CLIR(図書館情報資源振興財団)

米・デューク大学図書館、CLIR「隠れたコレクションのデジタル化助成プログラム」から助成金を得て、米航空会社の広告をデジタル化

2021年8月19日、米・デューク大学図書館は、同館のHartman Center for Sales, Advertising & Marketing Historyが、航空の日(National Aviation Day)にちなみ、米航空会社Pan American World Airwaysの広告資料のデジタル化コレクションを公開したことを発表しました。資料は6,500点を超え、第2次世界大戦期の事業拡大と軍事的関与から始まり、1991年のデルタ航空による買収までの、Pan American World Airwaysの歴史の大半を網羅したコレクションとなっています。太平洋・大西洋・南アメリカなどを横断する最初の旅客サービスの広告などがコレクションのハイライトとして案内されています。

米・ペンシルベニア大学図書館、医学の学位論文をデジタル化し公開:1800年代初期の手書きの論文1,000件以上

米国のペンシルベニア大学のニュースサイト“Penn Today”に掲載された2021年8月10日付の記事で、同大学図書館が医学の学位論文を2年間かけてデジタル化し公開したことが発表されました。

同大学は南北戦争頃まで学位取得のため医学生に論文の提出を課しており、提出された論文は図書館に保存されていました。発表によると、今回デジタル化されたのは、1807年から1829年までの手書きの論文1,000件以上(合計6万ページ以上)で、同館のリポジトリで公開されています。

記事の中では、対象となった論文の特徴や、デジタル化・目録作成作業についても紹介されています。また、プロジェクトは、初期の医学関係資料を所蔵するフィラデルフィアの図書館のコンソーシアムが米・図書館情報資源振興財団(CLIR)から受けた50万ドルの助成を基に、実施されたと述べています。

米・図書館情報資源振興財団(CLIR)、ラテンアメリカやカリブ海地域の文書館・図書館等との連携に関するシンポジウムの内容と推奨事項をまとめた報告書を公開

2021年2月16日、米・図書館情報資源振興財団(CLIR)が、ラテンアメリカやカリブ海地域の文書館・図書館等との連携に関するシンポジウム“Capacity Assessment of Latin American and Caribbean Partners: A Symposium about Open-Access, Technological Needs, and Institutional Sustainability”の内容と、推奨事項をまとめた報告書を公開したことを発表しました。

同シンポジウムは、2020年4月16日と4月17日に開催され、ラテンアメリカやカリブ海地域の機関の事例を中心に情報共有を行い、共通のニーズを特定するためのフォーラムが行われました。

報告書には、シンポジウムの内容、開催までの経緯、参加者の反応等がまとめられており、英語、フランス語、ハイチ語、ポルトガル語、スペイン語で公開されています。また、ラテンアメリカとカリブ海地域の機関、米国を拠点とする図書館・文書館・文化遺産関係機関、助成機関について、以下をはじめとした推奨事項が記載されています。

●ラテンアメリカとカリブ海地域の機関
・異なる機関間で、学者や連携相手になる可能性がある人と連絡を取る。

米・歴史的黒人大学図書館連盟(HBCU Library Alliance)と米・図書館情報資源振興財団(CLIR)、歴史的黒人大学の図書館が所蔵するアーカイブ資料のアクセス促進を目的とした共同プロジェクトを実施

米・図書館情報資源振興財団(CLIR)が2020年11月20日付のプレスリリースとして、米・歴史的黒人大学図書館連盟(HBCU Library Alliance)とともに、アンドリュー W.メロン財団の7万5,000ドルの助成金を活用したプロジェクトとして、“Creating Access to HBCU Library Alliance Archives: Needs, Capacity, and Technical Planning”に取り組むことを発表しています。

米国の歴史的黒人大学(HBCU)の図書館は、文書資料・写真・視聴覚メディア等、アフリカ系米国人の歴史・文化・生活に関する多様な情報を含むコレクションを所蔵していますが、その大半について利用のためのアクセスが困難な状態にあります。同プロジェクトは、HBCU Library Allianceの加盟76機関が所蔵する貴重コレクションの保存・内容記述・デジタル化に必要な協力体制の検討を進めます。

プロジェクトチームは、HBCUに所属する図書館に対して、貴重コレクションの管理・利用状況やアクセス促進に関する意見を収集するためのアンケート調査の実施を予定しています。

米・ペンシルベニア大学図書館、20世紀米国の黒人歌手マリアン・アンダーソン氏に関するコレクション2,500点以上のデジタル化を完了しオンライン公開

2020年7月14日、米国のペンシルベニア大学図書館は、20世紀米国の黒人歌手マリアン・アンダーソン(Marian Anderson)氏に関するコレクション2,500点以上のデジタル化が完了したことを発表しました。

同館は、デジタル化したコレクションには、アンダーソン氏の手紙・日記・インタビュー・演奏会プログラム・私的な録音等の一次資料が含まれ、全体として同氏の約60年に及ぶ歌手・社会活動家としての経歴を網羅するものである、としています。コレクションのデジタル化には、米・図書館情報資源振興財団(CLIR)の「隠れた特別コレクションのデジタル化助成プログラム」による11万ドルの助成が活用されました。

アンダーソン氏は1897年にフィラデルフィアで生まれ、1965年に引退するまで世界的に活躍した黒人歌手です。右派女性団体“Daughters of the American Revolution”によるコンサートホールでの演奏拒否をきっかけとした首都ワシントン・リンカーン記念堂階段上での7万5,000人に対する1939年4月9日の野外コンサートや、1955年に実現した黒人歌手として初めてとなるメトロポリタン・オペラの舞台での主役としての出演など、公民権運動の文脈でも活躍しました。

米・図書館情報資源振興財団(CLIR)と米・スタンフォード大学図書館、中東地域の文化財を閲覧できる“Digital Library of the Middle East(DLME)”のプラットフォームをリリース

2020年7月15日、米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)とスタンフォード大学図書館が、中東地域の文化財を閲覧できる“Digital Library of the Middle East(DLME)”のプラットフォームをリリースしたことを発表しました。

DLMEは、国際的な協力に基づく4年間の開発の成果であり、現在、世界の図書館・ミュージアム・文書館が所蔵する資料のデジタルレコード約12万7,000点が収録されています。

同プラットフォームは、Whiting財団やAndrew W. Mellon財団からの助成を受けて開発が行われました。発表によるとオープンソースの“Spotlight”および“Blacklight”のソフトウェアフレームワークにより構築され、IIIF準拠のビューワー“Mirador”を導入しています。

米・ペンシルベニア州立大学図書館、20世紀の米国労働者階級史に関するアーカイブコレクションのデジタル化を完了し公開

2020年6月24日、米国のペンシルベニア州立大学は、同大学の図書館が20世紀の米国労働者階級史に関するアーカイブコレクション“Beneath the Surface and Cast in Steel: Forging the American Industrial Union Movement”のデジタル化を完了し利用可能になったことを発表しました。

米・図書館情報資源振興財団(CLIR)、25周年を迎える米・電子図書館連合(DLF)の事業をレビューしたレポートを公開

2020年5月11日、米・図書館情報資源振興財団(CLIR)は、米・電子図書館連合(DLF)の過去25年間の事業をレビューしたレポートを公開したことを発表しました。

レポートの作成は、25周年を迎えるDLFの将来計画策定の手引きとなることを目的として、コンサルタント会社1MountainRoadのJoanne Kossuth氏によって行われました。Kossuth氏の事業レビューは2019年の1年間を通して質的アプローチで取り組まれ、CLIR・DLFのスタッフ、加盟機関の代表、DLFの諮問委員会・ワーキンググループのメンバー、フォーラムの参加者等へのインタビューや書面による調査で数百件の回答が収集されています。

レポートはKossuth氏の調査結果のうち、DLFのプログラムに対するコミュニティの認識、DLFと他のCLIRのプログラムの協力関係の強化が期待される場面・方法、DLFのプログラムが現在・将来のニーズを最も充足するように発展する方法の3つのテーマに焦点を当てて示した構成となっています。

2020年5月20日の午後3時から4時(米国東部標準時)に、Kossuth氏が調査結果のプレゼンテーションを行うCLIR主催の登録制ウェビナーが開催されます。

米・図書館情報資源振興財団(CLIR)、新型コロナウイルスによる個人や職場への影響とその対応についての「ストーリー」投稿を図書館員らに呼び掛け

米・図書館情報資源振興財団(CLIR)は、2020年3月16日付けのニュースにおいて、図書館、文化遺産、情報分野の専門職らに対し、新型コロナウイルスによる個人や職場への影響とその対応についての「ストーリー」投稿を呼び掛けています。

「ストーリー」収集により各分野で行われている対応をめぐる議論を深めたいとし、個人及び機関がそれぞれの経験を整理・共有するためのプラットフォーム構築も目指しているとあります。

Share Your COVID-19 Story With CLIR(CLIR, 2020/3/16)
https://www.clir.org/2020/03/share-your-covid-19-story-with-clir/

Propose a COVID-19 story
https://forms.gle/vzcSsmypLyp2ei4L8
※「ストーリー」投稿のためにCLIRが用意した入力フォームです。

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