が、写真共有サイトFlickrのCommonsでの写真の公開を始めたようです。Commonsは、公的機関の所蔵する写真を公開するための取組みで、約50機関が参加しています。

The Royal Library, Denmark's photostream
http://www.flickr.com/photos/departmentofmapsprintsandphotographstheroyallibrarydenmark/

Index Data社、オープンソースのディスカバリ/メタサーチ用Drupalプラグイン“MKDru”を発表

2011年6月14日、デンマークのIndex Data社が、オープンソースのディスカバリ/メタサーチ用Drupalプラグイン“MKDru (MasterKey: Drupal)”を発表しました。このプラグインを追加することで、コンテンツマネジメントシステム(CMS)のDrupalを使ったウェブサイトにディスカバリ/メタサーチ機能を追加することが可能になるそうです。MkDruの機能として、ランキング順ソート、レコードのマージ、ファセット検索、Z39.50対応、SRU/SRW対応、全文検索エンジンSolr対応、などがあるようです。

MasterKey: Drupal
http://www.indexdata.com/software/mkdru

デンマークの大学で試験中のインターネットへのアクセスを許可(記事紹介)

2011年5月12日のTimes Higher Educationに、“The Danish gambit: online access, even during exams”と題した記事が掲載されています。記事は、南デンマーク大学がカンニング対策として試験中に学生がインターネットへアクセスすることを許可する方針を採用したことを紹介しています。この方針を採用した背景には、2012年1月までに原則として同大学の全ての試験を、手書きの試験からデジタルプラットフォームへ移行させていることがあるようです。記事では、同大学のeラーニングプロジェクトを担当するLise Petersen氏の言葉として、「テストで見たいのは、学生の問題解決と分析能力であり、ある特定のトピックについて考え議論する能力である。」「試験でインターネットを利用することで、インターネット上の巨大な情報源から、関連する情報とそうでない情報を峻別し、関連する情報を文脈に載せるスキルが学生には求められることになる」という意見を紹介しているようです。また、Petersen氏はカンニング問題に関して、「(試験中に)コミュニケーションをとったりディスカッションをしたり、あるいは検索したりすることが許されるのであれば、誰もカンニングをしなくなるだろう。なぜならもはやそれはカンニングではなくなるからだ。

最新の研究情報へのアクセスと中小企業のイノベーションとの密接な関係(デンマーク)

デンマークの科学技術イノベーション省(Danish Agency for Science, Technology and Innovation)とデンマーク電子研究図書館(Danmarks Elektroniske Fag- og Forskningsbibliotek)が、“Access to Research and Technical Information in Denmark”と題したレポートを刊行しています。レポートは、デンマークの研究ベースの中小企業における、科学・技術情報のニーズとその活用について調査したもののようです。調査の結果、中小企業が持つイノベーションと最新の研究成果へのアクセスとの間には密接な関係が認められるとして、現状では中小企業が研究文献や規格等の科学・技術情報へアクセスすることは難しいこと、その情報入手の遅れが企業のコスト増加や開発の遅れにつながること等が明らかになったとのことです。また、レポートは、文献や特許情報、法情報や規格、市場情報等に対して、より簡単により早く、そしてより安価にアクセスしたいという、中小企業のニーズがあると指摘しているようです。

Access to Research and Technical Information in Denmark

国家規模での研究成果オープンアクセス化方針の導入に向けた提言等をまとめたレポート(デンマーク)

2011年3月29日付けで、デンマークの科学技術イノベーション省(Danish Agency for Science Technology and Innovation)のオープンアクセス委員会がまとめた最終報告書“Recommendations for implementation of Open Access in Denmark”が公開されています。この報告書は、デンマークにおいて国家規模で科学研究成果のオープンアクセス化を導入することに向けた、同委員会による提言等がまとめられているとのことです。このようなオープンアクセス化導入の検討の背景には、同国の研究者や企業の研究成果を世界に発信し、同国が国際的な研究開発において主要な位置を占め続けることにつながるとの考えがあるようです。提言では、「科学技術イノベーション省はオープンアクセスポリシーを設定する」、「大学や研究機関はオープンアクセスポリシーを実施・促進する」、「全国規模で一つの共通な研究データベースを構築する」、「科学関係出版物の包括的で長期的な保存サービスを構築する」、「重要な研究データをオープンアクセス化とともに長期的な保存を行うための国家レベルの計画を策定する」等の16項目が挙げられているようです。

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