子ども

韓国国立中央図書館(NLK)、ソウル特別市教育庁教育研修院と教育研修プログラムの共同運営に関する覚書を締結:教職員の能力向上を目的としたカリキュラムや教育コンテンツの開発等

2019年11月20日、韓国国立中央図書館(NLK)は、ソウル特別市教育庁教育研修院と、教育研修プログラムの共同運営に関する覚書を11月19日に締結したと発表しています。

両機関では、教職員の能力向上を目的としたカリキュラムの開発・運用、教職員のための教育コンテンツの開発・普及、共同推進事業での協力・支援、両機関の訪問・施設利用のための相互協力を実施するとしています。

今後の優先事項として、2020年3月に設置されるデジタル図書館「1人メディアスタジオ」等の創作空間を活用したメディア活用・制作や、国立子ども青少年図書館の「未来の夢・希望創作所(メイカースペース)を活用したメイカー教育等の推進をあげており、今後も学校図書館を担当する教員を対象としたものや、国立障害者図書館の障害者情報を活用したもの等に拡大していく計画です。

米国学校図書館員協会(AASL)、オープン教育資源(OER)の作成・選定を行なう学校図書館員を支援するためのツールキットを公表

2019年11月8日、米国図書館協会(ALA)は、米国学校図書館員協会(AASL)が、学校・学区等のためにオープン教育資源(OER)の作成・選定を行なう学校図書館員を支援することを目的とした“Open Educational Resources (OER) Toolkit”の公表を発表しました。

同ツールキットは、新しい学校図書館基準である『学習者、学校図書館員、学校図書館のための全国学校図書館基準』(National School Library Standards for Learners, School Librarians and School Libraries)に基づいて構成されているため、潜在的な役割や責任、機会などを明確に把握することができると説明されています。

ツールキットの「ペルソナ」を利用することで、学区のOERの実施目標を達成するために学校図書館員がどのように教員・管理職、その他利害関係者と交流・協力すればよいか理解できるとしています。

米・カリフォルニア州立図書館、K-12の公立学校の児童・生徒及び教職員に無償でオンラインの教育資源へのアクセスを提供する“California K12 Online Content Project”の利用分析結果を発表

2019年10月30日、米・カリフォルニア州立図書館は、“California K12 Online Content Project”の利用分析結果を発表しています。

同プロジェクトは、同館とリバーサイド郡教育局が共同で、個々の学校等が支払った場合少なくとも1,300万ドルとなるところを、年300万ドルの支払いで、K-12(幼稚園から高校まで)の公立学校の児童・生徒及び教員・学校図書館職員に無償で、同州の学校向けの基準に沿ったオンラインの教育資源へのアクセスを提供する取組です。

分析によると、ブリタニカ・オンライン、TeachingBooks、ProQuestに740万回アクセスがあったことや、2018・2019学年度に3,300万以上のクリック・閲覧・ダウンロードがあったとしています。

「第65回学校読書調査」の結果が公表される

全国学校図書館協議会(全国SLA)と毎日新聞社が共同して、全国の小・中・高等学校の児童生徒の読書状況について毎年調査を行う「学校読書調査」について、2019年に実施された「第65回学校読書調査」の結果が公表されています。

2019年6月の第1週・第2週に、全国の公立学校98校に通う小学4年生から高校3年生を対象とした調査が行われ、9,510人から回答を得た結果が公開されています。

調査結果として、全国SLAのウェブサイトでは、2019年5月の平均読書冊数は、小学生は11.3冊、中学生は4.7冊、高校生は1.4冊、不読者(1カ月間に読んだ本が0冊の児童生徒)の割合は、小学生は6.8%、中学生は12.5%、高校生は55.3%であったことなどが示されています。

毎日新聞の記事では、調査結果に基づいて、学校で先生や図書館員に本を薦められた経験のある児童生徒は、小学生41%、中学生30%、高校生25%で、本を薦められる経験に乏しい児童生徒が多数派だったことなどが紹介されています。

株式会社金の星社、創業100周年を記念して「金の船・金の星デジタルライブラリー」を公開 :大正・昭和初期の童謡童話雑誌『金の船』を収録

2019年11月1日、児童書の出版を手掛ける株式会社金の星社は、1919(大正8)年11月の創業から100周年を迎えることを記念し、「金の船・金の星デジタルライブラリー」を公開したことを発表しました。

同社が大正8年11月から昭和4年7月号まで刊行していた童謡童話雑誌『金の船』(大正11年6月号から『金の星』と改題)のうち、創業者・斎藤佐次郎氏が編集・発行を手掛けた昭和3年4月号までの計101冊をデジタル版で公開するとしています。

2019年11月6日時点では、暫定的に1巻1号、1巻2号のみ公開されており、以降の号は順次公開する予定とあります。

創業100周年記念「金の船・金の星デジタルライブラリー」公開(株式会社金の星社, 2019/11/6)
https://www.kinnohoshi.co.jp/information/detail.php?id=584

市立留萌図書館(北海道)、元塾講師や元学校教員が勉強を教える、寺子屋・るもいっこ「学びのひろば」を実施

北海道の市立留萌図書館が、2019年11月2日から2020年3月14日までの毎週土曜日(計17回)、寺子屋・るもいっこ「学びのひろば」を実施します。

基礎学力の向上や学びのきっかけづくりを目的に、元塾講師や元学校教員など地域の協力を得ながら、子どもが楽しく学ぶことができる「地域の学び舎」を開設し、学習支援等を行うものです。

対象は小学校1年生から中学校3年生までで、参加費は無料、申し込みも不要で自由に出入りすることができます。

参加者は、学校の宿題や問題集などを持参して学習し、講師がわからないところを教えたり、丸つけを行います

2019年11月30日と2020年2月29日については、特別版として勉強以外の内容を企画する予定としています。

寺子屋・るもいっこ 「学びのひろば」(留萌市,2019/10/28)
http://www.e-rumoi.jp/seisaku/page15_00086.html

ベネッセ教育総合研究所、小学生の読書に関する実態調査・研究の結果をまとめたニュースレターを公表:読書の「質」(本の種類・ジャンル)の効果を分析

2019年10月25日、ベネッセ教育総合研究所が、小学生の読書に関する実態調査・研究の結果をまとめたニュースレターを公表しました。

同研究所では、ベネッセが提供する「電子図書館まなびライブラリー」の利用者の読書履歴と学力テストやアンケート調査の結果をもとに、読書が子どものさまざまな力や教科の学力にどのような影響を与えているのか、その変化を追跡する調査・研究を行なっており、今回は、小学5年生から6年生にかけての1年間で子どもが読んでいる本の種類(ジャンル)に注目し 、幅広い読書の効果を調査したものです。

1年間に幅広い種類の読書をした子どもほど、興味や知識の広がり、考える力(思考力)の向上、創造性の涵養など、さまざまな力の高まりを感じているとともに、教科の学力 、特に「社会」 の成績も向上していることが明らかになったとの調査結果を紹介しています。

長岡京市立図書館(京都府)、ハロウィンにあわせ、魔女や魔法使いの仮装をして撮影できるコーナを児童室に設置

京都府の長岡京市立図書館が、ハロウィンにあわせ、2019年10月24日から10月31日まで、魔女や魔法使いの仮装をして写真を撮ることができるコーナーを児童室の奥に設置したと発表しています。

ハロウィン変身コーナーをつくりました!(撮影OK!)(長岡京市立図書館,2019/10/24)
https://www.lib100.nexs-service.jp/nagaokakyo/info/index.html#info-shiori

参考:
2025 - 「いいね!発見 撮影会in三重県立図書館」実施報告
カレントアウェアネス-E No.347 2018.05.31
http://current.ndl.go.jp/e2025

米国の教育団体ASCDとOverDrive社、学校でのデジタルコンテンツの利用状況を調査した報告書を公表:2016年調査のフォローアップ

2019年10月21日、米国の教育団体ASCD(Association of Supervision and Curriculum Development)とOverDrive Educationが連携して実施した調査の報告書“K-12 Digital Content Report E-Book and Audiobook Trends for the Classroom and School Library”が公開されています。

教員のデジタルコンテンツの利用や考え方を包括的に調査したもので、2016年に実施した調査のフォローアップにあたります。調査結果からは、電子書籍やオーディオブックを使用する学区や学校が増えているだけでなく、様々な方法で使用されるようになったことが分かったと指摘しています。

第13回「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」が発表:やまなし読書活動促進事業実行委員会(山梨県)等が受賞

2019年9月25日、公益財団法人高橋松之助記念顕彰財団は、同財団が主催する第13回高橋松之助記念「朝の読書大賞」「文字・活字文化推進大賞」の受賞者を発表しました。

同賞は、文字・活字文化振興法の理念に則り、読書推進と文字・活字文化振興に貢献し、顕著な業績をあげた学校及び地方自治体・団体・個人を顕彰する事を目的としています。

「朝の読書大賞」には、南越前町立南条小学校(福井県南条郡南越前町)、学校法人明照学園 樹徳高等学校・樹徳中学校(群馬県桐生市)、出水市立出水商業高等学校(鹿児島県出水市)、岐阜県立東濃特別支援学校(岐阜県土岐市)が、「文字・活字文化推進大賞」にはやまなし読書活動促進事業実行委員会(山梨県)が選ばれています。

やまなし読書活動促進事業実行委員会の受賞理由として、山梨県立図書館の「本を贈る習慣を山梨県に根付かせ、全国にモデルケースとして発信したい」という意向を踏まえて、公共図書館や書店有志等が実行委員会を組織し、官民一体で活発な活動を行っている点が高く評価されたことが挙げられています。

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