機関リポジトリ

統合イノベーション戦略推進会議において「公的資金による研究データの管理・利活用に関する基本的な考え方」が決定される

2021年4月27日の内閣官房長官記者会見の中で、同日に開催された統合イノベーション戦略推進会議(第9回)において「公的資金による研究データの管理・利活用に関する基本的な考え方」が決定されたことが発表されています。

内閣官房長官記者会見 令和3年4月27日(火)午前(首相官邸)
https://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/202104/27_a.html

統合イノベーション戦略推進会議(第9回)(内閣府)
https://www8.cao.go.jp/cstp/tougosenryaku/9kai/9kai.html

E2382 - 第2回SPARC Japanセミナー2020<報告>

   2020年12月18日に第2回SPARC Japanセミナー2020「プレプリントは学術情報流通の多様性をどこまで実現できるのか?」がオンラインで開催された。

内閣府、「研究データ基盤整備と国際展開ワーキング・グループ第2フェーズ報告書」を公開

2021年3月付で、内閣府の「国際的動向を踏まえたオープンサイエンスの推進に関する検討会」は、「研究データ基盤整備と国際展開ワーキング・グループ第2フェーズ報告書」を公表しました。

同検討会に設置された「研究データ基盤整備と国際展開ワーキング・グループ」は、2019年10月に報告書(第1フェーズ)を取りまとめています。2021年3月に公開された本報告書では、研究データ基盤の管理・利活用に関する追加的な考え方や方策が示されています。

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)が主催する“Asia OA Webinar”が2021年4月に開催:COARが公表したリポジトリに関するフレームワークについて日本用ローカライズと実践の試みを紹介

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)は、2021年4月14日付けのお知らせで、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)が主催する“Asia OA Webinar”の開催を紹介しています。

“Asia OA Webinar”は、アジアのオープンアクセスコミュニティによる情報の交換や、協調関係の構築、交流を目的としたウェビナーシリーズです。2021年4月27日に、その一環としてウェビナー“Balancing good practices with inclusivity: COAR Community Framework for Good Practices in Repositories”が開催されます。

同ウェビナーでは、COARが2020年10月に公表したリポジトリに関するフレームワーク“COAR Community Framework for Best Practices in Repositories”について、日本用ローカライズと実践の試みの紹介が英語で行われます。司会・発表はJPCOARのメンバーが担当しており、プログラムの内容は以下のとおりです。参加は無料ですが、事前の申込みが必要です。

Wiley社、英JiscのPublications Routerに対しオープンアクセス論文のフルテキストのデータ提供を開始

2021年4月13日、英・Jiscは、Wiley社がJiscのPublications Routerに対しオープンアクセス(OA)論文のフルテキストのデータ提供を開始したことを発表しました。なお、Publications Routerとは、論文のメタデータおよび全文を出版社等から各大学の機関リポジトリ等へ通知・転送するためのシステムです。

JiscとWiley社は2020年3月に4年間の“Read and Publish”契約を締結したことを発表しており、同契約により英国の研究者がWiley社の学術誌でOAの論文を公表する割合は、1年目に27%から85%へ上昇し2022年には100%に達し得る、としていました。今回の発表では、Publications Routerへの提供開始はこの契約を踏まえたものであると述べています。

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)、報告書「機関リポジトリにおける識別子・ライセンスの付与状況」を公開

2021年4月2日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)は、報告書「機関リポジトリにおける識別子・ライセンスの付与状況」の公開を発表しました。著者は京都大学附属図書館の西岡千文氏です。

JPCOARでは、「JPCOARオープンアクセスリポジトリ戦略2019~2021年度」に基づき、2020年度に機関リポジトリにおける識別子・ライセンスの付与状況についての調査を行いました。同報告書はその成果の一つです。

同報告書では、2020 年 7 月 2 日時点で学術機関リポジトリデータベース(IRDB)に登録されている全レコード315万4,770件(ファイルがあるものは253万4,934 件)が調査対象となっています。冒頭では主な調査結果として、DOIの付与率、ライセンスの記載状況など11点が示されています。

また、Crossref REST APIを使用し、DOI が付与されているにも関わらず、メタデータにDOI が適切に入力されていないレコードの調査も試行されました。調査対象とした3万2,587 件のレコードのうち、そのようなレコードは推定 1万2,632件存在するとしています。

千葉大学学術リソースコレクション(c-arc)、「萩庭植物標本データベース」をIIIF準拠画像で公開

2021年3月30日、千葉大学附属図書館が、千葉大学学術リソースコレクション(c-arc)において、「萩庭植物標本データベース」を公開したことを発表しました。

同大学薬学部名誉教授の故・萩庭丈壽氏が収集した植物標本の画像4万8,000件がIIIF準拠画像で公開されています。同データベースは、2012年に「千葉大学学術成果リポジトリCURATOR」に収録されていました。

千葉大学薬学部名誉教授が収集した植物標本の画像約4万8千点を千葉大学学術リソースコレクション(c-arc)から公開しました(千葉大学附属図書館, 2021/3/30)
https://www.ll.chiba-u.jp/topics/2020/topics_20210330_c-arc.html

萩庭植物標本データベース(c-arc)
https://iiif.ll.chiba-u.jp/main/haginiwa.shtml

CiNii Researchが本公開

2021年4月1日、CiNii Researchの本公開が発表されました。

本公開に合わせ、以下の機能が追加されたとしています。

・API機能(OpenURL、RDF)
・詳細検索
・OR、NOT、フレーズ、前方一致検索

CiNii Researchの本公開について(国立情報学研究所学術コンテンツサービスサポート,2021/4/1)
https://support.nii.ac.jp/ja/news/cir/20210401

CiNii Research
https://cir.nii.ac.jp/ja

参考:
E2367 - 新しい学術情報検索基盤「CiNii Research」プレ版について
カレントアウェアネス-E No.410 2021.03.25
https://current.ndl.go.jp/e2367

「第6期科学技術・イノベーション基本計画」が閣議決定

2021年3月26日、「第6期科学技術・イノベーション基本計画」が閣議決定されました。

同計画では、日本が目指すべき Society 5.0 の未来社会像を、「持続可能性と強靱性を備え、国民の安全と安心を確保するとともに、一人ひとりが多様な幸せ(well-being)を実現できる社会」と表現し、その実現に向けた『「総合知による社会変革」と「知・人への投資」の好循環』という科学技術・イノベーション政策の方向性を示しています。そして、その達成のため、次の5年間で約30兆円の政府研究開発投資を確保し、これを呼び水として官民合わせて約120兆円の研究開発投資を行っていくとしています。

北海道大学附属図書館、北海道大学学術成果コレクション上で「学術論文等に付随する研究データ」の公開が可能となることを発表:ウェブページ「研究データの公開と管理」も公開

2021年3月30日、北海道大学附属図書館は、北海道大学学術成果コレクション(HUSCAP)の資料提供・公開細則を2021年4月1日に改正し、その結果、HUSCAP上で「学術論文等に付随する研究データ」の速やかな公開が可能となることを発表しました。

改正後の資料提供・公開細則では、公開対象資料の種別に「学術論文等の研究成果に付随する研究データ」が追加されているほか、条件を満たす一部の資料について、必要に応じクリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC0での公開を可能とする規定が追加されています。

また、資料提供・公開細則の改正とあわせ、ウェブページ「研究データの公開と管理」の公開も発表されています。

HUSCAPにおける研究データ公開に関する細則改正と「研究データの公開と管理」ページの公開(北海道大学附属図書館, 2021/3/30)
https://www.lib.hokudai.ac.jp/2021/03/30/89968/

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