シンガポール

CDNLAOニュースレター、最新号で「法定納本制度」を特集:4か国の国立図書館における取組を紹介

2021年8月23日、国立国会図書館(NDL)は、NDLが編集するCDNLAO(アジア・オセアニア国立図書館長会議)の英文ニュースレター“CDNLAO Newsletter”第98号を公開しました。

特集として「法定納本制度」を取り上げており、オーストラリア、インドネシア、日本、シンガポールの国立図書館による取組を紹介する以下の記事を掲載しています。

(オーストラリア)
・“National edeposit – collecting, preserving and providing access to Australian electronic publications”

英国図書館(BL)とシンガポール国立図書館委員会(NLB)によるデジタル化プロジェクトが完了

2021年5月3日、英国図書館(BL)が、シンガポール国立図書館委員会(NLB)と連携して2013年から進めていた、5年間のデジタル化プロジェクトが完了したと発表しました。

プロジェクトの初期はBLの所蔵するマレー語の手稿やシンガポールの古地図、トーマス・ラッフルズ(Sir Thomas Stamford Raffles)に関する資料に焦点が当てられていましたが、その後、ブギス語の手稿や東南アジアのコーランの写本も対象となりました。デジタル化した資料は、BLのウェブサイト“Digitised Manuscripts”やNLBの“BookSG”からアクセスできます。

発表によると、約120巻、約150点の手紙および文書からなるマレー語の手稿、約250の古地図、27巻のトーマス・ラッフルズに関する文書、ブギス語の手稿32冊、マカッサル語の手稿2冊、東南アジアのコーランの写本8冊のデジタル化が行われました。

シンガポール国家図書館委員会(NLB)及びイスラエル国立図書館(NLI)、英・デジタル保存連合(DPC)に加盟

2021年4月1日、英・デジタル保存連合(DPC)は、シンガポール国家図書館委員会(NLB)がDPCの正会員(full member)として加盟したことを発表しています。

2020年のDPCメルボルンオフィスの開設に伴い、DPCのガバナンス体制の一部としてオーストララシア・アジア太平洋地域のステークホルダーグループが設けられましたが、NLBは同グループにも参加します。同グループでは、地域内におけるDPCのプログラム開発への情報提供、DPCの戦略的方向性への意見提出といった活動が行われます。

DPCは、2021年3月3日に、イスラエル国立図書館(NLI)がDPCの準会員(Associate Member)として加盟したことも発表していました。

国際図書館連盟(IFLA)、カナダとシンガポールで行われている著作権法改正にかかわって意見書を提出

2021年4月13日、国際図書館連盟(IFLA)は、カナダとシンガポールで行われている著作権法改正にかかわって、意見書を提出したと発表しています。

カナダに関しては、同国が米国・メキシコとの貿易協定において、著作権の保護期間を著作権者の死後50年から70年に延長すると約束したことから、Canadian Federation of Library Associationsおよびカナダ研究図書館協会(CARL)と同じく、孤児著作物やアウト・オブ・コマース(out-of-commerce)の著作物の利用を可能とするオプションの設定と、創作後100年を経た著作物の利用を例外とすることを推奨するとしています。また、著作権者が保護期間の最後の20年間に権利の行使を望む場合の登録システムを創設し、未登録作品はパブリックドメインになることとすることを強く推奨するとしています。

また、IFLAでは、カナダのフェアディーリングによる例外規定についての柔軟性の重要性の強調、孤児著作物やアウト・オブ・コマースの著作物を扱う図書館員の責任の制限等といった点での、図書館の寄与も支持するとしています。

CDNLAOニュースレター、最新号で「COVID-19パンデミック下の図書館サービス」を特集:5か国の国立図書館におけるサービスを紹介

2021年2月25日、国立国会図書館(NDL)は、NDLが編集するCDNLAO(アジア・オセアニア国立図書館長会議)の英文ニュースレター“CDNLAO Newsletter”第97号を公開しました。

特集として「COVID-19パンデミック下の図書館サービス」を取り上げており、中国、インドネシア、日本、パプアニューギニア、シンガポールの国立図書館によるサービスを紹介する以下の記事を掲載しています。

米国議会図書館(LC)、19世紀のマレー語の書簡をデジタル化し公開:ウィリアム・ファーカーの書簡等

2021年1月25日、米国議会図書館(LC)が、19世紀のマレー語の書簡コレクション46件をデジタル化し、公開したことを発表しました。

同コレクションは、主に、シンガポールの英国植民地の総督であったウィリアム・ファーカーに宛てられた、現地の王や東南アジアの名士からの書簡で構成されています。発表では、1819年2月6日に締結された、英国東インド会社の交易拠点設立に関する条約“Singapore Treaty”の202周年に先立って、デジタル化を行ったと述べられています。

各国の国立図書館について紹介するウェビナーシリーズ“Meet the National Libraries”(記事紹介)

各国の国立図書館について紹介するウェビナーシリーズ“Meet the National Libraries”が、米・イリノイ大学国際地域研究図書館の組織“Slavic Reference Service”と国際図書館連盟(IFLA)国立図書館分科会との協力により開催されています。

2020年11月18日に開催された第1回は米国議会図書館(LC)特集であり、LC各部門の職員らによりLCの多様な業務・サービスの紹介が行われました。なお、第1回の記録動画はYouTube上で公開されています。

第2回は2021年1月28日午後6時(米国中部標準時)に開催予定であり、シンガポール国立図書館が特集されます。ウェブ会議サービスZoomを用いて開催され、事前登録すれば誰でも参加可能となっています。

【イベント】国際ワークショップ“Research Data Management: Nanyang Technological University's Approach”(1/19・オンライン)

2021年1月19日、東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センターの国際ワークショップ“Research Data Management: Nanyang Technological University's Approach”が、オンラインで開催されます。

シンガポールの南洋理工大学に所属するGoh Su Nee氏、Yuyun Wirawati氏を講師とし、シンガポールの研究データに関する政策、同大学での取組について講演が行われます。

講演は英語で行われます(通訳なし)。参加を希望する場合は、事前の申し込みが必要です。

公開セミナー/ワークショップ(東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センター)
https://csrda.iss.u-tokyo.ac.jp/international/public-lectures/

中国・北京の首都図書館とシンガポール国立図書館がオンライン展示“Memories of Two Cities”を同時公開:北京とシンガポールの古写真367点を掲載

北京日報による2020年11月10日付けの記事で、オンライン展示“Memories of Two Cities”(「双城往事」)の公開が紹介されています。

二つの都市(北京とシンガポール)の歴史を振り返る展示であり、中国・北京の首都図書館及びシンガポール国立図書館のウェブサイトと、首都図書館が運営するポータルサイト「北京記憶」上で11月9日に同時公開されました。「北京編」「シンガポール編」に分かれており、北京とシンガポールの古写真計367点を掲載しています。また、中国語・英語の2言語での表示に対応しています。

記事では、本展示が首都図書館の実施する「一帯一路」図書館国際協力交流プロジェクトの成果の一つであること、同館がプロジェクトにより複数の国外の図書館との協力を進めてきたことも紹介しています。

シンガポール国家図書館委員会(NLB)、サブスクリプション方式による児童書の宅配貸出サービスを開始:図書館員が選んだ8冊を毎月配達

2020年10月2日、シンガポール国家図書館委員会(NLB)は、サブスクリプション方式による児童書の宅配貸出サービス“The Little Book Box”の開始を発表しました。

図書館員が選んだ英語の児童書8冊を毎月宅配貸出するサービスであり、児童書は4歳から6歳までと、7歳から9歳までの2つの年齢層を対象としたものとなっています。

利用料金は、日本の消費税に相当する財・サービス税(GST)を含め月額10.70シンガポールドルです。滞納金のないNLB の図書館メンバーであれば申し込み可能ですが、申し込み可能な人数にはサービス全体で上限が設定されています。なお、申込み期間は3か月単位となっています。

配達スケジュールには変動があるものの、少なくとも21日間の閲覧利用が可能となっています。また、返却は期日までにNLBのいずれかの公共図書館の返却ボックスに返却する必要があります。

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