オーストラリア

オーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)らが作成に携わった“Open Research Toolkit”が公開される:オーストララシアの機関によるオープンリサーチの推進を支援するツールキット

オーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)は、2021年11月9日付けのTwitterで、“Open Research Toolkit”の公開を発表しています。オーストララシアの機関によるオープンリサーチのポリシー、戦略、実践の策定や推進を支援するツールキットです。

同ツールキットは、CAUL及びオーストララシア研究管理学会(ARMS)のメンバーらが参加したワーキンググループが作成しました。同ツールキットの概要(Overview)によれば、オープンリサーチに関する様々な情報に加え、グッドプラクティスの紹介を行っています。また、オープンリサーチの実践に関心のある研究者向けのリソース、組織内でオープンリサーチの促進に携わる支援サービス部門向けの研修資料も収録しています。

@CAULalert(Twitter, 2021/11/9)
https://twitter.com/CAULalert/status/1457883181898735623

Wiley社、オーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)と3年間の転換契約を締結

2021年11月3日、Wiley社は、オーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)と転換契約(原文“transformational agreement”)を締結したと発表しました。契約は2022年に開始され、その期間は3年間となっています。

この契約によってCAULのメンバーはWiley社の全てのハイブリッド誌及び購読誌にアクセス可能となるほか、52の参加機関に所属する研究者はWiley社の全てのハイブリッド誌においてオープンアクセス出版が可能になるとあります。

E2440 - 歴史的建造物を図書館に再利用した事例集<文献紹介>

   2021年6月,国際図書館連盟(IFLA)の環境・持続可能性と図書館に関する専門部会(ENSULIB)と図書館建造物および設備分科会(LBES)の協力のもと,世界各国の主に歴史的建造物が図書館に再利用された事例を集めた報告書が出版された。報告書は大きく3つのパートに分かれ,建築家Robert Niess氏,Santi Romero氏,図書館建築の専門家Karen Latimer氏による建造物を図書館に再利用することに関する総論と,公共図書館に再利用した10の事例,大学などの学術図書館に再利用した9の事例で構成される。病院,消防署,機関車工場,郵便局など改築前の建造物の種類は多様で,改築前後の様子が写真と共に紹介されており興味深い。全文はインターネットでも公開され,誰でも無料で読むことができる。本稿ではそのいくつかの事例を挙げつつ,歴史的建造物を図書館に再利用する取り組みの特徴を紹介したい。

英・オックスフォード大学出版局(OUP)、オーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)とRead & Publish契約を締結

2021年10月22日、英・オックスフォード大学出版局(OUP)は、オーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)とRead & Publish契約を締結したと発表しました。

この契約によってオーストラリアとニュージーランドの47大学の教職員・学生約200万人は、同出版局刊行全ての査読誌へのアクセスと同出版局のハイブリッド誌でのオープンアクセス(OA)出版が可能になります。

Springer Nature社、オーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)と転換契約を締結

2021年10月20日、Springer Nature社は、オーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)と転換契約を締結したと発表しました。

同社にとってはアジア・太平洋地域で初となる転換契約であり、CAULにとってはこれまでで最大規模の転換契約です。参加機関の研究者は、学術誌2,000誌以上において研究成果をオープンアクセス(OA)で公開できるようになるほか、Springer、Palgrave、 Macmillan、Adisのポートフォリオに含まれる学術誌2000誌以上やnature.com上の学術誌にアクセス可能となります。

発表によれば、この枠組みはコンソーシアムレベルで合意されたものであり、CAULのメンバー(オーストラリア及びニュージーランドの47大学)と、外部の7機関が適用対象になります。

英・ケンブリッジ大学出版局(CUP)、オーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)と転換契約を締結

2021年10月14日、英・ケンブリッジ大学出版局(CUP)は、オーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)と転換契約(transformative agreement)を締結したと発表しました。2022年の同出版局刊行学術誌におけるオープンアクセス(OA)出版を支援するものです。

オプトイン方式の契約であり、CAULに加盟する39大学とニュージーランド大学図書館員協議会(CONZUL)に加盟する8大学は、2022年の契約への参加を選択できます。契約参加機関の所属研究者は380誌以上の学術誌に論文が掲載できるようになるほか、機関が現在購読している同出版局の学術誌コレクションへのアクセスが可能になります。

CAULのBob Gerrity氏は、今回の契約により、オーストラリア・ニュージーランドの大学に所属する研究者にとってOA出版の機会が大幅に増加したとコメントしています。

オーストラリア図書館協会(ALIA)、気候変動に関する声明を発表:2030年までにカーボンニュートラルになることを目指す

2021年10月13日、オーストラリア図書館協会(ALIA)が、気候変動に関する声明“ALIA Board climate change statement”を発表したことについて、ウェブサイトにお知らせを掲載しました。

声明には、啓発活動の促進やエビデンスに基づくコンテンツの提供をはじめとした図書館・情報部門が取り組むべきことや、会員機関の支援等のALIAが取り組むことがまとめられています。また、ALIAは「2030年までにカーボンニュートラルになる」という目標を設定したこと等を述べています。

Ex Libris、研究者が抱える課題と研究担当部署・図書館による支援等に関する2021年の調査結果をまとめた報告書を公開

2021年10月7日、Ex Librisが、研究者が抱える課題と研究担当部署・図書館による支援等に関する調査報告書“Supporting Academic Research:Understanding the challenges”の公開を発表しました。

同報告書には、Ex Libris社が調査機関のAlterlineに委託し、米国・英国・オーストラリアの研究担当部署の上席スタッフ106人、研究者308人を対象として2021年に実施した調査の結果がまとめられています。同調査は、2019年と2020年に実施された調査に続くものです。

主な結果として、研究費は新型コロナウイルス感染症による影響を受けており、研究者にとっては依然として主要な課題となっていることが挙げられています。また、研究の影響度を示すことがより重要視されている一方、研究者と研究担当部署の上席スタッフの間で影響度の測定方法が異なること等が述べられています。

オーストラリア図書館協会(ALIA)とキャンベラ大学、図書館員・情報専門職の技能向上によるフェイクニュースや誤情報対策のためのパートナーシップを締結

2021年10月11日、オーストラリア図書館協会(ALIA)が、オーストラリア・キャンベラ大学のNews and Media Researchチームと、図書館員・情報専門職の技能向上によるフェイクニュースや誤情報対策のためのパートナーシップを締結したと発表しました。

サービスの中にメディアリテラシー教育プログラムを組み込むことを考えている図書館・情報専門職のための、調査やツール・学習機会の提供を行うとしています。発表の中では、オーストラリア内で最初となる、図書館職員や情報サービス関連職員を対象とした、メディアリテラシーやメディアに関する態度・ニーズ・認識のオンライン調査を実施中であると述べています。

デジタルアーカイブの資料で作成するGIFアニメの国際的なコンペティション“GIF IT UP 2021”が開催中

2021年9月29日、Europeanaが、TwitterでGIFアニメの国際的なコンペティション“GIF IT UP”の開催を発表しました。作品募集は10月1日から31日にかけて行われます。

“GIF IT UP”は、コンテンツ・パートナーから利用できるパブリックドメインやオープンライセンスの動画・画像・テキスト等を使用して作成したGIFアニメのコンペティションです。応募作品の中から、優勝、次点(3作品)、people's choice賞等が選ばれ、賞品が授与されます。

2021年は、Europeana、DPLA、ニュージーランド国立図書館のDigitalNZ、オーストラリア国立図書館のTrove、日本のジャパンサーチ、インド・コルカタのDAG Museumsに加え、米国のシカゴ美術館もコンテンツ・パートナーとして協力しています。

また、10月1日付で、GIFアニメの作り方に関するEuropeanaのブログ記事が公開されています。

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