Wikimedia財団

Internet Archive(IA)、Wikipediaの記事内の13万件の図書への参照を、IAがデジタル化した図書へのリンクに置き換え

2019年10月29日、Internet Archive(IA)は、英語版・ギリシャ語版・アラビア語版を含むいくつかの言語版のWikipediaの記事内の13万件の図書への参照を、IAがデジタル化した図書5万件へのリンクに置き換えたと発表しています。

デジタル化された図書の当該ページにリンクされていますが、図書全体を読みたい場合は、“Controlled Digital Lending”を通じてデジタル化された資料を借りることができます。

この作業は開始したばかりで、Wikipediaのコミュニティと連携し、今後も継続して実施することが想定されています。

Weaving Books into the Web-Starting with Wikipedia(Internet Archive Blogs, 2019/10/29)
https://blog.archive.org/2019/10/29/weaving-books-into-the-web-starting-with-wikipedia/

北米研究図書館協会(ARL)、Wikidataに関するホワイトペーパーを公表

2019年4月18日、北米研究図書館協会(ARL)が、Wikidataに関するホワイトペーパーを公表しました。

図書館員が自館の蔵書や自組織の研究者や機関の情報の世界的な発見を促進するうえでオープンなナレッジベースを利用するための多様な方法を推奨するものです。

WikidataにおけるGLAM分野の活動や、研究図書館での関与の機会について紹介しています。

GoogleとWikimedia財団、様々な地域言語によるウェブコンテンツ拡大のための連携を発表

2019年1月22日、GoogleとWikimedia財団が、様々な地域言語(local languages)によるウェブ上の情報が不足しているとの課題認識のもと、そのような言語によるコンテンツを増やすことを目的に連携すると発表しました。

Wikipediaの編集者が、GoogleのTranslate API(翻訳)・Custom Search API(引用情報のメンテナンス)・Cloud Vision API(デジタル化)を無料で利用可能とすることや、インドの12言語によるWikipedia記事を拡充するパイロットプロジェクトのインドネシア・メキシコ・ナイジェリア・中東・北アフリカ地域の10言語への拡大(“GLOW:Growing Local Language Content on Wikipedia”プログラム)が発表されています。

また、Wikimedia財団によるプロジェクトを支援するため、Googleがウィキメディア基金(Wikimedia Endowment)に200万ドル、ウィキメディア財団に110万ドルの寄付を行なうことも発表されています。

2018年にWikipedia英語版でよく読まれた記事トップ30

Wikimedia財団は、2019年1月2日付けのニュースにおいて、Wikipedia英語版で2018年によく読まれた記事トップ30のタイトルとページビュー数を紹介しています。

ページビュー数1位は、当該年の死没者を記録するための記事“Deaths in 2018”で、38,610,433ページビューでした。2位は、2018年にロシアで開催されたFIFAワールドカップに関する情報をまとめた“2018 FIFA World Cup”の34,306,615ページビュー、3位は映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の情報をまとめた“Avengers: Infinity War”の32,818,606ページビューとなっています。

4位以下の記事タイトルとページビュー数(括弧内の数値)は以下のとおりです。

Internet Archive(IA)によるWikipediaのリンク切れをウェブアーカイブされた情報に置き換える作業、900万件を突破

2018年10月1日、Internet Archive(IA)は、Wikipediaの22言語版に含まれるリンク切れを、Wayback Machineやその他ウェブアーカイブに含まれるアーカイブ版に置き換えた数が、900万を超えたと発表しました。

この10日間の調査では、WikipediaからWayback Machineへのクリック数はGoogleブックスの3倍で、英語版では1日あたり平均2万5千クリックあったとしています。

今後、ウェブアーカイブへの置き換えのスピードを迅速化、ウィキメディア財団のサービスEventStreamsを用いての外部参照情報のアーカイブプロセスの改善、リンクチェック・修正の作業をより多くのウェブページ・電子書籍・学術論文に拡大する方法の検討、研究者・編集者がアーカイブされた情報を利用するための支援方法の調査、等を行っていくとしています。

韓国図書館協会(NLK)、Wikipediaの編集方針を学ぶ「図書館と一緒にWikipediaプロジェクト」への参加館を募集中

2018年9月13日、韓国図書館協会(NLK)が、「図書館と一緒にWikipediaプロジェクト」への参加館(国立・公共・大学・専門・学校図書館)の募集を開始しました。〆切は10月5日です。

韓国ウィキメディア協会との共催により、9月から12月にかけて、希望する館において、司書及び住民を対象に、Wikipediaの編集方針を学ぶエディタソンを実施するプロジェクトです。

すべての図書館員がウィキペディアにひとつずつ参照文献を加えるキャンペーン“#1Librarian 1Reference”プロジェクトの紹介なども行われる予定です。

[안내]‘도서관과 함께하는 위키백과 프로젝트’ 도서관 모집 공고(~10/5 마감)(NLK,2018/9/13)
http://www.kla.kr/jsp/info/association.do?procType=view&f_board_seq=55721

Wikipedia、ブラジル国立博物館の火災被害を受け、Wikimedia Commonsへの同館コレクションの写真のアップロードを呼びかけ

2018年9月5日、Wikipediaが、ブラジル国立博物館(Museu Nacional)の火災により同館のコレクションに被害が出たことを受け、同館コレクションの写真を持つ人に対し、Wikimedia Commonsへのアップロードを呼びかけています。

@Wikipedia(Twitter,2018/9/5)
https://twitter.com/Wikipedia/status/1037066123869483008

関連:
NOTA AO PUBLICO (Museu Nacional)
http://www.museunacional.ufrj.br/destaques/notaimprensa.html
※火災を受けてブラジル国立博物館が発表したプレスリリース(ポルトガル語)

すべての図書館員がウィキペディアにひとつずつ参照文献を加える#1Lib1Refキャンペーン、2018年の第2弾が実施中

例年1月に実施される、すべての図書館員がウィキペディアにひとつずつ参照文献を加えるキャンペーン#1Lib1Refの第2弾が、2018年5月15日から6月5日にかけて行われています。

再度の実施の要望を受け、5月は南半休の夏休みではなく、また、スペイン語のウィキペディアが誕生した月であることから、この時期に実施されることになったものです。

The Wikipedia Library/1Lib1Ref(Wikimedia)
https://meta.wikimedia.org/wiki/The_Wikipedia_Library/1Lib1Ref

Delivering Information for All: #1Lib1Ref Returns for a Second Time in 2018(IFLA,2018/5/25)
https://www.ifla.org/node/47354

2017年にWikipedia英語版で編集された回数の多かった記事トップ20

2017年12月22日付けのWikimedia財団のブログで、Wikipedia英語版の記事で2017年に編集された回数の多かった記事についてタイトルと編集回数が掲載されています。

編集回数1位は、当該年の死没者を記録するための記事“Deaths in 2017”で、その回数は20,907回でした。2位は、2017年に大西洋で発生したハリケーンに関する情報をまとめた“2017 Atlantic hurricane season”の6,309回、3位は2017年の韓国の音楽業界についてまとめた“2017 in South Korean music”の5,573回、4位は最も視聴されたYouTubeの動画リスト“List of most-viewed YouTube videos”の5,146回、5位は、2017年に太平洋で発生した台風に関する情報をまとめた“2017 Pacific typhoon season”の5,101回となっています。

6位以下の記事タイトルと編集回数(括弧内の数値)は以下のとおりです。

北米研究図書館協会(ARL)とWikimediaコミュニティー、Wikimedia財団による協働プロジェクト

2017年10月4日、北米研究図書館協会(ARL)とWikimedia財団は、ARLとWikimediaコミュニティー、Wikimedia財団との協働プロジェクトに関する記事をウェブサイトに掲載しました。

同プロジェクトは、2016年8月にARL、WikimediaコミュニティーとWikimedia財団で開催したARL/Wikipedia Summitでの議論が元になっています。枠組みとなる2つのテーマは以下の通りです。
 
  • Linked Open Data(LOD)は、それまで接続していなかった異なる情報源をつなぎ、図書館とWikipediaのコンテンツの相互を豊かにする可能性があること。
  • 図書館とWikipediaの文化とコンテンツにおいて、多様性や包含性を増す包括的な取組みになること。

同プロジェクトでは、米国およびカナダの先住民族のコミュニティーに関する資料を対象としています。LODの作成においてコミュニティーと協働する仕組みを形作るために、事例研究のアプローチをとるとのことです。

ページ