医療情報

国立情報学研究所(NII)、ダイエット商品口コミサイトの投稿データ約16万件を研究用データセットとして情報学研究データリポジトリ(IDR)で学術研究目的に無償提供開始

2019年10月29日、国立情報学研究所(NII)とダイエット商品口コミサイト「ダイエットカフェ」を運営する株式会社T.M.Community(TMC)は共同で、「ダイエットカフェ」に投稿された口コミデータ約16万件を研究用データセットとして、学術研究目的に無償提供を開始したことを発表しました。データセットはNIIが運営する情報学研究データリポジトリ(IDR)で提供されます。

「ダイエットカフェ」はダイエット関連企業との利害関係を有さず、ユーザーの口コミ情報のみを取り扱っていることを特徴としています。提供を開始するデータは、2008年8月3日のサービス開始日から2019年10月3日までに投稿された約8,000のダイエット商品に対する約16万件の口コミデータです。データは個人情報を含まない形で約60MBのCSVファイル形式で提供されます。

共同発表の中では、消費者の使用経験に基づく文章が含まれ、主観的な評価スコアや客観的な身体データと合わせて、健康に関連する分野での学術研究への利用が期待されること、主題が特化しプラス・マイナス両方の評価を含む等、既存のデータセットとは異なる特徴を持っているので相補的なデータ活用により新たな研究の展開が期待されること、などが指摘されています。

E2186 - 情報メディア学会第18回研究大会<報告>

2019年6月29日に日本事務器株式会社(東京都渋谷区)にて,情報メディア学会第18回研究大会が開催され,基調講演,シンポジウム及びポスター発表が行われた。基調テーマは「ライフステージにおける健康医療情報」である。基調講演は元慶應義塾大学の田村俊作氏により行われた。シンポジウムでは「ヘルスリテラシーと健康医療情報」をテーマに市民の「ヘルスリテラシー」を高めるための方策や課題についてパネリストや会場参加者による活発な意見交換がなされた。本稿では,基調講演及びシンポジウムについて報告する。

E2185 - 2019年ALA年次大会におけるジャパンセッションの開催<報告>

2019年6月20日から6月25日にかけて,米国ワシントンD.C.で開催された米国図書館協会(ALA)年次大会(E2178参照)において,ビジネス支援図書館推進協議会(以下「BL協議会」)と図書館総合展運営委員会は共催で,日本の公共図書館事例の発表を行った。ALA事務局によれば,日本の公共図書館員が年次大会で自館のサービス事例を発表するのは恐らく史上初のことである。

コクラン共同計画(Cochrane Collaboration)によるコクラン系統的レビュー作成のための公式ガイド“Cochrane Handbook for Systematic Reviews of Interventions”の新版Version 6が公開される

2019年10月3日付のWiley社のお知らせで、コクラン共同計画(Cochrane Collaboration)によるコクラン系統的レビュー作成のための公式ガイド“Cochrane Handbook for Systematic Reviews of Interventions”について、全面的な改訂を行った新版Version 6が公開されたことが発表されています。

“Cochrane Handbook for Systematic Reviews of Interventions”は、医療行為の影響に関するコクラン系統的レビュー作成方法の詳細を示した公式ガイドです。全てのコクラン系統的レビューはこの公式ガイドに沿って作成される必要があります。公開された新版は、2008年以来の全面的な改訂が実施され、最新の研究法に基づく現在のベストプラクティスが反映されています。

株式会社医学映像教育センター、スマートタブレットを活用した医学・看護系学生向け定額動画配信サービス「ビジュランサブスクリプション」を開始

2019年10月11日、医学・看護・健康に関するマルチメディア出版事業を行う株式会社医学映像教育センター(東京都杉並区)は、スマートタブレットを活用した医学・看護系学生向け定額動画配信サービスとして、全国の大学・短大等の学校機関を対象に「ビジュランサブスクリプション」を開始したことを発表しました。

「ビジュランサブスクリプション」は、各携帯電話事業者提供のタブレットレンタルサービスと医学映像教育センターの学術映像コンテンツ配信システム「ビジュラン・クラウド」を組み合わせて実施されます。同社制作の医学・看護教育動画443番組が定額見放題サービスとして利用することができるようになります。

医学映像教育センターはサービス開始の背景として、医学・看護系の学校機関において、医学・看護教育動画は、図書館や視聴覚室でDVDやVHSビデオ等の形で視聴する学習環境が一般的であり、また貸出も積極的には行われない状況から、ゆっくりと学習したい学生のニーズに応えられていないことを挙げています。「ビジュランサブスクリプション」は、学習の場所や時間を問わないことで学内外での教育動画コンテンツの利便性を高めるものである、としています。

オーストラリア図書館協会(ALIA)、「メンタルヘルスデー」を支援すると発表:全国の図書館・情報専門家に対し参加を呼びかけ

2019年10月10日、オーストラリア図書館協会(ALIA)は、メンタルヘルスに関する問題の世間の認識を高めることを目的としている同日の「メンタルヘルスデー」を支援すると発表しました。

同国の図書館はメンタルヘルスに関する重要な話し合いをしており、メンタルヘルスに関する問題を抱える人々を支えているとし、全国の図書館や情報専門家に対してその先頭に立つととともに、同国のNPO・Mental Health Australiaが行っている、メンタルヘルスに対する偏見を減らし、より多くの人が助けや支援を求められるようにするための約束をする“#MentalHealthPromise”のページを公式ウェブサイト上に作成するよう求めています。

米国国立医学図書館(NLM)、“PubMed Labs”で公開中のPubMed更新版への機能追加を発表:検索結果のCSV形式による保存等が可能に

2019年10月8日、米国国立医学図書館(NLM)が、“PubMed Labs”で試験公開中のPubMed更新版へ機能追加を行ったことを発表しています。

今回の機能追加により、検索結果のCSV形式による保存、My NCBIアカウントで設定したフィルターの利用、検索結果の保存先に“Collections”と“My Bibliography”を追加したことによるMy NCBIアカウント上での文献管理機能の強化、My NCBIアカウント上での検索式アラート機能の設定等が可能になっています。

また、NLM提供の他のデータベースとの統合により、PubMed更新版の検索結果から書誌・所蔵データベースNLM CatalogやMeSH(医学件名標目表)検索データベースMeSH Databaseへ遷移することが可能になっています。

その他、トップページにFAQやユーザーガイド、Advanced Search Builder、MeSH Databaseなどよく使われるページへのリンクが追加されています。

米国国立医学図書館(NLM)、2019年9月に開催したPubMed更新版に関するウェビナーの要点等を同館ウェブサイトに掲載:PubMedリニューアルは2020年初頭に実施予定

米国国立医学図書館(NLM)が、2019年9月に開催したPubMed更新版に関するウェビナー“A New PubMed: Highlights for Information Professionals”について、要点・Q&A等を同館のウェブサイトに掲載しています。

NLMが掲載した同ウェビナーに関する要点では、リニューアル予定のPubMed更新版について、主として次のことが示されています。

・“PubMed Labs”上でPubMed更新版のテストが可能である
・PubMed更新版は、現在Advanced Search Builder、検索履歴(History)・検索詳細(Search Details)の参照機能、フィルターによる絞り込み、My NCBIアカウントの利用等の機能を備えている
・2020年初頭にPubMed更新版が基本システムになる予定である
・PubMed更新版が基本システムになった後、現行のPubMedへの全てのリンクがリダイレクトされる
・現行のPubMedはリニューアル後も数か月間は利用可能になる予定である

また、PubMed更新版の主な検索の仕様として次のことを挙げ、現行のPubMedと同等の機能が利用可能であることを案内しています。

【イベント】大図研京都ワンディセミナー「メディアドクター研究会in京都 テーマ:iPS細胞と臨床試験」(10/27・京都)

2019年10月27日、京都府立図書館において、大学図書館問題研究会京都地域グループ主催のワンディセミナー「メディアドクター研究会in京都 テーマ:iPS細胞と臨床試験」が開催されます。同イベントは京都で初めて開催される「メディアドクター研究会」でもあるとのことです。

メディアドクター研究会は医療に関するメディア報道のあり方を勉強する会です。開催案内によれば、今回のワンディセミナーではiPS細胞に関する報道を取りあげ、記事を読み、信頼性、科学的根拠、見出しの適切性など、「メディアドクター指標」をもとに読み解いていく、とされています。

参加費は会員は無料、非会員は500円で、フォームを通じた申込が必要です。

大図研京都ワンディセミナー「メディアドクター研究会in京都 テーマ:iPS細胞と臨床試験」 (大学図書館問題研究会 京都地域グループ)
https://www.daitoken.com/kyoto/event/20191027.html

※本文を修正しました(2019/11/1)

第36回医学情報サービス研究大会の大会当日に使用された発表資料等が公開される

第36回医学情報サービス研究大会のウェブサイトにおいて、2019年8月11日から12日にかけて開催された同大会の大会当日に使用された発表資料等が公開されています。

同大会ウェブサイトのプログラムのページで、大会で使用されたスライドやポスター、記念講演の様子を映した動画などにアクセスすることができます。

更新情報・お知らせ(第36回医学情報サービス研究大会)
http://mis.umin.jp/36/index.html
※2019/09/27欄に「大会当日の発表資料(スライド/ポスター)を公開しました。プログラム よりご覧ください。」とあります。

プログラム(第36回医学情報サービス研究大会)
http://mis.umin.jp/36/program.html

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