IFLA(国際図書館連盟)

国際図書館連盟(IFLA)、南アフリカ共和国における著作権法改正案に対するコメントを提出

2021年7月13日、国際図書館連盟(IFLA)が、南アフリカ共和国における著作権法改正案(Copyright Amendment Bill [B13B, 2017])についてのコメントを提出したと発表しました。

発表によると、図書館・文書館・博物館・教育研究機関がデジタル時代で使命を果たせるように、著作権の例外・制限に関する柔軟性を持った、バランスの取れた著作権の枠組みの重要性を強調したとあります。

コメントでは、今回の改正案の内、フェアユース、引用・放送・翻訳等や教育・研究環境、図書館・博物館・文書館・美術館における保存活動のための例外・制限を定めた条項、マラケシュ条約への対応を含んだ条項について言及があります。IFLAは、南アフリカ共和国の市民の発展を助け、経済的にも反響がある可能性を指摘しつつ、図書館と他の公共サービス機関がバランスの取れた適切な著作権法の恩恵を受けられるよう、これらの条項を著作権法に含めることを求めています。

国際図書館連盟(IFLA)、政府情報と図書館に関する現況調査報告書を公開

2021年7月7日、国際図書館連盟(IFLA)の政府情報・公的刊行物分科会(GIOPS)が、政府情報と図書館に関する現況調査報告書“The Government Information Landscape and Libraries”を公開しました(IFLA Professional Report No.137)。

サブサハラアフリカ、カナダ、中東・北アフリカ、ギリシャ、国際政府組織、韓国、ロシア連邦、英国、米国における事例調査にもとづいて、政府の出版刊行、寄託機関、情報へのアクセス、政府図書館、保存、データ、デジタル化等といった事例を提供しています。

国際図書館連盟(IFLA)、難民・移民・庇護希望者への図書館サービスのためのガイドラインのドラフト版を公開

2021年7月4日、国際図書館連盟(IFLA)の特別なニーズのある人々に対する図書館サービス分科会(LSN)が、“Interenational Guidelines for Library Services to Displaced Populations”のドラフト版を公開しました。

難民・移民・移住者・庇護希望者への図書館サービスのガイドラインとなっており、現在、Gooleドライブ内のドラフト版に書き込む形かメール送付により意見を募集しています。締切は7月20日です。

Guidelines for Library Services to Displaced Populations--draft version ready for review(IFLA,2021/7/4)
https://www.ifla.org/node/93993

国際図書館連盟(IFLA)、歴史的な建物の図書館への再利用に関する書籍をオープンアクセスで出版

2021年7月1日、国際図書館連盟(IFLA)の環境・持続可能性と図書館に関する専門部会(ENSULIB)は、歴史的な建物を図書館として再利用することに関する書籍“New Libraries in Old Buildings — Creative Reuse”を、オープンアクセスで出版したことを発表しました。

同書は、ENSULIBとIFLAの図書館建物および設備分科会(Library Buildings and Equipments:LBES)の協力により作成されたものです。古い建物や放棄された建物を図書館として再生する際の困難さと機会に焦点を当て、元々は別の目的を持っていた建物の変革について調査した内容となっており、公共図書館・学術図書館を対象としたケーススタディーを収録しています。

New publication from IFLA ENSULIB and LBE: "New Libraries in Old Buildings — Creative Reuse"(IFLA, 2021/7/1)
https://www.ifla.org/node/93984

IFLA/PACスリランカセンター、パームリーフ(貝多羅葉)文書の保存に関するベストプラクティスをまとめたレポートを公開

2021年6月18日、国際図書館連盟(IFLA)は、スリランカ国立図書館内に設置されたIFLA/PACスリランカセンターが、パームリーフ(貝多羅葉)文書の保存に関するベストプラクティスをまとめたレポート“Report on the best practices for conservation of Palm-Leaf Manuscripts in Sri Lankan Libraries”を公開したと発表しています。

発表では、パームリーフの文書を所蔵する世界中の機関、または同文書の保存方法に関心のある保存修復家にとって非常に有益な内容であると述べています。

PAC Sri Lanka Publishes a New Report on Best Practices for the Conservation of Palm-Leaf Manuscripts(IFLA, 2021/6/18)
https://www.ifla.org/node/93959

特別なニーズのある人々へのコロナ禍における図書館サービスに関する調査(記事紹介)

2021年6月20日、国際図書館連盟(IFLA)が、コロナ禍における特別なニーズのある人々に対する図書館サービスに関する調査結果の公開を発表しました。調査結果は、米国図書館協会(ALA)の国際関係小委員会(International Relations Roundtable)が刊行する“International Leads”に掲載されています。

同調査は、IFLAの特別なニーズのある人々に対する図書館サービス分科会(LSN)が2020年秋に実施したものであり、カナダ、ベルギー、米国、ニュージーランド等から49件の回答が寄せられました。

記事の中では、コロナ禍における取組の事例として、視覚障害やディスレクシアをはじめとしたプリントディスアビリティがある人、聴覚障害を持つ人、移民、高齢者、ホームレスを対象としたサービスや、刑務所におけるサービス、オンラインリソースやWi-Fiの提供等が紹介されています。

国際図書館連盟(IFLA)、“Controlled Digital Lending(CDL)”を支持する声明を発表

2021年6月16日、国際図書館連盟(IFLA)は、図書館が蔵書をデジタル化し、電子的な複製物を「1部1ユーザー」の制限のもと貸し出す“Controlled Digital Lending(CDL)”に関する声明を発表しました。

発表の中では、CDLはコロナ禍およびポストコロナにおいて、蔵書へのアクセスを提供する自由を図書館に与えるものであり、IFLAはCDLを支持すると述べられています。同声明は、2021年5月にIFLAの運営理事会(Governing Board)において承認されたものであり、それぞれの国や地域における政策を考慮する必要があるとしつつ、CDLの概要、CDLに関する経済的・法的根拠等を示しています。

経済的根拠について、市場はデジタル資料へのアクセスを一貫して公正な形では提供できないこと等を挙げています。法的根拠については、収集・貸出の自由は図書館機能の核となる、デジタル資料の利用は少なくとも紙媒体の資料と同程度の柔軟性を持つべきである、複数の例外規定や権利制限を同時に適用することは許容できるものであるといった3点が、原則として挙げられています。

国際図書館連盟(IFLA)、図書館とWikimediaプロジェクトをつなぐことを目的とした “WikiLibrary Manifesto”に署名

2021年6月15日、国際図書館連盟(IFLA)が、“WikiLibrary Manifesto”への署名を発表しました。

“WikiLibrary Manifesto”は、Linked Open Data(LOD)等のオープンな形式での知識の流通を促進するために、図書館と、WikibaseをはじめとしたWikimediaのプロジェクトをつなぐことを目的とした声明です。目標として、芸術・文化・科学のためのLODネットワークの構築および実現が掲げられています。ウィキメディア・ドイツと図書館の間の議論と協力により作成された、FAIR原則の適用を支援するものであり、7つの原則と5つの方策で構成されています。

発表の中では、図書館とWikimediaは、情報と知識の共有という同一の目的を持っていることが述べられています。

IFLA signs the WikiLibrary Manifesto(IFLA, 2021/6/15)
https://www.ifla.org/node/93952

国際図書館連盟(IFLA)書誌分科会、全国書誌登録簿に掲載された情報をもとに作成したグラフと表を公開

2021年6月3日、国際図書館連盟(IFLA)の書誌分科会が、全国書誌登録簿(National Bibliographic Register)に掲載された48か国分のデータをもとに作成したグラフと表を公開しました。

表には、国名、全国書誌の名称、URL、対象期間(遡及対象年、開始年等)、数量等が掲載され、比較できるようになっています。

国際図書館連盟(IFLA)書誌分科会・目録分科会・主題分析及びアクセス分科会共催のウェビナー“New horizons: emerging metadata standards and practices in the 21st century”の資料および動画が公開

2021年5月28日、国際図書館連盟(IFLA)の書誌分科会・目録分科会・主題分析及びアクセス分科会の共催により開催されたウェビナー“New horizons: emerging metadata standards and practices in the 21st century”のスライドおよび動画が公開されています。

同ウェビナーは、5月27日に、メタデータの標準や実務について幅広く議論し、IFLAのメタデータ関連の分科会や標準化グループの最新動向を把握してもらうことを目的に開催されました。

BCM Review Group、ISBD Review Group、Linked Data技術小委員会(LIDATEC), Permanent UNIMARC Committeeによるライトニングトーク、パネルディスカッション、ライトニングトークやパネルディスカッション等への質疑応答などが行われています。

ページ