2019年12月17日、Altmetric社が、2019年版の“Altmetric Top 100”を公開しました。
2019年の第1位は、2019年5月に Arxivで公開された論文“Few-Shot Adversarial Learning of Realistic Neural Talking Head Models”でした。特定の個人に似せたスピーチ・表現の動画を合成できるシステムに関する内容であり、“Altmetric Top 100”の7年間の歴史の中で最も広く共有された論文であると紹介されています。
2019年12月4日、Clarivate Analytics社は、計量書誌学手法の開発等に従事する同社の事業部門である科学情報研究所(Institute for Scientific Information:ISI)が、共著論文の計量書誌学上の影響関係を分析した調査報告書“Multi-authorship and research analytics”を公開したことを発表しました。
Web of Science(WoS)のデータに基づいて分析が行われ、次のようなことが指摘されています。
セミナーでは、米・イリノイ大学図書館・グレインジャー工学図書館情報センターのWilliam H Mischo氏、Mary C Schlembach氏による講演「大学における研究インパクト指標の利用と評価」(逐次通訳付)が行われます。講演の要旨によれば、イリノイ大学図書館が開発した研究インパクトデータの可視化システムや、さまざまな利用可能な研究指標間の関係を調べた結果についての紹介が行われるとあります。
Springer Nature社は2019年10月23日付のプレスリリースで、82の高品質科学ジャーナルに掲載された論文を基にした研究者所属情報に関するデータベースNature Indexにおいて、設立50年以下の大学の研究力に関するランキングNature Index Young Universitiesが公開されたことを発表しました。
新興大学を対象にしたランキングはNature Indexにとって初めての試みです。公開されたNature Index Young Universities特別冊子の印刷版では、2018年のNature Indexにおけるある論文への各共著者の相対的貢献度を示す指標Fractional count(FC)に基づく上位50校のテーブル“Nature Index Young Universities”と2015年から2018年にFCがどれだけ上昇したかによって順位付けした上位25校のテーブル“Rising Young Universities”の2種類のテーブルが掲載されています。また、オンライン版では分野別のランキングも公開されています。
2019年9月30日、英ウェルカム財団、Digital Science社、英シェフィールド大学、オランダのライデン大学の4機関により、「研究の研究」(research on research)に関する最新のアプローチ推進を目的とするコンソーシアム、”Research on Research Institute” (RoRI)の立ち上げが発表されました。
欧州研究図書館協会(LIBER)は、2019年9月10日付けのブログ記事で、同日に開催されたウェビナー“Innovating The Ways Metrics Are Applied, Responsible Metrics & Measuring Openness”の映像をYouTubeで、発表スライドをZenodoで公開していることを紹介しています。
ウェビナーでは、ドイツ経済学中央図書館(ZBW Leibniz Information Centre for Economics)のIsabella Peters氏による、研究の開放性を定量的・定性的に測定する様々な手法についての発表と、英・ケント大学のSarah Slowe氏による、責任ある研究評価指標の重要性と研究機関の役割に関する発表が行われました。
2019年9月3日、Digital Science社は科学計量学・計量情報学国際学会(International Society for Scientometrics and Informetrics:ISSI)との提携により、同社が提供する研究ディスカバリープラットフォームDimensions、及び同社傘下のAltmetricのデータについて、科学計量学の研究利用のためにISSI構成員に対して無料アクセスを提供予定であることを発表しました。