MLA(英国博物館・図書館・文書館国家評議会)

インターネットの普及でデジタル・ディバイドの解消を目指す“Get online week 2010”(英国)

英国では、2010年10月18日から24日まで、“Get online week 2010”が行われています。“UK online centres”が中心となって行われているこのイベントは、デジタル・ディバイドを解消するため、まだPCやインターネットを利用したことのない人に対してインターネットへの接続を促そうというものです。英国の博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)はこのイベントに関連し、地域住民にとって身近な図書館がこの取組みに参加するように呼び掛けています。イベントでは、図書館のPCで利用者が“Get online week”のウェブサイトにアクセスし、そのウェブサイトにある“Splash and grab”というオンラインゲームを通じて、PCの基本的な操作を学ぶようです。またイベントはそれだけでなく、そのゲームに登録することで、利用者が無料のメールアカウントを取得でき、PCやインターネットの基本を学べる“My guide”というウェブサイトにも自動的に登録されるという、その後のインターネットの利用への橋渡しにもなっているようです。なお、BBCもこのイベントに関連して、“First Click”というキャンペーンを行っているようです。

Get online week
http://www.getonlineweek.com

My guide

英国における学校図書館の現状と改善勧告をまとめたレポートが公開される

2010年9月15日、英国のリテラシー・トラスト(National Literacy Trust)と博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)とが共同で設立した、学校図書館委員会(School Library Commission)が、“School Libraries:A plan for improvement”と題する報告書を公開しました。報告書では、学校図書館が生徒のリテラシーの能力を向上させ、読書意欲を促進し、知へのアクセスを改善させるという特別な役割があるにもかかわらず、多くの学校では、学校図書館がその抱える資料を十分活用しきれていない状況にあるとのことです。そしてその理由は、学校図書館が学校のインフラとして十分に機能しておらず、学校の活動計画にも図書館が組み込まれていないことにあると説明されています。また、報告書では、政府等に対して、学校図書館と学校図書館のサービスが果たす重要な役割を認めるべきである等とする勧告も行っています。

School Libraries:A plan for improvement
http://www.literacytrust.org.uk/assets/0000/5718/School_Libraries_A_Plan_for_Improvement.pdf

生涯学習における博物館・図書館・文書館の役割に関する2つの報告書(英国)

2010年9月3日、生涯学習の促進を行っている英国のNGOのNIACE(National Institute of Adult Continuing Education)と、英国の博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)が、2つの報告書を公開しました。1つ目は、“How museums, libraries and archives contribute to lifelong learning”です。これは、2009年9月にNAICEが発行した“Learning Through Life”(有料)の補遺にあたるもので、地域コミュニティでの人々の学びにどのように博物館・図書館・文書館が関わるのかを検証したものとのことです。2つ目は、その“Learning Through Life”のフォローアップ調査をまとめた、“Co-locating colleges and public libraries”です。この報告書では、継続教育を行う大学と公共図書館との連携について検証したもので、地域での学習のあり方にさらなる可能性を広げるものであるとのことです。

How museums, libraries and archives contribute to lifelong learning

英国文化・メディア・スポーツ大臣、「将来の図書館プログラム」に参加する10地域を発表

英国の文化・メディア・スポーツ大臣が、2010年7月に実施を表明していた「将来の図書館プログラム」(Future Libraries Programme)に参加する最初の10地域を発表したようです。このプログラムは、博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)と地方自治体協議会(Local Government Association)の協力の下で実施され、図書館が地域のニーズに応えるサービスを提供し、地域の中心的役割を担うことができるように、各図書館行政庁(library authority)をサポートするとのことです。

Future Libraries Programme(英国文化省のニュースリリース)
http://www.culture.gov.uk/news/news_stories/7381.aspx

E1084 - 英国におけるMLA連携のひとつの成果,“Culture Grid”

英国内の博物館・図書館・文書館のコレクションの統合検索が可能なポータルサイト“Culture Grid”が公開された。Culture Gridの運営は,英国博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)の援助で設立されたCollections Trustという非営利団体が行っており,MLAと欧州委員会が資金提供を行っている。...

英国博物館・図書館・文書館国家評議会が解散の可能性

英国の文化・オリンピック・メディア・スポーツ大臣が、政府の歳出削減のために、2012年4月までに博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)を解散させる意向を表明した、と報じられています。これに対してMLA側は、ウェブサイト上でMLAの必要性を説き、政府側の冷静な対応を求めています。

UK To Abolish Museums, Libraries, and Archives Council, Will Spread Functions(Library Journal 2010/7/26付けの記事)
http://www.libraryjournal.com/lj/home/886056-264/uk_to_abolish_museums_libraries.html.csp

MLA to be abolished by Jeremy Hunt(Bookseller 2010/7/26付けの記事)
http://www.thebookseller.com/news/124169-mla-to-be-abolished-by-jeremy-hunt.html

MLA says ‘stormy seas call for cool heads and steady hands'(MLAのプレスリリース)

英国博物館・図書館・文書館国家評議会、利用者による図書館サービスの改善要求を公開

英国の博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)が、利用者のグループによって作成された図書館サービスの改善要求を、ウェブサイト上で公開しています。この改善要求は「憲章」(Charter)と銘打たれており、開館時間の延長や蔵書の改善、技術の活用など12の事項が挙げられています。

Public Charter for libraries is ‘timely initiative(MLA 2010/7/1付けのプレスリリース)
http://www.mla.gov.uk/news_and_views/press_releases/2010/public_charter

Public charter for libraries launched - what the users want(Library & Information Update blog 2010/7/2付けの記事)
http://communities.cilip.org.uk/blogs/update/archive/2010/07/02/what-public-library-users-want-a-public-charter-for-libraries.aspx

Library users charter

E1024 - 「デジタル・ブリテン」実現に向けた公共図書館の役割

英国の博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)は2010年1月,公共図書館の「デジタルの提供」(インターネットの提供や利用のための支援等)の現 状を把握し,国民のデジタルへの参加(digital participation)を促進するために公共図書館が果たす役割について検討する報告書を発表した。この背景には,英国政府のデジタル化政策「デジ タル・ブリテン」(E946参 照)がある。「デジタル・ブリテン」を受け,国民のデジタルへの参加促進に向けた国家プランを作成するため,英国情報通信庁が議長を務めるコンソーシアム が立ち上げられた。MLAはこのコンソーシアムのメンバーで,デジタルへの参加促進における公共図書館の役割を検討する任を負っており,本報告書はその一 助となるものとして位置づけられている。・・・

英国で今後の学校図書館制度を検討する委員会が設立される

英国の博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)と慈善団体National Literacy Trust(NLT)が共同で、イングランドにおける今後の学校図書館制度について検討する委員会を立ち上げるとのことです。1997年から2007年の間に、学校図書館サービスを受けている児童・生徒の割合は82%から66%に低下しており、学校図書館の役割を再定義することが必要だとしています。学校、地方自治体、教育専門家などから意見聴取し、2010年6月に最終報告が出される予定とのことです。

commission on school libraries(MLAのプレスリリース)
http://www.mla.gov.uk/news_and_views/press/releases/2010/school_libraries

Estelle Morris to chair commission on school libraries (NLTのプレスリリース)
http://www.literacytrust.org.uk/Press/SchoolLibrariesCommission.htm

デジタルデバイド縮小のためには公共図書館が重要との調査結果(英国)

英国博物館・図書館・文書館国家評議会はこのほど、新たな報告書“Role of public libraries in supporting and promoting digital participation”(「デジタルへの関与を支援し、促進する公共図書館の役割」)を発表しました。これによると、無料インターネットの提供、1対1のインターネット支援サービス、オンラインでの就職活動支援といった活動を通じ、公共図書館が英国内のデジタルデバイドの縮小において重要な役割を果たしていることが明らかになったということです。

The key role of public libraries in opening up free online access and providing support to help people get online is highlighted in a new research report.
http://www.mla.gov.uk/news_and_views/press/releases/2010/digital_participation

Role of public libraries in supporting and promoting digital participation(報告書のダウンロード先)

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