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E2123 - 大学の戦略との一致度からみる大学図書館のサービスについて

本稿ではOCLCとIthaka S+Rが2018年10月に発表した報告書“University Futures, Library Futures: Aligning library strategies with institutional directions”について紹介する。報告書では,米国の高等教育機関のワーキングモデルを教育活動及び提供形態の点から定義し,主要な9つの図書館サービスの枠組みから機関の類型を比較し,図書館のサービス内容が大学の組織上の優先事項に対応しているという仮説を検証することを試みている。教育活動は,博士課程の「研究」,学士課程の「教養教育」,その他の「職業教育」について各機関が最も重心を置く活動の点から分類しており,提供形態としてキャンパスへの通学を前提とする授業と,オンラインコースの2つが挙げられている。OCLCは大学の3つの類型を検討し,Ithaka S+Rは図書館サービスについての調査を担当した。

OCLC、米国の小規模な公共図書館がコミュニティのニーズに応じた図書館空間を実現するためのオンライン研修プロジェクト第2弾の参加館を発表

2019年3月7日、米国の小規模な公共図書館がコミュニティのニーズに応じた図書館空間を実現するためのオンライン研修プロジェクト第2弾の参加館15館を発表しました。

博物館・図書館機構(IMLS)の助成を受けて、地方及び小図書館協会(ARSL)と共同で実施している事業で、38州120館の応募のなかから、900人から1万5,500人規模のコミュニティにサービスを提供している15州15館が選ばれました。

第1弾と同じく、参加館の職員は、社会に関わり積極的に学習することを推奨する図書館空間を再考・再構築するために地域住民と共同することを、OCLCが運営するオンライン学習コミュニティWebJunctionを用いて15か月間学ぶことになります。

受講後、参加者は、5,000ドルの助成金を用いて、図書館に学習空間を構築します。第1弾の参加者は、第2弾の参加者を助言や相談を通じて支援します。

OCLC、WorldCatで所蔵館数が多い小説トップ100のリストを公開

2019年3月5日、OCLCは、WorldCatで所蔵館数が多い小説トップ100のリスト“The Library 100”を公開したことを発表しました。

WorldCat はOCLC及びその参加館らが運営している図書館所蔵目録のデータベースであり、世界中の18,000以上の図書館の所蔵を反映し、4億4,700万タイトル、27億冊を超える情報を収録しているとあります。

トップ100のうち、第1位から第10位までは次のとおりです。

第1位:ミゲル・デ・セルバンテス『ドン・キホーテ』
第2位:ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』
第3位:マーク・トウェイン『ハックルベリー・フィンの冒険』
第4位:マーク・トウェイン『トム・ソーヤの冒険』
第5位:ロバート・ルイス・スティーヴンソン『宝島』
第6位:ジェイン・オースティン『高慢と偏見』
第7位:エミリー・ブロンテ『嵐が丘』
第8位:シャーロット・ブロンテ『ジェイン・エア』
第9位:ハーマン・メルヴィル『白鯨』
第10位:ナサニエル・ホーソーン『緋文字』

OCLCとSpringer Nature社が提携し、電子リソースの自動アップデートが可能に

2018年12月17日、OCLCはSpringer Nature社と提携し、同社の電子リソースに関する情報をOCLCに自動的にアップデートできるようにすることを発表しました。

OCLCの利用者本人が同意すれば、所属する機関等の図書館のSpringer Nature社の出版物の所蔵データがOCLCに週ごとにアップデートされ、新着資料や資料の削除等の図書館の所蔵状況がOCLCに自動的に反映されるようになります。

利用者自身のコレクションをWorldCat knowledge baseに登録することも可能で、同社のコンテンツの所蔵状況は個人で購入したものも含めて最新の状態が維持されます。フルテキストのリンクへのアクセスが容易になり、自身のコレクションのカスタマイズ可能なMARCデータも入手することが可能となります。

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、新しいオンライン蔵書目録“Aurora”を公開

2018年12月12日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、新しいオンライン蔵書目録“Aurora”の公開を発表しました。

先に公開した“Voilà”と同じくOCLCのシステムを用いています。

現在LACが図書館システムとして用いている“AMICUS”は、2019年春の運用停止が予定されています。

Library and Archives Canada: a new era with Aurora(LAC,2018/12/12)
http://www.bac-lac.gc.ca/eng/news/Pages/2018/new-era-aurora.aspx

Aurora
https://bac-lac.on.worldcat.org/discovery

OCLC ResearchとeuroCRIS、世界の研究情報管理(RIM)の現状調査報告書を公開

2018年12月4日、OCLC Researchは、欧州の研究情報システムに関するコミュニティeuroCRISと共同で、報告書“Practices and Patterns in Research Information Management: Findings from a Global Survey”の公開を発表しました。

2017年10月から2018年2月までオンライン調査により、世界の研究機関における研究情報管理(RIM)の現状を調査したもので、44か国から381の回答を得てまとめたものです。

報告書は、システム内システム外双方で相互運用性が喫緊の課題であるとみなし、相互運用性を促進するために識別子・標準・プロトコルの利用が如何に友好であるかを示しているほか、RIMシステムと機関リポジトリの機能的な統合が増加しており、組織的なRIM活動のため研究支援室や図書館を含む多様な関係者から成るチームによる支援へのニーズが増していることが示されています。

OCLC ResearchとeuroCRISでは、調査を継続し、世界の研究コミュニティに情報を提供するため、RIMの実践の進化に係る長期的なデータと知見を集めていくとしています。

OCLCのWorldCatに、スペイン・バルセロナ最古の公共図書館の目録情報が追加

2018年11月7日、OCLCは、Worldcatにスペイン・バルセロナ最古の公共図書館である“The Public Library of the Episcopal Seminary of Barcelona”のレコード124,000件以上が追加されたことを発表しています。

同図書館は神学、聖書学、教会学、人文学などの分野に関する貴重な資料を数多く所蔵しており、古いものは14世紀に遡るとあります。

The Episcopal Public Library of Barcelona to add its collections to WorldCat(OCLC, 2018/11/7)
https://www.oclc.org/en/news/announcements/2018/EpiscopalPublicLibrary.html

OCLC Research、世界のLinked Dataプロジェクトの調査結果(2018年版)を発表

2018年11月16日、OCLC Researchが、Linked Dataを用いたプロジェクトやサービスの実態調査(2018年版)の結果を発表しました。

2018年の調査では、81機関が回答し、104のLinked Dataを用いたプロジェクトやサービスがあげられました。

2018年調査で回答を得たLinked Dataを用いたプロジェクトやサービスの40%は4年以上継続している事、プロジェクトやサービスが「成功」「概ね成功」と回答した割合が前回調査より増加している事、Schema.orgとBIBFRAMEの利用が増加しSKOSとFOAFの利用が減少している事、Linked DataのデータソースではWikidataの利用が急増し、WorldCat.orgやISNIも増加している事、などが指摘されています。

OCLC、2017/2018年度の年報を公表

2018年10月26日、OCLCが2017/2018年度の年報を公表しています。

タイトルは“Smarter libraries Smarter services Smarter communities”です。

WorldCatの登録データ数が4億2,300万件となったこと、WorldShare Management Servicesが世界の600の図書館で採用されたこと等が紹介されています。

OCLCとIthaka S+R、報告書“University Futures, Library Futures: Aligning library strategies with institutional directions”を公開

2018年10月18日、OCLCとIthaka S+Rが、報告書“University Futures, Library Futures: Aligning library strategies with institutional directions”を公開しました。

コレクション規模に基づいて図書館を評価するモデルが変化していることに鑑み、様々なタイプの大学における新しいサービスを調査し、各サービスの重要性を正確に評価するための枠組みを示したものです。

報告書では、研究・教養教育・職業教育という教育活動及び提供形態によって特徴づけられる米国の高等教育機関モデルと、主要な9つの図書館サービスの枠組みを比較し、図書館のサービス内容が大学の優先事項に対応しているという仮説を検証する作業が行われています。

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