OCLCが参加館に対して、図書館の目録データをLinked Dataなどのかたちでインターネットで公開する際のライセンスとして、Open Data Commons Attribution License(ODC-BY)の使用を推奨すると発表しています。参加館の目録データにはWorldCat由来のデータが含まれている可能性が高く、データ公開の際に、“WorldCat Rights and Responsibilities”に定められている規範と整合性が取れるように、という理由のようです。
OCLCが、イタリアの大学コンソーシアム“CIPE”(Consorzio Interistituzionale per Progetti Elettronici)との間に、CIPE参加大学の図書館の書誌レコードをOCLCの総合目録WorldCatへ登録するという協定を締結したと発表しました。2007年に設立されたCIPEには、ボローニャ大学、フィレンツェ大学、ジェノヴァ大学等、北部及び中部に位置するイタリアのトップクラスの11大学が参加しているそうです。その書誌レコード(UNIMARCフォーマット)は約1,100万件あり、この追加によってWorldCatのイタリア語資料のレコードは約4倍になるとされています。