Wikimedia財団

Wikipedia利用者調査の最終報告書が公開

Wikimedia財団が2008年11月に実施した大規模な利用者調査(回答数17万件以上)の最終報告書が公開されています。概要には、次のようなデータが示されています。
・66%は読むのみ(読者)、23%はときどき寄稿、7%は継続的に寄稿
・読者の69%は男性、31%は女性
・寄稿者の87%は男性、13%は女性
・寄稿する理由(複数回答)では、知識を共有するという考えが好きで貢献したい(72%)、間違いを発見したので訂正したい(69%)が二大理由

Wikipedia Survey – Overview of Results
http://wikipediasurvey.org/docs/Wikipedia_Overview_15March2010-FINAL.pdf

フランス国立図書館、テキスト化した著作の本文を“Wikisource”で校正

フランス国立図書館(BnF)が、“Wikisource”で同館のコンテンツの一部を公開することでWikimédia Franceと合意したと発表しています。“Wikisource”は、Wikimediaが2003年から手掛けているプロジェクトで、パブリックドメインあるいはライセンスフリーの著作の複製をWiki上で行うものと説明されています。今回の提携では、同館の電子図書館“Gallica”のコンテンツから、フランス語のパブリックドメインの著作の本文1,400件分をWikisourceを通して公開するとのことで、機械的にテキスト化された本文の校正作業がWikisource上で行われることになるようです。

La BnF signe un partenariat avec Wikimédia France(BnFのプレスリリース)
http://www.bnf.fr/documents/cp_wikimedia.pdf

Wikimédia France signe un partenariat avec la BnF(Wikimédia Franceのプレスリリース)
http://www.wikimedia.fr/wikim%C3%A9dia-france-signe-un-partenariat-avec-la-bnf

Wikisource:Accueil

Wikipedia、より使いやすく変身へ

Wikimedia財団は、2010年4月にWikipediaのユーザビリティを向上させるウェブサイト改善を実施します。具体的には、重要な機能をより簡単に見つられるようウェブサイトのデフォルトの見かけを新しいテーマに変更する、記事の編集ページをより使いやすくする、ウェブサイトのレイアウトを変更する、といったことが実施されます。4月5日にまずはWikimedia Commonsで改善を試行し、問題がなければ、4月下旬から、Wikipediaにも対象が広げられます。

Wikimedia gets ready for some big changes
- Wikimedia Blog 2010/3/25付けの記事
http://blog.wikimedia.org/2010/03/25/wikimedia-gets-ready-for-some-big-changes/

GoogleがWikimedia財団に200万ドルを寄付

Wikipediaを運営するWikimedia財団に対し、Google社が200万ドルを寄付したとのことです。Wikimedia財団のJimmy Wales氏は感謝の意を示すとともに、「これはすばらしい贈り物であり、GoogleとWikimediaの間の長期間の提携・友好関係を示すものとして祝いたい。両組織とも、高品質の情報を何億人もの人々に毎日提供し、インターネットをよりよいものにすることに尽力している」とコメントしています。

Press releases/Wikimedia Foundation announces $2 million grant from Google(2010/2/17けWikimedia財団のプレスリリース)
http://wikimediafoundation.org/wiki/Press_releases/Wikimedia_Foundation_announces_$2_million_grant_from_Google

Wikimedia財団、2008-2009年の年次報告を公表

Wikipediaを運営するWikimedia財団が、2008-2009年の年次報告を公表しています。主な出来事として、ユーザビリティ調査の実施や、クリエイティブ・コモンズライセンスの導入などがあげられています。

Annual Report From the Wikimedia Foundation
http://wikimediafoundation.org/wiki/Annual_Report

Annual Report 2008–2009(本文)
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/foundation/a/a4/WMF_Annual_Report_20082009_online.pdf

Wikimedia財団、Wikipediaの投稿者数減少に関する報道についてコメント

Wikipediaに記事を投稿する人の数が減少しているという報道を受けて、Wikipediaを運営するWikimedia財団は、ブログで見解を表明しています。報道の元となった研究(スペインのオルテガ博士によるもの)での「投稿」の定義等がWikimedia財団と異なることなどを指摘した上で、Wikipediaについて、以下のような認識を示しています。

・Wikipediaを読む人の数は引き続き増加している(2009年10月には3億4400万のユニークユーザー)。
・Wikipediaの記事数も引き続き増加している(1440万記事に日々数千の記事が追加されている)。
・Wikipediaに投稿する人の数のピークは約2年半前で、そこからやや減少した後、安定している。

そして、今後もより多くの投稿者が参加できるよう努力していく、と結んでいます。

Wikipedia’s Volunteer Story(2009/11/26付けWikimedia Blogの記事)
http://blog.wikimedia.org/2009/11/26/wikipedias-volunteer-story/

Volunteers Log Off as Wikipedia Ages(Wall Street Journalの記事)

WikipediaなどのWikimedia財団のサイトへの平均アクセス時間、日本がトップ

Wikipediaを運営するWikimedia財団は、comScore社と共同で実施した、世界のインターネット利用者数などに関する調査結果を公表しています。サイト別のユニークユーザー数では、トップがGoogleのサイトの8億7900万人で、Wikimedia財団のサイトは3億2500万人で第5位となっています。また、Wikimedia財団のサイトの訪問者の一人当たりのアクセス時間も国別で公表されており、日本が17分でトップとなっています。

Wikimedia and comScore partner to improve understanding of the reach and impact of free knowledge on the Web(2009/11/3付けWikimedia財団のプレスリリース)
http://wikimediafoundation.org/wiki/Press_releases/Wikimedia_and_comScore_partnership_November_2009

Wikimedia and comScore Announce Partnership; Top 10 Countries by Engagement on Wikimedia Sites(2009/11/5付けResourceShelfの記事)

Wikipedia、寄稿者の9割近くは男性であることが明らかに

Wikimedia財団が2008年11月に大規模な利用者調査を実施し(有効回答175,000件)、その結果の一部を2009年8月26日から28日までアルゼンチンで開催されたWikimania2009で公表しました。これによると、Wikipediaに寄稿していると答えた53,888人のうち、女性はわずか6,814人しかいないことが分かりました。なお、Wikipediaの記事は読むが、投稿はしないと答えた人の男女比は男性69%に対し、女性31%だったということです。こういったデータのほか、寄稿者が寄稿する理由、寄稿しない人が寄稿しない理由なども紹介されたということです。調査の最終報告は、2009年11月に発表される予定です。

Digital Library Europeana Said To Be Europe’s Answer to Google Books Settlement - WALL STREET JOURNAL 2009/8/31付けの記事
http://blogs.wsj.com/digits/2009/08/31/only-13-of-wikipedia-contributors-are-women-study-says/

Wikimania2009

E962 - オンライン健康情報の利用状況と情報の質向上への取組み(米国)

米国の調査機関Pew Internet Research & American Life Projectが2009年6月に公表した報告書“The Social Life of Health Information”によると,米国の成人の61%はオンラインでの健康情報の探索を行っているという。…

ウィキメディアブログの「パブリックドメインを守り、文化遺産を共有すること」という投稿、議論を呼ぶ

ウィキメディアブログに2009年7月16日、「パブリックドメインを守り、文化遺産を共有すること」と題された記事が投稿されました。著者はウィキメディア財団の副事務長、Moeller氏です。氏は、英国の国立肖像画美術館(National Portrait Gallary:NPG)から、ウィキメディアコモンズにパブリックドメインの絵画をアップロードする件に関し、「脅迫状」が届いたと書いています。NPGは、同館が所有しているパブリックドメインにある絵画の画像が、ウィキメディアコモンズにアップロードされたことに対し、異議を唱えているということです。NPGは、パブリックドメインの絵画の複製物に対する著作権を主張しています。Moeller氏は、パブリックドメインの文化資源をウェブ上で共有することの重要性を主張し、また、これまでウィキメディアコモンズと協力してきた各国の文化機関の事例を出すなどして、NPGに反論しています。この投稿に対し、読者から多くの反応があり、氏に賛成するもののほか、英国の著作権法下ではNPGの主張は正しいと判断できる、「脅迫状」を公開すべきだ、といった意見も出されています。

Protecting the public domain and sharing our cultural heritage
- Wikimedia blog 2009/7/16付けの記事

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