研究文献レビュー

CA1673 - 研究文献レビュー:図書館史 / 三浦太郎

日本における近年の図書館史研究には顕著な特色が3つあると考えられる。それは、(1) 図書館史研究の方法論的な問い直し、(2) 日本の戦後図書館史の位置づけ、そして、(3) 人物への注目である。1990年代以降、図書館政策の転換や法制度の改変、利用者構造の変化など、図書館が急激な転換を求められるようになる中で、その存立基盤が歴史的に捉え返されている。…

CA1668 - 研究文献レビュー:学習・教育基盤としての図書館 / 米澤誠

はじめに 本稿では、原則として2005年以降を対象とし、「学習・教育基盤としての図書館」に関するわが国の研究文献(実践報告などを含む)のレビューを行う。雑誌論文・記事のほかに、図書や報告書なども取り上げることとする(1)。 近年は「利用者教育」もしくは「情報リテラシー教育」という視点が、図書館のもつ学習・教育支援機能の中心とされていた感がある。…

CA1659 - 研究文献レビュー:今日の医学図書館 / 城山泰彦

1. はじめに 本稿の目的は、医学図書館に関する国内の研究文献をレビューして、現状や動向を掴むことにある。限られた誌面では詳細まで言及できないが、解説文献なども含め幅広く取り上げるように心がけた。対象文献は、NPO法人日本医学図書館協会(以下JMLA)の機関誌『医学図書館』をはじめとする図書館系の雑誌や医学系の雑誌に掲載された、比較的医学図書館に特有と思われる、2003年以降の国内文献とした。…

CA1660 - 研究文献レビュー:看護図書館 / 今田敬子

1. はじめに 看護図書館は、看護大学、看護短期大学、大学の看護学部・学科等の図書館と看護学校図書室などの「保健師助産師看護師学校養成所指定規則」第4条7項(1)に設置根拠が規定されている、看護基礎教育機関図書室を指すことが多いが、本稿では、看護継続教育機関である看護協会の図書室、医療機関看護部図書室などを含むものとして扱う。…

CA1649 - 研究文献レビュー:公共図書館政策の研究動向 / 松本直樹

本稿では,国内で刊行された公共図書館政策に関する文献をレビューする(1)。期間は基本的に2003年以降のものを対象とするが,一部それ以前のものも含む。 はじめに本稿が対象とする「公共図書館政策」について定義しておこう。「公共図書館政策」は,2点で定義が必要である。一つは「政…

CA1638 - 研究文献レビュー:子どもへの読書支援と図書館サービス / 岩崎れい

この10年の間に,子どもの読書や学習をめぐる環境は注目される機会が多かった。1997年の「学校図書館法改正」(平成9年6月11日法律第76号),2000年の「子ども読書年」(第145回国会決議,参議院:1999年8月9日可決 決議案第2号(1),衆議院:1999年8月10日可決 決議第3号(2))の設置と国際子ども図書…

CA1639 - 研究文献レビュー:学術情報流通と大学図書館の学術情報サービス / 筑木一郎

本稿の目的は,学術情報の流通・蓄積・発信に関する国内の研究文献をレビューし,大学図書館の学術情報サービスの現状と動向を把握することにある。取り上げる文献は最近3 年程度に発表された論考を中心とする。筆者が大学図書館に勤務することから,大学図書館の現場や実務に関連した…

CA1621 - 研究文献レビュー:公共図書館職員の養成教育と継続教育 / 大谷康晴

図書館職員に対する養成教育あるいは継続教育(continuing education)に対する意識が高まっている。養成教育についてはLIPER(情報専門職の養成に向けた図書館情報学教育体制の再構築に関する総合的研究:Library and Information Profession and Education Renewal)という形で大規模な研究調査が行われ,継続教…

CA1599 - 研究文献レビュー:大学図書館員の継続教育 / 鈴木正紀

編集委員会より与えられたレビューのテーマは「図書館職員の研修・教育(大学図書館)」である。「研修」も「教育(を受けること)」も換言すれば,図書館員が職歴を積み重ねる中で自らの知識・スキルを向上させるために継続的に行う自己啓発活動を支援するものである。その意味でこの…

CA1589 - 研究文献レビュー:図書館の様々な運営形態 / 柴田正美

本レビューは,近時,図書館界の話題となっている様々な図書館の運営形態について,近年の国内における研究状況を明らかにすることが目標である。図書館の運営形態は研究の対象であると同時に,実践を伴うものであり,必ずしも「研究」レベルにだけとどまるものではないことを予めお断…

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