2011年2月11日に、OCLCが“The Use of Eye-Tracking to Evaluate the Effects of Format, Search Type, and Search Engine on the User’s Processing of a Search Results Page”と題するレポートを公開しています。これは、検索サービスのフォーマットが、利用者の検索結果の確認にどのような影響を与えているのかを把握するために行われたものとのことで、既知の資料か否か、あるいは書籍か論文か等の条件を変えながら、被験者がWorldCatとGoogleブックスそれぞれの検索結果表示画面を見たときに、どのような視線の動きを示すのかを比較分析したものとのことです。その結果、書籍を探す際には、書籍タイトルに付随する書誌情報の記述領域(著者名、出版日付、書籍の概要等)は、WorldCatとGoogleブックスの双方で重視されていたものの、論文を検索する際には、Googleブックスの利用者にとってよりタイトルが重視されていること等が明らかになったとのことです。
OCLCが、All Media Guide社及びRovi社と連携し、音楽のメタデータを提供するウェブサイト“allmusic”の情報をWorldCatに追加すると発表しています。allmusicが持つ、25万件分のポップスやクラシック音楽のジャンルや収録タイトル、演奏時間、レート、レビューなどの情報がWorldCatで提供されるとのことです。
OCLCが、デジタルコンテンツのWorldCatへの登録支援ツール“WorldCat Digital Collection Gateway”の対象を拡大して、これまではCONTENTdmユーザのみ可能であったメタデータ登録を、OAI対応のあらゆるリポジトリからもできるようにしたとのことです。
New, enhanced Gateway enables any institution with OAI-compliant repository to maximize Web visibility of digital content via WorldCat(OCLCのニュースリリース) http://www.oclc.org/news/releases/2010/201044.htm