2020年5月5日,国際図書館連盟(IFLA)は,事務局と図書館協会運営分科会が共同で,世界中で新型コロナウイルス感染症への規制が緩和される中で再開館する図書館を支援することを目的に,各国の図書館協会等による図書館を安全に再開館するための計画の事例収集を行っていると発表した。収集された情報はIFLAのウェブサイト内の“COVID-19 and the Global Library Field”ページにて随時更新されている。
2位にはカナダ・グレーターヴィクトリア公共図書館によるグレーターヴィクトリアの図書館に留まらない図書館への人々の考え方を変革するために統合されたブランド戦略を用いた取組“Change Your Mind”が、3位にはスペイン・ムルシア公共図書館による図書館の規制概念を変えユーモア等により利用者の知的好奇心を刺激することで新しい集団・感性等に図書館を開放する取組“Viven en la BRMU(They live in BRMU)”が選ばれています。
・万人のためのインターネットとメディアリテラシー(Internet-for-all and media literacy)
教育的・文化的イベントの開催等がインターネット環境を前提としたものとなり、インターネットへのアクセスおよびメディアリテラシー教育がこれまで以上に重要になっている。図書館はインターネットのアクセスやメディアリテラシーを提供するうえで重要な役割を担っている。
2020年6月5日、国際図書館連盟(IFLA)、ベネズエラ・東部大学(Universidad de Oriente)の中央図書館が意図的に破壊されたというニュースを受け、図書館の破壊を非難する声明を発表しました。
声明では、(1)世界の文化遺産を保護するユネスコによる活動“Unite for Heritage”で明らかになった、このような破壊が物質的な損失だけでなく、永続的な社会的・文化的な被害をもたらす、ということを示すとともに、(2)如何なる状況下でも、学習と成長の機会を提供する学校・大学の機能を保護する必要性を強調する「学校保護宣言」(Safe Schools Declaration)の精神にも反するとしています。
Statement by the IFLA President and Secretary-General: Racism Has No Place in the Society Libraries are Working to Build(IFLA,2020/6/5) https://www.ifla.org/node/93126
2020年5月19日、国際図書館連盟(IFLA)は、世界中の図書館に重要なポリシーやアドヴォカシーに関する話題を提供するブログ“Library Policy and Advocacy Blog”上の企画として、“#10MinuteInternationalLibrarian”を実施することを発表しました。