オーストラリア

オーストラリア図書館協会(ALIA)、「メンタルヘルスデー」を支援すると発表:全国の図書館・情報専門家に対し参加を呼びかけ

2019年10月10日、オーストラリア図書館協会(ALIA)は、メンタルヘルスに関する問題の世間の認識を高めることを目的としている同日の「メンタルヘルスデー」を支援すると発表しました。

同国の図書館はメンタルヘルスに関する重要な話し合いをしており、メンタルヘルスに関する問題を抱える人々を支えているとし、全国の図書館や情報専門家に対してその先頭に立つととともに、同国のNPO・Mental Health Australiaが行っている、メンタルヘルスに対する偏見を減らし、より多くの人が助けや支援を求められるようにするための約束をする“#MentalHealthPromise”のページを公式ウェブサイト上に作成するよう求めています。

デジタルアーカイブの資料で作成するGIFアニメの国際的なコンペティション“GIF IT UP”が開催中:2019年はEuropeanaが主催

Europeanaの2019年9月30日付けのブログ記事で、GIFアニメの国際的なコンペティション“GIF IT UP”の開催と、2019年10月1日から31日にかけて作品の投稿を受け付けていることが紹介されています。

“GIF IT UP”は、Europeana、DPLA、ニュージーランド国立図書館の“DigitalNZ”、オーストラリア国立図書館の“Trove”から利用できるパブリックドメインやオープンライセンスの動画・画像・テキスト等を使用して作成したGIFアニメのコンペティションです。応募作品の中から、優勝、次点(3作品)、people's choice賞等が選ばれ、賞品が授与されます。

“GIF IT UP”のウェブサイトによると、6回目の開催となる2019年は、DPLA、DigitalNZ、Troveとの緊密な協力のもと、Europeanaが主催しています。

オーストラリア国立フィルム&サウンドアーカイブ(NFSA)、同国のビデオゲームの保存のための収集に着手すると発表

オーストラリア国立フィルム&サウンドアーカイブ(NFSA)が、2019年9月27日から2020年3月9日まで開催されるGame Masters展の開会式において、同国のビデオゲームの保存のための収集に着手すると発表しました。

最初に保存するビデオゲームとして、1982年から2019年までの間の、カセットテープ・モバイル端末・VRヘッドセットといった様々なタイプのゲーム8点が選ばれています。

@NFSAonline(Twitter,2019/9/26)
https://twitter.com/NFSAonline/status/1177080488705613824

オーストラリア・ビクトリア州政府、“Libraries After Dark”プロジェクトの参加館を拡充

2019年9月17日、オーストラリア・ビクトリア州首相(Premier of Victoria)のウェブサイトで、ビクトリア州政府による“Libraries After Dark”プロジェクトの参加館が6館追加され、合計10館に拡充されることが発表されています。

“Libraries After Dark”は、図書館による夜間の活動実施に対して助成を行うことで、賭博場の代わりとなる娯楽や社会活動の場を地域コミュニティに提供する取組です。賭博による害を受けやすい地域の人々への支援等を行っているビクトリア州の法定機関“Victorian Responsible Gambling Foundation”からの資金提供により、2017年にパイロットプロジェクトとして開始されました。

Victorian Responsible Gambling FoundationのCEOであるShane Lucas氏は、同プロジェクトは様々な活動を通じ、地域の賭博場で得られるコミュニティ感覚に魅了されがちな個人の間につながりを生み出すとコメントしています。

オーストラリア・メルボルン市、市立図書館でフルタイムのソーシャルワーカーを雇用

2019年8月29日、オーストラリア・メルボルン市は、市立図書館でフルタイムのソーシャルワーカーを雇用することを発表しました。

ホームレスの状況にある等、危険にさらされている人々(at-risk people)への支援を提供するプログラムの一環であり、同市に拠点を置きホームレス支援を行っている団体“Launch Housing”と協力し、2020年6月まで任命するとしています。

市立図書館を拠点とするソーシャルワーカーは、メルボルン市の6つの図書館のスタッフに対して研修、支援、報告を行うほか、居住支援、メンタルヘルスや家庭内暴力等に関する外部サービスと人々を結びつける手助け等を行います。

事業のコンセプトは、米国のサンフランシスコ及びデンバーで成功を収めている同様の事業から得たものとあり、2019年2月から5月までの試行期間を経て実施が決定されました。

オーストラリア図書館協会(ALIA)・ブルーシールドオーストラリア(BSA)、火災発生の危険性の高まりを受け“ALIA Disaster Management for Libraries Guides”を更新

2019年9月3日、オーストラリア図書館協会(ALIA)とブルーシールドオーストラリア(BSA)は“ALIA Disaster Management for Libraries Guides”3点の更新を発表しました。

現在、同国が、乾燥・少雨等の気候により火災が発生する危険性が高まっていること受けてのもので、各館での防災プラン策定を支援することが目的です。

Is your library ready for the disaster season?(ALIA,2019/9/3)
https://www.alia.org.au/media-releases/your-library-ready-disaster-season

オーストラリア国立図書館(NLA)、電子リソースの統合ポータルサイトeResourcesをリニューアル

2019年9月2日、オーストラリア国立図書館(NLA)が、電子リソースの統合ポータルサイトeResourcesをリニューアルしました。

電子ジャーナル・電子書籍の全文検索(現在、オンラインコンテンツの80%が検索可)、最も関連性の高い検索結果の表示、検索結果の絞り込み機能、検索結果の引用・保存・エクスポート等の機能があります。

館外から電子リソース等の本文を閲覧するには、同館の利用者カード記載のIDを用いてログインする必要があります。館内利用の場合は自動的に全て閲覧することができます。

ポータルサイトのトップバナーには、NLAのOPAC、リサーチガイド、旧ポータルサイトへのリンクが貼られています。旧ポータルサイトは11月まで利用可能です。

オーストラリア図書館協会(ALIA)、政府機関からの助成によりデジタル医療リテラシーに関する図書館員向け研修プログラムを実施

2019年8月14日、オーストラリア図書館協会(ALIA)及びALIAの公共図書館部門であるAustralian Public Library Alliance (APLA)と医療図書館部門であるHealth Libraries Australia (HLA)は、政府機関のAustralian Digital Health Agencyから約100万オーストラリアドルの助成を受けてデジタル医療リテラシーに関する図書館員向け研修プログラムを実施することを発表しました。

この研修プログラムは、政府の実施するデジタル医療プログラムに関する利用者の質問へ公共図書館や医療図書館の職員が適切に回答することを支援するために、2019年9月から2020年6月まで実施されます。

この全国的な取り組みにより、プライバシー設定への理解や変更方法、家族の記録の管理方法、包括的な医療記録の保証のための医療提供者との関わり方を含む政府のデジタル医療に関するイニシアチブを、利用者がどのように理解しているかなどについての研修が図書館職員向けに提供されます。

オーストラリア国立図書館(NLA)、同館所蔵資料を用いて博士号取得を目指す大学院生を対象とした奨学金プログラムの申込を受付中

オーストラリア国立図書館(NLA)が、2019年8月30日まで、同館所蔵資料を用いて博士号の取得を目指す大学院生(オーストラリア国民もしくは永住者)を対象とした奨学金プログラムの申込を受け付けています。

(1)同国の歴史・文学、図書館・アーカイブス管理・博物館研究のための奨学金(3人)
(2)伝記研究のための奨学金(1人)
(3)地方の研究者のための奨学金(1人)

の3種類あり、奨学生に選ばれると、同館で調査を行うにあたって(2020年1月6日から2020年2月14日まで)、週300ドルの奨学金や自宅からキャンベラまでの航空料金(エコノミー、1,000ドルが上限)を受け取ることができるほか、オーストラリア国立大学の大学寮での宿泊(朝食付)や、同館コレクション・施設の利用に加え、職員からの助言も得ることができます。

(1)(2)については、2019年12月31日時点で35歳未満であることが条件です。(3)については、年齢制限はありませんが、地方居住者等、同館所蔵資料の利用が困難である人が対象です。

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