Wikimedia財団

国際図書館連盟(IFLA)、図書館とWikimediaプロジェクトをつなぐことを目的とした “WikiLibrary Manifesto”に署名

2021年6月15日、国際図書館連盟(IFLA)が、“WikiLibrary Manifesto”への署名を発表しました。

“WikiLibrary Manifesto”は、Linked Open Data(LOD)等のオープンな形式での知識の流通を促進するために、図書館と、WikibaseをはじめとしたWikimediaのプロジェクトをつなぐことを目的とした声明です。目標として、芸術・文化・科学のためのLODネットワークの構築および実現が掲げられています。ウィキメディア・ドイツと図書館の間の議論と協力により作成された、FAIR原則の適用を支援するものであり、7つの原則と5つの方策で構成されています。

発表の中では、図書館とWikimediaは、情報と知識の共有という同一の目的を持っていることが述べられています。

IFLA signs the WikiLibrary Manifesto(IFLA, 2021/6/15)
https://www.ifla.org/node/93952

2020年にWikipedia英語版でよく読まれた記事トップ25

Wikimedia財団は、2020年12月29日付けのmediumでの投稿において、2020年にWikipedia英語版でよく読まれた記事トップ25を紹介しています。

ページビュー数1位の記事は“COVID-19 pandemic”であり、8,304万504ページビューとなっています。2位は“Donald Trump”で5,547万2,791ページビュー、3位は当該年の死没者を記録するための記事“Deaths in 2020”の4,226万2,147ページビュー、4位は“Kamala Harris”で3,831万9,706ページビュー、5位は“Joe Biden”で3,428万1,120ページビューでした。

記事では、トップ25のうち7記事がCOVID-19と直接関係があること、トップ25に見られるもう一つの主要なテーマが政治、より具体的には米国大統領選挙であること等を指摘しています。

なお、記事の注記によれば、12月29日時点では12月15日までのデータを用いてリストを作成しており、2021年1月に12月16日以降のデータセットも用いてリストの更新が行なわれます。

国際図書館連盟(IFLA)、図書館におけるWikidata、Wikibaseに関するビデオを公開

2020年9月24日、国際図書館連盟(IFLA)のWikidataワーキンググループが、図書館におけるWikidataとWikibaseに関するビデオ6件を、IFLAのYouTubeチャンネルで公開したことを発表しました。

同ワーキンググループが主催した、サイテーション、学術出版のオープンアクセス、書誌データのリンク・可視化等に関する、専門家とのオンラインディスカッションの映像です。

発表によると、2020年世界図書館情報会議(WLIC)で、WikiCiteの助成金を受けてサテライトイベントを開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となったため、代わりとして実施されたと述べられています。

IFLA releases 6 videos on Wikidata and Wikibase in Libraries(IFLA, 2020/9/24)
https://www.ifla.org/node/93341

2019年にWikipedia英語版でよく読まれた記事トップ25

Wikimedia財団は、2019年12月27日付けのmediumでの投稿において、2019年にWikipedia英語版でよく読まれた記事トップ25を紹介しています。

ページビュー数1位は、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の情報をまとめた記事“Avengers: Endgame”で、44,159,830ページビューでした。2位は、当該年の死没者を記録するための記事“Deaths in 2019”の38,434,061ページビュー、3位は2019年に映画化された連続殺人犯に関する記事“Ted Bundy”の29,334,592ページビューとなっています。

なお、記事の注記によれば、当初は2019年12月15日までのデータセットを用いて記事のリストを作成・公開していたものの、2020年1月2日に、12月16日以降のデータセットも用いてリストを更新したとあります。

米国デジタル公共図書館(DPLA)、Wikimedia財団と連携し、登録されている文化遺産のデータをWikimedia Commonsにアップロードすると発表

2019年12月10日、米国デジタル公共図書館(DPLA)は、Wikimedia財団と連携し、DPLAに登録されている文化遺産のデータを、Wikipedia等のWikimedia財団のプロジェクトに取り込むと発表しました。

アルフレッド・P・スローン財団の助成を得て実施されるもので、最初に取り込むものの1つとして、黒人女性と参政権運動に関するコレクションがあげられており、写真・手稿等の歴史的な資料がWikimedia Commonsにアップロードされます。

今回の連携は、同財団のWikimedia Commons内のメディアファイルの機械可読性やオンライン検索でのアクセス向上のためのインフラ構築プロジェクトを基に実施されます。

Internet Archive(IA)、Wikipediaの記事内の13万件の図書への参照を、IAがデジタル化した図書へのリンクに置き換え

2019年10月29日、Internet Archive(IA)は、英語版・ギリシャ語版・アラビア語版を含むいくつかの言語版のWikipediaの記事内の13万件の図書への参照を、IAがデジタル化した図書5万件へのリンクに置き換えたと発表しています。

デジタル化された図書の当該ページにリンクされていますが、図書全体を読みたい場合は、“Controlled Digital Lending”を通じてデジタル化された資料を借りることができます。

この作業は開始したばかりで、Wikipediaのコミュニティと連携し、今後も継続して実施することが想定されています。

Weaving Books into the Web-Starting with Wikipedia(Internet Archive Blogs, 2019/10/29)
https://blog.archive.org/2019/10/29/weaving-books-into-the-web-starting-with-wikipedia/

北米研究図書館協会(ARL)、Wikidataに関するホワイトペーパーを公表

2019年4月18日、北米研究図書館協会(ARL)が、Wikidataに関するホワイトペーパーを公表しました。

図書館員が自館の蔵書や自組織の研究者や機関の情報の世界的な発見を促進するうえでオープンなナレッジベースを利用するための多様な方法を推奨するものです。

WikidataにおけるGLAM分野の活動や、研究図書館での関与の機会について紹介しています。

GoogleとWikimedia財団、様々な地域言語によるウェブコンテンツ拡大のための連携を発表

2019年1月22日、GoogleとWikimedia財団が、様々な地域言語(local languages)によるウェブ上の情報が不足しているとの課題認識のもと、そのような言語によるコンテンツを増やすことを目的に連携すると発表しました。

Wikipediaの編集者が、GoogleのTranslate API(翻訳)・Custom Search API(引用情報のメンテナンス)・Cloud Vision API(デジタル化)を無料で利用可能とすることや、インドの12言語によるWikipedia記事を拡充するパイロットプロジェクトのインドネシア・メキシコ・ナイジェリア・中東・北アフリカ地域の10言語への拡大(“GLOW:Growing Local Language Content on Wikipedia”プログラム)が発表されています。

また、Wikimedia財団によるプロジェクトを支援するため、Googleがウィキメディア基金(Wikimedia Endowment)に200万ドル、ウィキメディア財団に110万ドルの寄付を行なうことも発表されています。

2018年にWikipedia英語版でよく読まれた記事トップ30

Wikimedia財団は、2019年1月2日付けのニュースにおいて、Wikipedia英語版で2018年によく読まれた記事トップ30のタイトルとページビュー数を紹介しています。

ページビュー数1位は、当該年の死没者を記録するための記事“Deaths in 2018”で、38,610,433ページビューでした。2位は、2018年にロシアで開催されたFIFAワールドカップに関する情報をまとめた“2018 FIFA World Cup”の34,306,615ページビュー、3位は映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の情報をまとめた“Avengers: Infinity War”の32,818,606ページビューとなっています。

4位以下の記事タイトルとページビュー数(括弧内の数値)は以下のとおりです。

Internet Archive(IA)によるWikipediaのリンク切れをウェブアーカイブされた情報に置き換える作業、900万件を突破

2018年10月1日、Internet Archive(IA)は、Wikipediaの22言語版に含まれるリンク切れを、Wayback Machineやその他ウェブアーカイブに含まれるアーカイブ版に置き換えた数が、900万を超えたと発表しました。

この10日間の調査では、WikipediaからWayback Machineへのクリック数はGoogleブックスの3倍で、英語版では1日あたり平均2万5千クリックあったとしています。

今後、ウェブアーカイブへの置き換えのスピードを迅速化、ウィキメディア財団のサービスEventStreamsを用いての外部参照情報のアーカイブプロセスの改善、リンクチェック・修正の作業をより多くのウェブページ・電子書籍・学術論文に拡大する方法の検討、研究者・編集者がアーカイブされた情報を利用するための支援方法の調査、等を行っていくとしています。

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