オーディオブック

アイルランド政府、公共図書館のオンラインサービス需要の大幅増への対応として図書館による電子書籍・オーディオブック整備に20万ユーロの追加支援を実施

2020年5月31日、アイルランドの農村・コミュニティ開発省(Department of Rural and Community Development)のMichael Ring大臣は、公共図書館の電子書籍・オーディオブック整備に20万ユーロの支援を実施することを発表しました。

この政府による支援は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により大幅に増加した公共図書館のオンラインサービス需要への対応として行われ、感染症拡大初期の2020年3月に行われた20万ユーロの支援への追加として実施されます。また、アクセシブルな電子書籍再生用ソフトウェア“EasyReader”向けコレクションの充実へ2万ユーロの支援を行うことも併せて発表されています。

アイルランド政府は、新型コロナウイルス感染症による社会活動の制限の撤廃に向けた計画として、“Roadmap for reopening society and business”を発表しており、公共図書館は2020年6月8日に開始予定の第2段階において、人数制限・ソーシャルディスタンシングの確保・厳格な手指消毒等の条件の下で、再開館する見込みです。

奈良市立図書館及び八王子市立図書館(東京都)、オーディオブック配信サービスを開始:通勤・通学時の読書機会の拡大や読書バリアフリー法への対応

奈良市立図書館及び東京都の八王子市立図書館が、オーディオブック配信サービスを開始しています。

京セラコミュニケーションシステム株式会社の公共図書館システム「ELCIELO」と株式会社オトバンクの「audiobook.jp」を連携させて実現したサービスで、奈良市立図書館では2020年5月1日から、八王子市立図書館では2020年6月1日からサービスを開始しています。

京セラコミュニケーションシステム株式会社や奈良市立図書館のプレスリリースによると、両市では、視覚障がい者向けサービスや通勤・通学時の読書機会の拡大、読書バリアフリー法への対応として同サービスを導入したとのことです。

韓国・大統領所属図書館情報政策委員会、新型コロナウイルス感染症に関する世界各国の図書館政策及び国内の公共図書館の運営状況(第2報)を発表

2020年4月17日、韓国・大統領所属図書館情報政策委員会が、同委員会がとりまとめた新型コロナウイルス感染症に関する各国の図書館にかかわる政策(4月16日付)、及び、文化体育観光部図書館政策企画団がとりまとめた、韓国国内の公共図書館の臨時休館や代替サービスの現状(4月9日付)について発表しました。

3月31日発表分に続く第2報です。

国内公共図書館の運営状況ですが、2月11日から現在までの間で臨時休館している館は1,141館中1,109館(97.2%)となっています。

また、4月9日午前9時現在、休館のため代替サービスを行っている館は877館(76.9%)で、行っているサービスとしては、

・貸出サービス:894館(78.4%)
スマート図書館(274館)、ドライブスルー(83館)、配達(185館)、予約貸出(206館)、地域書店希望図書貸出(146館)

・デジタル図書館:702館(61%)
電子書籍、オンラインコンテンツ、オーディオブック、録音図書の提供

・その他:402館(35%)
貸出期間の延長、電子展示会、オンライン講座等

があげられています。

韓国・文化体育観光部、新型コロナウイルス感染拡大防止のための社会的距離の確保や自宅での生活を支援するキャンペーンを開始:電子書籍・オーディオブックの最大2点までの無料提供及び総計5,000冊の紙の本のプレゼント

2020年4月1日、韓国・文化体育観光部が、韓国出版文化産業振興院と連携し、4月の1か月間、「本と一緒に賢く距離を置く」キャンペーンを実施すると発表しています。

新型コロナウイルス感染拡大防止のための社会的距離の確保や自宅での生活が日常化した現状を支援することが目的で、以下の2種類の事業を実施します。

1点目は、教保文庫の電子図書館に搭載された4万7,000件の電子書籍とオーディオブックの中から最大2点まで全国民が無料で利用できるものです。提供された80万点分がなくなるまで実施されます。

2点目は、韓国出版文化産業振興院が選定した7分野84点の中から本を選び、応援メッセージと選んだ本を送りたい人の住所を添えて申請すると、同住所宛にメッセージを添えて無料で本をプレゼントできるものです。期間は4月1日から10日までで、毎日先着順で50人、総計5,000冊分が用意されています。

韓国・文化体育観光部、全国の公共図書館が休館していることを受け、電子図書館や駅・バスターミナル等設置の「スマート図書館」の利用を呼びかけ

2020年3月4日、韓国・文化体育観光部が、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、2月26日現在、全国の96.6%の公共図書館が休館していることを受け、電子図書館や駅・バスターミナル設置の「スマート図書館」の利用を呼びかけています。

「スマート図書館」は同部と地方公共団体と協力して地下鉄の駅やバスターミナル等に設置している400冊から600冊ほどの図書を備える自動貸出機で、全国57か所に設置されています。借りたい本をスマートフォンで予約することも可能です。

また、韓国国立中央図書館(NLK)や公共図書館が運営している電子図書館から電子書籍・オーディオブック・電子ジャーナルが無料で利用できることや、「国家電子図書館」から国会図書館・農村振興庁農業科学図書館・法院図書館・韓国科学技術院図書館等の原文データベースを利用できることも紹介されています。

韓国・ソウル特別市教育庁、電子書籍等の閲覧や各種講座を受講できる電子図書館サービスのオンライン登録・認証での利用を可能にすると発表:図書館等での利用者登録が不要に

2019年12月24日、韓国・ソウル特別市教育庁が、同庁が運営する電子図書館サービスを、オンライン登録・認証のみで利用可能としたと発表していました。

これまで同サービスを利用するには、同庁が運営する図書館もしくは生涯学習館を訪れて会員登録する必要がありましたが、今後は、利用者の同意のもと、行政情報部の行政情報共同利用システムを利用して利用申請資格を確認します。

ソウル市教育庁の電子図書館では、1万6,000冊の電子書籍・オーディオブックのほか、国内外の電子ジャーナルの利用や各種講座の受講が可能です。

서울시교육청 전자도서관 비대면 자격확인 서비스구축(ソウル市教育庁電子図書館非対面資格確認サービス構築)(ソウル特別市教育庁, 2019/12/24)
http://enews.sen.go.kr/news/view.do?bbsSn=166372&step1=3&step2=1

日本能率協会総合研究所、MDB有望市場予測レポート「オーディオブック配信サービス」を公開:市場規模は拡大する見通し

2020年1月9日、日本能率協会総合研究所が、MDB有望市場予測レポート「オーディオブック配信サービス」を公開しました。

オーディオブック市場を調査し市場規模を推計したもので、プレスリリースによると、2024年度のオーディオブック市場を約260億円と推計し、サービス認知度の向上、提供コンテンツの充実化により、市場規模は拡大する見通しであるとしています。

MDB有望市場予測レポート「オーディオブック配信サービス」を公開(日本能率協会総合研究所マーケティング・データ・バンク(MDB), 2020/1/9)
http://search01.jmar.co.jp/mdbds/news_list/#news-50

兵庫県点字図書館、オーディオブックを聴くための専用の聴読室を設置:大学との協力により専門書オーディオブックの作成も推進

2019年11月29日、兵庫県は、兵庫県点字図書館で整備を進めていたオーディオブックを聴くための専用の聴読室が完成したことを発表しました。

兵庫県点字図書館では、視覚障害者等の多様な学習ニーズに応えるため、法律や経済分野などの専門書のオーディオブックの充実を進めており、今回完成した「個室で集中して専門書オーディオブックで学べる聴読室」は全国的にも珍しいとしています。

また、地域創生に係る包括連携協力協定に基づき、神戸大学及び関西学院大学の学生(視覚障害者を含む)と専門書オーディオブック作成に関する連携協力を行うことも発表しています。今後、法律や数式等の専門知識と校正等の作業に関し、大学の協力を得ることにより、専門書オーディオブック作成を加速するとしています。

点字図書館に「聴く読書室(聴読室)」が新たに完成しました これを機にオーディオブック(録音図書)の作成を大学と連携協力して加速します(兵庫県, 2019/11/29)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/press/20191129_4300.html

京セラコミュニケーションシステム株式会社、公共図書館システム「ELCIELO」と株式会社オトバンクの「audiobook.jp」を連携させたオーディオブック配信サービスの提供を開始へ

2019年11月12日、京セラコミュニケーションシステム株式会社は、同社の公共図書館システム「ELCIELO」と株式会社オトバンクの「audiobook.jp」を連携させたオーディオブック配信サービスの提供を2020年2月から開始すると発表しています。

「ELCIELO」のオプションサービスとして提供予定で、導入館では、利用者が図書館に行かずに、パソコンやスマートフォンを用いて図書館のウェブサイトからオーディオブックを検索・視聴できるようになります。

サービス提供開始に先立ち、「ELCIELO」を導入館を対象にトライアルユーザの募集を行うとしています。

公共図書館システム「ELCIELO」が「audiobook.jp」と連携し、本を耳で聴く「オーディオブック配信サービス」を提供開始へ(京セラコミュニケーションシステム,2019/11/12)
https://www.kccs.co.jp/news/release/2019/1112/

米・プリンストン大学出版局、オーディオブック出版大手のRBmedia社と今後3年間で同大学出版局の資料120点以上をオーディオブックとして出版するため提携

2019年10月23日、米・プリンストン大学出版局とオーディオブック出版大手のRBmedia社は、今後3年間で同大学出版局の資料120点以上をオーディオブックとして出版するため、独占的なライセンス契約を締結したことを発表しました。

プレスリリースでは、米国出版協会(AAP)の調査等で示されているとおり、近年出版市場におけるオーディオブックへの需要が高まっており、プリンストン大学出版局の人気タイトルをオーディオブック化することは、こうした需要に応える重要な一歩である、としています。契約に基づき、RBmedia社は同大学出版局の幅広い分野の新刊タイトルとこれまでオーディオブック化されていなかった既刊タイトルの出版を進めます。

契約に基づきオーディオブックとして出版されたタイトルは、Audible、iTunes、Google Playなどのオーディオブック配信に対応した多数のサービスで利用可能になります。

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