電子図書館

奈良文化財研究所、研究報告『デジタル技術による文化財情報の記録と利活用3』を公開

2021年4月21日、奈良文化財研究所が、研究報告『デジタル技術による文化財情報の記録と利活用3-著作権・文化財動画・GIS・三次元データ・電子公開-』を、同研究所学術情報リポジトリ上で公開したと発表しました。

内容は、以下の8部構成です。

1.総論
2.著作権・知的財産権
3.文化財多言語化の状況
4.文化財動画の取り組みと効果
5.GIS
6.デジタル技術による記録とデジタルアーカイブ
7.文化財三次元データの取り組みと効果
8.文化財報告書の電子公開と図書館

奈良文化財研究所研究報告 第27冊「デジタル技術による文化財情報の記録と利活用3」(なぶんけんブログ, 2021/4/21)
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2021/04/Researchreports27.html

デジタルライブラリーの利用状況へのコロナ禍の影響:セルビアの公共図書館の事例(文献紹介)

オンラインジャーナル“Journal of Web Librarianship”において、2021年4月14日付で、論文“The Impact of the COVID-19 Pandemic on Digital Library Usage: A Public Library Case Study”が公開されました。

セルビア共和国・クニャジェヴァツの公共図書館“Njegos”のJelena Ćirića氏とベオグラード大学Vinča Institute of Nuclear SciencesのAleksandar Ćirić氏によるものです。

Abstractによると、コロナ禍でのロックダウン政策下で公共図書館が利用者に提供できた唯一のものがデジタルコンテンツであり、同館においても、デジタルコンテンツへのアクセスの改善や利用の促進に努めたとしています。本文献は、今後のサービス改善につなげるために行った同館のデジタルライブラリーへのアクセスの分析結果をまとめたものです。

国立精神・神経医療研究センター病院、図書館流通センター、大日本印刷株式会社、共同で「医療観察法病棟電子図書館プロジェクト」を開始

2021年3月24日、国立精神・神経医療研究センター病院、図書館流通センター(TRC)、大日本印刷株式会社(DNP)は、共同で「医療観察法病棟電子図書館プロジェクト」を開始したことを発表しました。

全国の医療観察法病棟の入院処遇対象者が利用可能な電子図書館を構築し、電子書籍の読書について、研究参加者の実際の行動や効果を検証するプロジェクトです。

期間は最長2024年3月までを予定しており、電子図書館の活発な利用や、対象者の精神状況・社会復帰に良い影響を与えることが確認されれば、速やかに研究からサービスに移行することを目指していると述べられています。

医療観察法病棟電子図書館プロジェクトの開始へ(国立精神・神経医療研究センター, 2021/3/24)
https://www.ncnp.go.jp/topics/2021/20210324p.html

国立国会図書館(NDL)、「資料デジタル化基本計画2021-2025」を策定

2021年3月10日付で、国立国会図書館(NDL)は、「資料デジタル化基本計画2021-2025」を策定しました。

2021年から2025年までの5年間に、デジタル化の対象とする所蔵資料の範囲や選定、優先順位、デジタル化の方法等についての考え方を示す文書です。

資料デジタル化について(NDL)
https://www.ndl.go.jp/jp/preservation/digitization/index.html
※「資料デジタル化基本計画2021-2025(令和3年3月10日策定)」が掲載されています。

資料デジタル化基本計画 2021-2025 [PDF:216KB]
https://www.ndl.go.jp/jp/preservation/digitization/digitization_plan2021.pdf

フランスの自治体連合「プレーヌ・コミューン」の電子図書館“Commun Patrimoine”が公開:フランス国立図書館(BnF)のプログラム“Gallica marque blanche”の一環

2021年3月18日、フランス国立図書館(BnF)は、フランスの自治体連合「プレーヌ・コミューン」の電子図書館“Commun Patrimoine”の公開を発表しました。

発表によると、パリ・コミューンの150周年を記念し、プレーヌ・コミューンに属するコミューン「サン=ドニ」のメディアテーク“Médiathèque du Centre-ville”とBnFの電子図書館“Gallica”の協力により、パリ・コミューンに関する資料のデジタル化が行われました。また、“Commun Patrimoine”は、提携を結んだ機関に“Gallica”の技術を提供して新しい電子図書館を構築するBnFのプログラム“Gallica marque blanche”の一環として構築されています。

“Médiathèque du Centre-ville”のコレクションのうち、13世紀から現代にかけての資料11万点を提供していると述べられています。資料は、「パリ・コミューン」「プレーヌ・コミューンの画像」「本の歴史」「政治史・社会史」をはじめとした、6つのテーマに分けられています。

広島県立図書館、「青少年のための電子図書館 With Boooks ひろしま」でミニ特集「3月11日を忘れない 東日本大震災10年」を実施中

2021年3月8日、広島県立図書館が提供する「青少年のための電子図書館 With Boooks ひろしま」で、ミニ特集「3月11日を忘れない 東日本大震災10年」を実施することが発表されました。

東日本大震災の記憶をとどめ、これまでの10年を振り返る参考として、収蔵本4点が紹介されています。

また、同館では、3月31日まで資料展示「東日本大震災10年~広島県立図書館所蔵資料で振り返る~」が実施されています。

(ミニ特集) 3月11日を忘れない 東日本大震災10年(青少年のための電子図書館 With Boooks ひろしま, 2021/3/8)
https://www.d-library.jp/withbooks/g0108/infodetail/?iid=17
※お知らせ記事です。

フランス国立図書館(BnF)の電子図書館“Gallica”、データ件数が800万件を突破:記念に国際女性デーに合わせ女性に関する8つの貴重コレクションを紹介

2021年3月8日、フランス国立図書館(BnF)は、同館の電子図書館“Gallica”のデータ件数が800万件を突破したことを発表しました。

800万件の突破を記念し、3月8日の国際女性デーに合わせ、8日間かけて8人の女性に関する8つの貴重コレクションについて、GallicaのブログやSNSで紹介を行うとしています。

プレスリリースでは、Gallicaへの2020年のアクセス数は約1,800万件であり、2019年と比べると22%増加したこと、Gallicaのブログやテーマ毎に資料をまとめたセレクションへのアクセス数は77%増加したことが述べられています。

8 millions de documents numérisés dans Gallica !(BnF, 2021/3/8)
https://www.bnf.fr/fr/actualites/8-millions-de-documents-numerises-dans-gallica

フランス国立図書館(BnF)、3Dデジタル化した貴重コレクションを電子図書館“Gallica”で公開したと発表:大日本印刷(DNP)との共同事業

2021年3月4日、フランス国立図書館(BnF)は、3Dデジタル化を行った貴重コレクションを、同館の電子図書館“Gallica”で公開したことを発表しました。

公開されたのは、貨幣・メダル・古代美術部(le département des Monnaies, médailles et antiques)の所蔵品のうち21件です。2019年7月2日にBnFと大日本印刷(DNP)が締結した、同館所蔵資料および歴史的空間のデジタル化に関する協定に基づく共同プロジェクトにより、3Dデジタル化が行われました。

日本電子出版協会(JEPA)、小中学校への電子図書館サービス提供に関する緊急提言を公開

2021年1月24日、日本電子出版協会(JEPA)が、小中学校への電子図書館サービス提供に関する緊急提言を公開しました。

児童生徒1人に1台のタブレット端末環境を整備する文部科学省の「GIGAスクール構想」に合わせ、費用を国が負担し、全ての小中学校に一律で電子図書館サービスを提供することを提案しています。現在の学校図書館図書標準が抱える、学校規模による蔵書数の格差を解消すること等を目的に挙げています。

緊急提言 今こそ国は学校電子図書館の準備を!(JEPA, 2021/2/24)
https://www.jepa.or.jp/pressrelease/20210224b/

関連:
GIGAスクール構想の実現について(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_00001.htm

フランス国立図書館(BnF)、電子図書館“France-Vietnam”を公開:ベトナム国家図書館と協力

2021年2月12日、フランス国立図書館(BnF)が、ベトナム国家図書館との連携により作成した電子図書館“France-Vietnam”を公開しました。

BnFが2017年から提供している、国内外の機関との協力により構築された電子図書館のコレクション“Patrimoines Partagés”に含まれるものです。同コレクションのウェブページによると、2月17日時点で、オリエント、ブラジル、中国、ポーランド、ベトナムの5つが公開されており、アメリカ大陸、インドが今後公開予定です。

“France-Vietnam”では、17世紀から20世紀半ばにかけての、フランス語およびベトナム語の刊行物、手稿、写真等の多様な資料2,000件以上が、伝統、文学、文化移転等8つの項目別にまとめられています。また、フランス農業開発研究国際協力センター(Centre de coopération internationale en recherche agronomique pour le développement:CIRAD)が所蔵する資料も含まれています。

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