中国国家図書館

中国国家図書館、中国における「新型コロナウイルス感染症との戦い」に関する資料のアーカイブ構築計画を発表

2020年4月22日、中国国家図書館(NLC)は、中国における「新型コロナウイルス感染症との戦い」に関する資料のアーカイブ構築計画を発表しています。

最初に、今回の新型コロナウイルスとの戦いは中華民族の共同記憶を形成したと述べ、民族の精神と時代の記憶に関する資料を収集・整理・保存することは図書館の重要な使命であると位置づけています。このアーカイブ構築は、「文明を伝承し、社会にサービスする」(伝承文明、服務社会)というNLCの使命に基づくものであり、全国の図書館界やその他のパートナーとも連携し共同で行われます。

計画の発表にあわせ、全国の党・政府機関、企業、社会団体や個人に対し関連資料の提供を呼び掛けています。新型コロナウイルスとの戦いの過程で生成された、収集・研究・展示・記念の面で価値を有するものを対象としており、具体例として、学術論文・日記・手紙・文学作品等の手稿、医療従事者・ボランティア等の写真、新型コロナウイルスとの戦いをテーマとした書画墨跡類、文献資料の電子版やテレビ番組・ニュース報道等のデジタルコンテンツ(複製権及び情報ネットワーク伝達権の提供を含む)、口述記録等、様々な資料類型を挙げています。

中国国家図書館、2020年5月12日から段階的に再開館:事前予約制による入館者数の制限等を実施

2020年5月8日、中国国家図書館(NLC)は、2020年5月12日から段階的に再開館することを発表しました。同館は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、2020年1月24日から臨時休館していました。

5月12日時点では総館南区のみの開館となっており、月曜日は休館とするなど、通常より開館時間も短縮されています。また、毎日正午から午後1時までの時間は利用者サービスを休止し、サービスポイントと閲覧室の消毒が行われます。

入館は事前予約制となっており、国家図書館のWechat(微信)公式アカウントや電話を通じて予約する必要があります。入館者数の制限もあり、一日あたり1,200人(午前・午後各600人)となっています。

入館時には、予約情報や利用者の健康状態を示す「健康コード」の提示が必要となるほか、体温検査も実施されます。マスクの着用、一か所に集まらないこと、他者と1メートル以上の距離を保つことも求めています。

新型コロナウイルス感染症の拡大と国立図書館の対応

新型コロナウイルス感染症の拡大が続く中、各国の国立図書館でも来館サービスの休止が相次いでいます。米国、英国、フランス、イタリア、ドイツ、中国、韓国の国立図書館について、各館ウェブサイトの情報から2020年4月15日時点での対応状況をまとめました。

CDNLAOニュースレター、最新号で「図書館及び情報サービスに関する調査研究」を特集:3か国の国立図書館における調査研究活動を紹介

2020年2月4日、国立国会図書館(NDL)は、NDLが編集するCDNLAO(アジア・オセアニア国立図書館長会議)の英文ニュースレター“CDNLAO Newsletter”第95号の公開を発表しました。

特集として「図書館及び情報サービスに関する調査研究」を取り上げており、中国、日本、シンガポールの国立図書館による調査研究活動を紹介する以下の記事を掲載しています。

中国:“Research Activities at the National Library of China: An Introduction”
日本:“NDL Research Report”
シンガポール:“Research in Information Service and Client Research Services at the National Library, Singapore”

新型肺炎の感染拡大防止のため中国国家図書館等が臨時休館

中国国家図書館は、2020年1月23日付けのお知らせで、新型コロナウイルスが原因とみられている肺炎の感染拡大を防止し、利用者及び利用者サービスに従事する職員の安全を保つため、同館及び中国国家典籍博物館を1月24日から臨時休館することを発表しました。今後の開館については状況を見て改めて通知するとしています。

24時間対応の資料返却サービスを含む来館利用者向けサービスのほか、実施予定であった各種イベントや展示も中止となっています。なお、「国家数字図書館」等のオンラインサービスは通常どおり利用できます。

上海図書館や広州図書館等も、1月24日から臨時休館とする旨のお知らせをウェブサイト上に掲載しています。また、中国国家博物館や北京の故宮博物院も1月25日からの臨時休館を発表しており、図書館以外の文化施設でも休館の動きが広がっています。

一方、新型肺炎の発生地とみられている武漢市でも、武漢市文化・観光局が1月22日付けでお知らせを発表しており、1月23日から2月8日まで市内の公共図書館、博物館等を臨時休館措置とすることが決定しています。

中国国家図書館、華為(Huawei)と協定を締結:スマートライブラリーを推進、共同ラボも設立

2019年10月18日付けの新華網の記事で、中国国家図書館(NLC)が、中国の情報通信機器大手である華為技術(Huawei Technologies)と協定を結んだことが紹介されています。

スマートライブラリーの推進、図書館と公共文化サービスにおけるデジタル技術の応用等に取り組むほか、将来的には文化と科学技術に関する知識・能力を兼備した人材の育成、定期的な交流・訪問等も協力内容に含まれる予定とあります。あわせて、共同ラボ“国家図書館華為聯合創新実験室”の設立も発表されました。

国图与华为签署全面合作框架协议(新華網, 2019/10/18)
http://www.xinhuanet.com/2019-10/18/c_1125124055.htm

中国国家図書館、同館のウェブサイト上に創立110周年特設ページを開設

中国国家図書館は、2019年9月9日に前身の京師図書館から数えて創立110周年となることから、同館のウェブサイト上に創立110周年特設ページを開設しています。

特設ページでは、同館の歴史を年表や写真、動画で振り返るコーナーや、利用者から寄せられた同館に関する思い出を紹介するコーナー等が設けられているほか、110周年を記念して開催されている会議、展示の紹介も掲載されています。

传承文明 服务社会 国家图书馆建馆110周年(中国国家図書館)
http://guanqing.nlc.cn/110th/index.html

参考:
中国国家典籍博物館で中国古典籍の大規模展示が開催中:中華人民共和国成立70周年を記念
Posted 2019年9月10日
http://current.ndl.go.jp/node/38989

中国国家典籍博物館で中国古典籍の大規模展示が開催中:中華人民共和国成立70周年を記念

2019年9月4日、中国国家図書館の所蔵資料等を展示する中国国家典籍博物館は、9月7日から、中国古典籍の大規模展示「中華伝統文化典籍保護伝承大展」を同館において開催することを発表しています。中国の文化観光部と国家文物局が主催であり、中華人民共和国成立70周年、中国国家図書館創立110周年を記念する展示です。

古典籍の保護、継承において関係機関が行ってきた努力とその成果を示すものと位置付けられており、40か所余りの公的所蔵機関及び30名余りの個人蔵書家が所蔵する貴重資料計330種余りを4つのホールに分けて展示しています。

展示開催について報じる新華網の2019年8月28日付け記事では、中華人民共和国の成立以来、等級、数量、規模において最大の古典籍展示とする文化観光部・陳彬斌氏の発言や、国宝級の古典籍や海内の孤本等に加え、近年の調査で新たに発見された重要な古典籍も初めて展示されることが紹介されています。

中国国家図書館、新浪公司と協力して微博(Weibo)の投稿を収集・保存することを発表:インターネット情報保存のための新プロジェクトの一環

2019年4月22日付けの新華網の記事で、中国国家図書館(NLC)によるインターネット情報戦略保存プロジェクトの開始が紹介されています。同プロジェクトでは、NLCと中国国内の機関・企業との協力により、インターネット情報の収集・保存が行われます。

記事によれば、NLCはポータルサイト「新浪網」やマイクロブログ「微博」(Weibo)を運営する新浪公司と協力して最初の「インターネット情報戦略保存基地」を設立し、新浪網が配信するニュースや微博上で公開される投稿について保存を行う予定とあります。

国家图书馆互联网信息战略保存项目启动 首家基地落户新浪(新華網, 2019/4/22)
http://www.xinhuanet.com/politics/2019-04/22/c_1124399654.htm

中国国家図書館の本館南区が中国20世紀建築遺産に選定される

中国国家図書館(NLC)は、2018年12月4日付けのニュースにおいて、同館の本館南区(旧北京図書館新館)が第3期中国20世紀建築遺産に入選したことを紹介しています。

ニュースによると、北京図書館新館の建設は周恩来首相の提議によるもので、1975年3月に国務院の承認を経た後、病床にあった周首相が自ら建築計画の審査・決定を行いました。その後、1983年9月に建設が開始され、1987年10月に開館しました。

第3期中国20世紀建築遺産の発表に関する中国建築学会のニュースによると、中国20世紀建築遺産プロジェクトは中国文物学会及び中国建築学会が開始したものであり、2016年には第1期として98の、2017年には第2期として100の建築が入選しました。

第3期は2018年11月24日に発表され、2017年と同じく100の建築が入選しました。NLC本館南区のほか、上海市図書館、深圳図書館なども入選しています。

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