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Google Book Search和解の報道にOpen Content Allianceは...

Google Book Searchに関するGoogle社と著作者団体・出版社団体との和解の報道に際し、米国のSan Jose Mercury News紙が、これまでGoogle社と図書館蔵書大規模デジタル化で競ってきたOpen Content Alliance(OCA)の反応を記事にしています。

Googleと著作者団体・出版社団体との合意をBook Search参加大学も歓迎

Google社と著作者団体“Authors Guild”および米国出版社協会(AAP)との間で成立する見込みの和解・合意について、Google Book Searchに参加しているカリフォルニア、スタンフォード、ミシガンの3大学が協同で、これを支持・歓迎するコメントを出しました。

Major universities see promise in Google Book Search settlement
http://www.ns.umich.edu/htdocs/releases/story.php?id=6807

またミシガン大学図書館は、この和解・合意と同館のGoogle Book Searchへの取り組みに関するFAQを作成したほか、図書館長がブログで図書館に関連する要点を整理した上で、大変素晴らしいことだとコメントしています。

Google、著作者団体・出版社団体と和解-著作権保護期間内の書籍もBook Searchで提供へ

Google社が2008年10月28日、かねてより同社のBook Search事業を訴えていた著作者団体“Authors Guild”および米国出版社協会(AAP)と、著作権保護期間内にある書籍についてもBook Searchで提供することで合意したと発表しました。裁判所に認められ次第、和解が成立することになります。

これにより、Google Book Searchには、新たに「購入」というオプションが加わります。購入により、著作権保護期間内にある書籍についても全文にアクセスできるようになります。図書館や大学等の機関単位での購読契約オプションもあります。この購入オプションは、さしあたっては米国のみとなっていますが、Google社は「将来的には各国の業界団体や個々の権利者と協力して、この契約がもたらすメリットを世界中のユーザーに広めたいと考えています」としています。

ミシガン大学図書館と出版会、デジタル文化に関する研究書シリーズを共同でOA出版

米国ミシガン大学図書館とミシガン大学出版会が共同で、デジタル文化に関する研究書シリーズ“digitalculturebooks”をオープンアクセスで出版しています。現在7点が出版されていますが、剽窃、ゲーム、北京オリンピックなど、取り扱われているテーマはさまざまです。同時に印刷版も販売するということで、両者はこの試みから新しい出版・読書モデルについて考える際のデータを収集したいとしています。

digital culture books
http://www.digitalculture.org/

October 24th, 2008付けDigitalKoansの記事

「デジタル化が、出版の未来をどう変えるのか?」-フランクフルト国際ブックフェア主催者が出版関係者にアンケート調査を実施

2008年10月15~19日にドイツ・フランクフルトで開催された国際ブックフェアに際し、ブックフェア事務局が事前にニューズレターで、「デジタル化が、出版の未来をどう変えるのか?」をテーマにしたアンケート調査を行いました。その結果のダイジェストがプレスリリースの形で発表されています。

このアンケートには30か国以上、1,000社以上の出版関係者が回答しました。

・40%の回答者が、早ければ2018年にも電子書籍の売り上げが紙の書籍を上回るとした一方で、3分の1の回答者が、電子書籍の売り上げが紙の書籍の売り上げを上回ることはあり得ないとした。

パキスタン高等教育委員会、大学・研究機関からデジタルコンテンツにアクセスできる「国立電子図書館」を運営

パキスタン高等教育委員会が、国内の国立大学・私立大学・非営利の研究機関(パキスタン国立図書館などいくつかの国立図書館・議会図書館も含む)から、教育・研究目的でデジタルコンテンツにアクセスするための共通サイト「国立電子図書館」を運営しています。これはもともと、英国に本部がある学術出版物の入手可能性のための国際ネットワーク(INASP)と共同で始められた事業とのことです。

BLの図書館員は電子書籍リーダーをどう見る?

英国放送協会(BBC)のニュースウェブサイトで、リポーターが電子書籍リーダーを持って英国図書館(BL)を訪れ、図書館員たちに意見を求める、という内容のニュース動画が配信されています。BLの図書館員たちは、電子書籍リーダーを実際に手に取りながら、使い心地や、その可能性について、コメントしています。

E-books put to the test
- BBC NEWS 2008/10/7
http://news.bbc.co.uk/2/hi/technology/7656513.stm

E-books put to the test
- LISNews 2008/10/9付けの記事
http://lisnews.org/e_books_put_test

テキサス大学オースティン校、講義単位での電子テキスト導入を試行

米国テキサス大学オースティン校が、電子テキスト(e-textbook)の可能性を探ることを目的に、いくつかの講義を対象として、講師および受講者全員(合計で1,000人程度)が電子テキストを購入して、電子テキストに基づいた講義を行うという「ベータテスト」を行うと、Inside Higher Ed誌が報じています。電子テキストは、Wiley社と契約して、受講者単位、講義科目単位での特別価格で提供されるとのことです。公式な価格は発表されていないとのことですが、受講者は1冊あたり25~45ドルで購入できるようだと報じられています。この電子テキストにはWileyのサイトにアクセスして利用するタイプのものと、ダウンロードして利用するタイプのものとがあり、前者の場合はテキストに関連したテストなどが利用でき、後者の場合は書き込み等ができるそうです。

「紙の本」の感覚をより取り入れた電子書籍リーダーを米Sony社が発売

米国のSony Electoronics社はこのほど、電子書籍リーダーの最新モデル「PRS-700」を発表したということです。この電子書籍リーダーは、紙の本のように、指でページをめくることができるほか、付箋を貼ったり、キーボードを使って注釈をつけたり、スタイラスペンを使って、文章の注目箇所にハイライトを入れたり、といったこともできます。電子書籍のデータは約320冊分保存できるということです。

米Sony Electronics 指でめくれる電子書籍リーダー「PRS-700」を発表
- hon.jp Day Watch 2008/10/3付けの記事
http://hon.jp/news/1.0/0/1130/

Reader Digital Book(PRS-700BC)

ケータイ小説の利用動向に関する調査

インターネットコムとgooリサーチはこのほど、携帯電話で読むことのできる小説(ケータイ小説)の利用動向を調査し、その結果を発表しています。調査対象者は全国の10代から60代のインターネットユーザ1,074名で、ケータイ小説の認知度は全体の58%強、利用経験者は全体の18%弱となり、認知度はある程度高いものの、実際に利用している人はそれほど多くないという結果が出たということです。

ケータイ小説の利用経験者は約18%―ケータイ小説に関する調査
http://japan.internet.com/research/20081003/1.html

参考:
E721(No.118)子どもたちの読書の実態は?
http://current.ndl.go.jp/e721

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