電子出版

米国Saylor Foundation、大学学部レベルの教科書の無料提供者に賞金を提供するキャンペーンを実施

米国の非営利財団であるSaylor Foundationが、“Open Textbook Challenge”という取り組みを行っているようです。2011年9月7日付けのINTERNET Watchのニュースによると、これは、大学学部レベルの教科書を無料提供するために、著作権者に対して2万ドルの賞金を提供するキャンペーンとのことで、教科書の著作権者が同財団に対して提供し、同財団の審査を通過して講義資料として受理された場合に、賞金を提供するというものとのことです。なおその際には、Creative Commons Attribution 3.0のライセンスで提供することに合意しなければならない等の条件があるようです。

Open Textbook Challenge (Saylor Foundationのウェブサイト)
http://www.saylor.org/otc/

【イベント】大学出版部協会電子部会・関西支部共催公開研修会「電子出版・学術情報の電子化の実践のために」(10/26-27・大阪)

一般財団法人大学出版部協会が、電子部会・関西支部の共催で公開研修会「電子出版・学術情報の電子化の実践のために」を、2011年10月26-27日に大阪大学中之島センターで開催するようです。大学出版部協会は、図書館関係者等にもこの公開研修会への参加を呼び掛けています。なお参加にあたっては、参加費用が必要となっています。

公開研修会「電子出版・学術情報の電子化の実践のために」開催のお知らせ (大学出版部協会 2011/9/6付けの記事)
http://www.ajup-net.com/20110906_1634433620.html

学術情報流通やオンライン出版などをテーマにした、査読付きオープンアクセス雑誌“The Journal of Librarianship and Scholarly Communication”(米国)

2011年7月8日、米国のパシフィック大学図書館とカリフォルニア州立理工大学図書館が共同で、新しい査読付きオープンアクセス雑誌“The Journal of Librarianship and Scholarly Communication”を刊行すると発表しました。この雑誌は学術情報流通、機関リポジトリ、オンライン出版、デジタルプロジェクトをテーマとし、それらに携わる図書館実務担当者がアイディアや戦略などを共有する場を提供していくとのことです。第1号は2012年初頭に出版され、その後は季刊になる予定だそうです。各論文はクリエイティブコモンズライセンスで公開されるようです。

Pacific University Library and Cal Poly San Luis Obispo Library form partnership (Pacific University 2011/7/8付けプレスリリース)
http://www.pacificu.edu/news/detail.cfm?NEWS_ID=10010&CATEGORY_ID=2

イースト株式会社、EPUB3.0対応のWindows用リーダー“espur”(エスパー)を無償公開

2011年7月6日、イースト株式会社は、EPUB3.0に対応したWindows用リーダー「espur(エスパー)試作版」を無償公開すると発表しました。EPUB3.0は米国の標準化団体IDPF(International Digital Publishing Forum)が5月23日に仕様を発表したばかりだそうです。espurはWindows 7、Windows Vistaで動作し、縦書き、ルビ、禁則、見開き表示などの日本語組版に対応しているとのことです。同社は「おそらく世界ではじめてのEPUB3.0対応リーダー」としています。

espur
http://espur.jp

イースト EPUB3対応のPC用リーダーを無償公開(イースト株式会社 2011/7/6付けプレスリリース)
http://www.est.co.jp/press/110706.htm

EPUB 3 Proposed Specification Released (IDPF 2011/5/23付けプレスリリース)
http://idpf.org/epub3_proposed_spec_released

参考:
電子書籍規格EPUBの新バージョン“EPUB 3”の仕様のパブリックドラフトが公開
http://current.ndl.go.jp/node/17608

シーサー株式会社、電子書籍の作成・販売・ソーシャルリーディングが可能な「forkN」を発表

2011年5月23日、Seesaaブログなどを運営するシーサー株式会社が、電子書籍の作成・販売やソーシャルリーディングが可能なサービス「forkN」(フォークン)を発表しました。forkNでは、ブログを更新するように電子書籍を執筆することが可能で、作成した電子書籍はEPUBやPDFファイルとしてエクスポートしたり、無料公開・有料販売することができるそうです。また、forkN内で電子書籍を読んだユーザは、ページにふせんを貼ったりコメントを記すことが可能で、それらを公開・共有するソーシャルリーディング機能もあるそうです。同社は今後、共著機能、「N次創作(フォーク機能)」、EPUB3.0対応、動画・音声の挿入や縦書きへの対応、などを予定しているとのことです。

forkN
http://forkn.jp/

本の持つソーシャル性に注目した電子書籍サービス「forkN(フォークン)」を開始(シーサー株式会社 2011/5/23付けプレスリリース)
http://www.seesaa.co.jp/news/article/203354009.html

シーサー、ソーシャル出版・読書が可能な電子書籍サービス「forkN」(INTERNET Watch 2011/5/23付け記事)

【イベント】次世代電子出版とWeb表現技術フォーラム(5/30・東京、6/1・京都)

「次世代Webブラウザのテキストレイアウトに関する検討会」が主催する「次世代電子出版とWeb表現技術フォーラム」が2011年5月30日に東京で、6月1日に京都で開催されるそうです。どちらも入場は無料です。

次世代電子出版とWeb 表現技術フォーラム in 東京(2011/5/30開催)
http://www.w3.org/Style/Japan-2011/Tokyo.htm

次世代電子出版とWeb表現技術フォーラム in 京都(2011/6/1開催)
http://www.w3.org/Style/Japan-2011/kyoto_ja.htm

日本印刷産業連合会、「電子出版に関するアンケート調査結果」を公表

2011年2月7日付けで日本印刷産業連合会が、「電子出版に関するアンケート調査結果」を公表しています。このアンケートは、電子出版交換フォーマット及び各種変換ツールに関するニーズや対応能力を把握し、印刷業界として電子出版市場への参入を検討する目的で実施されたとのことです。調査期間は、2010年11月1日から2011年1月31日まで(アンケート回答期間は2010年11月22日まで)で、有効回答数は63サンプル(回収率46.3%)とのことです。主な結果は以下のとおりです。
・電子出版に取り組んでいる会社は54%、検討中は27%。
・69.8%が電子出版は重要なテーマと認識している。
・電子出版のフォーマットで優先・要望する機能は、「デバイス、閲覧ソフトの普及率」が最も多く76.2%、次いで「可読性」49.2%、「冊子の再現性」33.3%の順。
・今後対応が必要な電子出版フォーマットは、「iPhone&iPad向けデータ出力」が最も多く71.4%、次いで「Android向けデータ出力」66.7%、「EPUB」60.3%の順。
・電子出版の普及に必要なもの等について、「対応すべきフォーマットの乱立」が最も多く69.8%であった。

米国大学出版協会、学術出版活動の継続に向けた提言等をまとめたレポートを公開

2011年3月7日に、米国大学出版協会(Association of American University Presses)が“Sustaining Scholarly Publishing: New Business Models for University Presses”と題するレポートを公開しました。同協会のプレスリリースによると、このレポートは、現在の学術出版が行っている試みやイニシアチブを調査し、伝統的なセールスモデルからの脱却を図る際の課題と効果的なビジネスモデルの特徴について検証するとともに、変化の時代にあってクオリティの高い学術出版活動を継続するための提案等を記したものとのことです。

Sustaining Scholarly Publishing: New Business Models for University Presses
http://aaupnet.org/resources/reports/business_models/aaupbusinessmodels2011.pdf

スペイン大学出版局連合が電子書籍販売の共通プラットフォームを公開

2010年9月30日、スペインの62の大学出版局と研究機関で構成されている、スペイン出版局連合(la Unión de Editoriales Universitarias Españolas)が、電子書籍販売のための共通プラットフォーム“Unebook”を公開しました。これは、スペインのバルセロナで9月29日から10月1日まで行われている国際ブックフェア“Líber”で発表されたものです。Unebookからは分野別・出版局別に電子書籍を購入できるとのことで、Unebook開発の理由については、学生や教員、研究者らといった大学コミュニティからの要望に応えたものであり、また、大学の出版物を大学構成員以外に対しても広く提供できるようになるからと説明しています。

Unebook
http://www.unebook.es/

Nace Unebook, la plataforma de venta de libros electronicos de las universidades espanolas(2010/9/30付け Blog UNEの記事)
http://une-es.blogspot.com/2010/09/nace-unebook-la-plataforma-de-venta-de.html

大日本印刷とNTTドコモ、電子出版ビジネスで提携

大日本印刷とNTTドコモが、電子出版ビジネスで提携すると発表しています。両社が発表したプレスリリースによると、電子出版プラットホームの共同構築や、書籍・コミックなどの電子出版コンテンツの収集・電子化・販売などの提携内容で合意に達したとのことで、新たな電子書店の開設を目指すとのことです。

NTTドコモ 大日本印刷 電子出版ビジネスで提携(大日本印刷のプレスリリース)
http://www.dnp.co.jp/news/1217830_2482.html

NTTドコモ 大日本印刷 電子出版ビジネスで提携(NTTドコモのプレスリリース)
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2010/08/04_00.html

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