LC(米国議会図書館)

米国議会図書館(LC)、連邦政府機関の図書館・図書館員を称える賞“Awards for Federal Librarianship”の2019年の受賞者を発表

2020年6月24日、米国議会図書館(LC)は、連邦政府機関の図書館間の連携・協力を促進するための米国連邦図書館情報ネットワーク(FEDLINK)による、連邦政府機関の図書館や図書館員等を称える賞“Awards for federal librarianship”の2019年の受賞者を発表しました。

図書館・情報センターに対する賞“Federal Library/Information Center of the Year”の大規模館部門には、機関リポジトリの立ち上げ、データベース・電子ジャーナルの共同契約による経費節減、レファレンス等の活動、図書館スペースの再構成による利用者の増加といった点が評価され、オハイオ州ライト・パターソン空軍基地のダッツォ研究図書館(D’Azzo Research Library)が選ばれました。

また、小規模館部門には、リンクルゾルバーの実装や、1964年から1995年までの同局の文書(命令)を検索できる画像アーカイブの構築といった点が評価されて、コロラド州に所在する土地管理局(BLM)図書館が選ばれています。

米国議会図書館(LC)、長期保存のための推奨フォーマットのガイド“Recommended Formats Statement”の2020-2021年版草案へのパブリックコメントを実施中

米国議会図書館(LC)が、長期保存のための推奨フォーマットのガイド“Recommended Formats Statement”の2020-2021年版の草案を公開し、2020年8月15日までパブリックコメントを実施しています。

同ガイドは、2014年に初版が公開されて以来、毎年1回更新されています。2020-2021年版については、コンテンツ分類への新規追加と名称の見直し、HTML版表示形式のテーブル形式への変更、複数のコンテンツ分類における推奨フォーマット・許容範囲内のフォーマット基準の更新など、2019-2020年版の内容から大幅改訂することが予定されています。

Library of Congress Recommended Formats Statement - 2020-2021 Draft for Public Comment(LC)
https://www.loc.gov/preservation/resources/rfs/index-rev.html

米国議会図書館(LC)、北朝鮮刊行雑誌をデジタル化公開

2020年5月21日、米国議会図書館(LC)が、北朝鮮刊行雑誌をデジタル化公開しました。

公開されたのは、LCのアジア部が所蔵する北朝鮮の建国から現在までの300誌のうち、パブリックドメインであることが明らかな1964年までの8誌340号分です。今後2年間で、1964年までに刊行された146誌約4,038号分に範囲を拡大する予定です。

LCでは、2018年に、北朝鮮刊行雑誌の記事索引データベース“North Korean Serials Indexing Database (NKSIP)”を公開しており、今回デジタル化された8誌のうち7誌を含む21誌3万4,000記事を検索することが可能です。

North Korean Periodicals Now Online(Library of Congress Blog,2020/5/21)
https://blogs.loc.gov/loc/2020/05/north-korean-periodicals-now-online/

米国議会図書館(LC)、米国議会図書館件名標目表(LCSH)の件名として“COVID-19 (Disease)(「新型コロナウイルス感染症」)”を追加

米国議会図書館(LC)が2020年4月17日付で公開した“LIBRARY OF CONGRESS SUBJECT HEADINGS MONTHLY LIST 04”で、 “COVID-19 (Disease)(「新型コロナウイルス感染症」)”の米国議会図書館件名標目表(LCSH)への追加が発表されました。

同リストは、追加や更新があったLCSHの件名をまとめたものです。“COVID-19 (Disease)”は、「コロナウイルス感染症(Coronavirus infections)」と「呼吸器感染症(Respiratory infections)」を上位語として持ち、参照形として“2019-nCoV disease”や“2019 novel coronavirus disease”、“SARS-CoV-2 disease”等が入力されています。

Subject and Genre/Form Headings(LC)
http://www.loc.gov/aba/cataloging/subject/

米国議会図書館(LC)、児童・生徒を対象とした音楽教育のオンライン授業で利用可能な情報源のガイドを公表

2020年5月13日、米国議会図書館(LC)が、K-12の児童・生徒を対象とした音楽教育のオンライン授業で利用可能な情報源のガイド“K-12 Music Education Resources at the Library of Congress”を公表しました。

新型コロナウイルス感染症の拡大にともなって、音楽や舞台芸術に関するオンライン授業を行う教員を支援するために作成されました。作成に当たっては、同分野の教員と図書館員が協力し、オンライン授業を補完するLCの基本的な情報がまとめられています。

同ガイドには、LCが教育での活用のために公開している一次資料(primary resource)や、音楽部門・アメリカ民俗センター(AFC)・国立視聴覚資料保存センター(NAVCC)が提供している専門的な情報、LCのウェブサイトから利用可能なデジタル資料、ポッドキャスト、オンラインコンサート、オンライン講義、オンライン展示が含まれ、オンライン授業のプランに組込むことが可能です。

同ガイドは今後も情報を更新する予定であり、LCの舞台芸術閲覧室(Performing Arts Reading Room)のウェブページで公開されており、教室での授業が再開された後でも効果的に活用できることも意図されています。

米国議会図書館(LC)、同館提供の音楽素材を利用してヒップホップミュージックの作成が可能になるWebアプリケーション“Citizen DJ”を発表

2020年4月24日、米国議会図書館(LC)は、同館提供の音楽素材を利用してヒップホップミュージックの作成が可能になるWebアプリケーション“Citizen DJ”を発表しました。

Citizen DJは、LCのイノベーター・イン・レジデンスであるBrian Foo氏とLC Labsが共同開発したオープンソースのWebアプリケーションです。LCが無料で提供する音楽・動画コレクションの素材をサンプリングして、独自のビートやサウンド・ミックスを作成することができます。Citizen DJで利用可能な音楽素材のコレクションはLCのスタッフがこのプロジェクト用にキュレートしたもので、利用目的にかかわらず特別な許可を得なくても自由に利用することができます。100年以上前のものから最近10年前後に発表されたものを含め、演奏・演劇・インタビュー・スピーチ・オーラルヒストリー・アンビエントサウンドなどを音楽素材として利用できます。

Citizen DJは2020年夏に正式公開が予定されており、現在ベータ版が公開されています。

新型コロナウイルス感染拡大下の米国議会図書館(LC)の対応状況:職員の大多数がテレワーク中(記事紹介)

米国のラジオ局“Federal News Network”のウェブサイトに、2020年4月16日付で、同局の番組“Federal Drive”の司会者・テミン(Tom Temin)氏と、米国議会図書館(LC)の広報責任者(Director of communications)・スレイトン(April Slayton)氏による新型コロナウイルス感染拡大下での同館の対応状況に関する対談記事“Keeping the lights on at the Library of Congress”が掲載されています。

ストレイン氏からは、

・議会調査局(CRS)の職員を含め、図書館職員の大多数がテレワークをしており、リモートでは実施できない重要な職務を担当している限られた職員のみが出勤していること。

・VPNの同時接続数は4,000で、常時数千人の職員がリモートワークしていること。

・事業継続計画はあるが、今回は、重要な業務のみが必要な緊急事態ではないため、同計画のなかで重要と考えられていない他の重要案件を担当している職員も作業できるようすることを目標としたこと。

米国議会図書館(LC)、設立220周年を記念して同館のデジタルコレクションを検索・閲覧・共有可能なモバイルアプリ“LOC Collections”を公開

2020年4月22日、米国議会図書館(LC)は、設立220周年を記念して同館のデジタルコレクションを検索・閲覧・共有可能なモバイルアプリ“LOC Collections”を公開したことを発表しました。

LOC Collectionsは、LCの多様なデジタルコレクションを容易に検索・閲覧可能な機能に加えて、ユーザーがコレクションを好みに応じてキュレートしてギャラリーを構築し共有する機能も備えています。アプリ上では、録音資料・単行書・動画・写本・地図・新聞・楽譜など多様な資料を利用することが可能です。

LCのウェブサイト、またはiTunes StoreからiOS・iPad用のアプリを入手することができます。Android用のアプリも2020年後半の公開が予定されています。

LCは2020年4月24日に設立から220周年を迎えます。

Celebrate the Library's 220th Birthday with the LOC Collections App(LC,2020/4/24)
https://www.loc.gov/item/prn-20-032/

新型コロナウイルス感染症の拡大と国立図書館の対応

新型コロナウイルス感染症の拡大が続く中、各国の国立図書館でも来館サービスの休止が相次いでいます。米国、英国、フランス、イタリア、ドイツ、中国、韓国の国立図書館について、各館ウェブサイトの情報から2020年4月15日時点での対応状況をまとめました。

米国議会図書館(LC)と独立系出版社Sourcebooks社の共同による犯罪小説の希少本・絶版本復刊シリーズ“Library of Congress Crime Classics”の第1弾が印刷版・点字版で同時刊行

2020年4月7日、米国議会図書館(LC)は、新たに立ち上げられた“Library of Congress Crime Classics”シリーズの第1弾として、グリーン(Anna Katharine Green)の作による“That Affair Next Door”の印刷版と点字版が同時刊行されることを発表しました。

“Library of Congress Crime Classics”は2019年9月に、LCと独立系出版社Sourcebooks社のミステリー小説に関するブランドであるPoisoned Pen Pressの共同で立ち上げることが発表されたシリーズです。1860年代から1960年代に出版され、LCの所蔵する希少本・絶版本となった犯罪小説の古典について、復刊に取り組んでいます。第1弾の“That Affair Next Door”刊行にあたっては、LCの障害者サービス部門「視覚障害者及びプリントディスアビリティのある人々のための全国図書館サービス(National Library Service for the Blind and Print Disabled:NLS)」が密接に協力し、印刷版と点字版が同時刊行された、としています。

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