電子ジャーナル

Wiley社、図書館員向けCOUNTER実務指針第5版利用統計公式ガイド3種の日本語版を公開

2021年3月18日、Wiley社が、図書館員向けCOUNTER実務指針第5版利用統計公式ガイド3種の日本語版を公開しました。

電子リソースの利用統計について業界共通の規格を定める非営利団体COUNTERプロジェクトが策定した実務指針第5版の公式ガイド3種類(フレンドリーガイド・ジャーナルの利用統計・書籍の利用統計)を、COUNTERプロジェクトの許諾を得て日本語化し、「Wiley Online Library日本語トレーニングハブ」で公開したものです。

Wiley 新着情報
http://www.wiley.co.jp/
※「NEW! 図書館員向けCOUNTER 5利用統計公式ガイド 日本語版を公開」とあります。

米・カリフォルニア大学とElsevier社、4年間の転換契約を締結

2021年3月16日、米国のカリフォルニア大学は、Elsevier社とオープンアクセス(OA)出版モデルへの転換契約を締結したことを発表しました。

両者の契約は条件面で折り合うことができず、2019年に解消していましたが、その後約2年間の交渉の末に、今回の契約への合意に至りました。契約は2021年4月1日に発効し、契約期間は4年間です。契約の発効後、カリフォルニア大学所属者は、同大学が購読していたElsevier社刊行の学術雑誌等へ再びアクセス可能になる他、同社の約2,300タイトルの学術雑誌について、研究成果をOA出版する機会が提供されます。また、早ければ2022年4月以降に、同社の転換契約としては世界で初めて、Cell Press及びLancet系列誌へのOA出版の機会が提供されることを紹介しています。

米国・スペインの大学図書館が締結した電子ジャーナル契約のライセンス条項の比較と検討(文献紹介)

2021年3月に刊行された、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の“College and Research Libraries(C&RL)”のVol.82, no.2に、スペイン・グラナダ大学のフェルナンデス・モリーナ(Juan-Carlos Fernández-Molina)教授を筆頭著者とする論文“Comparing Use Terms in Spanish and US Research University E-journal Licenses: Recent Trends”が掲載されています。

米国化学会(ACS)の出版部門、東京理科大学と“Read and Publish”契約を締結:ACSと日本の機関による同種の契約締結は初めて

2021年3月9日、米国化学会(ACS)の出版部門が、東京理科大学と“Read and Publish”契約を締結したことを発表しました。

発表によると、ACSにとっては日本で最初の“Read and Publish”契約締結であり、契約期間は5年です。この契約により、同大学の研究者は、ACSのジャーナルでのオープンアクセス(OA)出版、ACSの75以上のジャーナル等へのアクセスが可能となったことが述べられています。

ディスカバリープラットフォームDimensions、2020年1年間に世界で発表された論文のうちオープンアクセス(OA)論文の総数が非OA論文の総数を初めて上回ったことを発表

2021年2月24日付で、Digital Science社のディスカバリープラットフォームDimensionsが、同社のCEOであるDaniel Hook氏の執筆によるブログ記事“Open Access surpasses subscription publication globally for the first time”を公開しました。

同記事は過去約20年間のオープンリサーチの展開を、Hook氏及びDigital Science社、Dimensionsの取組とともに振り返る内容ですが、Dimensions収録のデータに基づいて、2020年1年間に世界で発表された論文のうちオープンアクセス(OA)論文の総数が非OA論文の総数を上回ったことを紹介しています。

フィンランドのコンソーシアム“FinELib”、論文処理費用(APC)支出状況モニタリングの動機・課題等に関するプロジェクトの報告書を公開

フィンランドの大学・研究機関・公共図書館からなるコンソーシアム“FinELib”は、2021年2月26日付で、論文処理費用(APC)に関するプロジェクトの報告書“Kirjoittajamaksut ja niiden seuranta: havaintoja ja kehitysehdotuksia”の公開を発表しました。

同報告書は、FinElibが2019年から2020年にかけて加盟機関を対象に実施した、APC支出状況のモニタリングに関する動機・課題等の調査結果を報告する内容です。報告書はフィンランド語で作成されていますが、主要な結論の要約や機関・利害関係者向けの推奨事項を示した英語によるExecutive Summaryが付されています。

ドイツ国立科学技術図書館(TIB)、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)の助成によりオープンアクセス(OA)への移行を推進するための3種類のプロジェクトを実施

2021年2月8日、ドイツ国立科学技術図書館(TIB)は、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)の2年間の助成に基づいて、研究成果物のオープンアクセス(OA)への移行を推進するための3種類のプロジェクトを実施することを発表しました。

ザクセン州立・ドレスデン工科大学図書館 (SLUB)と共同で取り組む“B!SON (Bibliometric and Semantic Open Access Recommender Network)”は、OAジャーナルの推薦システムの開発に関するプロジェクトです。DOAJとオープン書誌データ・引用データを提供する学術インフラサービスOpenCitationsをプロジェクトパートナーとして、機械学習を利用したユーザーの入力情報の類似度判定などにより、著者に自身の研究成果の出版に最適な高品質のOAジャーナルを推薦することを目的に挙げています。

カナダ研究図書館協会(CARL)、加盟館の2019・2020年度分を含む3年度分の電子ジャーナルおよびデータベースのライセンス契約料に関するデータを公表

2021年2月16日、カナダ研究図書館協会(CARL)は、大学図書館の加盟館がカナダ研究知識ネットワーク(Canadian Research Knowledge Network:CRKN)を通じてライセンス契約した、電子ジャーナルとデータベースの利用料のデータセットおよび集計表を公表しました。

今回公表されたのは、2019・2020年度分、2015・2016年度分、2014・2015年度分です。

CARL Members Release 2019-2020 Journal Subscription Cost Data and Earlier Data(CARL, 2021/2/16)
https://www.carl-abrc.ca/news/2019-2020-journal-subscription-cost-data-and-earlier-data

科学技術・学術審議会情報委員会ジャーナル問題検討部会、報告書「我が国の学術情報流通における課題への対応について(審議まとめ)」を公表

2021年2月12日、科学技術・学術審議会情報委員会ジャーナル問題検討部会が、報告書「我が国の学術情報流通における課題への対応について(審議まとめ)」を文部科学省のウェブサイト上で公表しています。

同報告書は、2020年1月におけるジャーナル問題検討部会(第1回)の開催以来、同部会で行われてきたこれまでの議論をとりまとめたものです。

我が国の学術情報流通における課題への対応について(審議まとめ)(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu29/001/mext_00650.html

琉球大学、Elsevier社発行電子ジャーナルの契約をパッケージ契約から個別タイトルごとの契約へ変更:契約外タイトルの論文は「トランザクション形式」の利用へ変更

2021年2月12日、琉球大学附属図書館は、2021年4月からElsevier社が発行する電子ジャーナルについて、利用方法が変更されることを発表しました。

利用方法の変更は、琉球大学が同社の電子ジャーナル契約を、ほとんどのジャーナルを無制限に利用できるパッケージ契約から利用率の高い93タイトルのジャーナルのみ購読する個別契約へと切り替えたことによるものです。2021年4月以降、琉球大学の構成員は、購読契約外の同社の電子ジャーナルに掲載された論文について、「トランザクション形式」により、大学が前払いで購入した論文ダウンロード権の範囲内で利用することができます。

また、契約の変更に伴い、琉球大学の構成員はElsevier社の提供する文献管理ツールMendeleyの機関版が利用できなくなり、2021年4月以降、自動的に無料版へと切り替わります。

エルゼビア社の論文利用方法の変更について(琉球大学附属図書館,2021/2/12)
https://www.lib.u-ryukyu.ac.jp/?p=30980

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