オーディオブック

米・LYRASIS、米国デジタル公共図書館(DPLA)と連携し、公共図書館からのデジタルコンテンツへの公平なアクセスを支援する“The Palace Project”を実施すると発表

2021年6月28日、米・LYRASISが“The Palace Project”を実施すると発表しました。

LYRASISがナイト財団(John S. and James L. Knight Foundation)から受けた500万ドルの助成をもとにDPLAと連携して行われます。電子書籍・オーディオブックといったデジタルメディアを提供するための安定した一連のコンテンツ・サービス・ツールを開発し規模を拡大することで、公共図書館やその利用者に利益をもたらすことを目的としたものです。

また、同プロジェクトの使命として、デジタル知識への公平なアクセスを提供し、図書館と利用者の直接的な関係を強化し、図書館が全ての主要な電子コンテンツプロバイダーからのコンテンツを提供して利用者のプライバシーを保護することで、公共図書館の使命を支援することを掲げています。

E2399 - 各国の著作権法を整理した国際出版連合(IPA)のレポート

本稿では,2020年10月に公開された,世界の出版協会等が加盟する国際出版連合(IPA)のレポート“IPA Global Report on Copyright & Publishing”について紹介する。

英国のデジタル・文化・メディア・スポーツ省(DCMS)、公共貸与権による支払い対象の範囲拡大を発表:北アイルランドの公共図書館による「遠隔電子貸出」を新たに追加

2021年6月10日、英国のデジタル・文化・メディア・スポーツ省(DCMS)は、公共貸与権(PLR)による支払い対象の範囲拡大について、2021年4月8日から4月28日まで実施されていたパブリックコメントの結果と、それに基づく英国政府の対応を発表しました。

パブリックコメントでは、PLRによる支払い対象に、北アイルランドの公共図書館による「遠隔電子貸出」(remote e-lending)を新たに追加するという修正案への意見が求められました。著者、図書館、出版社、書店を代表する組織からの意見を含む、計13件の意見が寄せられ、いずれも修正案に賛成する内容でした。その中には、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック下における遠隔電子貸出の顕著な増加に照らし、今回の修正案は特に重要であるとの意見も含まれていたと特記されています。

韓国・ソウル特別市西大門区、一人暮らしの高齢者や福祉施設利用者にオーディオブック端末や電子書籍端末の貸出を行う「訪問型電子図書館事業」を開始

2021年5月31日、韓国・ソウル特別市西大門区が、6月から、一人暮らしの高齢者や、福祉施設の利用者を対象に、オーディオブック端末や電子書籍端末の貸出を行う「訪問型電子図書館事業」を実施すると発表しています。

一人暮らしの高齢者には、健康・文学・歴史分野のコンテンツが収録されたオーディオブック端末100台が貸出されます。高齢者でも使いやすい機器となっており、また、読み上げ機能もあるため、視覚障害者の利用も想定されています。

区内9つの福祉施設(高齢者・障害者・多文化支援)には電子書籍端末100台の貸出が行われます。端末搭載のコンテンツに加え、西大門区立図書館が提供する電子書籍も利用できます。文字を拡大しての利用も想定されています。

端末の貸出期間等の詳細な運営規定は参加機関が決定します。また、一人暮らしの高齢者や福祉施設利用者を対象とした端末の利用方法に関する講座を開催するほか、端末の利用状況を監視して効果を分析しサービスの改善も推進するとしています。

フランス・出版協会ら、印刷本・電子書籍・オーディオブックの利用に関する調査結果の2020年版を公開

2021年4月12日、フランスの出版協会(Syndicat national de l'édition:SNE)、フランス文芸著作者利益協会(Société française des intérêts des auteurs de l'écrit:SOFIA)、文学者協会(Société des gens de lettres:SGDL)により、印刷本・電子書籍・オーディオブックの利用に関する調査結果の2020年版が公開されました。

報告書には、2021年1月11日から1月16日にかけて実施された、読書の普及状況と読書をする人のプロフィールに関する2,010人を対象とした電話質問調査と、1月25日から2月8日にかけて実施された、読書行動や期待に関する3,077人を対象としたオンライン調査の結果がまとめられています。いずれの調査も、15歳以上を対象としています。

米国の非営利団体“Fight for the Future”、デジタル出版時代のアクセシビリティ・利用可能性の不平等を可視化するウェブサイト“Who Can Get Your Book?”を公開

2021年2月24日、デジタル時代の権利擁護を目的として活動する米国の非営利団体“Fight for the Future”は、デジタル出版の展開に伴う書籍のアクセシビリティ・利用可能性の不平等の存在を可視化するツールとして、ウェブサイト“Who Can Get Your Book?”を公開したことを発表しました。

“Fight for the Future”は、高額なライセンス契約・Amazonの流通独占等のため、電子書籍やオーディオブックのようなデジタルフォーマットによる出版が、公共図書館・公教育機関・独立系書店等の提供を妨げ、結果として視覚障害者や低所得者の情報アクセスを制限し、アクセシビリティ・利用可能性に関する不平等を拡大していることを指摘しています。

公開された“Who Can Get Your Book?”では、紙書籍・電子書籍・オーディオブックそれぞれの出版方法について、著者・出版社を想定したクイズを提供しています。クイズの回答内容により、公共図書館・公教育機関・独立系書店に対するアクセシビリティ・利用可能性の評価、及び総合評価が与えられます。

コロナ禍で電子書籍・オーディオブックを利用する兵士が増加:韓国陸軍が運営する電子図書館(記事紹介)

韓国・国防部が所管する国防広報院が発行する『国防日報』が、2021年1月5日付の記事において、韓国陸軍が運営する電子図書館における2020年の電子書籍の貸出数は17万冊で、2019年と比べて約55%増加したと報じています。

インターネット経由で接続できる「陸軍電子図書館」からは約5万冊、イントラネット上の「陸軍本部電子図書館」からは約12万冊貸し出されており、42万人いる陸軍兵士の3人に1人が1回以上利用した計算となるとしています。

記事では、コロナ禍により、休暇等での兵士の外出が制限され、営内で読書を楽しむ時間が増えたものの、冊子体の図書を閲覧できる各部隊の図書館施設が運営されていない日が多かったこと、また、兵士が日課後に携帯電話を使用することが可能となった中で、2020年1月に「陸軍電子図書館」の本格運用が開始されたことが、スマートフォンでの電子書籍の利用増につながったと分析しています。

「陸軍電子図書館」は、陸軍の全将兵・軍務員・生徒が利用可能で、約2万9,000冊の電子書籍と、約800点のオーディオブックを備えていますが、2020年によく貸し出されたタイトルの1位から5位までをオーディオブックが占めていたことから、陸軍では今後オーディオブックのタイトル数を拡充する方針とのことです。

三原市立中央図書館(広島県)、ビジネス書等の要約を閲覧できるサービス「flier(フライヤー)」の利用提供を開始:音声での聴取も可能

2020年11月22日、三原市立中央図書館(広島県)は、ビジネス書等の要約を閲覧できるサービス「flier(フライヤー)」の利用提供を2020年12月2日から開始することを発表しました。なお、要約は音声での聴取も可能となっています。

発表によれば、利用者が自身のスマートフォンやタブレットを同館のWi-fiに接続することにより、同サービスを利用できます。約2,200冊の要約を収録しており、毎日1冊ずつ追加されます。

図書館で時短読書 ~ビジネス書の要約サイト「flier(フライヤー)」が利用できます~(三原市立中央図書館, 2020/11/22)
https://www.mihara-city-library.jp/2020/11/22/%e5%9b%b3%e6%9b%b8%e9%a4%a8%e3%81%a7%e6%99%82%e7%9f%ad%e8%aa%ad%e6%9b%b8/

株式会社オトバンク、「オーディオブック利用調査2020」を公表

2020年11月17日、株式会社オトバンクが、「オーディオブック利用調査2020」を公表しました。

調査は、同社が運営するオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」のユーザー773人を対象に、10月6日から2020年10月11日にかけて実施されたものです。

調査結果のポイントとして、コロナ禍でオーディオブックの利用に変化あったとの回答は3割でそのうちの約7割が「聴く量が増えた」であったこと、オーディオブックの利用者の9割が「知識習得」に活用していること、オーディオブックの利用で読書習慣に増加の傾向が見られること、書籍で普段読まないジャンルにオーディオブックでチャレンジする人が約半数であること、等が指摘されています。

弊社では、「オーディオブックの利用傾向」に関する調査結果をリリースいたしました(オトバンク,2020/11/17)
https://www.otobank.co.jp/news/201117/

国際図書館連盟(IFLA)、「IFLAディスレクシアの人のための図書館サービスのガイドライン 改訂・増補版」の日本語訳を公開

2020年9月7日、国際図書館連盟(IFLA)が、「IFLAディスレクシアの人のための図書館サービスのガイドライン 改訂・増補版」の日本語訳の公開を発表しています。

IFLA Guidelines for Library Services to Persons with Dyslexia - Revised and extended published into Japanese(IFLA,2020/9/7)
https://www.ifla.org/node/93307

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