選書

ProQuest、印刷版の図書と電子書籍が混在する中での蔵書管理の困難と新たな可能性に関するホワイトペーパーを公表

2017年2月8日、ProQuest社は印刷版の書籍と電子書籍が混在する中での、蔵書管理・構築の困難と新たな可能性に関してまとめたホワイトペーパー、”Obstacles and Opportunities: Ebooks, Print and the Impact of Choice on Libraries and the Users They Serve”を公表しました。全文を無料でダウンロード・閲覧することができます。

このホワイトペーパーでは複数のフォーマットが混在する中での蔵書管理の複雑さに焦点を当てて調査を行っており、中でも以下の点を中心に扱っているとのことです。

●印刷体図書と電子書籍管理の類似性
●電子書籍により新たに生じたコレクション管理の障害と機会
●図書館員は、複数のフォーマットにより構築されるコレクションの管理を簡素化するために、ProQuestのようなコンテンツアグリゲータをどのように使っているか

ProQuest Explores Obstacles and Opportunities in Managing Book Collections(ProQuest、2017/2/8付け)

米スノホミッシュ郡-アイランド郡図書館とOverDrive社による電子書籍DDAの取り組み(記事紹介)

2016年8月23日付けのLibrary Journal誌電子版記事で、米国ワシントン州のスノホミッシュ郡-アイランド郡図書館が、OverDrive社と協働で実施したDemand-Driven Acquisition(DDA)の取り組みについて紹介されています。

DDAあるいはPatron-Driven Acquisitions(PDA)と呼ばれる、利用者の希望あるいは実際に利用した図書を購入する選書形式は、電子書籍の選書方法として大学図書館で導入事例が報告されていますが、公共図書館ではあまり例がありませんでした。

スノホミッシュ郡-アイランド郡図書館はOverDrive社に一般書のDDAについて呼びかけ、2016年6月から提供を開始したとのことです。提供にあたっては出版年の範囲(小説は制限なし、ノンフィクションは出版後5年以内)や1冊あたりの金額の上限、重複購入を避けるための仕組み等をあらかじめ取り決めてあったとのことです。

DDA開始後、利用者数や利用冊数が増加した一方で、開始当初は1日あたりの購入金額が14,000ドル~17,000ドルにまで至るなど予想外の事態も発生したことが紹介されています。なお、1日あたりの購入金額についてはオーディオブックを対象から除いたところ落着き、1日5,000ドル前後になったとのことです。

なつやすみマンガのへや:東久留米市立中央図書館(東京都)のお試し企画

2016年8月1日から8月31日まで、東京都の東久留米市立中央図書館のおはなし室に、「なつやすみマンガのへや」が開設されます。

昨年同館で開催した図書館フェスで集めた「ヘンネ!カード」で「どうしてマンガはないの?」の声が複数あったことを受け、お試し企画として開設されるものです。

図書館でみんなに読んでもらいたいおすすめマンガに関するアンケートを参考にして設置され、市内在住・在学の中高生がマンガの紹介カード作成やアンケートの回収などのボランティア活動を行ないます。

「マンガ」を軸に、市民とともに収集方針について考えていくイベントの一環です。

東久留米市立図書館 各館イベント案内
https://www.lib.city.higashikurume.lg.jp/
※「【中央 8/1-8/31】なつやすみマンガのへや」とあります。

図書館フェス2016 図書館にどうしてマンガはないのかニャ~!?
https://www.lib.city.higashikurume.lg.jp/files/attach/files932_1.pdf

マンガの部屋ボランティア
https://www.lib.city.higashikurume.lg.jp/files/attach/files932_2.pdf

参考:

CA1874 - 大学図書館における電子書籍PDA実験報告~千葉大学・お茶の水女子大学・横浜国立大学の三大学連携による取組み~ / 山本和雄、杉田茂樹、大山努、森いづみ

本稿は、千葉大学(以下、千葉大)・お茶の水女子大学(以下、お茶大)・横浜国立大学(以下、横国大)の附属図書館が、丸善株式会社(以下、丸善)と共同で行った和書の電子書籍におけるPDA実験(以下、PDA実験)について記す。PDA(Patron-Driven Acquisitions)とは、図書館における選書の一形態であり、図書館側だけで資料を選ぶのではなく、利用者の希望あるいは実際に利用したものを購入する(または購入の検討を行う)ものである(E1310参照)。...

海士町中央図書館(島根県)、書店と連携したブックイベントを開催

2016年6月25日と6月26日に、島根県の隠岐島にある海士町中央図書館が、島根県松江市の書店アルトスブックストアと連携したブックイベントを開催します。

出張販売、ライブラリーカフェ、工作コーナーのほか、アルトスブックストア店主・松江東高校元校長・同館司書による夜のトークイベント、図書館に入れてほしい本を投票する「としょかん選書会」等が行われます。

アルトスブックストア×海士町中央図書館のブックイベント開催します!(海士町中央図書館,2016/6/14)
http://lib.town.ama.shimane.jp/shinchaku/hyouzi.php?no=325

「アルトスブックストア」海士町に出張 図書館とコラボイベント(隠岐経済新聞,2016/6/23)
http://oki.keizai.biz/headline/260/

参考:
山梨県立図書館と書店をめぐるとオリジナルしおりがプレゼント:「やま読ラリー」開催中
Posted 2016年6月6日
http://current.ndl.go.jp/node/31745

第2回「静岡書店大賞」の投票開始、今回は静岡県内の図書館員にも投票権
Posted 2013年9月19日
http://current.ndl.go.jp/node/24403

E1803 - 日本図書館協会,2015年度末で図書選定事業を終了

E1803 - 日本図書館協会,2015年度末で図書選定事業を終了

 日本図書館協会(JLA)は1914年に,公共図書館向けに新刊図書の選択及び図書の分類・目録編纂の参考とすることを目的として図書選定事業を開始した。当時の理事等が直接関わり,時流に流されることなく,独自の立場で選定することを旨としていた。ところが,1931年に社会教育会と提携して文部省(当時)から補助金を得て松本喜一理事長(当時)のもと良書普及事業を開始したことで,独自色が薄れ,文部省の意向を反映したものとなっていった。

私立大学図書館協会、宮崎学園図書館による「大学図書館における漫画コーナーの設置とその効果 ~郷土(宮崎県)出身漫画家との接点を求めて~」(2015年度研究助成)の報告書を公開

2016年6月2日、私立大学図書館協会は、2015年度の研究助成機関研究報告書「大学図書館における漫画コーナーの設置とその効果~郷土(宮崎県)出身漫画家との接点を求めて~」をウェブサイトに掲載しました。

宮崎学園図書館(宮崎国際大学・宮崎学園短期大学)による、同館における漫画導入の効果を探る研究の報告書で、

・「宮崎学園図書館に漫画コーナーを設置することに対する是非」に関する、学生へのアンケートの結果
・第 66 回九州地区大学図書館協議会総会の場での「大学図書館に漫画(学習漫画を含む)を置くことの是非」を問うた結果など、「大学図書館における漫画購入に関する意識と現状」
・漫画コーナー設置の経緯と効果
・漫画コーナー設置の成果と課題

とアンケート等の質問票や、マンガコーナーの写真などの資料がまとめられています。

2015年度研究助成一覧に報告書を掲載しました(私立大学図書館協会, 2016/6/2)
http://www.jaspul.org/news/2016/06/2015-6.html

研究助成一覧(私立大学図書館協会)
http://www.jaspul.org/ind/post-1.html

ALA傘下のレファレンス・利用者サービス協会(RUSA)、2016年の注目図書のリストを公表

2016年1月11日、米国図書館協会(ALA)傘下のレファレンス・利用者サービス協会(RUSA)の“Notable Books Council”が、2016年の注目図書のリストを公表しました。

米国で出版された成人向けの26冊で、フィクション、ノンフィクション、詩が含まれます。

2016 Notable Books List: Year’s best in fiction, nonfiction and poetry named by RUSA readers' advisory experts(ALA,2016/1/11)
http://www.ala.org/news/press-releases/2016/01/2016-notable-books-list-year-s-best-fiction-nonfiction-and-poetry-named-rusa

研究図書館センター(CRL)、購入提案プログラム(Purchase Proposal Program)を通じてマイクロフィルムコレクション7点を購入

2015年12月22日、北米の研究図書館センター(CRL)は、同センターの購入提案プログラム(Purchase Proposal Program)を通じてマイクロフィルムコレクション7点を19万2,215ドルの価格で購入したと発表しています。

この購入提案プログラムでは、単館では予算的に購入が難しいマイクロ資料やリプリント版を、CRLで購入するように推薦することができるプログラムとのことです。

購入した資料はCRL加盟館で相互貸借可能とのことです。

今回購入されることになった資料は以下の通りです。

・Arts and Culture Newspapers and Serials from Egypt, 1915-1974
・Church Missionary Society Archive, Section V: Missions to the Americas, Part 4: British Columbia, 1856-1925
・La Gaceta Mercantil De Buenos Aires, 1823-1852
・The Illustrated Weekly of India, 1940-July 1955
・El Nacional (Buenos Aires),1852-1899

日本図書館協会、2015年度をもって図書選定事業を終了

2015年12月24日、日本図書館協会(JLA)は、2015年度をもって図書選定事業を終了すると発表しています。

1949年から実施してきた図書選定事業が、選書の参考となる情報の提供状況の変化により、現在では図書館において新刊書の選定にはあまり利用されていない状況が明らかになったこと、また、毎年『選定図書速報』や『選定図書総目録』の購入機関が減少し、収益に関わってくる事態になってきたことから、2015年9月25日の理事会で検討し、その結果、2015年度(2016年3月)をもって終了することに決定したとのことです。

日本図書館協会 お知らせ
http://www.jla.or.jp/
※「2015/12/24 日本図書館協会 図書選定事業の終了について」とあります。

【重要】図書選定事業の終了について(JLA,2015/12/24)
http://www.jla.or.jp/activities/sentei/tabid/207/Default.aspx

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