BNF(フランス国立図書館)

フランス国立図書館(BnF)、マンガに関するワークショップや展示を開催:同館建物外側にマンガ『怪獣8号』巨大展示も

フランス国立図書館(BnF)は、同館と同国国民教育・青少年省(ministère de l’Éducation nationale et de la Jeunesse)が共同出資したバンド・デシネ作成用のデジタルツールBDnFでマンガを作るワークショップ“Atelier Manga-llica”を、2021年10月7日と8日にフランソワ・ミッテラン館で開催しました。お知らせの中では、2021年はマンガ出版が盛んに行われている年であると述べています。

また、10月7日から10日にかけて、BnFのフランソワ・ミッテラン館で、『二ノ国』、『テイルズ オブ アライズ』、『Steins;Gate』等の日本のマンガと関連があるゲームの紹介の他、『約束のネバーランド』、『進撃の巨人』といったマンガのフランス語訳版約20点等の展示が行われました。加えて、同館の建物外側にはマンガ『怪獣8号』の巨大なイラストが展示されました。

フランス国立図書館(BnF)、研究支援サービスを提供する“BnF DataLab”を10月18日に開設

2021年9月14日、フランス国立図書館(BnF)の研究に関する情報を発信するウェブサイト“Carnet de la recherche à la Bibliothèque nationale de France”で、10月18日から“BnF DataLab”のサービスを開始することが発表されていました。

“BnF DataLab”は、BnFの電子資料のアクセス、理解、検索、操作を容易にするための物理的・電子的研究室であり、フランス国立科学研究センター(CNRS)の大規模研究データインフラ“Huma-Num”と連携した、研究支援サービスと述べられています。フランソワ・ミッテラン図書館の研究図書館内に開設されます。

また、10月18日には、現地で“BnF DataLab”に関するカンファレンスやガイド付きの見学会等が行われます。

フランス国立統計経済研究所、公式統計に関する電子図書館“Bibliothèque numérique de la statistique publique”を公開

2021年9月22日、フランス国立図書館(BnF)とフランス国立統計経済研究所(L’Institut national des statistiques et études économiques:Insee)が、公式統計に関する電子図書館“Bibliothèque numérique de la statistique publique”(BNSP)の公開を発表しました。

Inseeは、フランスの経済・社会に関する情報の収集・作成・分析・提供を行う機関です。BNSPは、InseeがBnFと連携し、“Gallica”の技術を提供して新しい電子図書館を構築するBnFのプログラム“Gallica marque blanche”のもと構築されました。

BnFが公開したプレスリリースによると、Inseeや関係機関により作成された公式統計に関する出版物等を収集・保存し利用可能とすることが目的とされています。19世紀から現在にかけての資料3万8,000件以上にアクセスできるとあります。

フランス国立図書館(BnF)、2021年から2023年にかけてのアクセシビリティに関する方針等を示した計画を公開

2021年7月12日、フランス国立図書館(BnF)が、2021年から2023年にかけてのデジタル環境におけるアクセシビリティに関する方針等を示した計画“Schéma pluriannuel d'accessibilité numérique 2021 – 2023”の公開を発表しました。

発表によると、フランスにおいて、オンラインの公衆向けの通信サービスにおけるアクセシビリティに関する2019年7月24日のデクレ(行政命令)や、2005年2月11日に制定された障害者の権利と機会の平等、参加と市民権のための法律等で定められた法的義務に基づき作成されました。

同計画の中では、主に以下の内容についてまとめられています。

・アクセシビリティ方針
・アクセシビリティに関する人的・財政的リソース
・アクセシビリティに配慮するための組織体制
・管理、検証のプロセス
・技術、機能関係
・各年の計画

また、複数年を対象とした同計画の他に2021年の計画も策定されています。

フランス・文化省、マルキ・ド・サド直筆の『ソドムの百二十日』とアンドレ・ブルトンの直筆コレクションの入手を発表

2021年7月9日、フランスの文化省が、作家マルキ・ド・サドの『ソドムの百二十日』と詩人アンドレ・ブルトンの直筆コレクションを入手したと発表しました。

これらの資料は、2017年に国宝(trésor national)への指定、輸出証明書の拒否による輸出禁止が行われ、文化省が入手のための支援を呼び掛けていました。

マルキ・ド・サド直筆の『ソドムの百二十日』は、33枚の紙をつなぎ合わせた、幅約11.3センチメートル、全長12メートル以上のもので、フランス革命前のバスチーユ収監中に執筆されました。発表によると、フランス国立図書館(BnF)のアルスナル館で保管されます。

アンドレ・ブルトンの直筆コレクションには、『溶ける魚』、『シュルレアリスム宣言』、『シュルレアリスム第二宣言』が含まれています。『ナジャ』や『磁場』を所蔵しているBnFのリシュリュー館の写本部門で保管され、7月19日からBnFフランソワ・ミッテラン館で実施される展示会で展示される予定とあります。

Gallicaの画像検索ツールGallicaPix(記事紹介)

2021年6月21日付で、フランス国立図書館(BnF)の電子図書館“Gallica”が、画像検索ツールである“GallicaPix”を紹介する記事をブログに掲載しました。

人工知能、光学文字認識(OCR)、資料の構造を光学的に認識する技術を用いたツールであると述べられています。また、記事では、人や物をはじめとした画像を構成する要素である「コンセプト(Concepts)」や、測色を活用した検索機能による探索方法の他、現在提供されているコーパスとして以下の5つが紹介されています。

・14-18
第一次世界大戦に関するものを中心に、約22万件の多様な画像で構成されています。

・Publicités 14-18
1910年から1920年にかけての広告の画像6万5,000件以上で構成されています。

・Papiers peints et textiles
英国国立公文書館(TNA)とGallicaの連携の成果であり、壁紙や織物の画像3,700件ほどが提供されています。

・Vogue
雑誌“Vogue”のフランス語版の1920年から1940年に刊行された号に掲載された画像で構成されています。

【イベント】DNP P&Iセミナー「これからの文化体験 時空を超えた鑑賞体験で「学び」が変わる!?~最先端VR技術がもたらす可能性と課題~」(6/29・オンライン)

2021年6月29日、大日本印刷(DNP)により、DNP P&Iセミナー「これからの文化体験 時空を超えた鑑賞体験で「学び」が変わる!?~最先端VR技術がもたらす可能性と課題~」がオンラインで開催されます。

開催中の「BnF×DNPミュージアムラボ第2回展 これからの文化体験」と連動したイベントであり、仮想現実(VR)技術を活用した文化体験、文化・教育分野での活用可能性と課題を議論するシンポジウムです。

参加費は無料であり、事前の申し込みが必要です。

当日のプログラムは以下の通りです。

・フランス国立図書館との取り組みと「みどころウォーク」開発経緯
磯田和生氏(大日本印刷株式会社 マーケティング本部 主席研究員)

・採用技術の解説・研究事例
鳴海拓志氏(東京大学大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻 准教授)

・教育分野での活用における可能性と課題
石戸奈々子氏(慶應義塾大学教授、CANVAS代表、一般社団法人超教育協会理事長)

・対談および質疑応答

フランス国立図書館(BnF)、北米におけるフランスに焦点を当てた電子図書館“La France aux Amériques”を公開

2021年5月27日、フランス国立図書館(BnF)が、電子図書館“La France aux Amériques”を公開したと発表しました。

BnFが2017年から提供している、国内外の機関との協力により構築された電子図書館のコレクション“Patrimoines Partagés”に含まれるものです。

“La France aux Amériques”は、BnFと18のフランス・カナダ・米国・英国の文化機関や大学の協力により作成されました。16世紀から1900年にかけての、北米におけるフランスに焦点を当てており、歴史・知識・社会・経済等に関連する資料2,000件以上が提供されています。

Patrimoines Partagés : découvrez La France aux Amériques(BnF, 2021/5/27)
https://www.bnf.fr/fr/actualites/patrimoines-partages-decouvrez-la-france-aux-ameriques

フランス国立図書館(BnF)、長期保存のためのデータ形式に関する方針の初版を公開:コメント募集を実施中

2021年4月21日、フランス国立図書館(BnF)が、長期保存のためのデータ形式に関する方針“Formats de données pour la préservation à long terme : la politique de la BnF”の初版を公開し、コメントを募集していることを発表しました。

方針は、同館の保存部門・メタデータ部門・システム部門等が構成する、デジタル保存におけるメタデータ形式に関するワーキンググループ“Formats de données et de métadonnées pour la préservation numérique”により、4月12日付で公開されています。

デジタルデータを保存する機関、デジタルデータ保存に関心があるデータ作成者等を対象とした文書であり、同ワーキンググループの活動の成果として、BnFにおけるノウハウがまとめられています。

コメント募集は、2021年9月21日まで実施されています。

E2375 - フランス国立図書館(BnF)における研究活動

2020年9月,フランス国立図書館(BnF)が,同館における研究活動についてまとめた報告書“La recherche à la Bibliothèque national de France”を公開した。BnFの設立に関する1994年1月3日付のデクレ(行政命令)にある通り,資料の収集・保存・管理・提供だけでなく,所蔵資料に関する研究プロジェクトの実施も同館の使命の一つである。その成果は,シンポジウム,展示会,刊行物,ウェブサイトや,人文・社会科学分野のブログのプラットフォーム“hypotheses.org”上のページ等で発表されている。毎年刊行される活動報告書で,各年の研究内容等について言及されているが,研究活動に焦点を当てた報告書は今回初めて作成された。本稿では,報告書の内容を中心に,BnFの研究活動に関する取組の一端を紹介する。

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