この報告書は、ミシガン大学図書館が、ProQuest社提供のリンクリゾルバ360Linkのインターフェイスを改善或いは更新する必要があるか調査するために委任されたものです。実装計画を提案するために、以下の点について調査・報告がなされています。
・既存のインターフェイスの評価
・ユーザーの、既存のインターフェースの使用方法に関する調査
・インターフェースの改善のために、本質的かつ望ましい要件の同定
・3つのリンクリゾルバ(現在使用している360 Link Legacy、アップデートバージョンである360 Link 2.0、オープンソースソフトウェアであるUmlaut)についてのレビュー
2012年9月12日、米国のコーネル大学図書館が、American Philological Association(APA)と共同開発した“Classical Works Knowledge Base”を発表しました。
これは、古代ギリシア語やラテン語で書かれた古典作品のメタデータから、それらに対応する様々なオンライン版資料へとナビゲートするリンクリゾルバと、その背後のデータベース(ナレッジベース)から構成されています。その収録範囲としておおよそホメロス(紀元前8世紀)から聖ビード(紀元後8世紀半ば)までと紹介されています。リンクリゾルバのソフトウェアについてはEducational Community Licenseというライセンスで公開されています。
スウェーデン国立図書館が、電子リソースのナレッジベースとリンクリゾルバをテーマとしたレポート“Knowledge Base and Link Resolver Study: General Findings”(2012年5月付け)を公開しました。これは、図書館システムに関するウェブサイト“Library Technology Guides”を運営するブリーディング(Marshall Breeding)氏が執筆したもので、各社リンクリゾルバの主な特徴や、図書館に対して行なったリンクリゾルバに関する調査結果などがまとめられています。なお、ブリーディング氏は、2012年5月末でヴァンダービルト大学図書館を退職し、今後はフリーのコンサルタントとして執筆・講演活動を行なっていくそうです。
・bX Hot Articles:分野毎に今月人気のある論文を表示するサービス。モバイル版あり。
・bX Most Popular Articles:昨年もっとも利用が多かった論文トップ100を表示するサービス。
・bX Journal Popularity Report:前季もっとも利用が多かった学術雑誌トップ50を表示するサービス。
Elsevier and Ex Libris Collaborate to Present bX Recommendations in Scopus and Science Direct (Ex Libris 2011/10/26付けプレスリリース) http://www.exlibrisgroup.com/?catid={916AFF5B-CA4A-48FD-AD54-9AD2ADADEB88}&itemid={94954577-220F-48EA-A11D-8675FD6659F2}