編集回数1位は、当該年の死没者を記録するための記事“Deaths in 2016”で、その回数は18,230回でした。2位は、次期米国大統領に選ばれた“Donald Trump”の8,933回、3位は“List of Hillary Clinton presidential campaign endorsements”(ヒラリー・クリントンの選挙公約のリスト)の6,527回となっています。
ウィキペディアの小額助成金制度“Individual Engagement Grants”から資金提供を受けたプロジェクト“The Wikipedia Library”が行っている、すべての図書館員がウィキペディアにひとつずつ参照文献を加える#1Lib1Refキャンペーンを、2017年は1月15日から2月3日まで実施すると発表されています。
そして、Linked open dataが、データの情報共有を進展させ、図書館とウィキペディアのコンテンツを拡充するものと指摘され、また、ウィキペディアの文化を強化・変化させるために、ウィキペディアン・イン・レジデンスやWikipedia Visiting Scholarプログラムといった学習コミュニティを生み出す方法が検討されたとのことです。
トップ20が発表となっており、(1)例えば“Deaths in 2015”のようなトピックスに関するもの、(2)11月にパリで発生したテロや『ジュラシックワールド』のようにポップカルチャーや重要な出来事に関するもの、(3)“Geospatial summary of the High Peaks/Summits of the Juneau Icefield”という記事のように1人の編集者が多数の編集を繰り返しているもの、の3つのカテゴリに大別できるとしています。
編集回数1位は、2014年に引き続き当該年の死没者を記録するための記事で、“Deaths in 2015”となり、その回数は18,121回でした。2位は"Geospatial Summary of the High Peaks/Summits of the Juneau Icefield"で、米国アラスカ州にあるジュノー氷原の位置、標高、突出状態といった地理空間的な特性に関してまとめられたものです。