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米国の大手出版社Penguinグループ、図書館への電子書籍提供を見直し

米国の大手電子書籍ベンダーOverDrive社は、2011年11月21日に、大手出版社Penguinグループの電子書籍について、新刊タイトルの提供中断と、2011年9月から開始されたAmazon社の電子書籍リーダーKindleへの貸出(全タイトル)を中断すると発表しました。これは、PenguinグループからOverDrive社に対し、セキュリティ上の懸念を理由として、利用条件等の見直しを行うとの連絡があったためのようです。11月22日には、米国図書館協会(ALA)が、Penguinグループは直ちに提供を再開すべきであるとの声明を発表しました。11月23日付けのOverDrive社のプレスリリースによると、同日からKindleへの貸出が再開されたようですが、新しいタイトルについては利用できないようです。Library Journal誌のブログThe digital shiftの記事では、Penguinグル―プによる発表も引用されています。

Penguin Group USA to No Longer Allow Library Lending of New Ebook Titles(The digital shift 2011/11/21付けの記事)

E1233 - 米国での図書館と電子書籍に関する動向紹介

2011年9月下旬から11月上旬にかけて発表された,米国での図書館と電子書籍に関する情報のうち,主なものを以下に紹介する。...

Amazon社、同社の有料会員向けに電子書籍の貸出サービスを開始(米国)

米国のAmazon.com社は、2011年11月2日、同社の有料会員向けに、電子書籍の貸出サービス“Kindle Owner's Lending Library”を開始したと発表しています。同社のプライムメンバー(年会費79ドル)が対象で、同社の電子書籍リーダーKindleの端末でのみ借りることができます。現時点では約5000タイトルが用意されており、借りられるのは一度に一冊ずつ、新しく借りるのは一か月に一冊、返却期限はなし、ということになっているようです。報道によると、現時点では大手の出版社の書籍は対象となっていない模様です。同社のプライムメンバーは、追加費用なしで映画やテレビ番組が視聴できるようになっており、電子書籍もその対象となったということのようです。

Introducing The Kindle Owners' Lending Library(Amazon社 2011/11/2付けのプレスリリース)
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=176060&p=irol-newsArticle&ID=1625426&highlight=

Kindle Owner's Lending Library
http://www.amazon.com/gp/feature.html/?docId=1000739811

Kindle向けの図書館の電子書籍貸出に関しプライバシー問題の懸念(記事紹介)

図書館や情報に関するブログINFOdocketを運営しているGary Price氏が、2011年9月から米国で開始された、公共図書館・学校図書館でのAmazon社の電子書籍リーダーKindle向けの電子書籍貸出について、プライバシーの問題に関する懸念を表明しています。Kindleで利用できるのは、電子書籍ベンダーOverDrive社が図書館に提供しているタイトルですが、それを借りるためには、図書館のサイトで検索した後にAmazon社のサイトに移りログインする必要があります。Price氏は、Amazon社が貸出情報を保持・利用しているのではないか、図書館は利用者に対し仕組みを明確に説明するべきではないか、等の問題提起をしています。OverDrive社は、10月4日付けで、プライバシーに関する声明を発表しています。

Some Thoughts About the New Kindle/OverDrive Library Program(INFOdocket 2011/9/21付けの記事)
http://infodocket.com/2011/09/21/some-thoughts-about-the-new-kindleoverdrive-library-program/

Amazon、米国内11,000の公共・学校図書館の電子書籍をKindleで借りられるサービスを開始

2011年9月21日、米Amazon.comが、図書館が提供する(OverDrive社の)電子書籍を利用者自身のKindleで借りることができるサービスの開始を発表しました。このサービスは、OverDrive社の電子書籍サービスを契約している米国内の約11,000館の公共・学校図書館が対象となっています。対応館はOverDrive Searchで検索できるそうです。利用者が電子書籍を借りる際は、(1)対応図書館のウェブサイトでOverDrive社の電子書籍を検索する、(2)その図書館の利用者IDでログインして電子書籍を借りる、(3)“Get for Kindle”をクリックするとAmazon.comのサイトに遷移するので自身のAmazon.comアカウントでログインする、(4)電子書籍のデータをWi-FiかUSB経由でKindleへ転送できる、という流れになるそうです。

Amazon、Kindle書籍を1万以上の米図書館で貸し出すサービスをスタート(ITPro 2011/9/22付けニュース)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1109/22/news075.html

シアトル公共図書館が提供するOverDrive社の電子書籍ページ
http://spl.lib.overdrive.com/

Amazon.com、デジタル教科書レンタルサービス“Kindle Textbook Rental”を発表

2011年7月18日、米国のAmazon.comがデジタル教科書をレンタルできる“Kindle Textbook Rental”というサービスを発表しました。パソコン、タブレット端末、スマートフォンなどKindleリーダーが動作する端末が対象となっています。John Wiley & Sons、Elsevier、Taylor & Francisなどの大手出版社のコンテンツを含む数万点の教科書が利用可能とのことです。レンタル期間は30日間から360日まで選択可能で、ユーザは最大で80%節約できるそうです。また、レンタル期間を1日単位で延長することや、途中で購入に切り替えることも可能なようです。デジタル教科書への書き込みやマーカーはクラウド(Amazon Cloud)上に保存され、レンタル期間終了後もアクセスができるとしています。

Kindle Textbook Rental
http://www.amazon.com/kindletextbooks

Students Can Now Save Up To 80% with Kindle Textbook Rental (Amazon.com 2011/7/18付けプレスリリース)

Kindleの電子書籍の販売冊数、Amazon.comでの紙媒体の書籍全体の総数を超える

2011年5月19日、米国のAmazon.comが、Kindleの電子書籍の販売冊数が、同社のハードカバーとペーパーバックを合わせた紙媒体の書籍全体を超えたと発表しました。Kindleの電子書籍は、2010年7月にハードカバーの、2011年1月にペーパーバックの販売冊数を超えていました。2011年4月1日以降、Kindleの電子書籍の販売冊数は紙媒体書籍と比べて1.05倍に相当しているそうです。また、英国のAmazon.co.ukでも、Kindleの電子書籍は(販売冊数が増加している)ハードカバー書籍よりも売れているとのことです。

Amazon.com Now Selling More Kindle Books Than Print Books (2011/5/19付けAmazon.comのプレスリリース)
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=176060&p=irol-newsArticle&ID=1565581&highlight=

電子書籍、驚くべき急成長―AmazonのKindle eブック、紙版の売上冊数を超える(TechCrunch JAPAN 2011/5/20付け記事)

米国Amazon.com社、作家紹介等を行う“Backstory”を公開

2011年4月25日に、米国Amazon.com社が、作家紹介等を行う“Backstory”というページを開設したようです。開設に際して“Backstory”では作家へのインタビューを行った動画を“Author Interviews@Amazon”として公開しており、利用者はAmazon.comのFacebookやブログ“Omnivaracious”を通じて、自分のお気に入りの作家に対して質問を投稿することができるようです。

Backstory
http://www.amazon.com/b?node=390923011

Amazon Books Launches Author Interview Series: "Author Interviews@Amazon" (Amazon.com 2011/4/25付けのニュース)
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=176060&p=irol-newsArticle&ID=1553912

米Amazonが作家紹介コーナー「The Backstory」をオープン、読者が有名著作者に質問も (hon.jp 2011/4/26付けの記事)
http://hon.jp/news/1.0/0/2331/

米国Amazon.com社、Kindleに図書館から電子書籍を借りられるサービスを開始へ

米国のAmazon.com社は、同社の電子書籍リーダーKindleに図書館から電子書籍を借りられるサービス“Kindle Library Lending”を開始すると発表しています。Kindleの専用端末でけでなく、スマートフォンやPC向けのKindleアプリでも読むことができるようです。電子書籍ベンダーのOverDrive社と提携し、全米11,000館以上の図書館で利用できるとのことです。プレスリリースでは、サービスの特徴として、「図書館で借りた本に書き込みができる」ことを挙げています。電子書籍への書き込みやアンダーラインは、他の人には見えず、同じ人が再度借りた時やその電子書籍を購入した際には再度見られるようになっているとのことです。

Amazon to Launch Library Lending for Kindle Books(Amazon.com 2011/4/20付けプレスリリース)
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=176060&p=irol-newsArticle&ID=1552678&highlight=

図書館から Kindle に借りて読めるサービス発表、全米1万以上の図書館が参加(engadget日本版 2011/4/20付け記事)

Amazon.co.jp、注文に応じて印刷・出荷する、プリント・オン・デマンドプログラムを開始

2011年4月19日にAmazon.co.jpが、プリント・オン・デマンド(POD)プログラムを開始したようです。PODプログラムとは、オンデマンド印刷技術により、注文に応じて書籍を1冊から印刷・出荷するものとのことで、現在のところ同プログラムの対象は洋書のようですが、今後順次和書にも拡大していくとのことです。

Amazon.co.jp、プリント・オン・デマンド(POD)プログラムを開始 (Amazon.co.jp 2011/4/19付けのプレスリリース)
http://www.amazon.co.jp/gp/press/pr/20110419/ref=amb_link_61402869_1

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