BL(英国図書館)

英国図書館(BL)、2020年7月22日から段階的にサービスを再開

2020年7月1日、英国図書館(BL)は、7月22日以降、閲覧室利用に必要な有効期限内のリーダー・パス(Reader Pass)を発行済の利用者に限定して、セントパンクラス館およびボストンスパ館の閲覧室利用を再開予定であることを発表しました。

BLはサービス再開を段階的に実施する方針であり、当面の間は、利用可能な人数の制限、開館日・開館時間の短縮、利用する資料等の事前予約制度などが講じられます。また、展示室等の閲覧室以外のフロアは利用できず、リーダー・パスの新規発行や更新等も行うことはできません。ケータリングサービスも縮小されますが、トイレは清掃体制を強化した上で全て開放される予定です。

We can't wait to see you again(BL,2020/7/1)
https://www.bl.uk/news/2020/july/we-cant-wait-to-see-you-again

英国図書館(BL)、英国の科学に関するウェブアーカイブコレクション“Science Collection”の公開を発表

2020年6月24日、英国図書館(BL)が、同国の科学に関するウェブアーカイブ“Science Collection”の公開を発表しました。

BLの組織目標の1つとして、科学コミュニティへのサービスの認知度とレベルを向上させることがあり、そのために、英国の他の法定納本図書館と連携し、同国の科学全体に関するウェブアーカイブコレクションを選定・収集したものです。

工学や通信分野も含まれますが、ITについてはすでにアーカイブコレクションがあるため除外されています。また、コレクションは、生物学・化学・工学・地球科学・物理学といった標準的な分野に従って整理されたうえで、国際十進分類法(UDC)の科学の分類方法に基づき細分類されています。

科学関連の現役のブログ、学会、慈善団体、圧力団体、博物館については概ね網羅的に収集されています。大学の関連学部については非常に多いためにすべてを網羅できないことから、2014年の研究評価の枠組であるResearch Excellence Framework (REF)で優れた評価であった学部から無作為に抽出して収集されています。その他、科学関連のTwitterについても収集されています。

E2273 - 教育機関としての英国図書館:児童書のオンライン展示から

2020年2月21日,英国図書館(BL)は “Discovering Children's Books”と題したオンライン展示を公開した。BLは2014年公開のロマン派,ヴィクトリア朝時代の資料を中心とした“Discovering Literature: Romantics & Victorians”をはじめ,デジタル化した資料とその解説などからなるウェブページを以前から提供している。今回は小学生,教師,生涯学習者を対象とした,児童書がテーマの展示である。

英国図書館(BL)、館外から利用可能なオンラインコンテンツを検索できる“Available online”タブ(beta)をオンラインカタログに追加

2020年6月23日、英国図書館(BL)が、オンラインカタログ“Explore the British Library”に、館外から利用可能なオンラインコンテンツを検索できる“Available online”タブのbeta版を追加したと発表しています。

同館は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため休館中です。

@BL_Ref_Services(Twitter,2020/6/23)
https://twitter.com/BL_Ref_Services/status/1275430217029476352

E2267 - 英国図書館が進める音声記録の保存事業

英国図書館(BL)では2015年に,録音資料の保存のために我々に残されているのはあと15年ほどである,という報告がなされた(E1753参照)。それを受けて同館では音声記録の保存プロジェクト“Save our Sounds”を発足し,その一環として,“Unlocking Our Sound Heritage”(UOSH)を2017年から開始した。UOSHの目的は,記録媒体の物理的劣化や旧式化により再生できなくなるおそれがある音声記録50万点を保存することである。BLが地域のハブ機関である国内10機関と連携して希少なコレクションをデジタル化・目録化し,その音源を誰もが自由に聴くことができるウェブサイトを開設する計画である。対象となる音源は録音の歴史が始まった1880年代からの多彩な音声記録であり,媒体はろう管,アナログレコード,オープンリール,カセットテープ等幅広い。なお,この事業は国営宝くじ文化遺産基金(The National Lottery Heritage Fund)からの助成金930万ポンドや,慈善団体や個人からの寄附を受けて運営されている。

英国図書館(BL)、2018年7月から2019年6月にかけて公共図書館で最も貸し出された電子書籍等を初めて公表:公共貸与権に係る補償金の支払いを実施

2020年5月19日、英国図書館(BL)は、2018年7月から2019年6月にかけて公共図書館で最も貸し出された電子書籍・オーディオブックを初めて公表しました。

同館は公共貸与権(PLR)に関するプログラムを所管しており、今回の発表は、同日公表された、同期間における公共図書館の貸出データに基づいており、今回、初めて電子書籍・オーディオブック等に関する数値が含まれ補償金の支払いが行われています。

また、Libraries Connectedが発表した、同国のロックダウン下中に電子書籍を借りた人が358パーセント増加したとの推定も紹介されています。

Press releases(BL)
https://www.bl.uk/press-releases
※「Annual public library loans figures reveal the UK’s most borrowed e-books for the first time Tue 19 May 2020」とあります。

英国図書館(BL)、英国芸術・人文科学研究会議(AHRC)の主導する国家プログラム“Towards a National Collection”内の3件の基礎プロジェクトへ参加

2020年4月8日、英国図書館(BL)は、英国芸術・人文科学研究会議(AHRC)の主導する国家プログラム“Towards a National Collection”へ参加することを発表しました。

“Towards a National Collection”は、UK Research and Innovation(UKRI)の助成の下、AHRCが主導し、約1,900万ポンドの予算規模で実施される5年間の国家プログラムです。博物館・公文書館・図書館・美術館といった様々な文化遺産機関が垣根を越えて、英国の文化遺産を世界に向けて発信し、オンライン上に統一された「国家コレクション」を構築するための第一歩となるプログラムです。同プログラムではUKRIが独立研究機関に認定した様々な文化遺産機関のコンソーシアムが英国内の大学・機関等と連携し、デジタル技術の活用によって、新たな研究機会の創出、これまで語られていなかった文化の発掘、過去と現在の新たなつながりの構築等を目指す、としています。

新型コロナウイルス感染症の拡大と国立図書館の対応

新型コロナウイルス感染症の拡大が続く中、各国の国立図書館でも来館サービスの休止が相次いでいます。米国、英国、フランス、イタリア、ドイツ、中国、韓国の国立図書館について、各館ウェブサイトの情報から2020年4月15日時点での対応状況をまとめました。

英国政府の2020年度予算案に、英国図書館(BL)のビジネス・知財センター国内ネットワーク拡張費が盛り込まれる

2020年3月12日、英国図書館(BL)が、政府の2020年度予算案において、同館が実施しているビジネス・知財センター(Business&IP Centre)の国内ネットワーク拡張のため、1,300万ポンドの予算の支出が計画されていることを紹介しています。

BLによるビジネス・知財センターの国内ネットワークの地域センターは、現在13の地域の主要な図書館に設置されていますが、今回の予算は、英国内の、21の市と18の周辺の地域の図書館に拡大するものです。

BLは、2015年から2023年までの戦略計画“Living Knowledge”における、2023年にまでに20拠点設置するという目的にとって画期的であるとしています。

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