IMLS(博物館・図書館サービス機構)

米・Educopia Institute、大学図書館の出版事業における学術誌出版ワークフローを文書化した資料を公開:北米の大学図書館12館が対象

2021年10月20日、米国のMLAおよびその他の文化資源保存機関の連携促進を目的とする非営利組織Educopia Instituteは、大学図書館の出版事業における学術誌出版ワークフローを文書化した資料を公開したことを発表しました。

Educopia Instituteが、図書館による出版活動を進める大学図書館のイニシアティブ“Library Publishing Coalition”(LPC)及び北米の大学図書館12館と実施しているプロジェクト“Library Publishing Workflows project”の成果です。同プロジェクトは、図書館における学術誌出版ワークフローの調査や文書化を行うものであり、米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)からの研究助成も受けています。今回公開されたワークフローはプロジェクト参加館12館のものであり、館ごとに公開されています。

発表では、プロジェクトからの今後のリリース予定についても紹介されています。今後数か月の間に、LPCのブログにおいてプロジェクト参加館による記事が掲載され、ワークフローの変遷等についての紹介が行われる予定です。また、2022年1月には、図書館出版が自らのワークフローを文書化するためのツールや、文書化を通じた業務改善を支援するためのツールをリリースする予定とあります。

REALM Project、図書館・アーカイブ・博物館関係者向けに、新型コロナウイルス感染症の変異株・ワクチン及び換気に関する知見を要約した資料(2021年8月版)を公開

2021年8月12日、図書館・アーカイブ・博物館の職員や利用者への新型コロナウイルスへの影響を軽減するための資料の取扱方法について、科学的根拠に基づいた情報を作成・普及させることを目的とするREALM Projectが、スライド“Research Briefing: Vaccines, Variants, and Ventilation”(2021年8月12日付け)を公開していました。米・バテル記念研究所の研究者が作成した資料です。

同スライドは、2021年1月1日から7月26日までに発表された科学論文のレビューを踏まえたものであり、新型コロナウイルス感染症の変異株・ワクチンに関する知見を要約した内容となっています。発表では、注目すべき点として次の内容等を挙げています。

・教室内での感染防止に焦点を当てた研究では、換気を変えること(ventilation changes)で平均感染リスクを25%低減させる効果があり、社会的距離を1.5メートルから3メートルに広げることで感染リスクを65%低減させることができた。(スライド31)
・専門家はトイレの換気扇を常時稼働させることを推奨している。その上で、排出された空気が再度入って来る可能性があるため、トイレの窓は開けないように指摘している。(スライド38)

米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)ら、“Communities for Immunity”を開始:米国における新型コロナウイルスワクチンに対する信頼を高めるための図書館等の取組を支援

2021年8月5日、米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、“Communities for Immunity”の開始をウェブサイトで発表しました。米国の博物館や図書館等が行う、新型コロナウイルスのワクチンに対する信頼感を高めるための地域レベルの取組を支援するものです。

“Communities for Immunity”は、科学技術センター協会(Association of Science and Technology Centers:ASTC)、IMLS、米国博物館同盟(American Alliance of Museums:AAM)、米国国立医学図書館(NLM)が構築する図書館等のネットワーク“Network of the National Library of Medicine(NNLM)”による取組です。その他、米国図書館協会(ALA)や米・都市図書館協議会(Urban Libraries Council:ULC)らが協力しています。

発表の中では、資金提供や専門家との連携等を通じて、博物館や図書館による、根拠に基づいた資料の作成・提供や、多様な市民を巻き込めるように設計された情報源・プログラム・アプローチの構築を支援すること等が述べられています。

米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)、教員のためのコンテンツを提供するウェブサイト“Museums for Digital Learning”を公開

2021年6月9日、米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、幼稚園から高等学校(K-12)の教員のためのコンテンツを提供するウェブサイト“Museums for Digital Learning”を公開したと発表しました。

IMLSが米・インディアナポリス美術館及び米・フィールド自然史博物館らと連携し2018年から実施している、多様な博物館が参加し、コレクションを用いたK-12の学校の教員向けの教育資源を開発・共有することを目的とした“Museums for Digital Learning”事業により作成されたプラットフォームです。

発表の中では、K-12の学校の教員と協力してあらゆる博物館にとって入力・追加しやすいテンプレートを作成したことや、29の教育資源を公開しており主題や学年で検索が可能なこと、23館の博物館が参加を表明していること等が述べられています。

米国のモハメド・アリ・センター、所蔵資料のデジタルアーカイブおよびオンライン展示を公開

2021年6月8日、元プロボクサーのモハメド・アリに関する博物館を備える米国のモハメド・アリ・センター(Muhammad Ali Center)が、所蔵する資料のデジタルアーカイブおよびオンライン展示を公開したと発表しました。

最初のオンライン展示として、“Ali and Neiman: A Friendship in Art”をテーマに、モハメド・アリと友人である芸術家のリロイ・ニーマンが作成した芸術作品に焦点を当てた展示が公開されています。また、発表の中では、資料のデジタル化は現在も継続しており、今後新たなコレクションを公開する予定であると述べられています。

発表によると、米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)から5万ドルの助成を受けて構築されました。

米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)、2019会計年度版の公共図書館の統計データを公開

2021年5月25日、米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、2019会計年度版の公共図書館の統計データを公開したと発表しています。

利用状況、財政状態、職員配置といった公共図書館に関する主要な指標を、全50州・コロンビア特別区・海外領土にある、1万7,000以上の中央館・分館・移動図書館で構成される、約9,000の公共図書館機構(public library system)から収集したものです

IMLS Releases 2019 Data on American Public Libraries(IMLS,2021/5/25)
https://www.imls.gov/news/imls-releases-2019-data-american-public-libraries

米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)、全米博物館・図書館サービスメダル2021を発表

2021年5月18日、米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、全米博物館・図書館サービスメダル2021の受賞館6館を発表しました。同賞は、市民や家庭、コミュニティの改善に著しい貢献を果たした博物館・図書館を称えて贈られる賞です。

30のファイナリストから選ばれた受賞館は以下の通りで、メンフィス公共図書館は2007年以来の2度目の受賞となります。

図書館
・キャベル郡公共図書館(ウェストバージニア州ハンティントン)

・ハイウッド公共図書館(イリノイ州ハイウッド)

・メンフィス公共図書館(テネシー州メンフィス)

博物館
・ハイデザート博物館(オレゴン州ベンド)

・ミシシッピ子ども博物館(ミシシッピ州ジャクソン)

・ポンセ美術館(プエルトリコ・ポンセ)

米国図書館協会(ALA)、米国救済計画法(ARPA)で規定された助成金を獲得するためのツールやガイダンスをまとめたウェブページを公開

2021年4月14日、米国図書館協会(ALA)は、全ての館種の図書館が、米国救済計画法(ARPA)で示されている州単位で割り当てられる助成金を獲得するためのツールやガイダンスをまとめたウェブページ“American Rescue Plan - State Funding Guide”を公開しました。同ページでは、法律に書かれている図書館にとって大事な救済条項に関する情報や、有用なリンク集、カスタマイズできる役所に提出する文書のテンプレート等が掲載されています。

新型コロナウイルス感染症対応のため3月10日に成立した同法は、1兆9,000億ドル規模の経済対策法で、米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)への2億ドルの配分のほか、学校・大学・公共図書館対象とした数十億規模のプログラムが含まれています。

ページ