医療情報

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のデューイ十進分類法(DDC)による分類方針は保留中(記事紹介)

デューイ十進分類法(DDC)編集チームによるブログ“025.431: The Dewey blog”の2020年3月2日付の投稿において、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のDDCによる分類について、現在の検討状況を報告した記事を公開しています。

記事ではCOVID-19の分類に関する推奨がまだ定まっていないことを報告しています。その背景として、2000年代初頭に流行した「重症急性呼吸器症候群(SARS)」のケースでは、米国国立医学図書館(NLM)が医学件名標目表(MeSH)上で、SARSを「呼吸器感染症(Respiratory Tract Infections)」を上位語とする標目に定めたことに倣って、呼吸器系疾患に対応した616.2へ分類するようにしていましたが、今回のCOVID-19の場合には事情が異なっていることを説明しています。

バイオサイエンスデータベースセンター(NBDC)、「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)および新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する研究データ・リソース」のページを公開

2020年3月3日、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)バイオサイエンスデータベースセンター(NBDC)は、「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)および新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する研究データ・リソース」のページを公開しました。

新型コロナウイルスに関連して現在公開されている、研究データや研究リソースを紹介するページであり、以下の4章からなります。

・新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の研究データ一覧
・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するWebリソース一覧
・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬 候補に関する情報
・コロナウイルス関連の研究情報を広く調べる

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)および新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する研究データ・リソース(NBDC, 2020/3/3)
https://biosciencedbc.jp/blog/20200303-01.html

米国食品医薬品局(FDA)、FDAの認可・承認を受けたバイオ医薬品のリスト“Purple Book”を検索可能なオンラインデータベースとして公開

米国の薬事規制専門家協会(Regulatory Affairs Professionals Society:RAPS)の2020年2月24日付のお知らせで、米国食品医薬品局(U.S. Food and Drug Administration:FDA)が、FDAの認可・承認を受けたバイオ医薬品のリスト“Purple Book”について、検索可能なオンラインデータベースとして公開したことを発表しました。

データベースは以前から公開されていたPDF版のリストに基づいて構築され、容易な検索が可能になっています。医薬品の名称(商標上の名称と一般的な名称)、提出された生物学的製剤承認申請(BLA)の種類、力値、剤形、製品表示、認可の状態、BLA番号、承認日等に関する情報が含まれています。

医学中央雑誌刊行会、医中誌フリーキーワードに「新型コロナウイルス」関連用語2語を新規追加

医学中央雑誌刊行会が、2020年2月19日付の同会のFacebookアカウントの投稿で、2020年3月1日の更新によって医中誌フリーキーワードへ「新型コロナウイルス」に関する新規用語2語を追加することを発表しました。

2020年3月1日付で医中誌フリーキーワードに新規追加された用語は、「SARSコロナウイルス-2」と「コロナウイルス急性呼吸器疾患(2019-nCoV)」の2語です。それぞれ米国国立医学図書館(NLM)が整備する医学件名標目表(MeSH)の補足用語(Supplementary Concept Record)と対応関係にあり、「SARSコロナウイルス-2」は“severe acute respiratory syndrome coronavirus 2(SARS-CoV-2)”に、「コロナウイルス急性呼吸器疾患(2019-nCoV)」は“COVID-19”に対応しています。

OCLCと米・公共図書館協会(PLA)、米国の公共図書館の「オピオイド危機」対応に関する共同プロジェクトの最終成果物として危機対応のための戦略を提供する報告書を公開

2020年2月26日、OCLCと米国図書館協会(ALA)の公共図書館協会(PLA)は、米国の公共図書館の「オピオイド危機(opioid crisis)」対応に関する共同プロジェクトの最終成果物となる報告書“Call to Action: Public Libraries and the Opioid Crisis”を公開したことを発表しました。

同報告書は、公共図書館がオピオイド危機という全国的な公衆衛生上の緊急事態に対する地域としての対応を決定するにあたって、考慮すべき検証済みの戦略を提供するものとして作成されました。公共図書館がオピオイド危機対応に関与する方法についての選択肢とアイデアを生みだすために、次の5つの行動の類型を提供しています。

・地域の医療データを評価する
・共に対処にあたることのできる地域のパートナーを探し出す
・スタッフや地域住民への教育を実施する
・図書館スタッフのケアの必要性を考慮する
・地域のニーズに応じたプログラムやサービスを提供する

北海道大学附属図書館、新型コロナウイルス関連の研究論文や診療情報等を無料公開している出版社へのリンク集を公開

2020年2月27日、北海道大学附属図書館は、ウェブページ「新型コロナウイルスに関する情報提供について」を公開しました。同ページでは、新型コロナウイルス関連の研究論文や診療情報等を無料公開している出版社の特設サイト等へのリンクがまとめられています。

2020年2月28日時点では、クラリベイト・アナリティクス、ELSEVIER、Wolters Kluwer、Wiley、Springer Nature、JAMA、The New England Journal of Medicine、The LANCET、DynaMed、UpToDate、コクランジャパン、PubMed、日本環境感染学会へのリンクが掲載されています。

新型コロナウイルスに関する情報提供について(北海道大学附属図書館, 2020/2/27)
https://www.lib.hokudai.ac.jp/2020/02/27/76572/

中国科学院(CAS)、「新型コロナウイルス感染症」に関する最新の研究成果をワンストップで発見するためのプラットフォームとしてDigital Science社のDimensionsを推奨

Digital Science社が2020年2月21日付のブログ記事において、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」に関する最新の研究成果を、出版社を問わずにワンストップで発見するためのプラットフォームとして、中国科学院(Chinese Academy of Sciences:CAS)が同社のディスカバリープラットフォームDimensionsを推奨していることを紹介しています。

英・BMJ、アイルランド共和国と臨床意思決定支援ツール“BMJ Best Practice”に関するナショナルライセンス契約を締結

2020年2月13日、英国の医学系雑誌出版者であるBMJは、アイルランドの公営医療サービスを提供するHealth Service Executive(HSE)の図書館部門“National Health Library and Knowledge Service”と臨床意思決定支援ツール“BMJ Best Practice”に関するナショナルライセンス契約を締結したことを発表しました。

“BMJ Best Practice”は、医療従事者が診断と治療に関する意思決定を行う際に、最新情報への迅速なアクセスを可能とする臨床意思決定支援ツールです。ツールは毎日更新され、最新のエビデンスに基づいた研究・ガイドライン・専門家の意見に基づく、診断・予後・治療・予防に関する段階的な手引きを提供します。

医師・看護師・救急救命士等の対象となるユーザーはIPアドレスによって認識され、レスポンシブデザインのウェブサイトやオフラインでも利用可能なアプリを介して、いつでも“BMJ Best Practice”の提供する情報へアクセス可能になります。また、国内の医療サービス提供主体である各トラストは、電子カルテシステムに“BMJ Best Practice”の情報を統合することもできます。

米国国立医学図書館(NLM)、医学件名標目表(MeSH)の補足用語(Supplementary Concept Record)として“COVID-19(「新型コロナウイルス感染症」)”を追加

2020年2月14日、米国国立医学図書館(NLM)は、同館が整備する医学件名標目表(MeSH)の補足用語(Supplementary Concept Record)として、前日13日に“COVID-19(「新型コロナウイルス感染症」)”を追加したことを発表しました。

これは世界的に感染が拡大している「2019新型コロナウイルス(2019-nCoV)」によって引き起こされる疾患に対して、世界保健機関(WHO)が“Coronavirus Disease 2019 (COVID-19)”と公式に命名したことに対応するものです。新たに追加された補足用語“COVID-19”は、“Coronavirus Infections(「コロナウイルス感染症」)”と“Pneumonia, Viral(「ウイルス性肺炎」)”の2つの定義語(Descriptors)に対応しています。

韓国・ソウル特別市教育庁、同庁所管の公共・学校図書館等で実施する2020年の読書療法事業について発表

2020年1月29日、韓国・ソウル特別市教育庁は、同庁が所管する図書館及び生涯学習館において読書療法事業「2020年司書と一緒に読書の旅」を行なうと発表しました。

2005年に南山図書館で開始された同事業は、都市で忙しく生活している人は、自身の不安、傷付いたこと、感情を自分で理解し、また、他人とこれを共有する機会に乏しいことから、自身の状況を振り返ることができる図書を読む過程で参加者とお互いにコミュニケーションを取ることで、自身で治癒する力を養うきっかけを提供することを目的に実施されます。

同事業実施のため、同庁では、司書で構成される、年齢別(子ども・青少年・大人・高齢者)の4つの研究チームを作成し、1年をかけて読書療法プログラムを開発したとしています。そして、このプログラムを基に、各館の司書を対象とした研修・ワークショップ・ベストプラクティスの共有等を行ってプログラムの質を高めたとのことです。

2020年は、学校図書館・各地域の図書館・生涯学習館の77館の116講座において約1,100人を対象に実施する計画としています。

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