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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
広島県福山市の公益財団法人渋谷育英会は、学校教育の環境整備充実を目的に支援した、福山市立網引小学校の学校図書館リニューアルの完成式を、2021年1月14日に実施したと発表しています。
「子ども主体の学び」を展開するため、多様な学びの場をつくることを目的とした蔵書の充実などの環境整備を進める福山市教育委員会の活動に同会が賛同して支援したもので、同市立春日小学校、山南小学校にも支援を行っていると説明されています。
福山市立網引小学校学校図書館リニューアル完成式について(渋谷育英会・福山通運株式会社)[PDF:2ページ]http://corp.fukutsu.co.jp/upload/save_pdf/1610685442139.pdf
2020年12月25日、香川県の善通寺市立図書館は、郷土について学ぶための子ども向け動画配信サービス「にんじゃぽんぽん隊」を開始したことを発表しました。
YouTubeの香川県善通寺市のチャンネルで、第1弾の動画として、市内の史跡「野田院古墳」を紹介する「善通寺市古墳の巻その壱「野田院古墳」」が公開されています。動画を見てクイズに答えると、「にんじゃぽんぽん隊」の隊員証が授与されます。
善通寺市古墳の巻その壱「野田院古墳」(善通寺市,2020/12/25)https://www.city.zentsuji.kagawa.jp/soshiki/55/ninja1-1.html
お知らせ(善通寺市立図書館)http://tosho.city.zentsuji.kagawa.jp/index.html ※2021.1.4更新のお知らせとして「「にんじゃぽんぽん隊動画配信」」とあります。
2021年1月7日、米国のOverDrive社が、同社が提供するサービスで、2020年の公共図書館および学校における電子書籍貸出件数が、2019年と比べて33%増加したことを発表しました。新型コロナウイルス感染症感染拡大、社会正義、リモート学習を増加の背景として挙げています。
発表によると、公共図書館および学校における2020年の貸出件数は合計で4億3,000万件でした。また、社会情勢の影響から先住民や有色人種等に関する書籍や社会的に疎外されたコミュニティの所属者によって書かれた書籍の貸出が、前年比で165%増加しています。加えて、リモート学習等により、子どもやヤングアダルト向けのフィクション・ノンフィクションが増加したこと等が指摘されています。
2021年1月11日、韓国の国立障害者図書館が、障害者用代替資料の制作に関する管理指針の改正を発表しています。
同館では、2010年から、利用者からの申請を受け、学業・職務・自己啓発・教養に必要な様々な媒体の障害者用代替資料を制作していますが、今回、代替資料の環境の変化や制作ニーズにあわせて管理指針の改正を行ったものです。
主要な改正点として、
・1回あたり、および、年間の申請数の上限廃止 ・機関による代理申請を可能に(ただし申請者は同館の個人会員登録が必要) ・政府刊行物、学術資料、子ども/青少年資料の申請を可能に(教科書・問題集は除く)
が挙げられています。
聯合ニュースの報道によると、障害者用代替資料には視覚障害者用の点字資料・録音資料や聴覚障害者用の手話映像資料があり、今回、デジタル録音資料基準で1人あたり1回5冊・年間15冊の申請上限を廃止したとのことです。また、2021年、同館では、重度視覚障害者が対象であった点字資料の製作を高齢の視覚障害者に拡大することや、公共機関・大学・私立の障害者図書館での障害者用代替資料の制作の申請を可能とするシステムの開発・普及も計画していると報じられています。ただし、改正後、多くの申請がある場合、制限を受ける事もあるとしています。
2021年1月7日、文部科学省は、新型コロナウイルス感染症の感染状況を踏まえ、ICTを活用しながらの児童生徒の学びの保障に取り組むため、文部科学大臣から民間事業者に対し、学校現場を支援するための緊急の協力要請を行ったと発表しています。
また、都道府県・指定都市教育委員会等に対し、新型コロナウイルス感染症対策としてのICTを活用した児童生徒の学習活動の支援に関し、初等中等教育局長名で通知を発出しています。
新着情報(文部科学省)https://www.mext.go.jp/b_menu/news/index.html ※令和3年1月7日欄に「緊急時におけるICTを活用した児童生徒の学習活動の支援について」とあります。
緊急時におけるICTを活用した児童生徒の学習活動の支援について(文部科学省)https://www.mext.go.jp/a_menu/other/mext_01125.html
2021年1月20日、東京都の小金井市立図書館貫井北分室により、「まちライブラリーの作り方・楽しみ方」が同市の貫井北センターで開催されます。
「まちライブラリー@ブックハウスカフェ」(東京都)主宰の橋爪千代子氏を講師とし、「まちライブラリー@ブックハウスカフェ」の取組から、誰でも作れる、楽しめる「まちライブラリー」について学ぶイベントです。
定員は23人(要申込・先着順)です。
【貫井北分室】まちライブラリーの作り方・楽しみ方(小金井市立図書館, 2021/1/6)https://www.library.koganei.tokyo.jp/news/detail.html?itemid=83&dispmid=596
2020年12月27日、東京都の板橋区立東板橋図書館の公認プロレスラー「としょカーン」が、板橋区立グリーンホールで行われた地元プロレス団体「いたばしプロレスリング」の試合のメインイベントでデビュー戦に臨み、得意技の「ブックエンド」で勝利しました。
2019年7月、板橋区立東板橋図書館は利用者カード登録を行っている小学6年生までの児童を対象に、「いたばしプロレスリング」とのタッグ・プロジェクト特別編として、プロレスラー「たたかう図書館ヒーロー としょカーン」のマスクデザインを募集していました。応募された128点のマスクデザインから同館および「いたばしプロレスリング」の審査と選考を経て、最終的なマスクデザインが決定しています。
板橋区立東板橋図書館は同館ウェブサイト上で、デビュー戦における「としょカーン」のパフォーマンスの様子や、マスクの最優秀作品を描いた児童とその家族が観戦に訪れ、「としょカーン」との記念撮影を行い、最優秀賞のプレゼントが授与されたことなどを紹介しています。
2020年12月24日、北海道の恵庭市立図書館は、市制施行50周年記念事業の一環として制作したオリジナル絵本『はなちゃんのおでかけ』の販売を実施することを発表しました。
2021年1月26日から恵庭市立図書館の全館で、1冊500円で絵本の販売が行われます。絵本の売上は、2020年度に恵庭で生まれたすべての子どもたちへオリジナル絵本をプレゼントするために活用されます。また、1月26日から2月7日まで、恵庭市立図書館本館の2階ギャラリーでは、「恵庭オリジナル絵本『はなちゃんのおでかけ』絵本原画展」が行われます。
2020年11月5日付けの北海道新聞の記事によると、制作された絵本『はなちゃんのおでかけ』は、主人公の女の子「はなちゃん」が、市内循環のエコバスにより観光地や店などを巡る内容で、ストーリーを恵庭市立図書館の職員が、絵を市内在住のイラストレーターが担当しました。
恵庭市政50周年記念事業 恵庭オリジナル絵本「はなちゃんのおでかけ」販売します(恵庭市立図書館,2020/12/24)https://eniwa-library.jp/archives/2939/
2020年12月22日、大日本印刷株式会社(DNP)は、デジタル教科書配備の推進を支援を目的として、光村図書出版株式会社・大日本図書株式会社・日本文教出版株式会社・開隆堂出版株式会社・株式会社教育芸術社の教科書会社5社と連携したことを発表しました。
DNPは連携の背景として、児童生徒1人に1台のタブレット端末環境を整備する文部科学省の「GIGAスクール構想」が進む中、学校現場で導入が進んでいない学習用デジタル教科書の普及を目指して、同省が令和3年度の概算要求で要望している「学習者用デジタル教科書普及促進事業」などを挙げています。
DNPと連携した教科書会社5社は光村図書出版株式会社が開発した「まなビューア」に対応したデジタル教科書を提供しており、DNPは各社提供のデジタル教科書のクラウド配信サービスの配信基盤を構築・運用して、同サービスの支援を進める予定です。
主要教科書会社5社のデジタル教科書のクラウド配信サービスを支援(DNP,2020/12/22)https://www.dnp.co.jp/news/detail/10158913_1587.html
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
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