動向レビュー

CA1797 - 動向レビュー:米国および日本におけるグリーンライブラリーの事例紹介 / 岩見祥男

1972年にストックホルムで開催された国際連合人間環境会議に代表されるように、環境問題は国際社会において取り上げられて久しく、政治、経済、産業、社会など、あらゆる局面において議論されている。それは図書館界においても例外ではなく、国際図書館連盟の年次総会において、環境問題や持続可能な社会などがテーマとして頻繁に取り上げられている(1)。...

CA1796 - 動向レビュー:次世代DAISY規格と電子書籍規格EPUB3 / 濱田麻邑

読みたいときに読みたい本を、その場で検索して購入し、すぐに読める時代になっている。電子書籍に、読み上げツールですぐにアクセスできるとしたら、これまで読めなかった人々にとって、世界は変わる。...

CA1795 - 動向レビュー:大学図書館における学生協働について-学生協働まっぷの事例から- / 八木澤ちひろ

本稿は、国内各地で活発になっている大学図書館における学生協働の活動形態や動向を明らかにすることを目的としている。学生協働とは、「図書館業務の一端を、職員とともに、利用者でもある学生が担う活動」と定義する。各活動によって、内容も組織形態もさまざまであるが、「自発的・自律的に学習支援に関与し、図書館スタッフの一員としての働きをする学生スタッフ」(1)が、学生アシスタントや学生サポーターなど様々な名称で呼ばれている。ここではそうした学生協働に関与する学生を、総称して学生スタッフと呼ぶ。...

CA1784 - 動向レビュー:図書館におけるナレッジベース活用の拡がりとKBARTの役割 / 渡邉英理子, 香川朋子

 電子ジャーナル、電子書籍、データベースといった電子リソースの導入が進むなか、その管理と適切なアクセス提供のために、電子リソースのA-Zリスト、リンクリゾルバ、統合検索システム、ディスカバリインターフェース(CA1727CA1772参照)、MARC提供サービス、電子情報資源管理システム(ERMS)(1)などが多くの学術機関で利用されている。現在国内外で主流となっているのは、EBSCO、Ex Libris、Serials Solutionsなど、海外ベンダーのサービスである。これらのサービスは、ナレッジベース(Knowledge Base)と呼ばれるデータベースを中核に持つ点に特徴がある。...

CA1786 - 動向レビュー:中国の納本制度の現状と新たな動き / 岡村志嘉子

 国内出版物を納本によって国立図書館が網羅的に収集する仕組みは、中国においても制度化されている。中国唯一の国立図書館として「国の総書庫」(1)の機能を担う中国国家図書館は、長年にわたり納本制度の下で蔵書構築を行ってきた。しかし、納本率の低さなど懸案も少なくない。最近では、オンライン出版物の納本をめぐって、法整備を含めた議論も活発になっている。...

CA1777 - 動向レビュー:利用者要求にもとづくコレクション構築:大学図書館における電子書籍を対象としたPDAを中心に / 小山憲司

PDA(Patron-Driven Acquisitions)とは、利用者からの要求をきっかけとして資料を収集し、コレクションを構築するしくみのことで、DDA(Demand-Driven Acquisitions)やPOD(Purchase On Demand)などともよばれる。College & Research Libraries Newsの2012年6月号に掲載された、「2012年、大学図書館の動向トップ10」の一つに電子書籍のPDAが取り上げられたり(E1306参照)(1)、米国教育諮問会議(Education Advisory Board)の報告書『大学図書館の再定義』(2011年)において、デジタル・コレクションを活用する方策の一つとして、電子書籍のPDAが扱われたりするなど(E1255参照)(2)、米国の大学図書館界、そして高等教育界において、広く注目されるトピックとなっている(E1310参照)。...

CA1773 - 動向レビュー:日本の公共図書館の電子書籍サービス-日米比較を通した検証- / 森山光良

 電子書籍に関する情報があふれている。ただし、日本ではそのほとんどが、個人向け有料サービスに焦点を当てた技術や業界動向の情報である。一方、日本の公共図書館の電子書籍サービスに関する研究や動向の紹介はごく少ない(1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9)。その背景に、サービス実施館が限られているという不振状況がある。海外の公共図書館の電子書籍サービスに関する研究や動向の紹介もごく少ない(10) (11) (12) (13)。...

CA1772 - 動向レビュー:ウェブスケールディスカバリの衝撃 / 飯野勝則

 近年、図書館における新しいツールとして、「ウェブスケールディスカバリ」(Web Scale Discovery、以下WSDと呼称)の存在感が大きくなりつつある。WSDは、時に「ウェブスケールディスカバリサービス」、あるいは単に「ディスカバリサービス」などと称される。本稿ではWSDが図書館とステークホルダに与えた「衝撃」を中心に、その動向を紹介する。...

CA1771 - 動向レビュー:EUにおける孤児著作物への対応 / 今村哲也

 「孤児著作物(orphan works)」という用語は厳密な法律用語ではない。欧州委員会の定義によると、著作権者の身元または所在の確認が困難または不可能な状態にある著作権で保護されている作品、とされている(1)。著作権保護のある過去の作品を利用する場合、原則として著作権者の許諾が必要であるから、著作権者が不明の状態にある著作物を適法に利用することは困難となる。そして、このことは著作物のデジタルアーカイブ化や書籍等の復刻版の発行など、過去の著作物を利用する場合に大きな障壁となる。...

CA1770 - 動向レビュー:図書館はデジタルカメラによる複写希望にどう対応すべきか / 鑓水三千男

 図書館資料の複写については、多くの場合、自動複製機器(以下「コピー機」という)が図書館内に設置され、当該コピー機を使用して図書館職員の監視と監督のもとで行われている。しかし、近年、図書館利用者による携帯電話のカメラ機能を利用した図書館資料の無断撮影が行われ、あるいは利用者からデジタルカメラによる撮影を認めてほしい旨の希望が出されているという。...

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