カレントアウェアネス

CA627 - 国会図書館で中文紙を閲覧して / 富窪高志

中国の知識人の間に広い読者を持つ『光明日報』に,国立国会図書館を利用した高名な新聞研究家方漢奇氏の体験記が掲載された。以下その概略を紹介したい。*   *   *東京滞在中,NDLでかなりの中文紙を所蔵していることを知り,何日かかけて閲覧しようと思いたった。入館手続は…

CA626 - ソ連の自費出版法の手直し / 兎内勇津流

昨年,ソ連において自費出版に関する法令が制定されたことは,すでに知られているとおりであるが,今年になってからその手直しが行われた。2月24日付の「図書評論」(Knizhnoe obozrenie)紙は,改正されたその法文を全文掲載すると共に,施行後8ヶ月を経ての自費出版の状況について報じている…

CA625 - WLNも民営化

Washington Library NetworkからWestern Library Networkへと発展しながらも,ワシントン州立図書館の一部であったWLNを非営利の民間法人とする法律が発効した。このことにより,WLNはより柔軟に利用者のニーズに対応できるようになる。WLNの利用者にとっては,大きな変更はない。WLNはワシントン州とも今後…

CA624 - IFLA協会会員の会費値上げ / 山田敏之

今年8月のIFLAパリ総会は,1990年からの協会会員会費の値上げを決定した。IFLAの歳入は,会費,ユネスコとオランダ政府からの補助金,出版物等の売り上げにより,歳出は,総会等の会議費,地域活動,分科会などの専門活動経費,無料配布出版経費,IFLA本部の人件費ほかの運営費等により構成…

CA623 - カンボジア国立図書館の再生へ向けて――コーネル大の援助プロジェクト―― / 山口学

カンボジア語は,オストロアジア語族モン・クメール語に属し,かって東南アジア一円に君臨したクメール王朝の公用語として広く通用していた。現在でも旧カンボジア王国領以外にもベトナム,タイ,ラオス領に居住するカンボジア人約1000万人が使用している。ロンノルのクーデターが起るま…

CA622 - 英国図書館が網羅的収集を放棄? / 坂本博

オブザーバー紙がすっぱ抜いた秘密の内部資料によると,英国図書館(BL)が3世紀以上守ってきた網羅的収集という方針を放棄しようとしている。英国図書館が著作権法に基づき(ただし著作権の発生と関係なく)出版物を無償で入手できることは,同館に大きなプラスとなると同時にマイナス…

CA621 - オランダでも遡及全国書誌を推進 / 石山洋

英国図書館(BL)が蔵書目録をデータベース(DB)化しつつあることは報じられた(参照CA600)。オランダでも過去の出版物の書誌情報を網羅的にコンピュータ処理で検索できる体制へ向って歩み出した。1986年にPICAがパイロット・プロジェクトを試みた。PICAとはオランダの人文科学系重要コレク…

CA620 - 最近の北京図書館 / 鎌田文彦

北京図書館(中国国家図書館)の蔵書数は世界第5位,アジアでは第1位を誇る。北京図書館は,昨年延べ153万人の利用者を受け入れた。新館落成前の1986年と比較すると,約2倍に増加している。利用された文献は延べ337万冊である。分館も含めると全館で30の閲覧室があり,昨年は3万5593人が貸出…

CA619 - 図書館間相互貸借に必須な書誌事項は何か / 大塚奈奈絵

“文献提供サービス”は,図書館の最も基本的な機能の一つであり,利用者の直接来館による資料の閲覧・貸出し・複写サービスなどの他に,郵送等による申し込みに対する貸出し・複写送付サービスや,図書館間相互貸借(複写を含む)等,様々な形態で広く行われている。このサービスに先…

CA618 - 遡及入力(RECON)と図書館間相互貸借(ILL)―その相関関係― / 杉山時之

書誌ユーティリティを利用し,書誌情報とリンクされた所蔵館記録によって図書館間で一次資料の相互貸借が行なわれている。世界最大の書誌ユーティリティである米国のOCLCでは,その1978/1988の年報によれば,データベースに追加される書誌情報は前年に比べて40万件程減少しているが,ILLサブ…

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