CLIR(図書館情報資源振興財団)

図書館情報資源振興財団(CLIR)、経営的観点から図書館や情報サービスにおける変化を概観するホワイトペーパーを公開

2014年9月付で、図書館情報資源振興財団(CLIR)が、図書館や情報サービスにおける変化を概観するホワイトペーパー“The Changing Landscape of Library and Information Services: What Presidents, Provosts, and Finance Officers Need to Know”を公開しました。

電子技術やサービスの急速な発展は多くの大学図書館の財務モデルに影響を与えており、伝統的な解決方法のみでは、高等教育機関のビジネスモデルにおける増え続ける課題には対応できなくなってきているとのことです。2013年12月に、CLIRが開催したワークショップで、図書館や情報サービスの提供機関が次世代に直面するであろう課題を認識し、その将来に向かってどのような戦略を立てることができるのかについて検討されており、このホワイトペーパーは、その検討結果をまとめたものとのことです。

The Changing Landscape of Library and Information Services: What Presidents, Provosts, and Finance Officers Need to Know|Abstract(CLIR)

図書館情報資源振興財団(CLIR)、8大学におけるユーザ参加型デザインのプロジェクト事例をまとめた報告書を公開

米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)が、2014年2月付けで、大学図書館における「参加型デザイン(participatory design)」をテーマとした報告書“Participatory Design in Academic Libraries: New Reports and Findings Abstract”を公表しました。

参加型デザインとは、図書館の利用者行動を理解するための比較的新しいアプローチで、人類学的、民族学的な観察手法に基づくものということです。

この報告書は、2013年6月5日から7日まで開催された、参加型デザインをテーマとしたCLIRのセミナー“CLIR Seminar on Participatory Design of Academic Libraries”の内容を基礎にしているとのことです。8大学の職員が、学生や教員の図書館の利用方法についてどのように新しい見解を得るのか、また、その結果を図書館の技術、空間、サービスの改善にどのように役立てたかを取り扱っているとのことです。

コロンビア大学東アジア図書館の牧野コレクション、CLIRから助成

2014年1月27日、コロンビア大学図書館は、同学の東アジア図書館(C.V. Starr East Asian Library)の牧野コレクションが米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)から約38万ドルの助成を受けることが決まったと発表しました。

この助成は、目録が作成されていないため“隠れたコレクション(hidden collection)”となってしまっている特殊コレクションの目録入力の支援を目的としたものです。CLIRは、この助成事業を2008年から行っているとのことです。

牧野コレクションは、ドキュメンタリー映画作家であり、映画研究者でもあった牧野守が収集した、日本映画に関するコレクションとのことです。1870年代から2006年までの日本と東アジアの映画関係の資料8万点で、日本映画のプログラムやチラシ9,500点、日本映画に関する日本語の貴重書450冊などが含まれているとのことです。

この助成により、東アジア図書館は日本語のカタロガーとアーキビストを募集し、貴重書、初期の映画雑誌、映画スタジオのない部資料、映画プログラムやチラシなど、大部分は、日本でも米国でも入手できない資料の目録作成とアーカイブを行うことができるようになり、日本語を含むオンラインの検索ツール(finding aid)が公開され、世界中の研究者がアクセスできるようになるとのことです。

米国の図書館情報資源振興財団、研究データの管理についてのレポートを公開

米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)が、"Research Data Management Principles, Practices, and Prospects"と題するレポートを公開しました。このレポートでは、米国科学財団(NSF)、米国国立衛生研究所(NIH)などの政府機関からのデータ管理の要求に、研究機関がどのように対応しているのかについて分析しているとのことです。

Abstract : Research Data Management Principles, Practices, and Prospects
http://www.clir.org/pubs/reports/pub160

Research Data Management Principles, Practices, and Prospects(PDF:108ページ)
http://www.clir.org/pubs/reports/pub160/pub160.pdf

米国の図書館情報資源振興財団、ボーンデジタル資料の収集に関するレポートを公表

米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)が、"Born Digital: Guidance for Donors, Dealers, and Archival Repositories"と題するレポートを公表しました。ボーンデジタル資料の収集に関する主な問題と懸念を概観したレポートで、資料の提供者、販売業者、リポジトリのスタッフを含む様々なレベルの興味と専門知識を持った幅広い読者に向けたものとのことです。

Born Digital: Guidance for Donors, Dealers, and Archival Repositories (CLIRの報告書公開ページ)
http://www.clir.org/pubs/reports/pub159

米国図書館情報資源振興財団、美術館による、パブリックドメインのコレクションの画像使用に関する報告書を発表

米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)が、"Images of Works of Art in Museum Collections: The Experience of Open Access"と題する報告書を発表しました。米国と英国の11の美術館における、パブリックドメインになっている美術館所蔵コレクションの画像使用に関する試みについての調査報告となっています。この報告書は、これらの機関が行った思考の過程と手法を提示することで、コレクション画像のオープンアクセス化について考えている他の美術館へ情報提供することを目的としているとのことです。

報告書に掲載されている美術館は以下の11館です。

大英博物館(British Museum), London
Indianapolis Museum of Art, Indianapolis
J. Paul Getty Museum, Los Angeles
Los Angeles County Museum of Art, Los Angeles
メトロポリタン美術館(Metropolitan Museum of Art), New York
Morgan Library and Museum, New York
National Gallery of Art, Washington, D.C.

米CLIR、“隠れた”特殊コレクションの目録入力プロジェクトへの2012年助成を発表

米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)が、2012年の“Cataloging Hidden Special Collections and Archives awards”の助成対象プロジェクト22件を発表しました。2008年に始まったこの助成事業は、目録が作成されていないため“隠れたコレクション(hidden collection)”となってしまっている特殊コレクションの目録入力の支援を目的としています。2013年の助成事業の公募も1月に予定されています。

CLIRは、その他にも関連する取組みを行っており、そのひとつに、隠れたコレクションに関する情報を集めて一覧できるようにした“Hidden Collections Registry”があります。

CLIR Announces 2012 Hidden Collections Awards(CLIR 2012/12/27付けプレスリリース)
http://www.clir.org/about/news/pressrelease/HC2012

Cataloging Hidden Special Collections and Archives
http://www.clir.org/hiddencollections

Funded Projects

図書館情報資源振興財団(CLIR)、12大学におけるユーザ参加型デザインのプロジェクト事例をまとめた報告書を公開

米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)が、2012年10月付けで、大学図書館における「参加型デザイン(participatory design)」をテーマとした報告書“Participatory Design in Academic Libraries: Methods, Findings, and Implementations”を公表しました。参加型デザインとは、空間やサービス、ツールなどの開発にあたり、それらを実際に利用するひとたちにコンセプトの発想や実際の設計に関わってもらうアプローチのことだということです。報告書では、12大学における参加型デザインプロジェクトについて図書館員やIT担当職員らが報告しています。

Participatory Design in Academic Libraries: Methods, Findings, and Implementations(PDF:92ページ)
http://www.clir.org/pubs/reports/pub155/pub155.pdf

Abstract — Participatory Design in Academic Libraries: Methods, Findings, and Implementations(CLIR)

研究図書館での新サービス開発における推奨事項を提示する、CLIR及びDLF助成を受けた報告書が公開

2012年10月18日、米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)及び電子図書館連合(DLF)の助成を受けて作成された報告書“Fit for Purpose: Developing Business Cases for New Services in Research Libraries”が公開されました。この報告書は、研究図書館において新しいサービスを開発する際の推奨事項を提示するもので、具体的なサービスの例として、図書館による研究データ管理支援や出版活動に注目しています。

DLFのディレクターであるRachel Frick氏は「今日のネットワーク環境は学問の世界に変化をもたらすとともに、なにが“図書館”サービスなのかについての我々の認識に対しても挑戦を突き付けている。この報告書は、図書館の持つ力のなかでコミュニティのニーズを十分に満たすような新しいサービスを見出し、実施し、成功させていくために役に立つ。」と話しています。

Fit for Purpose: Developing Business Cases for New Services in Research Libraries
http://mediacommons.futureofthebook.org/mcpress/businesscases/

米CLIR等が、全米規模のデジタルプロジェクトの高等教育における可能性を検討する委員会を設立

米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)とヴァンダービルト大学が、全米規模のデジタルプロジェクトとその高等教育における可能性について検討する委員会を立ち上げると発表されました。この委員会は、“Committee on Coherence at Scale for Higher Education”と名付けられており、大学の総長、学長、学部長、大学図書館長などがメンバーとなって、これらのデジタルプロジェクトがより広いデジタル環境全体の要素として設計・発展されるように必要なリーダーシップを発揮していくということです。初の会合が2013年1月に開催される予定です。

CLIR and Vanderbilt University Form Committee to Examine National-scale Digital Projects in Higher Education(CLIR 2012/10/11付けプレスリリース)
http://www.clir.org/about/news/pressrelease/2012clir-vanderbilt

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