アイルランド

英国・電子情報保存連合、ソーシャルメディアの保存に関するレポート“Preserving Social Media”を公開

2016年2月、英国の電子情報保存連合(DPC)が、ソーシャルメディアの保存に関心がある機関を対象としたレポート“Preserving Social Media”を公開しました。

研究者にとって重要な資料で、また、21世紀の重要な生活記録であるソーシャルメディアの収集には、新しい技術が必要であるとし、このレポートでは、ソーシャルメディアの長期アクセスのためのアーカイブ戦略の概要を、政策面・実装面で概説しています。

また、確立された標準や優良事例がない場合には、英国・アイルランド・ドイツにおける研究者・文化遺産機関・政府アーカイブによって行われている近年の取組みを紹介しています。

そして、ソーシャルメディアをめぐる現状や、実例を明示した知識に基づいた、研究や文化遺産コレクションのためのソーシャルメディアの保存の進展についての提案が述べられています。

Preserving Social Media(DPC)
http://dx.doi.org/10.7207/twr16-01

Digital Preservation Coalition(電子情報保存連合)
http://www.dpconline.org/

参考:
米国議会図書館(LC)のTwitterアーカイブの実現に向けた課題(文献紹介)
Posted 2015年7月16日

アイルランド国立図書館、“Flickr”で4,000万ビューを達成

2015年12月16日、写真共有サイト“Flickr”において、アイルランド国立図書館のアカウントが、4,000万ビューを達成したことを発表しています。同アカウントでは、記念の画像も公開されています。

同アカウントは、2015年12月17日現在、3万3,500のフォロワーがおり、1600枚強の写真を公開しているようです。

National Library of Ireland on The Commons(Flickr)
https://www.flickr.com/photos/nlireland/

We have just reached 40,000,000 Flickr Views!!!(Flickr, 2015/12/16)
https://www.flickr.com/photos/nlireland/23706607801/in/pool-66555094@N00?

関連:
Flickr Commons
http://www.nli.ie/en/nli-flickr-commons.aspx

参考:
過去の「今日」に何があった? 古写真を1日1枚Flickrにアップロードする試み(アイルランド)
Posted 2011年8月9日
http://current.ndl.go.jp/node/18843

アイルランド国立図書館、サービス及び資料保存機能強化等のため同館の歴史的な建物の再整備事業が発表される

2015年11月18日、アイルランドの芸術・文化遺産・ゲールタハト担当大臣は、アイルランド国立図書館(NLI)と連携して、キルデア通りにあるNLIの1890年代・ビクトリア朝時代にさかのぼる歴史的な建物に対して新規の設備投資を行なうと発表しました。

景気回復のための政府による設備投資計画の一環であり、再開発工事の第一段階として1,000万ユーロが予算が計上されています。

再開発により以下の案件に対処するとのことです。

・1890年代の建物を改修して、ユニバーサルアクセス、火災予防、健康と安全、循環、セキュリティ、機械的・電気的サービス、環境の持続可能性といった現代の基準を満たす。
・訪問者や読者の設備のアップグレードと強化。
・文化遺産コレクションの保存条件を強化。
・アクセスとセキュリティの両方の改善
・業務分野のアップグレードと合理化。
・図書館の拡張された建物の複合体を通じてより良い連携を提供。

会議室やプロジェクトスペースの設置、訪問者の観光スポットとしての展示室なども計画されているようです。

アイルランド国立図書館(NLI)、1740年代から1880年代の教会区記録のデータをオンラインで公開

2015年7月8日、アイルランド国立図書館(NLI)が、1740年代から1880年代の教会区記録のデータをオンラインで公開しました。

アイルランド島全体の1,086の教会区をカバーする記録にアクセスすることができるとのことです。

公式Facebook(NLI,2015/7/8付け)
https://www.facebook.com/NationalLibraryofIreland/posts/10155840106240038

公式Twitter(NLI,2015/7/8付け)
https://twitter.com/NLIreland/status/618772903857754112

OCLC、アーカイブコレクションと特殊コレクションのアクセス性向上に関する7年分の報告書をまとめる

OCLCの研究部門・OCLC Researchは、“Making Archival Special Collections More Accessible”というタイトルの研究報告書を2015年5月、ウェブサイト上で公開しました。この研究報告書では、2009年以降発表された報告書がまとめられているようです。

収録されている報告書は、8つに及び、アーカイブコレクションと特殊コレクションについて、資料が利用者のもとに届くまでの全てのプロセスについて言及したものということになるようです。

8つの報告書のタイトルは以下のとおりです。

・“Taking Our Pulse: The OCLC Research Survey of Special Collections and Archives”
内容:北米研究図書館協会(ARL)やカナダ研究図書館協会(CARL)等に参加している米国及びカナダの大学・研究図書館を対象に2009年に実施した,特殊コレクションとアーカイブズの現状に関する調査結果のまとめ

・“Survey of Special Collections and Archives in the United Kingdom and Ireland”
内容:英国およびアイルランドの研究図書館における特殊コレクションの状況について調査と問題の分析等

米国のIreland's Great Hunger Museum、19世紀のアイルランドの大飢饉に関する新聞記事・イラスト等のデータベースを公開

2014年12月16日、米国コネチカット州のQuinnipiac Universityが、同大学の Ireland's Great Hunger Museumが19世紀のアイルランドの大飢饉に関する新聞記事、イラスト等のデータベースを公開したことを発表しました。1845年から1852年の絵入り新聞の記事を中心に、約1,500点が登録されており、今後更に追加される予定とのことです。

Ireland’s Great Hunger Museum launches digital database of Great Famine illustrations (Quinnipiac University, 2014/12/16)
http://www.quinnipiac.edu/news-and-events/museum-launches-digital-database-of-great-famine-illustrations/#sthash.kWR51eH6.dpuf

Welcome to Ireland's Great Hunger Museum Database
https://repository.quinnipiac.edu/collections/access/home.do

Ireland's Great Hunger Museum

アイルランド国立図書館、教会区記録簿のデジタル化プロジェクトを発表

2014年12月1日、アイルランド国立図書館が、同図書館が所蔵するすべてのカトリックの教会区記録簿(出生、結婚、埋葬等に関する記録)のマイクロフィルムをデジタル化することを発表しています。

2015年の夏までにオンラインで利用可能にするようです。

同資料は、1901年の国勢調査以前の1740年代から1880年代までさかのぼることができる、同国の家族史に関する唯一の最も重要な記録と考えられるそうです。

また、アイルランド全体で1,091の教区をカバーしており、主に洗礼や結婚に関する記録で構成されているとのことです。

Major Digitisation Project for Irish Genealogy Announced(National Library of Ireland, 2014/12/1)
http://www.nli.ie/en/list/latest-news.aspx?article=6b4b12e5-298d-4b0f-aeb5-f832af6c571b

1.12.14 NLI Parish Registers Digitisation Project (0.10MB, Adobe PDF)(National Library of Ireland)

アイルランド国立図書館、予算が増えないのであればサービスを縮小せざるを得ないと訴える

2014年11月2日付けのThe Irish Timesオンライン版記事で、アイルランド国立図書館の評議員会が、このまま予算増がなされないのであれば2015年のサービスは縮小を余儀なくされると図書館を所管する芸術・文化遺産・ゲールタハト省に伝えたことが報じられています。

同記事によればアイルランド国立図書館に対し提示された次年度予算額は2014年度と同じ640万ユーロでしたが、これは2008年に比べて44パーセント削減された金額であるとのことです。アイルランド国立図書館はサービス維持のために100万ユーロの増額を要求していましたが、認められませんでした。

アイルランド国立図書館評議員会は、予算がこのまま増額しなければ、写真アーカイブ施設の閉館や夜の開館時間の短縮等を余儀なくされるだろうと述べているとのことです。

National Library warns it will have to cut services(The Irish Times、2014/11/2付け)
http://www.irishtimes.com/news/ireland/irish-news/national-library-warns-it-will-have-to-cut-services-1.1985540

大学から書店が撤退 学習のデジタル化の影響?(アイルランド)

アイルランドの日刊紙Irish Examiner電子版の2014年10月4日付けの記事で、同国の国立大学ユニバーシティ・カレッジ・コーク (University College Cork, UCC)内にある唯一の書店が、2014年11月21日で撤退することが報じされています。UCCは18,000人以上の学生を抱えるアイルランド有数の大学ですが、この撤退により学内から書店がなくなるとのことです。

撤退の理由について、記事中では多くの学生が学習に用いる資料をAmazonで購入したり、電子版を携帯端末やノートパソコンで見るようになっていることにより、リアル書店の売り上げが落ち込んでいたことが指摘されています。従来通り現物を見て紙媒体を購入したい層向けには、書店があった場所に現物の図書を見ながらオンラインで注文できる、ショールームが設けられます。

UCCの学生団体会長であるMark Stanton氏によれば、最後の書店が撤退することについて、学内で特に目立った反応はない、とのことです。

University’s bookshop set to close as study goes digital(Irish Examiner、2014/10/4付け)

アイルランドのアーカイブズ資料検索ポータルサイト“Irish Archives Resource”、提供コレクションを拡大

アイルランドのアーカイブズ資料検索のためのポータルサイト“Irish Archives Resource (IAR)”が、提供するコレクション数を拡大したことが報じられています。記事によると、新たにトリニティ・カレッジ・ダブリンのManuscripts and Archives Research Departmentやアイルランド国立博物館等のアーカイブズ資料が検索できるようになったとのことです。

IAR
http://www.iar.ie/

Ireland’s only archive web portal makes hundreds of unique archival collections freely available online(Businessand & Leadership, 2014/9/17)
http://www.businessandleadership.com/leadership/item/47593-irelands-only-archive-web/

Irish web portal doubles its number of archive collections(irishexaminer, 2014/9/18)

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