ユネスコ

ユネスコ統計研究所(UIS)、教育に関する持続可能な開発目標についてのデータをワンストップで確認できる“eAtlas”を公開

2016年7月18日、ユネスコ統計研究所(UIS)が、教育に関する持続可能な開発目標(SDGs4)を測定するためのデータを集積し、マッピングした“UNESCO eAtlas for Education 2030”(eAtlas)を公開しました。

eAtlasは、データをワンストップで確認できるデータベースであるとされ、SDGs4のそれぞれの開発目標ごとにデータが図示され、図上で各国・地域別のデータ(例えば、「4.1 すべての子どもに対する、無償かつ公正で質の高い初等教育及び中等教育」に関し、非就学児童数の割合や、最低限の水準の数学を学修した子ども・若者の割合といったデータなど)を確認できます。

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)とUNESCOによるオープンアクセスに関する共同声明

2016年5月9日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)とUNESCOによるオープンアクセスに関する共同声明が発表されました。

・予算規模の小さな機関や発展途上国に配慮すべきである
現状、研究が行われるにあたって特定の地域や研究分野によって偏りが生じている学術出版システムをこれ以上ゆがめないためにも、論文処理費用(Article Processing Charge:APC)を払えない研究者を支援する仕組が必要である。

・国際的な出版社への一極集中を避けるべきである
出版費用を自己負担するモデルに遷移してしまうと、こういった出版社に左右されることが慣行化してしまい、かつ新規参入の出版社やAPCモデル以外のモデルを阻却してしまう。

・費用削減の途を探るべきである
購読契約のオープンアクセス(OA)モデルへの遷移によって、APCが削減されるという研究もあり、APCを支払うための補助を行なうだけでは、費用は低廉化できず、革新も妨げられ、新しいモデルやツールを活用しようという学術コミュニティの力を阻害してしまう。

といったことが示されています。

Joint COAR-UNESCO Statement on Open Access(UNESCO, 2016/5/9)

ユネスコ、"Audiovisual archiving: philosophy and principles"の第3版を公開

2016年2月12日付で、ユネスコは、"Audiovisual archiving: philosophy and principles"の第3版を公開していました。

ユネスコの「世界の記憶」プログラムにおいて発行されたもので、視聴覚資料のアーカイビングの理論的基礎、根拠を示し、当該分野の実務担当者の直面している現状を反映して改訂されたものです。

付録では、資料種別ごとにフォーマットの種類と使用状況(陳腐化しているかどうかのステータス)の一覧が示されています。

1998年に初版が、2004年に第2版が出版されたもので、3月7日にシンガポール国立博物館で開催された視聴覚保存機関連絡協議会(Coordinating Council of Audiovisual Archives Associations:CCAAA) のシンポジウムでも取り上げられたようです。

Audiovisual archiving: philosophy and principles Third Edition 2016
http://unesdoc.unesco.org/images/0024/002439/243973e.pdf

Audiovisual archiving: philosophy and principles(UNESCO)

ICOM日本委員会、UNESCO第38回総会で採択された博物館に関する新しい勧告の日本語訳を公開

国際博物館会議(ICOM)日本委員会が、2015年11月17日にUNESCOの第38回総会において採択された博物館に関する勧告“Recommendation on the Protection and Promotion of Museums and Collections, their Diversity and their Role in Society”の日本語訳を同委員会のウェブサイトで公開しています。

ICOM日本委員会 事務局からのお知らせ 「UNESCOによる新しい勧告について(2)」
https://www.j-muse.or.jp/icom/ja/office.php

ミュージアムとコレクションの保存活用、その多様性と社会における役割に関する勧告(日本語訳)
https://www.j-muse.or.jp/02program/pdf/UNESCO_RECOMMENDATION_JPN.pdf

ユネスコ等の"UNESCO PERSIST"プロジェクトが、MLA向けデジタル遺産保存のガイドラインを公開

2016年3月10日、ユネスコ、国際図書館連盟(IFLA)、国際公文書館会議(ICA)等によるデジタル遺産の長期保存のためのイニシアチブであるUNESCO PERSIST(Platform to Enhance the Sustainability of the Information Society Trans globally)プロジェクトは、ガイドライン"The UNESCO/PERSIST Guidelines for the selection of digital heritage for long-term preservation"を公開しました。

ガイドラインの目的は、長期的に持続可能な保存を行うために、デジタル遺産の選択に関し、MLA等の各機関が方針を立案する際の出発点を提供することであるとされています。

Launch of the PERSIST digital heritage selection Guidelines(IFLA, 2016/3/10)
http://www.ifla.org/node/10315

"The UNESCO/PERSIST Guidelines for the selection of digital heritage for long-term preservation"

イスラエル国立図書館所蔵のアイザック・ニュートンの神学に関する手稿類が「世界記憶遺産」に

2016年2月9日、イスラエル国立図書館が、同館が所蔵するアイザック・ニュートンの神学に関する手稿類が、今週、UNESCOにより世界記憶遺産に承認されたと発表しています。

聖書の解釈・神学・古代文化史・神殿・終末の時に関する計算・歴史資料・錬金術などを扱っている同手稿類は、中東研究の専門家、ヤフダ(Abraham Shalom Yahuda)氏(1877-1951) のコレクションで、1936年に競売で入手したものであり、1960年代後半に図書館に寄贈されたとのことです。

UNESCO recognizes Newton's theological manuscripts as "Memory of the World"(イスラエル国立図書館,2016/2/9)
http://web.nli.org.il/sites/NLI/English/library/news/Pages/unesco.aspx

Newton Papers(イスラエル国立図書館)
http://web.nli.org.il/sites/NLI/English/collections/Humanities/newton/Pages/list.aspx

参考:
イスラエル国立図書館がアイザック・ニュートンの手稿コレクションをデジタル化して公開
Posted 2012年2月9日

E1724 - 『IFLA学校図書館ガイドライン』改定される

 

●実現可能で多くの示唆を与えるIFLA学校図書館ガイドライン


 2015年8月,国際図書館連盟(IFLA)より『IFLA学校図書館ガイドライン』“IFLA School Library Guidelines”が公表された。2002年に出された『IFLA/ユネスコ学校図書館ガイドライン』(E003参照)の改訂版にあたる。学校図書館の目標を「社会に参加する責任感と倫理感を持ち,リテラシーを身に付けた児童生徒の育成」とし,「すべての児童生徒と教師が,効果的な学校図書館プログラムとサービスを利用できるよう」に作成された。日本からは岩崎れい氏(京都ノートルダム女子大学)がIFLA学校図書館分科会のメンバーとして関わっている。

 

 

「舞鶴への生還」と「東寺百合文書」がユネスコの記憶遺産として登録

2015年10月10日、「舞鶴への生還」と国宝「東寺百合文書」が、ユネスコの記憶遺産として登録が決定されました。

「舞鶴への生還」は、第二次世界大戦の敗戦に伴い、ソ連領に抑留された約60万人から約80万人といわれる日本軍人と民間人たちの抑留生活と日本本国への引き揚げの歴史を伝える資料で、日記、手紙・はがき類、手作りの手帳、絵画、名簿類、証明書類等、570点の資料から構成されます。

「東寺百合文書」は、1,000年以上にわたり、東寺(教王護国寺)に伝来した約2万5千通の文書で、仏教史、寺院史、寺院制度史研究上に貴重であるのみならず、中世社会の全体構造を解明する基本史料として質量ともに最も優れた文書史料群とのことです。平安時代以来の伽藍を中心とした鎮護国家の修法・祈祷などの諸仏事・法会を運営するための文書記録、それらを維持するための寺院運営に関する評定引付、それらの基礎となる教義に関するもの、大師信仰を支えるものなどで、寺院活動を包括的に知り得る文書のほか、東寺が全国各地に領有した荘園に関する文書から構成されます。1967年から京都府の所有となり、1997年に国宝に指定されています。

New inscriptions on the International Memory of the World Register (2014-2015)(UNESCO)

2015年の「国際識字デー」のテーマは「識字と持続可能な社会」

毎年9月8日はユネスコの定める「国際識字デー(International Literacy Day)」で、2015年のテーマは「識字と持続可能な社会」(Literacy and Sustainable Societies) とのことです。

2015年9月8日から9日にかけてユネスコ本部において事務局長が来席して2015年ユネスコ国際識字賞授賞式などイベントが実施されるとのことです。

2015年のユネスコ国際識字賞の授賞団体は以下の通りとのことです。

・世宗王識字賞(The UNESCO King Sejong Literacy Prizes)
 ‘Literacy in Local Language, a Springboard for Gender Equality’(モザンビーク)
 ‘Open School Programme’(スリランカ)

・孔子識字賞(The UNESCO Confucius Prize for Literacy)
 ‘Action for Inclusive Education in Madagascar’(マダガスカル)
 ‘Literacy for People Deprived of Liberty’(チリ)
 ‘Romano Barardo’(スロバキア)

2017年の“World Book Capital(本の首都)”はギニア共和国のコナクリに決定

ユネスコ(UNESCO)、国際図書館連盟(IFLA)などが毎年選出する“World Book Capital(本の首都)”の2017年の都市が、ギニア共和国のコナクリ(Conakry)に決定したとのことです。

なお、“World Book Capital(本の首都)”には、2015年は韓国の仁川(Incheon)、2016年はポーランドのヴロツワフ(Wroclaw)が選ばれています。

UNESCO announces Conakry (Republic of Guinea) as World Book Capital 2017(IFLA,2015/7/28)
http://www.ifla.org/node/9716

World Book Capital City(UNESCO)
http://en.unesco.org/world-book-capital-city

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