シンガポール

シンガポール国家図書館委員会(NLB)、サブスクリプション方式による児童書の宅配貸出サービスを開始:図書館員が選んだ8冊を毎月配達

2020年10月2日、シンガポール国家図書館委員会(NLB)は、サブスクリプション方式による児童書の宅配貸出サービス“The Little Book Box”の開始を発表しました。

図書館員が選んだ英語の児童書8冊を毎月宅配貸出するサービスであり、児童書は4歳から6歳までと、7歳から9歳までの2つの年齢層を対象としたものとなっています。

利用料金は、日本の消費税に相当する財・サービス税(GST)を含め月額10.70シンガポールドルです。滞納金のないNLB の図書館メンバーであれば申し込み可能ですが、申し込み可能な人数にはサービス全体で上限が設定されています。なお、申込み期間は3か月単位となっています。

配達スケジュールには変動があるものの、少なくとも21日間の閲覧利用が可能となっています。また、返却は期日までにNLBのいずれかの公共図書館の返却ボックスに返却する必要があります。

国際図書館連盟(IFLA)、「国際マーケティング賞2020」の受賞館を発表:1位は中国・佛山市図書館の“N-Library”

2020年7月22日、国際図書館連盟(IFLA)の管理・マーケティング分科会が、今回で17回目となる、「国際マーケティング賞2020」の受賞館を発表しました。

同賞は、創造的で結果重視のマーケティングプロジェクトやキャンペーンを実施した機関を表彰するもので、受賞者には2021年にオランダ・ロッテルダムで開催されるIFLA大会の参加費等が賞金として与えられます。

1位には中国の佛山市図書館による、同館の蔵書等を用いて家庭での図書館作りを支援する取組“N-Library”(Neighborhood Library/邻里图书馆)が選ばれました。情報技術を活用し、818の“N-Library”が小さな公共図書館として近隣住民や障害者、高齢者にサービスを提供しています。

2位にはカナダ・グレーターヴィクトリア公共図書館によるグレーターヴィクトリアの図書館に留まらない図書館への人々の考え方を変革するために統合されたブランド戦略を用いた取組“Change Your Mind”が、3位にはスペイン・ムルシア公共図書館による図書館の規制概念を変えユーモア等により利用者の知的好奇心を刺激することで新しい集団・感性等に図書館を開放する取組“Viven en la BRMU(They live in BRMU)”が選ばれています。

シンガポール国家図書館委員会(NLB)、シンガポール国立博物館(NMS)と共同で、新型コロナウイルス感染拡大下の体験の記録の提供を呼びかけ

2020年5月22日、シンガポール国家図書館委員会(NLB)が、シンガポール国立博物館(NMS)と共同で、新型コロナウイルス感染拡大下の体験の記録の提供を同国の個人・コミュニティ・団体に対して呼びかけています。

この期間の生活の全体像を把握し、国の歴史やアーカイブに加え、この通常とは異なる期間に関する次世代の理解を豊かにすることが目的で、12月31日まで行われます。

“Documenting COVID-19 in Singapore”という名前の同プロジェクトは、NLBが2月から行っている新型コロナウイルス感染症に関するウェブサイトやテレビ放送のアーカイブや、写真・エフェメラの収集を補完するものとして位置付けられています。また、NMSにおいて継続的に取り組まれている同国の近現代史の重要な瞬間を記録する“Collecting Contemporary Singapore”プロジェクトの一環としても位置付けられています。

国際美術館会議(CIMAM)、「新型コロナウイルス感染症拡大下における美術館の備え」を公開

2020年4月28日、国際博物館会議(ICOM)の提携機関である国際美術館会議(CIMAM)は、新型コロナウイルス感染症拡大下において美術館が備えるべき内容を示した文書“Precautions for Museums during Covid-19 Pandemic”の公開を発表しました。

同文書は、ナショナル・ギャラリー・シンガポール、香港M +、森美術館(東京都)の3館における感染症対応事例に基づいて作成されました。来館者の安全・スタッフの安全・施設管理・外部への情報発信に関する4つのテーマについて、美術館が注意すべき事項が20項目挙げられています。

2020年4月30日付で、アートに関するポータルサイト「美術手帖」に同文書の日本語訳が公開されています。

Precautions for Museums during Covid-19 Pandemic(CIMAM、2020/4/28)
https://cimam.org/news-archive/precautions-museums-during-covid-19-pandemic/

米・ニューズウィーク誌による「世界で最も革新的な図書館」9選:成蹊大学図書館が第8位に選出(記事紹介)

米・ニューズウィーク誌の2020年3月6日号に、世界各国の革新的な図書館を紹介した特集記事“The Most Innovative Libraries Around the World”が掲載されています。

第1位には米国ミズーリ州のカンザスシティ公共図書館(Kansas City Library)が選出され、巨大な本棚を模した図書館南側の駐車場に面する外壁の様子などが写真付きで紹介されています。また、東京都武蔵野市の成蹊大学図書館が第8位に選出され、プリツカー賞受賞者の坂茂氏の設計による同館アトリウムの中空に浮かぶ会話可能な学習室「プラネット」の様子が写真とともに紹介されています。

その他同記事では、ケニア政府のラクダを輸送手段に用いた移動図書館サービス「キャメル・ライブラリー・サービス」や、館内の図書運搬にロボットクレーンを利用するオーストラリアのシドニー市郊外にあるマコーリー大学図書館(Macquarie University Library)など、以下の9館が「世界で最も革新的な図書館」として写真付きで紹介されています。

CDNLAOニュースレター、最新号で「図書館及び情報サービスに関する調査研究」を特集:3か国の国立図書館における調査研究活動を紹介

2020年2月4日、国立国会図書館(NDL)は、NDLが編集するCDNLAO(アジア・オセアニア国立図書館長会議)の英文ニュースレター“CDNLAO Newsletter”第95号の公開を発表しました。

特集として「図書館及び情報サービスに関する調査研究」を取り上げており、中国、日本、シンガポールの国立図書館による調査研究活動を紹介する以下の記事を掲載しています。

中国:“Research Activities at the National Library of China: An Introduction”
日本:“NDL Research Report”
シンガポール:“Research in Information Service and Client Research Services at the National Library, Singapore”

韓国・国立子ども青少年図書館、アセアン加盟国の図書館と共同で「黄色のエプロンハッシュタグチャレンジ」を実施中:黄色のエプロンを着用して図書館で行なっている読み聞かせの様子をハッシュタグをつけてInstagramに投稿

韓国国立中央図書館(NLK)の国立子ども青少年図書館が、2020年1月15日から4月2日まで、東南アジア諸国連合(アセアン)加盟国のうち9か国(カンボジア・インドネシア・ラオス・マレーシア・ミャンマー・シンガポール・タイ・ベトナム)の図書館と共同で、4月23日の「世界本の日」を記念した「黄色のエプロンハッシュタグチャレンジ」を実施しています。

「黄色のエプロンハッシュタグチャレンジ」は、韓国とアセアン加盟国における「読み聞かせ活動」の楽しさを共有するためのSNSを用いた読書キャンペーンで、「韓国・アセアン読書文化共同事業」のブランドでもある黄色のエプロンを着用して図書館で行なっている読み聞かせの様子の写真や映像をハッシュタグを着けてInstagramに投稿するものです。

同館では、国別の投稿数に基づいて優勝国を選ぶとともに、6月に開催する国際シンポジウムにて事例を共有する予定です。

同取組は、2019年11月に開催された「韓国・アセアン子ども青少年サービス代表会議」で合意された「韓国・アセアン子ども・青少年読書文化共同事業」のフォローアップの一環として、韓国・オセアニア加盟国の読書文化発展のための実践的・具体的な活動として位置づけられています。

Springer Nature社、設立50年以下の大学の研究力に関するランキングNature Index Young Universitiesを公開:中国・韓国・シンガポール等のアジア諸国の新興大学が高評価

Springer Nature社は2019年10月23日付のプレスリリースで、82の高品質科学ジャーナルに掲載された論文を基にした研究者所属情報に関するデータベースNature Indexにおいて、設立50年以下の大学の研究力に関するランキングNature Index Young Universitiesが公開されたことを発表しました。

新興大学を対象にしたランキングはNature Indexにとって初めての試みです。公開されたNature Index Young Universities特別冊子の印刷版では、2018年のNature Indexにおけるある論文への各共著者の相対的貢献度を示す指標Fractional count(FC)に基づく上位50校のテーブル“Nature Index Young Universities”と2015年から2018年にFCがどれだけ上昇したかによって順位付けした上位25校のテーブル“Rising Young Universities”の2種類のテーブルが掲載されています。また、オンライン版では分野別のランキングも公開されています。

シンガポール国家図書館委員会(NLB)、公共図書館等の職員数・来館者数・貸出数・蔵書数・顧客満足度等をまとめた“NLB'S KEY TRENDS 2016-2018”を公開

2019年6月4日、シンガポール国家図書館委員会(NLB)が、“NLB'S KEY TRENDS 2016-2018”を公開しました。

当該期間における、公共図書館の職員数、国立図書館及び26の公共図書館の来館者数、公共図書館及びNLBウェブサイトにおける貸出数(冊子及び電子)、旧フォード工場(FORMER FORD FACTORY)への来館者数、NLBが契約するデータベース・電子書籍からのダウンロード数、冊子体・電子書籍の蔵書数、納本点数、顧客満足度指数が掲載されています。

NLB's Key Trends 2016-2018(NLB,2019/6/4)
https://www.nlb.gov.sg/NewsAnnouncement/tabid/225/announcementId/307/Default.aspx#.

千葉大学附属図書館/アカデミック・リンク・センター、シンガポール国立大学図書館と学術交流協定を締結

千葉大学附属図書館/アカデミック・リンク・センターは、2019年2月25日に、シンガポール国立大学図書館と部局間学術交流協定を締結したと発表しています。

今回の締結は、大学教育および学術コミュニケーションをめぐる環境が急速に変化する中で、両校の図書館が伝統的な大学図書館の枠組みを超え、デジタル環境における大学図書館機能の高度化に向けた先導的な活動を展開して行くことを目標としています。

以下の活動を具体化する予定としています。

・意見交換や取組事例共有のための相互調査訪問
・短期インターンシップ
・図書館機能の革新を促すための共同研究 ほか

千葉大学附属図書館/アカデミック・リンク・センターとシンガポール国立大学図書館とが学術交流協定を締結(千葉大学附属次図書館,2019/3/29)
https://www.ll.chiba-u.jp/topics/2018/topics_20190329_nus.html

ページ