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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
2008年9月2日・9月3日の両日にわたり,京都大学数理解析研究所(RIMS)の主催,国立情報学研究所 国際学術情報流通基盤整備事業(SPARC Japan)の共催でRIMS研究集会(第4回 SPARC Japan セミナー2008)「紀要の電子化と周辺の話題」が開催された。...
このほど、英国の政府機関、研究会議、慈善基金といった8つの研究助成機関が、UK PubMed Centralのウェブサイトをさらに充実させる3年計画に資金提供を行うことで同意したということです。このUK PubMed Centralの発展プロジェクトは、英国図書館(BL)、マンチェスター大学、欧州分子生物学研究所の欧州生命情報学研究所 (EMBL-EBI)によって実施され、下記の4点を目標にしています。
・米国のPubMedで利用可能な1,800万のデータに直接リンクを張る。 ・テキスト分析やデータマイニングのツールを用い、研究論文から生物学に関連する情報を抽出する新手法を開発する。 ・伝統的な雑誌文献には含まれないコンテンツへのアクセスを確保する。 ・簡単に、直感的に使用できるインターフェースを開発する。
BLのプレスリリース
英国情報システム合同委員会(JISC)の助成により、英国エクスター大学が実施した、イスラム学分野のデジタル化資料に対するユーザ要件調査レポートが、JISCから公表されています。これは、英国のイスラム研究コミュニティに属する研究者、ライブラリアン、活動家等に対するアンケート調査やフォーカスグループインタビュー、イスラム学分野で多く利用されている図書館資料の調査等を通じて、デジタル化資料に対するユーザの要件を明らかにするというもので、調査を受けて、全国のイスラム学資源にアクセスするための権威あるゲートウェイサイトの構築、イスラム研究機関のウェブサイトのアーカイビングなど、5点が勧告されています。
Digital Islam : JISChttp://www.jisc.ac.uk/Home/news/stories/2008/09/digitalislam.aspx
英国では2002年から毎年、eサイエンスに係る人々が全国から一堂に会し、知見・成果等を共有し交流する「全員参加集会(All Hands Meeting)」が開催されています。その2008年集会が、「交差する境界(Crossing Boarders)」をテーマに9月8~11日にかけてエディンバラで開催されました。ウェブサイトではすでに、一部の発表資料が公開されています。 なおこの集会は、過去のすべての集会について、ウェブサイトと会議録を公開しています。
UK e-Science All Hands Meetinghttp://www.allhands.org.uk/ (※過去の集会のウェブサイト・会議録は、画面上部の「ARCHIVE」タブから見ることができます。)
Full Programme
英国のデジタルキュレーションセンター(DCC)が刊行しているブリーフィング・ペーパーの最新号で、デジタル形式の学術データに付与すべき「注記(Annotation)」について、短期的/長期的な意義、高等教育/継続教育(HE/FE)やeサイエンスの観点からの位置づけ、考えなければならない論点などを整理しています。
Digital Curation Centre: Resource Centre: Briefing Papers: Annotationhttp://www.dcc.ac.uk/resource/briefing-papers/annotation/
2008年9月1日に刊行された「情報管理」誌が、時実象一・愛知大学文学部教授による学術出版協会(SSP)2008年年次大会(2008年5月、米国ボストンで開催)の報告記事を掲載しています。
時実 象一. 学術出版協会(Society for Scholarly Publishing)第30回年次大会. 情報管理. 2008, 51(6), p. 420-438.http://joi.jlc.jst.go.jp/JST.JSTAGE/johokanri/51.420
研究者が未刊行論文などの灰色文献を共有できる、研究者のためのソーシャル・ネットワーキング・サービスを提供しているLalisioが、新しく図書・OA文献・雑誌論文を対象とした学術情報検索サービス“Lalisio Literature”を公開しました。検索機能として、ファセット方式による絞り込み機能が備わっています。現在は、OA文献としてarXivとPubMed Central、雑誌論文としてIngentaConnect、図書としてAmazon、Abebooksなど5社のデータ、合計約600万の書誌情報が対象ですが、今後拡大していく予定であり、すでにOCLCとは交渉中とのことです。
Biomed CentralとIntelligent Televisionが、OSI(Open Society Institute)の資金援助を受けて、オープンアクセス運動の推進者、出版社、オープンアクセスで公開されている研究成果を開発途上国で活用している人々にインタビューをおこない、自然科学や医学の研究に対するオープンアクセスの有用性をビデオドキュメンタリーでPRするプロジェクト“Open Access Documentary Project”を、2007年9月から展開しています。 このほど、最初のビデオクリップとして、Science Commonsの最高責任者であるJohn Wilbanks氏、およびSPARCの最高責任者のHeather Joseph氏へのインタビューが、公開されました。
The Open Access Documentary Project
英国情報システム合同委員会(JISC)が資金援助を行っている、全英電子学位論文プロジェクト"EThOS"のプロジェクトマネージャーによる、“EthoS”の有用性についての講演が、ポッドキャストとしてJISCのウェブサイトで配信されています。なおEThOSは、2008年後半に運用を開始するそうです。
Podcast: Theses go digitalhttp://www.jisc.ac.uk/Home/news/stories/2008/08/podcast54kevinoleary.aspx
カナダにおいて、学術研究の過程で生み出される大量のデータを収集・保存・管理するための、国家レベルのワーキンググループ“Research Data Strategy Working Group”が設立されるということでしたが、今回、カナダ国立科学技術情報機関(CANADA Institute for Scientific and Technical Information)から正式な発表がありました。
Research Data Strategy Working Group Established - CANADA Institute for Scientific and Technical Informationのニュースリリースhttp://cisti-icist.nrc-cnrc.gc.ca/media/press/rds_group_e.html
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
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