Internet Archive

ニュージーランド国立図書館(NLNZ)、除籍予定の外国書籍をInternet Archiveに寄贈

2021年7月13日、ニュージーランド国立図書館(NLNZ)が、Internet Archiveと合意を締結し、同館のOverseas Published Collections(OPC)のうち、除籍を予定している外国書籍をInternet Archiveに寄贈すると発表しました。

発表によると、NLNZは、2018年半ばから所蔵する外国書籍の内、除籍するものの選定を開始しており、同館が除籍対象とし、他の図書館から譲渡の希望がない資料は、廃棄される可能性がありました。

寄贈された書籍は、デジタル化が行われ、2年以内にInternet Archiveが提供する電子書籍提供サイト“Open Library”において“Controlled Digital Lending(CDL)”のもと提供されます。書籍自体は、Internet Archiveがもつ米国内の保管施設で長期的に保存されるとあります。

その他、OPCの内、2015年に策定した蔵書構築方針や収集計画に合致する資料は保持され、一部は国内外の図書館で保管し相互貸借で利用可能とすること、権利者から申し出があった書籍については“Open Library”での提供が停止されること等が述べられています。

Internet Archive(IA)、ニューヨークアートリソースコンソーシアム(NYARC)と共同で、オンライン上のアートリソースを収集・保存するコンソーシアム結成を目指す取組を開始

2021年6月24日、Internet Archive(IA)が、ニューヨークアートリソースコンソーシアム(New York Art Resources Consortium:NYARC)と共同で、オンライン上のアートリソースを収集・保存するコンソーシアムの結成を目指す取組“Consortial Action to Preserve Born-Digital, Web-Based Art History & Culture”を行うと発表しています。

かつては、印刷物として出版されていたアートギャラリー・アーティスト・芸術団体の資料がオンラインで公開されるようになってきていることから、そのような資料を積極的に収集・保存することで、21世紀の芸術の歴史の記録や昨今のコロナ禍の記録として将来にわたって利用できるようにする事が目的です。

全米の30以上の美術図書館・博物館図書館が参加しての実施を支援するための全米人文科学基金(NEH)からの助成(30万5,343ドル/2年間)を受け、IAの公共図書館を対象とした地域の歴史のウェブアーカイブ構築支援プログラム“Community Webs”に基づいて実施されます。

同取組への参加を希望する図書館は7月31日までに申し込むよう呼びかけています。

Internet Archive(IA)、公共図書館を対象とした地域の歴史のウェブアーカイブ構築支援プログラム“Community Webs”が米国デジタル公共図書館(DPLA)に参加すると発表

2021年6月22日、Internet Archive(IA)は、IAが実施している公共図書館を対象とした地域の歴史のウェブアーカイブ構築支援プログラム“Community Webs”が、米国デジタル公共図書館(DPLA)に参加すると発表しています。

IAは2015年からDPLAのコンテンツプロバイダーとして参加していますが、今回の“Community Webs”の参加により、同プログラムで収集・公開してるウェブアーカイブコレクションのメタデータがDPLAに取り込まれます。

Community Webs joins the Digital Public Library of America(Internet Archive Blogs,2021/6/22)
http://blog.archive.org/2021/06/22/community-webs-joins-the-digital-public-library-of-america/

Internet Archive(IA)、蔵書評価の結果除籍されることとなった演劇史に関するコレクションの寄贈をカナダ・ハミルトン公共図書館から受ける:デジタル化しオンライン公開へ

2021年5月26日、Internet Archive(IA)は、カナダ・オンタリオ州のハミルトン公共図書館(HPL)から、18世紀から19世紀にかけての演劇史に関する約1,000冊の図書の寄贈を受けたと発表しています。

同コレクションは、HPLが、演劇文化史に関心を抱いた地元の大学の演劇学の教授から、1984年に寄贈を受けたもので、照明や演出といった演劇の技術的な詳細、演劇界のさまざまな俳優は劇作家、英国や米国の様々な種類の劇場の建築、旅回りの劇団の歴史といった図書が含まれます。

近年、HPLが定期的な蔵書評価を行った際に、米国や英国に関する資料である同コレクションは、ハミルトン地区の作品を重視する同館の業務にそぐわないとされ、同館では、いくつかの大学図書館や劇場アーカイブに問い合わせを行いましたが、多くの人に利用されるとしてIAに寄贈することとなったものです。

同コレクションは、IAでデジタル化しオンラインで公開されることとなっており、デジタル化公開後、図書は長期保存され、デジタル化資料は“Controlled Digital Lending(CDL)”のもとで提供されます。

Internet Archive(IA)、ILL調整サービスRapidILLとのパイロットプログラムを通じて資料提供サービスを開始

2021年4月27日、Internet Archive(IA)は、ILL調整サービスであるRapidILLとのパイロットプログラムを通じて、図書館間相互貸借(ILL)サービスを開始すると発表しました。

200万点のモノグラフと3,000点の定期刊行物を利用できるようにしています。

現在、同パイロットに参加しIAの資料を対象に追加しているのは70館で、IAは1日20件程度の依頼を受け付けています。

また、図書館が同パイロットへの参加を希望する場合や関連情報の問い合わせをする場合の連絡先を公開しています。

Internet Archive(IA)、公共図書館を対象とした地域の歴史のウェブアーカイブ構築支援プログラム“Community Webs”に新たに約50館が参加すると発表:参加館が90館を超す

2021年4月26日、Internet Archive(IA)は、地域の歴史のウェブアーカイブ構築を支援するための公共図書館を対象としたプログラム“Community Webs”に、新たに50館以上の公共図書館が参加すると発表しました。

これにより、同事業の参加館は、33州と3の準州からの90館を超す規模となりました。参加館には、州立図書館・大都市の図書館・地方の小規模館や米領サモアの図書館といった多様な館が含まれています。

同事業では、特に伝統的に社会的弱者の集団の資料をアーカイブすることに力を入れており、参加館は、現在、コレクション開発といった内容の研修を受けており、地域の多様性やイベント・文化を反映したデジタルコレクションの開発を始めているとしています。

東京大学総合図書館、Internet Archiveとの連携を開始:同館デジタルアーカイブ資料4,000点以上が対象

2021年2月17日、東京大学学術資産アーカイブ化推進室は、同大学総合図書館とInternet Archiveの連携を開始したことを発表しました。

同館が公開するデジタルアーカイブ資料のうち、事前申請不要で自由に利用できる25コレクション4,180点について、Internet Archive上で検索・閲覧・画像データの保存が可能になったと述べられています。

総合図書館のデジタル化資料が世界的なデジタルアーカイブInternet Archiveと連携を開始しました(東京大学附属図書館, 2021/2/17)
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/contents/news/20210217

知識への公平なアクセス権を擁護する非営利団体“Library Futures Institute”が立ち上げられる

米国の非営利団体Internet Archive(IA)による2021年1月26日付けのブログ記事で、知識への公平なアクセス権を擁護する非営利団体“Library Futures Institute”が新たに立ち上げられ、1月25日にウェブサイトを公開したことを紹介しています。

“Library Futures Institute”には、IA、SPARC、クリエイティブ・コモンズ、米・ボストン公共図書館など複数の機関が“Coalition Partners”として協力しています。

“Library Futures Institute”のウェブサイトによれば、デジタル環境における図書館の持続可能な未来の保障に取り組むとしています。同ウェブサイト内の“Our Principles”のページでは同団体の基本方針が示されており、情報への公平なアクセス、著作権に配慮した「制御されたデジタル貸出」(controlled digital lending)の擁護等を提唱するほか、図書館ではこれまで扱ってきた印刷物と同様にデジタルコンテンツも購入・保存・貸出・寄贈が可能となるべき、と主張しています。

Internet Archive(IA)による米国著作権法上で2021年からパブリックドメインとなる著作物を利用した短編動画制作コンテスト(記事紹介)

米国の非営利団体Internet Archive(IA)が2021年1月12日付のブログ記事において、1925年公表の著作物を素材とした短編動画制作コンテストの主な応募作品を紹介しています。

同コンテストはIAが2020年12月17日の「パブリックドメインの日」を記念して実施した企画です。2020年12月1日から13日まで、米国著作権法上の保護期間が終了し2021年から新たにパブリックドメインとなる1925年公表の著作物を素材に利用した、2分から3分程度の短編動画作品を募集していました。

コンテストには23作品が応募され、創造性・1925年に公表されたコンテンツの多様性等の観点による審査が行われ、上位の入賞作品等が決定しました。受賞した作品は、12月17日にIAがオンライン上で開催した「パブリックドメインの日」記念イベントで制作者とともに紹介されています。

Internet Archive(IA)、コンピュータ関連雑誌“ComputerWorld”をマイクロフィルムからデジタル化して公開

2020年12月30日、Internet Archive(IA)が、研究助成団体Patrick J McGovern Foundationと共同で、コンピュータ関連雑誌“ComputerWorld”をマイクロフィルムからデジタル化して公開したと発表しています。

Patrick J McGovern Foundationが所蔵していた分はデジタル化が行われていましたが、所蔵分以前のものはマイクロフィルムを探す必要がありました。今回、入手もしくは寄贈を受けたマイクロフィルムをもとに、オープンソースコミュニティやマイクロフィルムの電子化関連企業NextScan社と連携しデジタル化を実施したものです。

デジタル化にあたっては、フィルムの色褪せの補正、光学文字認識(OCR)処理、日付の入力、ページ数の検出等を行なっており、また、テキストの読み上げにも対応しています。

全文検索も可能ですが、12月30日時点では統合作業中と案内されています。

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