機関リポジトリ

東京国立近代美術館、「東京国立近代美術館リポジトリ」を公開

2019年9月10日、東京国立近代美術館アートライブラリが、東京国立近代美術館で作成された著作物をインターネット上で無料公開する「東京国立近代美術館リポジトリ」の公開を発表していました。

同日時点では、『東京国立近代美術館研究紀要』『活動報告』『現代の眼』の一部を公開していること、今後コンテンツを順次拡充することが紹介されています。

東京国立近代美術館アートライブラリ
https://www.momat.go.jp/am/library/
※「お知らせ」のコーナーで、2019年9月10日付けのお知らせとして「東京国立近代美術館リポジトリ」の公開が紹介されています。

東京国立近代美術館リポジトリ
https://momat.repo.nii.ac.jp/

エチオピアで国家規模のオープンアクセス(OA)方針が採択される

途上国において図書館を通じたデジタル情報へのアクセスを推進しているEIFLの2019年10月4日付のブログ記事において、エチオピアが2019年9月に高等教育機関向けに国家規模のオープンアクセス(OA)方針を採択したことが紹介されています。

EIFLのブログ記事によると、このOA方針はエチオピアの科学技術と高等教育の管轄省であるMinistry of Science and Higher Education of Ethiopia(MOSHE)により採択されました。OA方針は速やかに発効し、MOSHEが管轄するエチオピア国内47以上の大学において、公的な助成により実施され公表された大学構成員の論文・学位論文・データ等について、その全てをOA化することを義務づけています。また、公的助成を受けた研究に基づく全ての公表された研究成果物は、国立のリポジトリであるNational Academic Digital Repository of Ethiopia(NADRE)、及び大学が設置している場合には大学の機関リポジトリへ保存することも義務づけています。

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)とcOAlition S、リポジトリのPlan Sへの準拠を支援するため協力することを発表

2019年10月7日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)とcOAlition Sは、リポジトリのPlan Sへの準拠を支援するため協力することを発表しました。

具体的な取り組みの予定として、次の4点が示されています。

・COARは、最も広く採用されているリポジトリ・プラットフォームと連携して、Plan Sをサポートする現在の機能を確かめ、課題を特定し、プラットフォームによる技術要件の採用支援のために専門的なノウハウと知識を提供する。

・COARは、メンバー、パートナー、地域ネットワークを通じて、リポジトリでの永続的識別子、標準語彙、質の高いメタデータの採用に関するリーダーシップとガイダンスの提供のため活動する。

・COARは、Plan Sの支持および実施に対する問題や障壁について、さまざまな地域やリポジトリ・コミュニティから寄せられたフィードバックをcOAlition Sに提供する。

・COARとcOAlition Sは、オープンアクセスとオープンサイエンスを支援するリポジトリの役割を強化し、変革するために戦略的ロードマップの作成に取り組む。

神戸大学附属図書館、同大学で開催された「オープンサイエンス研修会」の資料を神戸大学学術成果リポジトリ(Kernel)で公開

神戸大学附属図書館電子図書館係のTwitterアカウントの2019年10月4日付のツイートにおいて、同大学で2019年9月30日に開催された「オープンサイエンス研修会」の資料を神戸大学学術成果リポジトリ(Kernel)で公開したことが発表されています。

研修会で使用された、
・プレゼンテーション「図書館員のためのオープンサイエンス概論:オープンサイエンスと学術機関リポジトリ」
 小野亘氏(国立情報学研究所学術基盤推進部学術コンテンツ課長)
・プレゼンテーション「オープンサイエンスと学術機関リポジトリ」
 林正治氏(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター特任助教)
がKernel上で公開されています。

@kobekernel(Twitter,2019/10/4)
https://twitter.com/kobekernel/status/1180020209228271617

CA1959 - CHORUSダッシュボード・サービスと千葉大学附属図書館での取り組み / 高橋 菜奈子, 千葉 明子

PDFファイル

カレントアウェアネス
No.341 2019年9月20日

 

CA1959

 

CHORUSダッシュボード・サービスと千葉大学附属図書館での取り組み

東京学芸大学附属図書館(前 千葉大学附属図書館):高橋菜奈子(たかはしななこ)
千葉大学附属図書館:千葉明子(ちばあきこ)

 

法政大学、「法政大学オープンアクセスポリシー」を策定

2019年9月24日、法政大学(東京都)は、同大学で生産された研究成果について、公開方法等を定めることで、研究成果を適切に公開することを目的として、「法政大学オープンアクセスポリシー」を策定したことを発表しました。

新たに策定された「法政大学オープンアクセスポリシー」では、法政大学に在籍する教員が、出版社・学協会・学内部局等が発行する学術雑誌等に掲載された研究成果を法政大学学術機関リポジトリによって公開すること、教員はその研究成果をできるだけすみやかにリポジトリ登録が許諾される著者最終原稿等の適切な版を提供すること、などが定められています。

法政大学オープンアクセスポリシーを策定しました(法政大学図書館,2019/9/24)
http://www.hosei.ac.jp/library/NEWS/jyuyo/190925_01.html

英IOP Publishing、英JiscのPublications Routerに対しフルテキストの提供を開始

2019年9月23日、英Jiscは英国物理学会出版局(IOP Publishing)がPublications Routerに対し、論文フルテキストの提供を開始したことを発表しました。

Publications Routerは論文のメタデータおよびフルテキストを出版者等から各大学の機関リポジトリ等へ通知・転送するためのシステムです。IOP Publishingからの提供対象となるのは完全オープンアクセス(OA)誌掲載論文およびハイブリッドOA論文で、出版者版の論文PDFと、ライセンス情報を含むメタデータが、日毎に提供されるとのことです。

また、IOP Publishingは将来的には購読誌に掲載された論文(非OA論文)についても、著者最終稿を、適切なライセンス情報を含むメタデータ付きでPublications Routerに提供することを計画しているとされています。

学術機関リポジトリデータベース(IRDB)、資源タイプ「会議発表論文」の登録コンテンツがCinii連携の対象になったことを発表

2019年9月9日、学術機関リポジトリデータベース(IRDB)は、IRDBに資源タイプ「会議発表論文」で登録されたコンテンツが、CiNii Articlesへの連携対象になったことを発表しました。

「会議発表論文」がCiNii連携の対象になりました。(IRDB, 2019/9/9)
https://support.irdb.nii.ac.jp/ja/news/20190909

参考:
学術機関リポジトリデータベース(IRDB)で検索可能なコンテンツ数が300万件を突破
Posted 2019年4月11日
http://current.ndl.go.jp/node/37993

新「学術機関リポジトリデータベース(IRDB)」が正式公開
Posted 2019年4月3日
http://current.ndl.go.jp/node/37942

千葉大学附属図書館、学生サークルによる46年前の民話の聞き取り調査報告書のデジタル覆刻版を機関リポジトリで公開

2019年9月1日、千葉大学附属図書館が、『千葉大学日本文化研究会 民俗調査報告書 リポジトリ用覆刻版』6冊を、「千葉大学学術成果リポジトリ CURATOR」で公開したと発表しています。

公開されたのは、同大学の学生サークル「千葉大学日本文化研究会」(1996年春に廃部)が、故川端豊彦千葉大学名誉教授の指導を受けて、1973年から1993年にかけて、東北地方・関東地方・中部地方を中心に、民話や習俗などの聞き取り調査を行って刊行した『民俗調査報告書』35冊のうち、民話を主体とした6冊(福島県・山形県・秋田県)です。

同報告書は謄写版(ガリ版)で刊行されているため、紙の劣化が進行し、また、現存数がごくわずかなため研究者が入手困難となってきたことから、2014年に同館からの相談でこのことを知った、日本文化研究会のかつての在籍者が、現地を再び訪れるなどして『民俗調査報告書』を集めて同館に寄贈するとともに、デジタル覆刻して公開したものです。

現在、青森県、新潟県、群馬県、長野県、山梨県などの民話を集めた『民俗調査報告書』もデジタル覆刻し公開する準備を進めているとのことです。

米・Educopia Instituteを中心としたオープンソースの出版インフラ開発・統合プロジェクト“Next Generation Library Publishing”がArcadia基金から220万ドルの助成を獲得

2019年8月28日、米国のMLAおよびその他の文化資源保存機関の連携促進を目的とする非営利組織Educopia Instituteは、図書館による出版活動に関するプロジェクト“Next Generation Library Publishing”がArcadia基金から220万ドルの助成を獲得したことを発表しました。

このプロジェクトはオープンソースの出版インフラを開発・統合することで、著者、編集者、読者に新しい出版経路を提供し、図書館による出版活動を強固に支援することを目的としたものです。Educopia Instituteを中心に米・カリフォルニア電子図書館(CDL)やオープンアクセスリポジトリ連合(COAR)等もこのプロジェクトチームに参加しています。

プロジェクトチームは2019年9月から目標達成のため以下のことに取り組む、としています。

・学術的な価値と調和し、かつ合理的な図書館の出版活動向けのソリューションを通して学術出版に関する選択肢・機会・イノベーションを増大させるような、効果的でバランスのよい学術出版のエコシステムを創設する。

・学術研究のライフサイクルを通じて、機関のリポジトリシステムと学術出版のワークフローをよりよく統合できるようなツールや基準を開発する。

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