プロジェクトは2015年3月に正式に完了したとのことで、2,000万ページ以上の新聞がEuropeanaで検索可能で、約1,200万ページが欧州図書館(The European Library)で全文検索が可能です。また、デジタル化された新聞のフルテキスト化に役立つ無料でオープンソースなツールも開発・提供しています。
2014年12月3日、Europeana Newspapersプロジェクトの一環として、欧州図書館(The European Library)が欧州の歴史的な新聞の検索・閲覧が可能なインタフェースを公開したと発表しています。2014年の春にプロトタイプを作成し、フィードバックを受けて、このたび、出版年月日、紙名、出版地の地図から新聞記事を検索できるインタフェースを公開したとのことです。
欧州各国の国立図書館が参加する欧州図書館(The European Library:TEL)が、欧州の研究コミュニティのための電子的な基盤整備を目指す“European Data Infrastructure:EUDAT”にデータセットを提供していることが、2014年9月17日のTELのウェブサイトで紹介されています。
・オランダ国立図書館(KB)のLOD戦略
・英国図書館(BL)による英国全国書誌(BNB)のLODでの提供
・フランス国立図書館(BnF)の蔵書目録とデジタル資料を統合的にLinked Open Dataとして提供する“data.bnf.fr”プロジェクト
・ケンブリッジ大学がOCLCと協力して実施した、同学図書館の目録をLOD形式で提供する”The Cambridge Open Metadata(COMET)”
2012年12月3日・4日に、スペインのマドリードで、欧州図書館(The European Library:TEL)の主催による会議“The Researcher of Tomorrow”が開催されました。将来の研究者のニーズに対して研究図書館はどのように応えることができるかという課題をテーマとしたものです。講演資料がウェブサイトで公開されており、それによると、オープンアクセス、今後の研究者のニーズ、Horizon 2020(EUの助成プログラム)、HathiTrust、Impact Centre of Competence、Europeana Cloudなどについて話題になったようです。また、会議レポートがResearch Informationに掲載されています。