選書

【イベント】九州大学附属図書館、学術講演会「図書館における資料選択―2015年のトピックから―」を開催(12/15)

九州大学附属図書館は、同大大学院ライブラリーサイエンス専攻との共催で、日本女子大学准教授の大谷康晴氏による講演会「図書館における資料選択―2015年のトピックから―」を、2015年12月15日に開催するとのことです。

定員は150名で、聴講には申し込みが必要とのことです。

ProQuest社、需要主導型の新しい電子ブック購読モデル”Access-to-Own”を発表

2015年11月4日、ProQuest社は需要主導型の新しい電子ブック購読モデル”Access-to-Own”を発表しました。この新しい価格設定は、2016年半ばには参加表明済の14の出版社と参加を希望している出版社により開始される予定とのことです。

ProQuest Introduces “Access-to-Own” Demand-Driven Ebook Acquisition Model(ProQuest、2015/11/4)
http://www.proquest.com/about/news/2015/ProQuest-Access-to-Own-Demand-Driven-Ebook-Acquisition-Model.html

韓国・高陽市、利用者自身が希望する図書を直接選書できる「책 채움(図書を満たす)」イベントを開催

韓国・高陽市が、図書館が購入する図書を直接選書する「책 채움(図書を満たす)」イベントを11月7日と14日に行うとのことです。

図書の購入は司書が図書館全体の蔵書構成を考慮して、必要な書籍を選定する固有の領域と考えてきたけれども、市民が利用しない資料は意味がないとして、図書館を利用する市民が直接図書を選書する「市民参加の図書館の具現」のため、今回の行事を実施することにしたとのことです。

現在はオフラインで希望図書を申請して受け付けていますが、同イベントでは図書館を訪れた市民が誰でも新刊図書の中で購入を希望する資料を1人当たり3冊まで申請できるとのことです。申請された図書は登録手続きを経て、図書館の書架に配架され、貸出し可能となるとのことです。

고양시, 시민이 직접 도서관 책 선정하고 채운다(高陽市,2015/10/29)
http://www.goyang.go.kr/kr/intro/sub05/03/index.jsp?bdId=41229&bbsMode=view

参考:
CA1734 - 研究文献レビュー:蔵書構成 / 安井一徳
カレントアウェアネス No.306 2010年12月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1734

大学図書館で学生による選書広がる(日本)

なぜ図書館は『ダンジョンズ&ドラゴンズ』を所蔵していないのか(記事紹介)

米GIZMODOに2015年10月2日付けで、”Why Don't Libraries Have Dungeons & Dragons Gamebooks?”と題した記事が掲載されています。著者はサウスフロリダ大学教員のEdward Schneider氏です。

『ダンジョンズ&ドラゴンズ』は世界初のロールプレイングゲーム(RPG。ゲーム機等を使わず、紙やサイコロ等の道具を使いながら、ルールブックに従い、人間同士の会話によって遊ぶゲーム)です。40年以上の歴史を持ち、日本のコンピュータゲームにおけるRPGにも大きな影響を与えたとされています。

Schneider氏はこのRPGのための資料(ルールブックやゲーム中で使用するための地図等をまとめたもの)について、スポーツのルールブックや地図帳等と同じくレファレンス資料であり、図書館で所蔵すべきものであると考え、Worldcatを用いて米国の図書館におけるその所蔵状況を調査しています。結果をまとめた論文は”The Reference Librarian”誌に掲載されていますが、GIZMODOの記事ではその解説を行っています。

カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)と佐賀県武雄市の教育委員会、CCCが指定管理者の武雄市図書館の蔵書についてそれぞれ声明を発表

2015年9月10日、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)が、2015年9月11日に佐賀県武雄市の教育委員会がそれぞれ、武雄市図書館の蔵書について、声明を発表しました。

以下のような点について、言及されています。

◯CCCの声明「武雄市図書館の蔵書について」

●2013年4月に武雄市から業務委託を受けた当初、初期蔵書の強化として追加納入した蔵書10,132冊(納入金額760万円)について、より精度の高い選書を行うべきであったということへの反省

●追加納入蔵書について、2013年4月のリニューアル開館から2015年9月9日までの約2年半で一度も借りられていない蔵書が1,630冊あること

●CCCが、これらの蔵書と同等の冊数を新たに選書し寄贈すること

◯武雄市教育委員会の声明「武雄市図書館リニューアルオープン時の蔵書購入について」

●2013年4月の同館のリニューアルオープン時の蔵書購入の際の選書についてはCCCが行い、同市が確認して整備を行ったものであること

札幌市、「札幌市図書・情報館の資料収集方針及び選定基準に係る調査研究業務」の公募型プロポーザルを公告

2015年8月27日、札幌市は2018年に開設が予定されている札幌市民交流プラザ(仮称:市民交流複合施設)内に設置する「札幌市図書・情報館」(仮称:都心にふさわしい図書館)の資料収集方針及び選定基準に関し、公募型プロポーザルを公告しました。

2016年3月31日までが契約期間となる業務で、現在企画提案の応募を受け付けていて、今後審査などを経て、10月14日までに最終結果が発表されるとのことです。

企画提案については、

●情報館の想定利用者ニーズの実証的な把握
●情報館周辺の利用者ニーズの把握
●各種団体等によるビジネスパーソン支援の実例調査
●収集方針、選定基準、所蔵構成の原案作成
●その他独自提案
●スケジュール
●執行体制及び過去の実績

などの項目が求められています。

公募型プロポーザル(企画競争)(札幌市)
https://www.city.sapporo.jp/kyoiku/top/keiyakukoukai/keiyaku-ippan8.html
https://www.city.sapporo.jp/kyoiku/top/keiyakukoukai/documents/270827siryousyuusyuuhoushin.pdf

EBSCO社がYBP Library Servicesを買収(米国)

2015年2月20日、EBSCO社はBaker & Taylor社から、YBP Library Servicesを買収したことを発表しました。

YBP Library Servicesは主に大学・研究図書館向けに、装備済みの図書の納入や、書誌検索・選書ツールGlobal Online Bibliographic Information(GOBI3)の提供等のサービスを手掛けています。GOBIには1,000万件以上の書誌が登録されており、その中には70万件のデジタルコンテンツも含まれていたとのことです。

この買収に関し、EBSCO社はよくある質問とその回答集(FAQ)を発表しています。また、GOBI3に電子書籍情報を提供しているProQuest社は、この買収によってYBP Library ServicesとProQuestの提携が変わることはなく、引き続きGOBI3からProQuestの電子書籍を購入可能であるとしています。

EBSCO Shows Major Commitment to Library Workflows(YBP、2015/2/20付け)
http://www.ybp.com/NewsArchive/Press-Release-YBP-ACQ-Feb-2015.pdf

OCLC Research、図書館のコレクションと選書の将来をテーマにした記事のプレプリントを公開

2014年10月14日、OCLC Researchが、図書館のコレクションや選書の将来をテーマにした記事を集めたプレプリント版の“Collection Directions: The Evolution of Library Collections and Collecting”を公開しました。

このレポートでは、ネットワーク環境下における選書行動の変化を幅広い観点で取り上げ、さまざまなモデルに基づく将来的な方向性を示唆するものとのことです。紙媒体のコレクションの変化するダイナミクス、研究と教育のより緊密な連携、学術コミュニケーションのトレンド等を扱っているとのことです。

“portal: Libraries and the Academy”Volume 14, Number 3, July 2014 (pages 393-423)として出版されたものを再録したものとのことです。

OCLC Research publishes preprint of "Collection Directions: The Evolution of Library Collections and Collecting"(OCLC, 2014/10/14)
http://www.oclc.org/research/news/2014/10-14.html

英国JISCがAlexander Street Press社との間に” evidence-based acquisition”契約を締結 33,000の映像タイトルを提供開始

2014年4月16日、英JISCとAlexander Street Press社の間で、Alexander Street Pressが有する33,000タイトル以上の教育・学術的な映像コンテンツに英国の大学等が一定期間自由にアクセスできるようにする契約が結ばれたことが発表されました。

この契約はAlexander Street Pressの”evidence-based acquisition (EBA)”モデルによるもので、各大学の構成員は今後1年間、同社の提供する全映像コンテンツにアクセスすることができます。期間終了後は、同社から各大学に詳細な利用統計が提供され、各大学は自身の利用者にもっとも使われていたタイトルを選んで購入することが可能になる、とのことです。

Unlimited access to 33,000 video resources now available to UK educators(JISC、2014/4/16付け)
http://www.jisc.ac.uk/news/unlimited-access-to-33000-video-resources-now-available-to-uk-educators-16-apr-2014

Baker and Taylor社、根拠に基づく選書を支援する“Evidence-based Selection Planning”を開始

Baker and Taylor社が、2014年3月19日、図書館の根拠に基づく選書を支援する
“Evidence-based Selection Planning”(ESP)の開始についてアナウンスしています。同社が2011年に買収したcollectionHQのデータ分析技術を援用し、同社のTitle Source 360(旧・Title Source 3)と統合した意思決定支援システムを公共図書館向けに提供するようです。

パイロットプログラムにはPhoenix Public Library (アリゾナ州)とNaperville Public Library(イリノイ州)が参加していたようです。

Baker and Taylor and collectionHQ Launch ESP – Evidence-based Selection Planning(Library Technology Guide, 2014/3/19付け)
http://www.librarytechnology.org/ltg-displaytext.pl?RC=19034

TS360
http://www.btol.com/ts360.cfm

参考:
E1506 - 米国大学図書館における電子書籍と冊子体の価格差調査

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