カナダ

カナダ国立図書館・文書館(LAC)財団が設立される:コレクション拡大・保存のための資金の調達

2019年4月2日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)は、カナダ国立図書館・文書館財団(Library and Archives Canada Foundation)が設立されたことを紹介しています。

同財団は、LACが所蔵する膨大でかげがえのない貴重なコレクションを、カナダ人がよりアクセスできるように、また、同国の文化遺産をもっと鑑賞したいと望む世界中の人々と共有できるよう、熱意のある個人のグループにより設立されました。同館のコレクションを拡大し保存するための事業や連携を支援するための資金調達が重点的に取り組まれます。

また、生涯を同国の文学や歴史的遺産の創造と促進に捧げた個人の貢献をたたえることを目的に、5人の著名人に最初の“LAC Scholars Award”が授与されました。

国際図書館連盟(IFLA)、「国際マーケティング賞2019」の受賞館を発表

2019年3月28日、国際図書館連盟(IFLA)の管理・マーケティング分科会が、「国際マーケティング賞2019」の受賞館を発表しました。

同賞は、創造的で結果重視のマーケティングプロジェクトや、図書館・情報サービス産業の宣伝キャンペーンを実施した組織を表彰するものです。

1位にはカナダ・ブリティッシュコロンビア大学(UBC)図書館による「デジタル塗り絵キャンペーン(2018 UBC Library Digital Colouring Books Campaigny)」が選ばれました。

最終候補館であった、フィンランド・ヴァンター市図書館の“Taskukirjasto tutuksi/ Bring Pocket Library to Light”が第2位、オーストラリア・サンシャインコースト図書館の“Story Seat ー 10 seats, 10 stories, 10 parks”が第3位に選ばれています。

あわせて上位10館に選ばれた、残りの7館(スペイン・カナダ・ロシア・ジンバブエ・中国・オーストラリア)も発表されています。

カナダ研究図書館協会(CARL)、大学図書館員の役割の要点を説明する声明を発表

2019年3月14日、カナダ研究図書館協会(CARL)が、大学図書館員の役割の要点を説明する声明“The University Librarian: Providing Value to the Research University”を発表しました。

大学の研究事業や教育目標を進展させるために、情報サービス・リソース・設備の提供において大学図書館員がいかに優れた役割を果たしているかを概説したものです。

CARL Releases a Statement on the Role of the University Librarian(CARL,2019/3/14)
http://www.carl-abrc.ca/news/carl-releases-a-statement-on-the-role-of-the-university-librarian/

カナダインターネット登録局(CIRA)、インターネットとフェイクニュース、プライバシー等に関するカナダ人の経験や意見を調査したレポートを刊行

2019年2月19日、「.ca」ドメインの管理等を行うカナダの非営利団体であるカナダインターネット登録局(The Canadian Internet Registration Authority:CIRA)が、インターネットとフェイクニュース、プライバシー、サイバーセキュリティとアクセスに関するカナダ人の経験や意見を調査したレポート“CANADIANS DESERVE A BETTER INTERNET”を刊行しました。

2018年12月にカナダのインターネットユーザー1,200人以上に対し行った調査に基づくものであり、得られた主な知見として以下を挙げています。

〇ソーシャルメディアとフェイクニュース
・75%が、少なくとも時々は(at least sometimes)フェイクニュースを目にすると回答した
・57%がフェイクニュースに騙されたことがある
・70%が次のカナダ連邦議会選挙の結果にフェイクニュースが影響を与えるのではと懸念している

東亜図書館協会(CEAL)、加盟館の東アジア関連資料等の年次統計(2017-2018)を機関誌に掲載

東亜図書館協会(CEAL)に加盟する図書館の、東アジア関連資料等の年次統計(2017-2018)が、CEALの機関誌“Journal of East Asian Libraries”(JEAL)の168号(2019年2月)に掲載されています。

加盟館における、中国語(C)・日本語(J)・朝鮮語(K)・非CJK言語資料の単行書購入数、所蔵数、定期刊行物購読タイトル数、定期刊行物以外の非図書資料の所蔵数、総所蔵数、電子リソース数、電子書籍数や、寄付額・助成額、職員数(フルタイム換算)、外部委託の有無、各種サービス統計、連絡先等のほか、付録として、購入されているフルテキストデータベースのリストも掲載されています。

E2112 - 北米の研究図書館におけるラーニングアナリティクスの取組

2018年9月,北米研究図書館協会(ARL)が“SPEC Kit”第360号を刊行した。SPEC Kitは,図書館に関する特定のテーマをめぐり,ARLが自らの加盟館に行った質問調査を報告書としてまとめたシリーズである。第360号ではラーニングアナリティクス(Learning Analytics:LA)がテーマとなっている。

E2111 - アウトリーチへのアプローチ:北米研究図書館協会(ARL)調査

図書館のアウトリーチ活動が検証なしに実践されている。こうした現状認識のもと,北米研究図書館協会(以下「ARL」)は,報告書シリーズ“SPEC Kit”の第361号として,“Outreach and Engagement”(2018年11月付)を刊行した。この報告書は,ARLが125の加盟館に対して2018年7月から8月にかけて調査を実施し,57館から得た回答結果をまとめたものである。報告書は,調査結果に加え,アウトリーチに関する使命と目的に関する声明,イベント企画書,アウトリーチに携わる職員の職位記述書等の実例で構成されている。以下,調査結果の概要を紹介する。

北米研究図書館協会(ARL)、フェアユース/フェアディーリングウィーク2019にあわせ、インフォグラフィック“How Fair Use Helps in Saving Software”を公開

2019年2月25日、北米研究図書館協会(ARL)が、フェアユース/フェアディーリングウィーク2019(2019年2月25日から3月1日まで)にあわせ、インフォグラフィック“How Fair Use Helps in Saving Software”を公開しました。

教育・学習・研究のためにソフトウェアを保存することにフェアユースが如何に役立つかを示したものです。

Infographic Shows How Fair Use Helps in Saving Software(ARL,2019/2/25)
https://www.arl.org/news/arl-news/4731-infographic-shows-how-fair-use-helps-in-saving-software

北米研究図書館協会(ARL)、Plan Sの実現にかかる手引きへのフィードバックを発表

2019年2月8日、北米研究図書館協会(ARL)は、Plan Sの実現にかかる手引きへのフィードバックを発表しました。

Plan Sのビジョンに対する全面的な支持を表明するとともに、OAリポジトリに関しては、COARによるフィードバック(2019年2月6日付)に賛同しています。COARによるフィードバックは、OAリポジトリのコミュニティにとって現行の要件が厳しすぎることを指摘するとともに、Plan Sのビジョンを達成するための必要最小限かつ実行可能な要件を示しているとしています。

さらに、APCによらないOAジャーナルの多くが手引きの要件を満たすことができない可能性に触れ、要件を満たすための猶予期間を長くすることや、これらのジャーナルが要件を満たせるように資金援助することを提案しています。

また、手引きでCoalition Sが「公正で合理的なレベルのAPC」の確立に寄与すると述べていることへの歓迎や、著作者による著作権保持への支持などを述べています。

北米研究図書館協会(ARL)、加盟図書館員の給与調査レポートの2017-2018年度版を公開

2019年2月12日、北米研究図書館協会(ARL)が、124の加盟館を対象とした図書館員の給与調査レポートの2017-2018年版“ARL Annual Salary Survey 2017-2018”を公開しました。

114の大学図書館に勤務する1万518人と、9の非大学系図書館に勤務する3,259人が対象で、総合図書館・健康科学図書館・法律図書館に分けて報告されています。

・カナダの加盟館職員の給与はインフレ率と同様に上昇したが、米国の場合はそうではなかった。
・加盟館におけるマイノリティの図書館員の割合は15.5%であり、管理職では割合が低い。
・マイノリティ職員の68.2%が女性である。
・加盟館の女性職員の給与は男性の94.9%である。

等が指摘されています。

ARL Annual Salary Survey 2017-2018 Reports Data on Professional Positions in Member Libraries (ARL,2019/2/12)
http://current.ndl.go.jp/node/36350

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