北欧

CA1655 - 小特集 北欧のコミュニティと公共図書館:デンマーク / 吉田右子

はじめに デンマークの公共図書館の最大の特徴は、生涯学習を公共図書館の理念として掲げ、コミュニティ住民の情報への公平なアクセスを確保するための活動を、一貫して行ってきたことである。その結果デンマークでは図書館間のネットワークが整備され、居住区がどこであっても平等な図書館サービスを受けることができる。2点目の特徴は、公共図書館が公的サービスとして確固たる位置づけを持ち、図書館サービスの公的財源と専門職制を揺ぎないものにしていること、さらに市民がそのことを支持している点である。…

CA1656 - 小特集 北欧のコミュニティと公共図書館:ノルウェー / マグヌスセン矢部直美

ノルウェーは今回紹介されている北欧3国の中では一番人口の少ない国である。統計局(Satatistisk sentralbyrå)(1)によると、人口は2007年1月1日現在で470万人弱。人口は少ないものの、国土は日本の面積に匹敵しており、公共図書館は全国土に住む人々にサービスを提供するという課題がある。広い地理をカバーするためブックモービル、ブックボートが長年存在してきたが、これらも近年予算削減に苦しみ、幾度も廃止政策が打ち出された。しかし、その度に全国的な署名活動等が展開され、現在のところ何とか維持されている。…

CA1657 - 小特集 北欧のコミュニティと公共図書館:スウェーデン / 小林ソーデルマン淳子

1. はじめに スウェーデンの公共図書館の源流は、1800年代の半ばに活発になった各種の国民運動に見られ、他の北欧諸国同様、民主主義の理念、特に生涯学習を支える機関として、その歴史は長い。 社会の変化に従い当然、公共図書館の使命も、利用者のニーズも変化する。今日の図書館は本の貸出はもとより、社会の文化・知識・情報そして文化センターとして多くの役割を担っている。…

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