BNF(フランス国立図書館)

フランス国立図書館(BnF)、長期保存のためのデータ形式に関する方針の初版を公開:コメント募集を実施中

2021年4月21日、フランス国立図書館(BnF)が、長期保存のためのデータ形式に関する方針“Formats de données pour la préservation à long terme : la politique de la BnF”の初版を公開し、コメントを募集していることを発表しました。

方針は、同館の保存部門・メタデータ部門・システム部門等が構成する、デジタル保存におけるメタデータ形式に関するワーキンググループ“Formats de données et de métadonnées pour la préservation numérique”により、4月12日付で公開されています。

デジタルデータを保存する機関、デジタルデータ保存に関心があるデータ作成者等を対象とした文書であり、同ワーキンググループの活動の成果として、BnFにおけるノウハウがまとめられています。

コメント募集は、2021年9月21日まで実施されています。

E2375 - フランス国立図書館(BnF)における研究活動

2020年9月,フランス国立図書館(BnF)が,同館における研究活動についてまとめた報告書“La recherche à la Bibliothèque national de France”を公開した。BnFの設立に関する1994年1月3日付のデクレ(行政命令)にある通り,資料の収集・保存・管理・提供だけでなく,所蔵資料に関する研究プロジェクトの実施も同館の使命の一つである。その成果は,シンポジウム,展示会,刊行物,ウェブサイトや,人文・社会科学分野のブログのプラットフォーム“hypotheses.org”上のページ等で発表されている。毎年刊行される活動報告書で,各年の研究内容等について言及されているが,研究活動に焦点を当てた報告書は今回初めて作成された。本稿では,報告書の内容を中心に,BnFの研究活動に関する取組の一端を紹介する。

大日本印刷(DNP)とフランス国立図書館(BnF)、BnF×DNPミュージアムラボ第2回展「これからの文化体験」を開催

2021年4月15日から7月11日まで、大日本印刷(DNP)とフランス国立図書館(BnF)が、BnF×DNPミュージアムラボ第2回展「これからの文化体験」を、東京都品川区のDNP五反田ビルで開催します。

新型コロナウイルス感染症の影響により、BnFの所蔵品の現物は展示されていませんが、同館の貴重なコレクションや歴史的空間の3Dデジタルデータを活用し、眼鏡型のウェアラブルデバイスや大型ディスプレイ等を用いた作品の鑑賞を行えるとしています。

大日本印刷とフランス国立図書館 4/15〜7/11にBnF × DNP ミュージアムラボ 第2回展 「これからの文化体験」を開催(DNP, 2021/4/14)
https://www.dnp.co.jp/news/detail/10160770_1587.html

【イベント】フランス国立図書館×大日本印刷共同オンラインセミナー「これからの文化体験~ニューノーマルへの挑戦~」(4/15・オンライン)

2021年4月15日、フランス国立図書館(BnF)と大日本印刷(DNP)による共同オンラインセミナー「これからの文化体験~ニューノーマルへの挑戦~」が開催されます。

同イベントは、BnFが進める「リシュリュー・ルネサンス・プロジェクト」の一環として、同館とDNPが4月15日から7月11日にかけて開催する「BnF×DNPミュージアムラボ第2回展 これからの文化体験」に合わせて実施されます。

参加費は無料で、事前の申し込みが必要です。

当日のプログラムは以下の通りです。

・リシュリュー・ルネサンス・プロジェクト
ルイ・ジョベルティ氏(BnF リシュリュープロジェクト副責任者)

・電子図書館Gallica(ガリカ)の取り組み
ルー・ル=ジョリ氏(ガリカ デジタル・メディアション担当)

・リシュリュー・ミュージアムの文化体験
ナタリー・リザー氏(BnF デジタル・メディアションプロジェクト責任者)

・「BnF×DNPミュージアムラボ第2回展 これからの文化体験」の紹介
田井慎太郎氏(DNPマーケティング本部 アーカイブ事業推進ユニット)

フランスの自治体連合「プレーヌ・コミューン」の電子図書館“Commun Patrimoine”が公開:フランス国立図書館(BnF)のプログラム“Gallica marque blanche”の一環

2021年3月18日、フランス国立図書館(BnF)は、フランスの自治体連合「プレーヌ・コミューン」の電子図書館“Commun Patrimoine”の公開を発表しました。

発表によると、パリ・コミューンの150周年を記念し、プレーヌ・コミューンに属するコミューン「サン=ドニ」のメディアテーク“Médiathèque du Centre-ville”とBnFの電子図書館“Gallica”の協力により、パリ・コミューンに関する資料のデジタル化が行われました。また、“Commun Patrimoine”は、提携を結んだ機関に“Gallica”の技術を提供して新しい電子図書館を構築するBnFのプログラム“Gallica marque blanche”の一環として構築されています。

“Médiathèque du Centre-ville”のコレクションのうち、13世紀から現代にかけての資料11万点を提供していると述べられています。資料は、「パリ・コミューン」「プレーヌ・コミューンの画像」「本の歴史」「政治史・社会史」をはじめとした、6つのテーマに分けられています。

フランス・文化省、フランス国立図書館(BnF)と連携して実施した、図書館における目録に関する実践の調査結果を公開

2021年3月18日、フランス国立図書館(BnF)とフランス高等教育書誌センター(Abes)が共同で取り組む「書誌移行」(Transition Bibliographique)計画のウェブサイトに、フランス・文化省とBnFが連携して実施した、公読書のための図書館(les bibliothèques de lecture publique)における目録作成の実践に関するアンケート調査結果の公開について、記事が掲載されました。

同調査は、2019年に実施されたものであり、県立図書館59館、市町村およびコミューン連合の図書館204館から回答が寄せられました。記事の中では、調査の目的として、公読書のための図書館における専門家による目録作成の実践や、「書誌移行」計画の研修に対するニーズ・期待を把握することが挙げられています。

公開された報告書は、2021年2月付けとなっており、調査結果について、以下の項目がまとめられています。

・回答した図書館の種類
・目録作成の実践と組織
・図書館管理統合システム(Systèmes Intégrés de Gestion des Bibliothèques:SIGB)
・「書誌移行」計画に関する認識
・県立図書館に焦点を当てた調査結果の分析

フランス国立図書館(BnF)の電子図書館“Gallica”、データ件数が800万件を突破:記念に国際女性デーに合わせ女性に関する8つの貴重コレクションを紹介

2021年3月8日、フランス国立図書館(BnF)は、同館の電子図書館“Gallica”のデータ件数が800万件を突破したことを発表しました。

800万件の突破を記念し、3月8日の国際女性デーに合わせ、8日間かけて8人の女性に関する8つの貴重コレクションについて、GallicaのブログやSNSで紹介を行うとしています。

プレスリリースでは、Gallicaへの2020年のアクセス数は約1,800万件であり、2019年と比べると22%増加したこと、Gallicaのブログやテーマ毎に資料をまとめたセレクションへのアクセス数は77%増加したことが述べられています。

8 millions de documents numérisés dans Gallica !(BnF, 2021/3/8)
https://www.bnf.fr/fr/actualites/8-millions-de-documents-numerises-dans-gallica

フランス国立図書館(BnF)、3Dデジタル化した貴重コレクションを電子図書館“Gallica”で公開したと発表:大日本印刷(DNP)との共同事業

2021年3月4日、フランス国立図書館(BnF)は、3Dデジタル化を行った貴重コレクションを、同館の電子図書館“Gallica”で公開したことを発表しました。

公開されたのは、貨幣・メダル・古代美術部(le département des Monnaies, médailles et antiques)の所蔵品のうち21件です。2019年7月2日にBnFと大日本印刷(DNP)が締結した、同館所蔵資料および歴史的空間のデジタル化に関する協定に基づく共同プロジェクトにより、3Dデジタル化が行われました。

フランス国立図書館(BnF)とチェコ共和国・モラヴィア図書館(MZK)、作曲家Antoine Reichaに関するバーチャル展示を共同で実施

2021年2月25日、フランス国立図書館(BnF)が、チェコ共和国・モラヴィア図書館(MZK)と連携して、チェコ共和国出身の作曲家Antoine Reichaに関するバーチャル展示“Antoine Reicha redécouvert”を行うことを発表しました。

発表によると、Antoine Reichaの生誕250周年を記念した展示であり、展示の実施のため、学術・研究・デジタル化・インターンシップ交流の分野に関する協定がBnFとMZKの間で締結されました。プロジェクトの目的としては、Antoine Reichaが残した文化的遺産の重要性を明らかにすることに加え、特にコレクションのデジタル化と研究の分野において、2館の連携が持つ可能性を示すことが挙げられています。

E2353 - みんなで翻刻:歴史資料の市民参加型翻刻プラットフォーム

新しい知識・情報の創造という図書館・ライブラリーが果たす役割を実現していることや,古文書を読める世代を失いつつある結果,それらを死蔵しかねない状況の図書館にとって存在意義が大きいとしてLibrary of the Year 2020 の大賞を受賞した『みんなで翻刻』は,インターネットを通じて誰もが参加できる歴史資料の翻刻プラットフォームである。「翻刻」とは歴史学の用語で,古文書や古典籍など歴史文献資料に書かれた文字を活字に起こし,史料集として刊行したり,データベース化してオンライン公開したりする作業のことを指す。日本には江戸時代以前から伝来する大量の文献資料が保存されており,近年はこれら資料のデジタル化も急速に進められている。しかしテキスト化された歴史資料は全体のごく一部に過ぎないため,全文検索が適用できないなど効果的な利活用が困難な状況にある。『みんなで翻刻』は,多数の参加者の協力を募ることでこれら文献資料の大規模なテキスト化を実現し,歴史資料の利活用促進につなげることを目的としたプロジェクトである。翻刻されたテキストはCC BY-SAライセンスで公開され,出典を明示すれば自由に利用できる。

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