CILIP(図書館情報専門家協会)

英国での地方自治体の法的義務の見直し、公共図書館サービス提供義務も対象に

英国では、公共図書館・博物館法により、地方自治体に公共図書館サービス提供の義務が課されていますが、現在行われている、地方自治体の法的義務(statutory duties)の見直し作業において、イングランドの公共図書館サービスの提供なども対象に含まれているとのことです。図書館・情報専門家協会(CILIP)では、図書館の重要性をアピールするよう関係者に呼びかけるプレスリリースを出しています。

Public libraries’ legal protection under threat(CILIPのウェブサイト 2011/3/14付けの記事)
http://www.cilip.org.uk/news-media/Pages/news110314.aspx

「なぜ公共図書館?」図書館の価値を1分間でアピールする文書(英国)

英国の図書館・情報専門家協会(CILIP)は、図書館の価値を簡潔にアピールするためのメッセージ(clear and compelling one-minute messages)の作成を始めるとのことです。その最初の2つとして、「なぜ公共図書館?」(Why public libraries?)と「なぜ有給の専門家?」(Why paid professionals?)がウェブサイトで公開されています。「なぜ公共図書館?」では、図書館が世界の知識と情報へのアクセスを提供すること、社会のあらゆる年齢層の人々の読書を促進すること、コミュニティのハブとして機能することなどが、「なぜ有給の専門家?」では、サービス提供の質と一貫性を保証できること、専門能力を活用して様々な情報へのアクセスの手助けができること、図書館サービスを拡充するための活動ができることなどがあげられています。

Clear and compelling one-minute messages(2011/1/6付けCILIPのウェブサイトの情報)
http://www.cilip.org.uk/get-involved/uniquecontribution/Pages/clearmessages.aspx

英国の図書館・情報専門家協会(CILIP)の評議会で今後の活動方針のためのレポートが了承される

2010年11月23日に開催された英国の図書館・情報専門家協会(CILIP)の評議会の場で、2010年7月に提出されたCILIPの今後のあり方についての議論をまとめたレポート“Defining our professional future: Report to CILIP Council”が了承されたようです。今後、評議会はこの報告書に基づいてCILIPの活動方針を話し合うことになるようです。

Defining our Professional Future and the Roadmap for Change
Report agreed by CILIP Council, 23 November 2010
http://www.cilip.org.uk/get-involved/cilipfuture/Documents/Roadmap%20for%20change%20and%20budget_agreed%20by%20Council%2023%20Nov%202010.pdf

Defining our professional future: Report to CILIP Council

英国の2009-2010年期の図書館統計(暫定版)が発表される

2010年10月29日、英国公認公共財務会計協会(CIPFA)が2009-2010年期の図書館統計(暫定版)を発表しました。それによると、最も来館者の多かった図書館は昨年の調査と同じくNorfolk and Norwich Millennium Libraryとのことです。英国の図書館・情報専門家協会(CILIP)が作成した、2008-2009年期の公共図書館統計との比較表によると、公共図書館の専門職員数は増加したものの職員数全体としては減少した、公共図書館への来館者数は前年と比較して1.6%減少して約2億7000万人であった、公共図書館のウェブサイトへのアクセス数は前年と比較して6.4%増加した、貸出件数は前年比0.5%減であったとのことです。

Trends from CIPFA Public Library Service(CIPFAの統計データを基にした、CILIPによる2008-2009年と2009-2010年の比較表)
http://www.mla.gov.uk/news_and_views/press_releases/2010/~/media/Files/pdf/2010/research/Trends_from_CIPFA_Public_Library_Service

英国出版社協会、図書館による電子書籍の貸出に関するガイドラインを発表

2010年10月21日、英国の出版社協会(the Publishers Association)が、英国の図書館・情報専門家協会(CILIP)のカンファレンスの場で、図書館による電子書籍の貸出に関するガイドラインを発表しました。ガイドラインでは、(1) 図書館の資料購入費がカバーするのは、ある一定期間にある個人に対して一つの資料を貸し出す権利である。(2) 図書館による電子書籍貸出は図書館および敷地内に限定し、利用者が図書館から電子書籍を借りるためには、図書館まで来る必要があるようにする。(3) しっかりとした地理的空間に基づく利用者区分が図書館の全てのサービスにとっては必要であり、利用者がその地域に住んでいるかどうかの確認と、地域外からの利用者に応じるための一時利用の規定を設けるようにする。(4) 利用者がダウンロードした電子書籍は一定の貸出期間(例えば2週間)が過ぎると読めなくなる、以上の4点が書かれているようです。

PA sets out restrictions on library e-book lending (2010/10/21付け The Bookseller.comの記事)

英国の図書館・情報専門家協会(CILIP)、2009年の年次・会計報告書を公開

2010年10月15日、英国の図書館・情報専門家協会(CILIP)が、2009年の年次・会計報告書“Annual Report and Accounts 2009”を公開しています。

Annual Report and Accounts 2009 (2010/10/15付け)
http://www.cilip.org.uk/filedownloadslibrary/governance/g.%20annual%20report%20and%20accounts%202009.pdf

専門図書館による情報提供の価値に関する文献リスト(英国)

英国の図書館・情報専門家協会(CILIP)が、専門図書館や情報提供サービスによる情報提供の価値に関する文献を集めたリストを公開しています。ビジネスにおける情報の重要性についての調査や、情報提供機関の価値についての調査など、58の調査や文献等が、原資料へのリンク付きで紹介されています。

Special library and information services resources lists
http://www.cilip.org.uk/get-involved/advocacy/special-library-information-services/Pages/special-library-resources-list.aspx

E1072 - 「人生を変える」ソートン刑務所図書館

2010年7月6日,英国の図書館・情報専門家協会(CILIP)が毎年恒例の “Libraries Change Lives Award”の受賞対象プロジェクトを発表した。2010年度に受賞したのは,エジンバラ市とソートン刑務所図書館のパートナーシップである。...

刑務所図書館がCILIPの“Libraries Change Lives Award”を受賞(英国)

英国の図書館・情報専門家協会(CILIP)が毎年発表する“Libraries Change Lives Award”の2010年度の受賞館が、スコットランドのエジンバラにあるソートン刑務所図書館に決定したそうです。この賞は、社会的排除(social exclusion)にあいやすい人々に対して革新的なサービスを行っている図書館を顕彰するものです。2008年に開館したソートン刑務所図書館は、刑務所内で社会的排除の問題に取り組み、受刑者が出所後のために学び、働く機会を得られるようサポートすることを目的としているとのことです。

The CILIP Libraries Changes Lives Award
http://www.cilip.org.uk/about-us/medalsandawards/libraries-change-lives/pages/lclawardintro.aspx

Edinburgh Library and SPS Prison Partnership wins prestigious award (2010/7/6付け CILIPのプレスリリース)
http://www.cilip.org.uk/news-media/Pages/news060710.aspx

参考:

E1052 - 英国の図書館協会,プライバシーに関するガイドラインを公表

英国の図書館・情報専門家協会(CILIP)の倫理委員会は,2010年3月に,図書館利用者のプライバシーに関するガイドライン文書“User Privacy in Libraries”をウェブサイトで公開した。情報アクセスの自由と個人のプライバシーとの関係への懸念が高まっているため,図書館職員や情報専門家の理解を深めるために作成された。プライバシー,利用者への周知,データ開示要求への対応,の3つが主な内容で,これらの項目について,留意点やチェック項目とともに,関連する法律や他のガイドライン等の参考資料,良い取組み事例等が紹介されている。...

ページ