IFLA(国際図書館連盟)

E2284 - 各国の図書館における新型コロナウイルス感染症への対応例

2020年5月5日,国際図書館連盟(IFLA)は,事務局と図書館協会運営分科会が共同で,世界中で新型コロナウイルス感染症への規制が緩和される中で再開館する図書館を支援することを目的に,各国の図書館協会等による図書館を安全に再開館するための計画の事例収集を行っていると発表した。収集された情報はIFLAのウェブサイト内の“COVID-19 and the Global Library Field”ページにて随時更新されている。

国際図書館連盟(IFLA)、「国際マーケティング賞2020」の受賞館を発表:1位は中国・佛山市図書館の“N-Library”

2020年7月22日、国際図書館連盟(IFLA)の管理・マーケティング分科会が、今回で17回目となる、「国際マーケティング賞2020」の受賞館を発表しました。

同賞は、創造的で結果重視のマーケティングプロジェクトやキャンペーンを実施した機関を表彰するもので、受賞者には2021年にオランダ・ロッテルダムで開催されるIFLA大会の参加費等が賞金として与えられます。

1位には中国の佛山市図書館による、同館の蔵書等を用いて家庭での図書館作りを支援する取組“N-Library”(Neighborhood Library/邻里图书馆)が選ばれました。情報技術を活用し、818の“N-Library”が小さな公共図書館として近隣住民や障害者、高齢者にサービスを提供しています。

2位にはカナダ・グレーターヴィクトリア公共図書館によるグレーターヴィクトリアの図書館に留まらない図書館への人々の考え方を変革するために統合されたブランド戦略を用いた取組“Change Your Mind”が、3位にはスペイン・ムルシア公共図書館による図書館の規制概念を変えユーモア等により利用者の知的好奇心を刺激することで新しい集団・感性等に図書館を開放する取組“Viven en la BRMU(They live in BRMU)”が選ばれています。

国際図書館連盟(IFLA)、2020年11月5日にオランダ・ハーグで2020年総会を開催予定

2020年7月20日、国際図書館連盟(IFLA)はライトナー(Gerald Leitner)事務局長名義で、11月5日にオランダのハーグで2020年総会(General Assembly)を開催することを発表しました。

2020年総会で扱う議題・決議案の募集〆切は、2020年8月3日に延期されています。

IFLAは新型コロナウイルス感染症の影響による渡航制限のため、現地出席することができない参加希望者が多数発生すると予想されるため、総会の様子をライブストリーム配信することを予定しています。また、感染症による渡航制限やロックダウンが緊急に実施される可能性がある点にも留意が必要である、としています。

なお、規則上IFLAでは総会開催が義務付けられているため、予定通りに開催できないことが判明した場合には、別日程・別会場で開催できるように調整されます。

Extended Call for Agenda Items: IFLA General Assembly 2020(IFLA,2020/7/20)
https://www.ifla.org/node/93207

国際図書館連盟(IFLA)、過去10年間に行われた図書館の投資収益率に関する調査のレビューを公開

2020年7月16日、国際図書館連盟(IFLA)は、過去10年間に行われた図書館の投資収益率(ROI)に関する調査のレビュー“Library Return on Investment - Review of Evidence from the Last 10 Years”の公開を発表しました。

ROIは、投資額に対して得られる純利益の比率を示すものであり、図書館評価においても組織、プロジェクト、サービスの価値を測定するためのアプローチとして使用されることがあります。本レビューでは、公共・大学・専門図書館のROIに関し過去10年間に行われた調査について、ROIを示すとともに、測定方法のレビューを行っています。

結論部では、図書館は投資額よりも多くの価値を還元していると示唆する研究は多くある一方、その方法論にはばらつきがあり、決定的かつ普遍的な方法論は、特定の館種に限定したものでさえもまだ出現していないとしています。その上で、図書館の価値を実証するための優れた実践・アプローチについて更なる議論を期待すると述べています。

国際図書館連盟(IFLA)標準委員会(Committee on Standards)、IFLAの定めた各種標準のリンクトデータへのアクセスが可能なウェブサイト“IFLA Namespaces”を公開

2020年7月7日、国際図書館連盟(IFLA)の標準委員会(Committee on Standards)とリンクトデータ技術小委員会(LIDATEC)が、“IFLA Namespaces”を公開しました。

IFLAの定めた各種標準のリンクトデータへのアクセスが可能なウェブサイトで、現在 、FRBR Vocabularies、ISBD Vocabularies、UNIMARC Vocabularies、MulDiCatが公開されています。

今後、Library Reference Model(LRM)の掲載が予定されています。

IFLA Namespaces launched(IFLA,2020/7/7)
https://www.ifla.org/node/93182

IFLA Namespaces
https://www.iflastandards.info/

国際図書館連盟(IFLA)、国際連合(UN)のアンケート“Human Rights and COVID-19”への回答内容を公開

2020年6月22日、国際図書館連盟(IFLA)が、新型コロナウイルス感染症の人権への影響に関して国際連合(UN)が実施しているアンケート“Human Rights and COVID-19”への回答内容を公開したことを発表しました。

発表の中では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が直接的に影響をもたらした権利として、教育、情報への自由なアクセス、コミュニティの文化的生活への自由な参画、科学的成果の共有、行政への参加に関する権利が挙げられています。

回答の概要は、以下の通りです。

・万人のためのインターネットとメディアリテラシー(Internet-for-all and media literacy)
教育的・文化的イベントの開催等がインターネット環境を前提としたものとなり、インターネットへのアクセスおよびメディアリテラシー教育がこれまで以上に重要になっている。図書館はインターネットのアクセスやメディアリテラシーを提供するうえで重要な役割を担っている。

国際図書館連盟(IFLA)、ベネズエラ・東部大学(Universidad de Oriente)中央図書館の破壊を非難する声明を発表:政府に対し図書館の保護を要請

2020年6月5日、国際図書館連盟(IFLA)、ベネズエラ・東部大学(Universidad de Oriente)の中央図書館が意図的に破壊されたというニュースを受け、図書館の破壊を非難する声明を発表しました。

声明では、(1)世界の文化遺産を保護するユネスコによる活動“Unite for Heritage”で明らかになった、このような破壊が物質的な損失だけでなく、永続的な社会的・文化的な被害をもたらす、ということを示すとともに、(2)如何なる状況下でも、学習と成長の機会を提供する学校・大学の機能を保護する必要性を強調する「学校保護宣言」(Safe Schools Declaration)の精神にも反するとしています。

そして、(1)(2)ともに、国際法のもと、また、国民に対する義務として、政府は、暴力の脅威に直面している図書館の安全を保障するための行動をとる義務があると明示されていることから、ベネズエラ政府等に対し、図書館へのさらなる保護を求めています。

国際図書館連盟(IFLA)、会長・事務局長名で人種差別を非難する声明を発表

2020年6月5日、国際図書館連盟(IFLA)が、米・ミネソタ州ミネアポリスの警察署内で発生した警察官の行為による黒人男性フロイド(George Floyd)氏の死亡事故等をうけ、会長・事務局長名で人種差別を非難する声明を発表しています。

声明では、あらゆる形態の人種差別を、人権、及び、積極的な包摂により個人・コミュニティーの生活を向上させるという情報専門職として価値観、双方に根本的に反するものとして非難するとしています。

そして、米国図書館協会(ALA)やオーストラリア図書館協会(ALIA)等の仲間とともに、図書館内外で人種差別の対象となっている人々と連携するとし、全ての人にとってより良い社会となるために図書館情報サービスを推進していくとしています。

Statement by the IFLA President and Secretary-General: Racism Has No Place in the Society Libraries are Working to Build(IFLA,2020/6/5)
https://www.ifla.org/node/93126

国際図書館連盟(IFLA)、世界中の図書館に貢献するために手軽に行えるアイデアを毎週紹介する企画“#10MinuteInternationalLibrarian”を実施中

2020年5月19日、国際図書館連盟(IFLA)は、世界中の図書館に重要なポリシーやアドヴォカシーに関する話題を提供するブログ“Library Policy and Advocacy Blog”上の企画として、“#10MinuteInternationalLibrarian”を実施することを発表しました。

IFLAは、世界中の図書館に様々な働きかけを行うことにより、新戦略「IFLA戦略2019-2024」実現のために支援することをその使命としています。新戦略の実現は、世界中で図書館のために時間と精力を割き、図書館分野における最大の頭脳である専門組織(Professional Units)の活動に大きく依存しています。

図書館のために長く時間を割くことや、世界図書館情報会議(WLIC)に毎年参加できるような資料を見つけることは必ずしも容易ではありませんが、わずかな時間しか割くことができなくても、世界の図書館の活動に参加し貢献する方法は多数あり、そのためのアイデアを紹介することを同企画の趣旨として説明しています。

国際図書館連盟(IFLA)、「フェイクニュースの見極め方」(COVID-19版)の日本語訳を公開

2020年5月15日、日本図書館協会(JLA)が、Twitterにおいて、国際図書館連盟(IFLA)が「フェイクニュースの見極め方」( COVID-19版)の日本語訳を公開したことを紹介しています。

@JLA_information(Twitter, 2020/5/15)
https://twitter.com/JLA_information/status/1261866931990061057

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