CLIR(図書館情報資源振興財団)

図書館情報資源振興財団、若手研究者(大学院生)による一次資料に基づいた研究の現状についてまとめた調査報告書を公開

2016年5月24日、図書館情報資源振興財団(CLIR)が、アーカイブ資料に基づく調査と、それを実践している若手研究者(大学院生)の知識・技能の現状について調査した報告書“Terra Cognita: Graduate Students in the Archives, A Retrospective on the CLIR Mellon Fellowships for Dissertation Research in Original Sources”を公開しました。

レポートは、一次資料の調査に基づく学位論文執筆を予定している大学院生を対象としたCLIRのフェローシップ(Mellon Fellowships for Dissertation Research in Original Sources)のデータに基づき素描しており、一次資料調査の状況と実践のここ10年間における変化や、この変化のなかで、どのようなコミュニティが新しい研究を支援するために文化遺産研究に投資しているかについて深く調査していると紹介されています。

スミソニアン協会図書館の“BHL Field Notes Project”、CLIR「隠れた特別コレクションのデジタル化助成プログラム」に採択される

米国・スミソニアン協会図書館が実施している“Biodiversity Heritage Library Field Notes Project”(BHL Field Notes Project)が、図書館情報資源振興財団(CLIR)が実施する「隠れた特別コレクションのデジタル化助成プログラム」 の助成金(49万1,713ドル)の対象として選ばれたと発表されています。

助成対象となった“BHL Field Notes Project”は、多くの場合非公開で利用できない生物種や生態系に関する貴重な一次調査データを提供するフィールドノートを、デジタル化し、メタデータを付与し、「生物多様性遺産図書館」(Biodiversity Heritage Library)とInternet Archiveを通じて公開するプロジェクトで、スミソニアン協会図書館とスミソニアン協会アーカイブが主導して行っているとのことです。

Smithsonian Libraries Receives 2015 Digitizing Hidden Special Collections and Archives Award(Smithsonian Libraries,2016/1/25)

CLIRの助成金を受け、“Bibliotheca Philadelphiensis”が中世の手稿類をデジタル化して公開へ

フィラデルフィア地域の特別コレクションを所蔵する図書館のコンソーシアム“Philadelphia Area Consortium of Special Collections Libraries”が組織したプロジェクト“Bibliotheca Philadelphiensis”が、図書館情報資源振興財団(CLIR)からの助成金50万ドルを受けて、中世の手稿類をデジタル化するとのことです。

デジタル化される手稿には、ブリンマー大学、フィラデルフィア美術館、フィラデルフィア公共図書館のローゼンバック美術館といった機関が所蔵するコレクションの学生向けの科学・哲学・宗教に関する手稿から芸術的な作品までが含まれるとのことです。

このプロジェクトには15の機関が参加しており、ペンシルバニア大学Penn Librariesの主導のもと、フィラデルフィア公共図書館とリーハイ大学が400冊以上の手稿から16万ページのデジタル化を行ない、オンラインで公開するとのことです。

デジタル化された画像とメタデータは、Penn Librariesの手稿のポータル“OPenn”で公開される予定とのことです。高精細画像はパブリックドメインで公開され、メタデータと共にダウンロードを可能とするとのことです。

デューク大学図書館、CLIR「隠れた特別コレクションのデジタル化助成プログラム」から助成金を得て、同館所蔵のノースカロライナの民俗音楽をデジタル化

2016年1月7日、デューク大学図書館は、図書館情報資源振興財団(CLIR)が実施する「隠れた特別コレクションのデジタル化助成プログラム」から7万4,595ドルの助成金を取得したと発表しています。

助成金は、ノースカロライナの20世紀初頭の民俗音楽のデジタル化に用いられるとのことです。

デジタル化されるコレクション、1920年代から1930年代の蝋管やアルミニウムディスクに録音された1,367の楽曲とのことです。

録音に当たっては、“IRENE”として知られる、ノースイースト文書保存修復センター(Northeast Document Conservation Center:NEDCC)が開発した、シリンダーやディスク上に刻印されている溝の超高解像度のビジュアルスキャンを取り、数学的にオリジナル音源と非常に忠実なデジタルサウンドファイルに変換する非接触型の技術を用いてデジタル化されるとのことです。

デジタル化作業は2016年夏に開始され、約1年間かけて実施されるとのことです。その後、デューク大学図書館のウェブサイトから2018年に公開される予定とのことです。

ミネソタ大学図書館、CLIR「隠れた特別コレクションのデジタル化助成プログラム」から助成金を得て、同館所蔵のアフリカ系アメリカ人の歴史と文化を代表する資料のデジタル化に着手

2016年1月11日、ミネソタ大学図書館は、図書館情報資源振興財団(CLIR)が実施する「隠れた特別コレクションのデジタル化助成プログラム」から22万4,450ドルの助成金を取得したと発表しています。

取得した助成金で、アフリカ系アメリカ人の歴史と文化を代表する資料のデジタルアーカイブ化に着手するとのことです。

デジタル化の対象には、同館のアーカイブスと特殊コレクションが所蔵する70以上のコレクションからの、16世紀から現在までの、50万近い文献・画像・オーディオ・動画が含まれるとのことです。

デジタル化された資料は、大学図書館のウェブサイト、米国デジタル公共図書館(DPLA)、Umbra(米国全土の図書館やアーカイブスによるアフリカ系アメリカ人の歴史と文化を代表するデジタル化資料の統合検索を行なうツール)で検索できるようにするとのことです。

U Libraries receives $224,450 to digitize African American collections(University of Minnesota,2016/1/11)

図書館情報資源振興財団(CLIR)が実施する「隠れた特別コレクションのデジタル化助成プログラム」に対して、アンドリューW.メロン財団が434万ドルの助成金を授与

2015年12月17日、図書館情報資源振興財団(CLIR)が実施している「隠れた特別コレクションのデジタル化助成プログラム」に対して、アンドリューW.メロン財団から434万ドルの助成を得たと発表されています。

文化記憶機関が彼らが所蔵する貴重で特殊な資料をデジタル化するための、国家規模の競争的プログラムの資金とのことです。

Mellon Awards CLIR $4.34 Million for New Round of Digitization Grants(CLIR,2015/12/17)
http://www.clir.org/about/news/pressrelease/DHCaward

参考:
図書館情報資源振興財団(CLIR)、メロン財団から助成金を獲得
Posted 2015年6月29日
http://current.ndl.go.jp/node/28779

図書館情報資源振興財団(CLIR)、図書館における出版の取組の過去と未来をまとめた報告書を発表

2015年7月付けで、図書館情報資源振興財団(CLIR)が、図書館における出版の取組の過去と未来をまとめた報告書“The Once and Future Publishing Library”を公開しています。

本レポートでは、図書館の出版の再生と、その見込まれる将来、図書館での出版の取組の成功と持続可能性に影響する要素を調べているとのことです。

また、図書館での出版の歴史と出版の光景を転換した要因を明らかにしており、過去20年間に構築されたいくつかの重要な図書館と出版業の協業を述べているとのことです。

さらに、如何に現在の図書館の出版の取組が金融的に支援されているかをより理解するための彼らが行った調査の結果を盛り込んでおり、米国の学術図書館の出版の取組の範囲についての一連の観察で締めくくられているとのことです。

The Once and Future Publishing Library(CLIR)
http://www.clir.org/pubs/reports/pub166

PDF Download of Report (1.7 MB)
http://www.clir.org/pubs/reports/pub166/Pub166-pdf

参考:

図書館情報資源振興財団(CLIR)、メロン財団から助成金を獲得

2015年6月26日、図書館情報資源振興財団(CLIR)、メロン財団(Andrew W.Mellon)から2年間で150万ドル助成金を獲得したと発表しています。

助成金によりCLIRの以下の事業を着手することが可能になるとのことです。

・出版事業
・DLF(Digital Library Federation) Forum
・Digitizing Hidden Special Collections and Archives
・Committee on Coherence at Scale
・Postdoctoral Fellowship Program
・Mellon Dissertation Fellowship
・Leading Change Institute

Mellon Foundation Awards CLIR $1.5 Million Operating Grant (CLIR,2015/6/26)
http://www.clir.org/about/news/pressrelease/mellon-operating-grant

参考:
DLF SPRING FORUM 2009の講演資料
Posted 2009年5月20日
http://current.ndl.go.jp/node/12880

図書館情報資源振興財団(CLIR)、音源保存のためのガイド“ARSC Guide to Audio Preservation”を刊行

2015年5月、図書館情報資源振興財団(CLIR)が、Association for Recorded Sound Collections(ASRAC)と米国議会図書館(LC)の National Recording Preservation Boardと協同で、“ARSC Guide to Audio Preservation”を刊行しました。

当ガイドは音声コレクションの管理と保存のための実用的な手引きで、録音された音源のコレクションを所蔵しているが、それらを保存するための専門的知識に欠けている個人や組織を対象にしているとのことです。

ARSC Guide to Audio Preservation(CLIR)
http://www.clir.org/pubs/reports/pub164

PDF Download of Report (2.7 MB)(CLIR)
http://www.clir.org/pubs/reports/pub164/pub164.pdf

CLIR Reports(CLIR)
http://www.clir.org/pubs/reports

via;

研究図書館センター(CRL)等、“LIBLICENSE Model License Agreement”の改訂版を発表

北米の研究図書館センター(CRL)が、北米研究図書館協会(ARL)や図書館情報資源振興財団(CLIR)等と協力し、図書館の電子リソースのライセンス契約モデルである“LIBLICENSE Model License Agreement”の改訂版を発表しました。1997年に開始されたLIBLICENSE Projectは、電子リソースのライセンスについて情報が必要な図書館や研究機関に、情報やガイダンスを提供するプロジェクトで、2001年にはオリジナルのライセンス契約モデルを公表したとのことです。ライセンス契約モデルは、図書館の電子リソースのライセンスが含むべき主な条件を説明し、図書館がライセンス契約での交渉に使用できるテンプレート等を提供しているとのことです。

CRL and Partners Publish New e-Resources Model License
http://www.crl.edu/sites/default/files/attachments/news/12%2003%202014PM%20FINAL%20Model%20License_announce.pdf

LIBLICENSE: Licensing Digital Content

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