LAC(カナダ国立図書館・文書館)

カナダ国立図書館・文書館(LAC)とオタワ公共図書館(OPL)の共同施設の名称が“Ādisōke”に決定

2021年8月5日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)とオタワ公共図書館(OPL)が、両館の共同施設の名称を“Ādisōke”に決定したと発表しています。同施設の建設地一帯に住むファースト・ネーション(先住民族)により名づけられたもので、 Anishinābemowin語で「物語りを語る(telling of stories)」を意味する言葉です。

ストーリーテリングは先住民が知識・文化・歴史を世代を超えて共有する手段であり、また、知識・文化・歴史や創造性・共同・連携を結びつけることを意味しているため、カナダと先住民のストーリを保存するLACと、学習意欲を高め、好奇心を刺激し、人々を結びつけることでコミュニティを構築し人生を変えるためにストーリーを活用するOPLの共同施設として意義深くふさわしい名前であるとしています。

今後、子ども向けのディスカバリーセンターや外部テラスなどにもAnishinābemowin語の名称が付けられる予定となっています。

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、70のユダヤ関係資料を新たに入手:LAC財団の資金援助により

2021年6月22日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、LAC財団の資金援助により、新たに70のユダヤ関係資料を入手したと発表しました。

同館は、15世紀のインキュナブラをはじめとした、ヘブライ関係・ユダヤ関係の3,000以上の貴重資料で構成されるコレクション“Jacob M. Lowy Collection”を所蔵しています。

今回同館が入手したのは、英語・ヘブライ語・イディッシュ語で、カナダのモントリオールやトロント、米国のニューヨーク等で1906年以降に出版されたものです。カナダのユダヤ人コミュニティ内外の文化的・教育的事項に関連する資料であり、カナダや他国のエフェメラも含んでいると述べられています。

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、全国総合目録の維持に係る指針を策定

2021年3月19日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)は、カナダの全国総合目録(NUC)の管理における役割と責任を明確にした“Policy on Maintaining the Canadian National Union Catalogue”を策定したと発表しています。

同ポリシーでは、全国総合目録のプラットフォームVoilàの管理をLACが主導すると明記されています。

Policy on Maintaining the Canadian National Union Catalogue(LAC,2021/3/19)
https://www.bac-lac.gc.ca/eng/news/Pages/2021/Policy-Maintaining-Canadian-National-Union-Catalogue.aspx

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、デジタル化した先住民族関連資料を地図上で検索できる機能を公開

2021年2月22日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)、デジタル化した先住民関連資料を地図上で検索できる機能を公開したことを発表しました。

LACは、写真や多様な言語の出版物をはじめとした、先住民族関係資料のデジタル化プロジェクト“We Are Here: Sharing Stories”により、3年間で59万件以上の画像のデジタル化や記述を行っています。

発表によると、今回は、最近デジタル化された先住民族関係資料を探しやすくするため、コレクションのリストと、地域ごとに資料を閲覧できる、Google Mapを用いた機能が公開されました。

カナダ政府、カナダ国立図書館・文書館(LAC)とオタワ公共図書館(OPL)の共同施設に対して持続可能性の更なる向上のため追加投資の実施を発表

2021年2月8日、カナダ政府は、2021年中に首都オタワのダウンタウン地区に着工を予定しているカナダ国立図書館・文書館(LAC)とオタワ公共図書館(OPL)の共同施設について、最新の進捗状況を発表しました。

建築物の環境性能の国際基準であるLEED Gold認証に達していた同施設に対して、カナダ政府は持続可能性をさらに高めるための投資を行うことを発表しました。政府からの追加投資により、同施設は、建物の外壁と断熱材の更新・三重窓の設置・屋上及び建物正面部分への太陽光パネルの設置・環境に配慮した循環型素材の追加・建物内壁面の緑化などを実現できる、としています。

カナダ政府は今回の追加投資の実施について、大規模なインフラ整備プロジェクトが現在と将来の世代にクリーンで安全かつ持続可能な環境の提供を保証するという政府の取組に沿った決定である、と説明しています。同施設は、2024年後半以降に完成する予定です。

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、今後10年間の構想・ビジョンの策定に向け意見を募集中

2021年2月1日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、今後10年間およびそれ以降の構想・ビジョンの策定に向け、意見募集を開始しました。

同館では、カナダの文書遺産の収集・整理・保存・普及という同館への継続的な負託を補完するための構想・ビジョンの策定を2022年春に予定しています。構想・ビジョンは、達成目標や、その実現方法を定義するもので、急速に変化する技術と限られた財源の中でそのことを実現するために、LACでは、2020年春にVision 2030プロジェクトを立ち上げています。

同館では、2020年11月から様々な利害関係者、利用者等と協議を行っており、今回の意見募集は2021年春までが予定されています。

LAC’s Vision 2030: We want your input(LAC,2021/2/1)
https://www.bac-lac.gc.ca/eng/news/Pages/2021/LAC-Vision-2030-We-want-your-input.aspx

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、第二次世界大戦中のホロコーストに関する重要資料を蔵書として受入:連合国陣営にホロコーストの進行を公式に報告した最も古い文書

2021年1月27日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)は、第二次世界大戦中のナチスドイツ政権によるホロコーストについての重要資料を、同館の蔵書として受入したことを発表しました。

LACが新たに受入した資料は、1943年初頭にポーランド亡命政府が作成した16ページの英文報告書『ドイツ占領下のポーランドにおけるユダヤ人の大量殺戮(The Mass Extermination of Jews in German Occupied Poland)』です。同報告書には、ポーランド亡命政府の外務大臣が第二次世界大戦当時の連合国政府(Allied governments)宛に作成したレポートが含まれています。同レポートは、諜報活動に基づいて入手したポーランド系ユダヤ人大量殺害の詳細と、ワルシャワのユダヤ人居住区「ワルシャワ・ゲットー」から強制収容所への送還について報告した内容で、連合国陣営にホロコーストの進行を伝えた初めての公式文書であることを紹介しています。

カナダ博物館協会、カナダの美術館・図書館・文書館・博物館がもたらす経済価値の認知度向上を図るためのツールキットを公開

2020年12月8日、カナダ博物館協会は、ツールキット“GLAM study toolkit”の公開を発表しました。

2020年5月、カナダ博物館協会は、カナダのGLAM(美術館・図書館・文書館・博物館)がもたらす経済価値を試算した報告書“Value Study of GLAMs in Canada”を公開し、GLAMによる多大な貢献を明らかにしました。本ツールキットは、GLAMコミュニティのメンバーが、同報告書で示された結果の認知度向上を図る際に利用できるものとなっています。

ツールキットは同報告書の内容に基づいて作成されており、GLAMがもたらす利益等をわかりやすくまとめたメッセージの一覧、ステークホルダーに知らせるためのアイデア、インフォグラフィック、ファクトシート、プレゼンテーションの際に素材として活用できるスライド等が含まれています。

E2335 - カナダ国立図書館・文書館の2019-2020年活動報告

2020年9月,カナダ国立図書館・文書館(LAC)は2019年から2020年の年報を公開した。この年報では同年に行われた活動や将来に向けた他機関との連携,体制について触れられている。文化財の将来的な保存活用計画を考える上で参考となりうる事例として本稿では「新しい保存センターの建設」,「Co-LabおよびDigiLab」,「先住民の文化遺産の保存活動」の3つの活動を抜粋して紹介する。

E2327 - カナダの冊子体資料共同管理に関するプロジェクト最終報告書

2020年9月,カナダ研究図書館協会(CARL),カナダ国立図書館・文書館(LAC),およびシェアードプリントを実施している国内のコンソーシアムからのメンバーで構成されるCanadian Collective Print Strategy Working Group(CCPSWG)は,同国の冊子体資料の共同管理に関するプロジェクトの最終報告書“Final Report of the Canadian Collective Print Strategy Working Group”を公表した。本稿では,この報告書の内容について概説する。

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